遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

他者の靴を履く

2022年01月09日 12時32分03秒 | 読書

        他者の靴を履く   アナーキック・エンパシーのすすめ   

                     ブレイディみかこ(著)2021年6月発行

  本の案内に、

  — 私の世界とは違う世界がある。世界は広い。きっとこことは違う世界がある。

    いまとは違うオルタナティヴな世界はあるのだと信じられるからこそ、

   どれだけ状況が過酷であろうと、そこから脱することは可能だと思えるのだ。(中略)

    想像力が「違う世界」の存在を信じることを可能にし、それが人の「根もとに

   ある楽天性」になるとすれば、エンパシーはやはり個人が自分にために身につけて

   おくべき能力であり、生き延びるためのスキルだ。

  —  本文より

  とある。

  世界が分断され、社会であらゆる格差が拡大し、人々の許容力が失われていき、

  日本もますます生きにくい世の中になってきている。

  そんな今だからこそ、じっくりこんな内容の本を読み参考に考えてみる必要がある

  のではないか、手遅れにならぬ前に・・・と思った。

  著者の本を読むたびに、つくづく「日本と違い、やはり英国は大人だなあ」と思わされる。

  19世紀まで繁栄を謳歌し世界経済の先頭を走った英国が、20世紀中盤から経済が零落、

  様々な苦難を経て(世界をリードする国力は失うも)その歴史、失敗を認め反省し、

  正しく分析し、経験を踏まえ理性的によりよく解決していこうと試行錯誤しつつ

  実行している様子が、著者の英国での生活体験の端々に伺い知ることできる。

  (必ずしも、その試行錯誤の結果が成功しているとは言えないことが多いとしても)

  本書は、今まで読んだ著者の本とはチョッと異なり、スイスイ読める訳ではなく

  論文の引用なども多用しつつ“シンパシー”と“エンパシー”の違いについてや、

  『エンパシー』が「共感」と訳されている意だけではない、という論の紹介と共に

  著者の考えも詳しく述べられている。少し理解するのが難しい箇所もあったが、

  なるほど、、、と気付かされるところもあり勉強になる。

  著者が語るには、欧米では『エンパシー』をめぐる様々な議論があり、危険性や毒性を

  持ち得るという説もあり、「エンパシー」も物事が全てそうであるように両義的、多面的

  なものであり、簡単に語れるものではなく、だからこそ、著者なりに深く掘り下げ自分なり

  に思考した文章を書こうとした、とのこと。

  2019年の本屋大賞『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の内容を、より深く

  掘り下げ思考した副読本的な一冊。

    わがまま母

  

  

  

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スクール 土曜版

2022年01月08日 15時03分53秒 | スポーツ

   1月8日(土)晴れ

 弱いながらも陽射しがあり穏やか、寒さがつづいた中、ホッと一息つけそうな週末です。

 ↑↓写真は、年末に帰省した娘からのお土産で、富士山の四季が表現された羊羹。

 お正月に縁起良さそうですね。

 富士山の春夏秋冬が、カットする場所で微妙に異なる色使いで表されています。

 でも、較べるために一竿を全部切って食べられないしね〜、、、

 どの季節のが回ってるくかは、お楽しみ♪

       

    ↑ 薄くカットすると、絵柄がはっきり見えるようですが、、、

  今年のお正月は、おばあちゃんの長寿を願う娘から直接手渡せよかったです

  さて、今日は、2022年、母の初泳ぎ、初スクール。

  2週間ぶりなので、入念にウオームアップしようと思い早めに家を出たのですが、

  近所の神社への参拝者の車が多過ぎ、駐車場に入れないため道路が大渋滞に。。。

  その渋滞に巻き込まれてしまい、初日から遅刻 でも、アップ途中に合流でき

  かろうじて初スクールに間に合いました

  今日は、第一週なので『バタフライ』です。

  先月まで練習していた ※腹圧を入れても上体を固めず、前重心で! というポイント

  を意識しつつ、今月はそれに“柔軟な動き”をプラスした泳ぎを目指しました。

        【メニュー】

 w-up  100×1  3:00  ch

 kick   50×2  1:50  ch    up  ↓

 swim    50×2  1:50  ch    up  ↓

 ・・・

 kick  25×4  1:00  Fly  上向き/下向き/真横向き 左向き/真横 右向き

 drill  25×4  1:00  Fly 片手スイム  R/L  ※重心を前に移動させる

 drill  25×4  1:00  Fly Cup(キャッチアップスイム) ※重心を前に移動させる

 swim  25×4  1:00  Fly  Form

 kick  25×8       0:45  Fr  IN  Time (一定のリズムで間に合うように)

 swim  50×4  1:50  ch  IN Time

 down  50×1  2:00

  total  1,200m

  久々にも関わらず、ほぼウオーミングアップなしで泳ぎ始める羽目になり、

  前半はちょっと焦り気味に泳いでしまい、後半のスイムで少しバテちゃいました

  流石にスクール初日なので、スピード練習がなかったのは助かりました

  キックはまあ問題ないと思うのですが、相変わらず上半身が弱すぎ

  両手スイムになると、すぐバテバテになってしまう。。。

  腰痛が治ってきたな、、、と喜んでいたら、今度はゴミを捨てに出た途端、凍った路面で

  ツルッと滑り転んでしまい、むち打ち症になり、またまた治療中。。。

  泳げる程度の症状なので、まあ大丈夫ですが、とにかく「怪我せず病気せず!」を

  目標に、今年は、休むことなくコンスタントに泳ぎ続けることを目指します

     わがまま母

  

  

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あきない世傳 金と銀 10

2022年01月05日 12時04分47秒 | 読書

     あきない世傳 金と銀 十  合流篇    高田郁(著)2021年2月発行

 江戸で頑張って江戸小紋を開発売り出した五十鈴屋だったが、妹の裏切りなどで

 呉服仲間から外され、太物しか商うことができなくなり困難に耐える「幸」。

 しかし、それにもめげず幸たちは、買い求めることが可能な価格の木綿で、

 江戸の庶民にも気軽に喜んで着てもらえるような紺地の浴衣地製作を目指すことに。

 デザインは賢輔が、型彫師の梅松、誠二、型付師の力造と頼もしい専門の職人達の協力を

 得ながら、夏の花火をモチーフにした独自の浴衣地を作る。

 本篇ではその浴衣地製作の過程が描かれ、夢を胸に秘め困難に立ち向かう幸と従業員、

 職人たちの苦労や絆の強さが描かれている。

 今回も、安定感に溢れ、望み通りの展開となっています。

   わがまま母

  本書案内文を転記

 — 呉服太物商でありながら、呉服仲間を追われ、呉服商いを断念することになった五十鈴屋

  江戸本店。だが、主人公幸や奉公人たちは、新たな盛運の芽生えを信じ、職人たちと知恵を

  寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。男女の違いを越え、身分を越えて、

  江戸の街に木綿の橋を架けたい・・・そんな切なる願いを胸に、試行錯誤を続け、懸命に精進

  を重ねていく。両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に打って出るのだが・・・。

  果たして最大の危機は最高の好機になり得るのか。五十鈴屋の快進撃に胸躍る、

  シリーズ第十弾! —

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お正月 2022年

2022年01月05日 11時39分49秒 | 雑記

   1月5日(水)晴れ

 外気温は1、2℃と冷えていますが、窓の外は陽射しがあり青空なので寒さが緩んでいる

 かのように思ってしまいます。

 三ヶ日も過ぎて、娘は仕事のため戻っていき、母は洗濯、掃除を片付けたところ。

 そろそろ生活を日常に戻し、運動などをせねば

 大晦日から正月三ヶ日は、とにかく食べてばかり、、、しかもハイカロリーなものを。。。

 雪や風が寒くてあまり外に出なかったせいもあり、みごとな肥満体型になってしまいました

 1月2日は、昼間、少し晴れたので腹ごなしを兼ねて、娘とお散歩に・・・

      

   近所の神社にお参りしてから、河原を散歩(娘はランニング)をしてみました。

  

  箱根駅伝の放送終了直後だったからか、土手には沢山のランナーもどきが!笑

  3日の午前中はおばあちゃんと面会、部屋で1時間まで滞在できるようになったので

  娘もお土産渡したり、おばあちゃんも孫とゆっくりお喋り出来て嬉しそうでした。

  これから陸奥はいよいよ本格的な寒さとなりますが、母も肥満解消と体力維持を目指し、

  水泳中心に運動して、コートを脱ぐ頃までには体型を戻したいものです

     わがまま母

   

  

 

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シモネッタの本能三昧  イタリア紀行

2022年01月01日 13時32分27秒 | 読書

     シモネッタの本能三昧  イタリア紀行  田丸久美子(著)2009年3月発行

  昨年末に読み終えていたものの忙しさに、記録を忘れていました。

  10年以上前のイタリアを巡る紀行文なので、現在とはだいぶ違いはありそうですが

  面白くは読めます。

  「シモネッタ」という名が、母が好きだったロシア語通訳で作家の米原万里さん(故人)

  のエッセイに登場していた記憶があり、気になり本棚から手に取ってみました。

  イタリア語の通訳、翻訳、ガイドなどを専門とする女性が書いている紀行文ですが、

  訪れた観光地や付き合ったイタリア人観察の他、

  リアルなイタリア男や女の下ネタ事情も登場、詳しく描かれいるのが特徴かな。

  さすが、米原氏より「シモネッタ」との名を拝命した著者ならでは、、、(笑) 

  興味のある方はどうぞ。

    わがまま母

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謹賀新年!

2022年01月01日 12時54分49秒 | 島根旅

   2022年(令和4年🐯)元旦  晴れ

  明けましておめでとうございます

  今年こそ、コロナ禍の日々から平常通りの一年となりますように

  当ブログ、相変わらず食べ物のこと、週2回の水泳練習の、旅行(可能ならば)の記録

  など、とりとめのない駄文を綴るばかりになると思いますが、

  よろしければ今後もお付き合いのほどよろしくお願い致します。

  皆様にも、どうか健やかな一年となりますよう願っております。

   

  ここ数年、母は毎年お節料理の手抜きが進み、特に今年は年末までの腰痛や

  厳しい寒さもあり、最低限の準備のみとなりました。が、

  今年は、31日に娘が帰省出来て、一緒に年越し、新年を祝うことができ、

  元日のお節とお雑煮を、雪の庭を眺めつつ静かな雪見酒と味わえました

  令和4年のプールでの初スクールは8日からなので、食べ過ぎに注意し

  水着がこれ以上キツくならないように備えねば!と思っております、が、、、

    わがまま母

 

  

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