リスボン2日目 午後 (ベレン地区)
ベレン地区、ベレンの塔→発見のモニュメントと歩き、いよいよ
回廊を歩いて見るのが楽しみだったジェロニモス修道院の観光。
この日は日曜日だったので、午前中はミサが行われており、、
教会内には入れず、午後から入場解放となったため、
午後になり、どっと観光客(我々も含め)が押し寄せてきてました。
とにかく巨大な世界遺産の修道院の全景
向かって右手側に教会、有名な修道院の回廊は教会の奥
(現在は、西門の左側は、海洋博物館と考古学博物館として利用)
教会の南門は1518年に造られた古いもの ↓ 繊細な彫刻が華麗
スペイン人「ジョアン・デ・カスティーリョ」の作
聖母マリア像を中心に24人の聖人や高位聖職者の像が据えられ
門の中央に立っているのがエンリケ航海王子像(扉の間)
(ほとんど見えないけど)
ぞろぞろと西門に人が集まり、わー、順番待ちがすご〜い。。。
(西門は19世紀、西棟とつなぐ壁に覆われ外部からは見えない)
観光客は西門部分 ↑ から入場するため並びます
我々はその横を失礼してスイスイ、、、申し訳ない感じ
まずはじめに見学したのは「サンタ・マリア教会」
天に向かって高くそびえる柱は、ヤシの木を模したと言われ
海をモチーフにした模様が刻まれている
教会に入り左側には、インド航路を発見したバスコ・ダ・ガマの棺、
そして、右側には、その偉業を一大叙事詩として歌い上げた
ポルトガル最大の詩人、ルイス・デ・カモンイスの棺がありました。
バスコ・ダ・ガマの棺 ↓
棺中央にはカラベル船が彫られている ↓
カモンイスの棺↓
マリア像↑布の衣装を纏っているのは珍しい、、、
一番奥の内陣 ↓
祭壇飾り板は宮廷画家ローレンソの作。
左側にマヌエル1世と王妃マリア、右側に息子のジョアン3世と王妃の棺↓
棺を支えているはインド象とか、、、インド航路を開拓したからね〜
(後方上段の聖歌隊席の前には、磔刑のキリスト像が空中に掲げられていて印象的
でしたが、残念ながら写真撮り忘れ)
・・・と思っていたら、娘がかろうじて後ろ姿のお写真を撮っていたそうで、、、
それが、こちらです ↓
暗い教会内を見てまわり、急に明るい場所に出た!と思ったら、
そこが修道院の回廊 驚き!
わーい、とシャター押す母
おっといけない、まだK子さんの熱い説明はつづきますよ・・・
修道院の食堂↓(建設当時は修道士たちの共同室として使用されていた)に入り、
アズレージョに描かれている逸話について詳しく語ってくれました
この絵の人物がジェロニモス ↓
一連のアズレージョに描かれているのは、小麦(=命)にまつわる話で、
兄たちに陥れられ、捉えられ奴隷になった弟が、
飢饉の時に皆を救い、最後は兄たちも許す、、、というお話
さ〜、ここからは自由時間!とはいえ、わずか30分(しかもトイレタイムを含め)
急いで見て回り写真撮らなくちゃ、、、
☆ジェロニモス修道院☆ (世界遺産)
エンリケ航海王子とバスコ・ダ・ガマの偉業を讃え、また新天地開拓へと
乗り出していく航海の安全を祈願して、マヌエル1世が1502年に着工。
海外からもたらされた富をつぎ込み、約1世紀をかけて完成した。
マヌエル様式を代表する壮麗な修道院は、まさに大航海時代の栄華を反映させた
ポルトガル海洋王国の記念碑と言える。
観光客もぞくぞく増えてるし、みんな撮りたいアングルは同じようで
納得の一枚を撮るのは至難の技ですよ。。。
※ マヌエル様式とは?
ポルトガル独特の装飾様式で、天球儀、鎖、縄の結び、サンゴや
ヤシの木など、大航海時代に関連したものがモチーフとなっている。
このジェロニモス修道院の他、ベレンの塔や中西部のトマールの
キリスト修道院などが有名だが、国内の様々な建造物に見られる。
回廊の一階はフランス人建設家ポイタック、二階は彼の死後引き継いだ
ジョアン•デ・カステーリョが手がけた。
完成度の高さからマヌエル様式の最高傑作といわれる。
一階のデザインの方がスッキリ、洗練されてる気がするなぁ・・・
大急ぎで二階への階段を走って登る・・・ゼイゼイ
窓から身を乗り出す子供達を撮るパパ ↑ かわいい♪
↑ 回廊二階から教会方向を見る
名残り惜しいことかぎりなし、止むを得ずこの後、母はトイレに並び、
娘はギフトショップへ、、、また私たち母娘が最後か、、、
急いで修道院をでて、集合場所の🅿️まで娘とダッシュ
なんとか間に合い、バスに乗ってリスボン市内へ。
蛇足ですが、
母が急ぎ足で回廊を見て回り、トイレに並んでた30分という短い自由時間に、
修道院から走って、ナタの有名店「パスティス・デ・ベレン」の行列に並び、
「パステル・デ・ナタ」を買い、バスに戻ってきたという、同グループに
強者の女性がいた、と後で知り、吃驚!
恐るべし! スウィーツ愛
つづく