遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

きみと選ぶ道

2009年06月08日 14時25分49秒 | 読書
        きみと選ぶ道   ニコラス・スパークス(著)2009年3月発行

  映画にもなった米のベストセラー小説「きみに読む物語」の原作者による
  恋愛小説です。
  まず、装丁表紙の海辺の景色が素敵です。
  ストーリーも文句なしの恋愛小説!
  なんか久しぶりに、恋愛小説らしい恋愛小説を読んだような気がします。
  なんと言えばいいか、純粋なる恋愛小説?健全なる恋愛小説?とでも。
  今時の小説の中の恋愛は、複雑な関係性、危険を孕みつつ描かれるものが
  多くて、単純に独身の男女の純粋な恋愛って少ないような気がするので・・・。
  
  この小説は、一部と二部に分けて描かれている。
  内容を季節に例えるなら
  一部は「春から夏」、二部は「秋冬から春」というイメージで、
  深い愛情が生む明暗のドラマの世界。
  一部と二部の構成は、光と影の組曲です。

  一部では、獣医「トラヴィス」と隣りの家に引っ越してきた女性医師「ギャビー」
  の出会いから恋が実るまでが描かれ、
  二部は、11年後、結婚して二人が幸せな生活を送っていたのだが、
  ギャビーが交通事故で意識不明の状態になり、暗転する。
  題名の「選ぶ道」とは、一部でのギャビーの選択と、この小説のメインテーマ
  二部での、トラヴィスがしなくてはならない選択、人生の決断を
  物語っているのだろう。
  前半と後半に、それぞれの運命を賭けた選択が描かれている。
  
  一部での二人の運命の出会い、キラキラ輝くような恋、深まる愛、友情、
  二人の会話のやりとりの妙、妹の存在など、充分に描かれているからこそ、
  二部がある、という感じです。
  (パラセーリング、ボート、バイク、、、出てくるものみんなやってみたく
  なってしまう。笑)
  
  小説全体、特にラストなどは、上手く行き過ぎなんじゃないの?と
  突っ込みたくなるのだが、そこはそれ、難しいことは言いっこなし。
  物語に身を委ね、たっぷり堪能したほうが、お得だと思います。
  とにかく、恋愛小説を読みたい人には、お薦めの一冊。

   わがまま母
  
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