あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 江田島湾お散歩ツーリング_海から見る術科学校

2012年12月23日 | 旅するシーカヤック
2012年12月23日(日) 朝起きると、まずはPCで天気をチェック。 なんとか晴れそうだが、今日は午後から風が強くなる予報。
午前中も風はあるものの、5m/s以下程度らしい。 午後からは、場所によっては10m/s近い風の予報なので、漕ぐなら午前中が勝負である。

朝食を摂る予定を止め、さっそく日帰りツーリングスペシャルとなっている、ウイルダネスシステムズのケープホーンをカートップ。 道具一式はいつでもクルマに積んであるので、後は着替えれば出発準備完了である。

『じゃあ、行ってくるけん』 『今日はどの辺?』 『ちょっと、能美か江田島辺りかな』 『じゃあ、気をつけて』

朝ご飯も食べずに出発したので、途中のコンビニで簡単な朝食を摂り、いつもの浜へ。
すると、西から北西の風が強く、とても漕ぎ出す気にならない。 予報よりも少し風が西寄りになっているようだ。 じゃあ、あっちに行ってみようか。

地方(じかた)/本土のコースタルツーリングと違い、倉橋島や江田島、能美島などからのツーリングでは、風向きによって東西南北様々な出艇地を選ぶことができるのも良いところ。
これも、瀬戸内スタイル/芸予スタイル。

予想通り、ここは風もそれほどではない。 『ようし、漕ぎ出すか』

シーカヤックを浜に降ろし、ドライスーツを着用。 今日は、パタゴニアのアンダーウエア+薄手のウールシャツの上からドライスーツである。


『海、久し振りだな』

能美海上ロッジの下を潜り、

船霊社にお参りし、

広島の海らしい『牡蠣棚』の間を縫って漕ぎ進む。


冬の海は、透明度も増して綺麗である。

普段見慣れている牡蠣棚も、こんな角度から眺めると、新鮮な景色。


***

牡蠣棚を抜けると、進路を東に取り、術科学校方面へ。


海から眺める術科学校は、これで2度目である。



整然と並ぶカッターの列。



昔の戦艦の主砲。



いやあ、たまには海から眺める術科学校も良いもんだ。

***







ここから南下していると、次第に風が強くなってきた。 予報より少し早いが、これからドンドン風が強くなっていく雰囲気である。


日帰りツーリングではあるが、ガスバーナーセットとコーヒー、おやつ用にぜんざいを持ってきていたのだが、これでは上陸してゆっくりするのは諦めた方が良さそうだ。


岬を越えると、一気に西風が強まり、久し振りの強風向い風漕ぎ。

こんな時、ポリ艇のケープホーンは重さもあって、おそらくマルチチャインの断面やキールの効いた舟形などから、私好みの落ち着いた挙動。
典型的なトルク型のパドルであるアークティックウインドとの相性も良く、強い向い風の中を、グイグイと気持ち良く漕ぎ進む事が出来る。

『うん、ポリ艇もなかなか良いじゃないか』
扱いは楽だし、中古だと値もこなれてリーズナブル、そして昔のポリ艇と違って剛性感は向上しているし、荒れた中でもその重量が幸いして良い感じの安定感。

***

1時間半ほどのお散歩ツーリングを楽しんで、浜に戻ってきた。


シーカヤックをカートップし、カヤックと道具、そしてドライスーツを潮抜きし、片付け完了。
『もう、冬はドライスーツが手放せないなあ』

お昼ご飯は、近くのうどん&蕎麦のお店で、温かい天婦羅ソバを頂いて、体の中から暖まった。



『ごちそうさまでした』

帰りには、昨日に引き続き見舞いのため短時間だが病院に立ち寄り、家に戻ってきた。 その頃には、相当風も強くなり、家の周りの木々の枝が揺れる音が聞こえてくるほど。

今日は、午前中だけのピンポイントで、久し振りのお散歩ツーリングを楽しむことができた。
大好きなキャンプツーリングとはいかなかったけれど、昨日は森田食堂も初訪問を果たしたし、今日は海遊びを堪能した。 まあまあ良い週末だったじゃないか!

『さて、来週はどこ行こう?』
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