10月14日(月)観光3日目
コルドバでメスキータを見学、までが前回でしたね。
ここで〈コルドバ〉について少し・・・
コルドバは人口30万弱、セビーリャ、マラガに次ぐ
アンダルシア第3の都市です。
グアダルキビル川の左側に歴史地区があります。
ローマ時代に属州ヒスパニカ・バエティカの首都として、
哲学者セネカなど、多くの学者や詩人を輩出する、ローマ文化の
中心地として栄えました。
711年にイベリア半島に侵攻したイスラム教徒は、占領した土地を
「アル・アンダルス」と呼び、その首都をコルドバに置きました。
アブド・アッラフマーン3世時代(929年即位)に、人口50万人、
町には300ものモスクが建てられ、全盛期を迎え、東ローマ帝国の
首都だったコンスタンティノープルとその繁栄を競った。
ヨーロッパが暗黒の中世と言われた時代にあって、コルドバには
イスラム教とともに、古代ギリシアやローマの文献がアラビア語に
よって伝えられ、それを学ぼうと各地から多くの人々が集まり、
モスクの中に、スペイン最初のマドラサ(学院)が設けられた。
ここで、11世紀~13世紀に多くの学問がラテン語に翻訳され、
アリストテレスやプトレマイオスの業績が後世に伝えられた。
そんな貴重な歴史を秘めた〈コルドバ〉ですが、
現在は世界遺産メスキータやユダヤ人街、パティオ祭りなどの
観光で成り立っているこじんまりした地方都市という印象でした。
では、娘が憧れていた『花の小径』のあるユダヤ人街の
散策を開始しましょう。
花の小径は写真などで有名なので、この一画は外国からの観光客で
溢れていて、ラッシュ状態でしたねえ。。。
あ~これが、あの“花の小径”ですか~↓
『花の小径』のベストショットポイントらしく大混雑↓
背が低いと人の頭しか撮れない。。。
大混雑の中で、頑張って撮ってた娘の『花の小径』↓ 偉い!頭が写ってない!
我がグループ、ここは早々に退散、、、
隣の小径を歩きます・・
小径沿いにはお土産屋さんがズラーリと並んでます
立ち寄ってお土産物色したいな~
でも、うちの添乗員さんは脇目もふらずスタスタと行っちゃう
面白そう~
わ~、おいてかないで~
でも興味ある家が多く
階段は大理石とタイル
母と娘は、よそのお宅のパティオやタベルナを覗きながら
早足で必死に我がグループを追いかけました~
こういう歴史地区は日本にないんだから、
もっとゆっくりお茶したりしながら歩きたいよね~・・・
(ほんとツアー向きじゃない母娘なもんで困ったもんです)
スタスタと街を駆け抜けた我々一行は、本日の昼食のお店に予定通り到着。
このお店も由緒ありそうな造り、なかなか素敵ですよ♪
ここでは、コルドバ名物「オックステールの煮込み」を頂きます。
入り口横のタペストリーは皮細工↓
入って右手にはバーカウンター↓ いい雰囲気です
パティオ(中庭)にもテーブルがあり、他の日本人観光客で賑やか・・・
我々グループは二階の部屋です。
パティオの上はガラスドーム
部屋の天井↓
ランチ一皿目はサラダです
オックステールの煮込み↓ 柔らかく煮込んであり、味はほぼビーフシチュー、美味しいです
デザートはメロン↓ 甘くさっぱりしてお口直しにぴったり
出発するので、早くトイレを済ませるように、、、と言われたけど
一階の日本人も二階のトイレに来たので、ここでも行列が、、、忙しいな~
お店のガイドブック貰えばよかった・・・
とにかく、ごちそうさまでした。母は完食!(娘は残してたけど)
レストラン外観↓
ここからバスが待っている場所まで少しだけ食後の散歩
鈴懸の木↓ 熟しているの母は初めて見ました
ローマ時代の遺跡がこうして町のあちこちに残っています
あれがミラフローレス橋でしょうか?(集団の後方にいると説明聞けませんね)
バスに乗りこみ、コルドバをあとに・・・
これからバスは、3時間かけて、
深い峡谷をつなぐヌエボ橋がシンボルの町〈ロンダ〉へ向かいます。
満腹でバスに揺られ、車中の皆さんもシエスタタイムのようです。
前を走るトラックに興味を持った母が撮影↓
“BINBO”だって、、、
「ビンボー」って読むんだったら、母は親近感が湧くな~。
何の会社かな?と思ってたら、
バルセロナとかでも見かけました。
どうやらお菓子の会社らしいです。
どうでもいい・・・?はい、そうですね。
道中、すっごくいっぱい風車があり、回っていましたよ。
連なる丘に延々と風車が回っています
日本みたいに高い山じゃなく、丘が多いですね~
スペインは、ドン・キホーテの昔から風車が好きな国なのか・・・
白い町があちらこちらに見えてきます。さすがアンダルシアだわ~
3時間バスで揺られ(1回トイレ休憩あり)やっとロンダ到着!
つづく
母