今日からの西宮市議会は、一般質問。
今議会ではコロナによる市役所業務の逼迫を受けて、代表・一般質問の持ち時間を1/3削ることになりました。
代表質問は削減が決まってから作成を開始したので、そこまで影響はなかったんですよ、私的には。
ただ一般質問の方は、特にうちの会派の場合、気合を入れて、かなり早くから準備している議員さんが多いんですよね。
なので持ち時間52分のつもりで準備していたのが、直前になって「34分で!」てのは、かなり厳しい…
それもこれも現在の状況を考えると、やむを得ないことだとは思いつつ。。。
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という話はさておき、早速の代表質問のご報告ですよ。
ちなみに代表質問とは
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●予算編成にあたっての市長の現状認識・問題意識や考え方等が施政方針という形で示される
⇒各会派の幹事長級がその内容を受けて、会派を代表して質問を行う
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というものです。
今日は、その中から、おそらく多くの方が関心をお持ちと思われるコロナ下での学校教育についての質疑の前半部分をば。
それでは、どうぞ。
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学校教育について『多様な子供たちの資質・能力を育成するため、これまでの教育実践と最先端ICTのベストミックスを図り、「GIGAスクール構想」に基づく個別最適な学びと、社会につながる協働的な学びの充実に取り組んでまいります』とありました。
【質問①】
しかしながら実際には、この緊急事態においてもオンライン学活さえ実施できなかった事例を複数確認しています。
市は、このような実態について、どうお考えでしょうか?
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【答弁①】
コロナ禍において、学級閉鎖など臨時休業が発生した時に、オンラインによる学びの支援を行う準備として、家庭と学校をつなぐオンライン学活の試行実施を、小学校、中学校、義務教育学校のすべての学級で行いました。
また、ハード面においても、インターネット回線を増強するとともに、「Web会議システム」の研修やオンラインによる学習支援例の提示、実践事例などを共有し、臨時休業等の2日目には支援が開始できる体制を整えてまいりました。
9月議会においても、「オンライン学活はストレスなく実施可能であると見込んでいます」と答弁いたしました。
今回の第6波における状況については、学級閉鎖の数の多さや当該学年の教員の感染等により、学級閉鎖初日にオンライン学活をはじめ、支援が実施できる学校もある一方、体制を整えるのに日数を要する学校もありましたが、現在、すべての学校からオンラインによる学活を含め、学習支援を行っていると報告を受けております。
しかしながら、学校・学級によって内容に差があることも事実です。
今後はこのようなことがないよう、学級閉鎖時には早期のオンライン学活を実施するよう各校を指導するとともに、今回の状況を把握し、取組みが十分でない学校に対して、円滑に実施できるよう、指導主事を派遣するなど、サポートしてまいります。
【質問②】
なぜコロナ禍の発生後、2年近くが経つにもかかわらず、感染不安から登校を控えたいと考えている方々はもちろん、不登校児童生徒への支援という観点からもオンライン授業という選択肢を示すことができないのでしょうか?
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【答弁②】
本市におきましては「主体的・対話的で深い学び」のためには、教員と子供との言葉によるキャッチボールを大切にした対面指導を重視しており、国も同様の考え方を示しております。
現在、学校では各家庭の協力のもと、教職員による感染防止対策を徹底したうえで、「学校に持ち込まない、学校内に広げない」を基本に教育活動を継続しており、子供たちの学びの保障に努めているところです。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響から、やむを得ない理由により登校できない児童生徒や不登校児童生徒の学習支援として、国はICTの活用を促しておりますが、現在、コロナ不安による欠席は、オンライン授業を受けた場合であっても出席停止として扱うこととなっております。
教育委員会としましても、オンライン授業を含めたICTによる支援例を各校へ示しており、これまでの対面指導に加え、ICTによる課題配付やデジタルドリル、授業配信を含め、各校の実情に応じた選択肢が複数用意できるよう支援しております。
議員ご指摘の、オンライン授業の選択肢を示せていない学校があることも承知しておりますが、この度の第6波の状況下において、小学校で16校、中学校で7校、義務教育学校、特別支援学校でオンライン授業が取組まれており、他の学校においても、ICT活用や電話連絡など様々な手法を用いて支援しております。
今後は、先行事例を活かし、すべての学校で学習支援としてのオンライン授業が選択できる体制を整え、児童生徒の実態に応じた学習支援が提供できるよう、引き続き、研修の充実と運用サポートに注力いたします。
【質問③】
今後、各校において「これまでの教育実践と最先端ICTのベストミックスを図り、「GIGAスクール構想」に基づく個別最適な学びと、社会につながる協働的な学びの充実」を実現するため、どのような取組を推進していく考えでしょうか?
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【答弁③】
「GIGAスクール構想」への取組み全般については、現在、改訂作業を行っている「GIGAスクール・スタートパッケージ」に基づいて順次進めてまいります。
個別最適な学びや協働的な学びを実現するためには、これまでの日本型教育で重視してきた探求的な学習や多様な他者との協働において、ICTを活用した取り組みが重要と考えております。
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●一人一人の児童生徒の進度に応じた学習を進めることができる「デジタルドリル」
●プレゼンテーション機能やコラボレーション機能を用いて、表現的・協働的学習活動を展開することができる「授業支援ソフト」
●個人が作成した資料を、グループでリアルタイムに共有し、学級全体で交流することも効率的に進めることができる「Web会議システム」
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等を導入し、個別最適な学びと協働的な学びの実現をめざしております。
そのために、指導主事が各校を訪問し、研修会を実施するなど、支援の強化に努めてまいります。
またICTを効果的に活用した実践例を教職員に随時発信し、様々な取り組みを紹介しておりますが、その事例を「個別の活用」、「協働の活用」に分類し、表にするなど工夫をし、教員への周知を図ってまいります。
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と、ここまでが質問と、それに対する回答の内容です。
次回は、ここまでのやり取りを踏まえて、私からの意見要望をご報告する予定です。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP
市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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