めずらしく、この土日は完全なる休日でした。
いや~、こういう時間があるとリラックスできますねえ。
さて本題。
一般質問の続きです。
↓こちら、ご覧下さい。↓
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【質問】
続いて、
②既存業者以外にとって、
参入障壁となっている部分があるのではないか?
についてです。
「警備対象施設に機械式警報装置を設置し、
警備対象施設の警報装置が、侵入・盗難・事故発生等を感知し
作動することで、施設の警戒・防止にあたる」
機械警備業務に関して、三点申し上げます。
一点目は「警報装置を請負人の費用負担で設置」することを
義務付けた上で、契約期間を一年間としていることです。
一年間で警報装置の費用を償却することは困難であり、
一度落札した業者は次回以降、圧倒的に優位に立つことになります。
こうした点を考慮して、近隣市のうち芦屋市・川西市・宝塚市・
猪名川町では学校園の機械警備業務は複数年契約を結んでいます。
本市においても警報装置の償却期間を念頭において、
契約期間を複数年化し、入札時の競争性向上を図るべきです。
二点目は入札事業者に対して、
西宮市内に警備センターを設置することを義務付けている点です。
警備業法は
「基地局において盗難等の事故の発生に関する情報を受信した場合に、
その受信の時から25分以内に」
現地に到着できることを求めていますが、
市内へのセンター設置は求めていません。
西宮市内への警備センター設置は過剰な要求であり、
条項を廃止するべきです。
三点目は
「高等学校の機械警備は、警報送信機を2ヶ使用し、
警報装置を2系統に分け、各々の系統で警報セットやリセットが
独立してできるようにしておくこと」
と定めている点です。
機械警備業務を受託する事業者は、この分野のプロフェッショナルであり、
ここまで細かい指定が必要だとは思えません。
このような公正な競争の阻害要因となる障壁は、速やかになくすべきです。
それでは、具体的にお聞きします。
⑤機械警備業務について、契約期間の複数年化によって、
入札時の競争性向上を図るべきだと考えるが、どうか?
⑥機械警備業務について、市内への警備センター設置義務は
なくすべきだと考えるが、どうか?
⑦機械警備業務について、
細かすぎる仕様の指定をなくすべきだと考えるが、どうか?
【答弁】
5点目、6点目、7点目の機械警備業務につきましては、まず、
業務委託の契約額に占める警報機器の経費が大きく、
すでに学校園に警報機器を設置している現在の契約業者が、
入札で有利になっているとも考えられます。
競争性を確保するために、例えば、
機械警備業務を施設管理業務から切り離し、
債務負担行為を起こした上で、複数年にわたる契約を導入することなど、
関係部局とも協議しながら、今後研究してまいります。
次に、いち早く現場到着の必要性があるため、
市内への警備センター設置義務を受託業者に課しておりましたが、
来年度契約からは、 ~中略~ 警報発報時には、
25分以内の現場到着を義務付ける仕様に変更してまいります。
また、細かすぎるとのご指摘の有りました仕様については、
来年度契約に向けて、一定以上の安全基準を確保すれば
足りるとする内容に見直してまいります。
【要望】
「機械警備業務の契約に関する参入障壁となりうる部分を見直すべき」
という質問には、いずれも前向きなご答弁を頂きました。
特に、機械警備業務への複数年契約導入が進めば、
かなりの費用削減が期待できるはずです。
しっかりとした研究を進め、速やかにご対応いただきたい。
要望します。
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ここは完全勝利!という感じですね。
地味な話ですが、要望にも書いている通り、
とりわけ、単年度契約の見直しは、実現すれば、
かなりダイレクトに聞いてくる話だと思うのですよ。
しっかり、今後の推移を見守っていきたいと思います。
というわけで、今日は、ここまで。
それでは失礼。