あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 祝島写真展@ヲルガン座

2008年11月24日 | Weblog
2008年11月23日(日) 岡村島&豊島から帰り、少し休憩。 午後からは、妻と一緒に広島へ。
今日から、広島市内にある音楽喫茶『ヲルガン座』で、今年のシーカヤックで行くビワ狩りツアーで祝島を訪れた時に知り合った”あっこさん”が、祝島の写真展を開催されるのだ。
***
『ヲルガン座』のカフェに午後遅く到着すると、ちょうどあっこさんもカフェでお茶を飲んで休憩中。 グッドタイミング!
このカフェで食事をする予定だった私たちも同席させていただき、妻を紹介し、ランチを食べながらお話をさせていただいた。

まったりとした、良い雰囲気のカフェ。 祝島の話、シーカヤックの話、友人知人の話。 おいしい食事と楽しい会話。 そして食後の紅茶とコーヒー。
食事を終えると、写真展を案内していただく。 狭い階段を登っていくと、時間の経過を感じさせる独特の雰囲気を持った面白い空間の中に、様々な祝島の写真が展示されていた。 
 
外の空間を利用した、まるで洗濯物が干されているように吊るされた写真の数々。 お風呂場だった場所に飾られた写真。
 
これまで何度か訪れた祝島の景色や、そこで出会った人たちのことを話しながら、写真を見てまわる。

久し振りに会ったあっこさんともゆっくり話ができ、雰囲気の良いカフェでおいしい食事をいただき、祝島の雰囲気が良く伝わってくる写真を面白い空間で展示で拝見させていただいた。 楽しい一時。
あっこさん、本当にありがとうございました。

*** 以下、ダイドックブログより引用 ***

● 写真展 「すおうにうかぶあおいしま -祝島のそらとうみを想う-」 

*瀬戸内海、周防灘。空と海と、日々の祝島を綴った写真展
*ひにち :11/23(日)から11/30(日) 
      ※24(月)はおやすみです。
*じかん:11時30分から22時
*ところ :ヲルガン座 4F廃墟ギャラリー
     広島市中区十日市町1の4の32 森本ビル
     082ー295ー1553

*入場料はいただきません。ゆっくりご覧になってください。
*同時開催/尾道・れいこう堂さんによる、「自然を感じる写真展」
---------------
上映会の会場となるヲルガン座さんでは、おいしいごはん、
すばらしい音楽と、とってもステキな店員さんに出会えます♪
祝島出身のあっこが、おまちしております。
ゆっくりお話でもしましょう。
でわ。

*** せっかくなので、私も自分の祝島写真展を ***

 

 

 

 

 

 

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瀬戸内シーカヤック日記: 岡村島でのシーカヤックイベント

2008年11月23日 | 旅するシーカヤック
2008年11月22日(土) この週末は、年に何度もシーカヤックで訪れ、キャンプツーリングを楽しんでいる『岡村島』でシーカヤックのイベントがあるとの事。 豊島大橋が開通し、とびしま海道として陸続きになったことを記念してのシーカヤックレース。
主催者であるSTカンパニーさんと、いつも大変お世話になっている蒲刈のIさんから、レース前日の土曜日の午後に、参加者中で希望者の方々を、岡村島付近を少し漕いで御手洗の街を案内してもらえないかと、声を掛けていただいた。
自分の庭を自負している岡村島で、シーカヤックのイベントが行われるとなれば、行かねばなるまい!
と言うわけで、すぐに応援参加者として参加申し込みをし、当日を迎えた。
***
ニヤックを積んだステーションワゴンで、美しい朝の景色の島の道を快適に走る。 蒲刈の艇庫に寄り、頼まれたシーカヤック2艇を積み込んで、完成したばかりの豊島大橋を越えていく。 うん、本当に良い眺めだ。
 
大崎下島から岡村島へ。
 
前夜祭の会場設営、荷物の運搬、クルマの廻送などなど、午前中は様々なお手伝いをさせていただく。 
参加者の方々も徐々に集まってくる。 四国からは、ボートにシーカヤックを積んでこられたグループもあった。
 
***
今日の楽しみは、ブログでいつもお世話になっている『まもさん』と会う予定になっている事。 数日前に、偶然この日に自転車で岡村島へ来られると伺い、ぜひ連絡して下さいとお願いしていたのだ。
ケータイが鳴り、海岸沿いの道路を見ると、自転車の3人組の姿が見えた。 手を振っている。 間違いない、まもさんたちである。

初対面だが、いつもブログを拝見してコメントをやり取りしていることもあり、全く違和感がない。 笑顔で挨拶を交わし、自転車で岡村島まで来られた労をねぎらう。
とびしま街道の景色の良さについて、シーカヤックの事について、同行されている方々のことについてなどなど、四方山話で盛り上がった楽しい一時。
短い時間ではあったが、お会いできで良かった。 ありがとうございました。 今度はぜひ、ゆっくりとお話ししたいものである。
***
午後3時。 なんだかんだで残念ながら、御手洗付近を漕いで街をご案内するという企画はなくなったようで、私の役目は終了。 使わなかったシーカヤックを再びカートップ。

蒲刈で温泉につかり、前夜祭の会場へ。 1年振りに会う方、初めて話をする方、祝島で知り合った方などなど、これまた楽しい一時。

***
2008年11月23日(日) 朝、岡村島の展望台からの眺め。 瀬戸内らしい景色である。
 
開会式。 若干気温は低めだが、今日も天気は良さそうだ。 絶好のレース日和。 皆さん、楽しんで下さい!

開会式が終わると、せっかくの機会なので、いつもお世話になっている豊島へ向かうためクルマに乗り込んだ。
良いレースを!
岡村島で行われたシーカヤックのイベント。 関係者の皆さん。 お疲れさまでした。 また、声を掛けていただき、本当にありがとうございました。

*** とびしま海道の開通について ***
とびしま海道が開通して最初の週末、しかも3連休となったこの日は、御手洗や岡村島の狭い道を、信じられないくらい多くの自動車が、ひっきりなしに走って行く。 御手洗では渋滞も起きていたそうだ。
観光の面では良い効果があるだろう。 また、これを機会にぜひとびしま海道沿いの島に潤って欲しいと、心から願っている。

しかし、静かな御手洗や岡村島が好きで、シーカヤックにテントを積んで年に何度も訪れ、島の方々から様々なお話を伺い、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』を楽しんでいる私にとって、これだけ自動車が走り回る島の景色、自分の手で漕がなくても簡単にクルマで訪れることができるようになったという事実は、実際にそうなってみると、事前に想像していた以上のインパクトがあった。 心と頭を整理するのには、まだまだ時間がかかりそうだ。

橋が架かった事で、宮本常一氏が尽力したと言われている離島振興法の対象からも外れるとの事。 
とびしま海道開通をきっかけに、これらの島々がどう変わって行くのか、どんな効果や影響があるのか、これからしっかりと見届けて行きたいと思っている。

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瀬戸内シーカヤック日記: 沖家室再訪_鯛の里の魚介料理(2)

2008年11月18日 | Weblog
周防大島の観光を終えると、今回の旅のメインイベントである、沖家室島の『鯛の里』へ

この旅では、魚料理のおいしいこの民宿に両親を招待。
***
宿に入り、荷物を置くと、しばし海沿いを散歩。 秋も深まり、この時間でも既に漁港は暗くなりつつある。
波止場で釣り人達を眺めながら、静かな時間を過ごした。
 
漁港に停泊している漁船は、その漁港漁港で特徴がある。 形、大きさ、装備などなど。 漁港ごとに漁の形態が異なるので、漁船が違うわけだ。
ここの漁港は、小さな漁船が多い。 また、船縁に竹が取り付けてあり、一本釣りの漁が主体だと思われる。

後で鯛の里の松本さんに聞いてみると、やはり一本釣りの漁船だそうだ。 また、一本釣り用の餌となるエビ網を引く許可を得るため、出力制限があり、小さな船になっているとの事。 なるほど!
***
宿に帰り、楽しみにしていた夕食。 ここからは、写真が言葉ほどにモノを言うと思われる。
まずはビールで『カンパーイ』 『お疲れさまでした』
 
鯛の刺身。 カワハギの刺身、肝付き。 そして特大のサザエ。
ビールをグビリ、グビグビ。 プハーッ。 『美味い!』
***
なんとも大きなウチワエビ。
 
茹でたてほかほか、皮を外すとボリュームたっぷりのプリプリの身。

父も母も、おいしいおいしいと言いながら、ウチワエビに舌鼓。
***
アワビは一人に一つ。 2つは刺身で、2つはバター炒めでお願いする。
 
刺身はコリコリ、バター炒めはシコシコ。 そしてビールをグビリ。 ああ、なんという幸せ。
***
海鮮サラダ。 小さなコロコロさざえ。
鯛のアラ炊き。

ちょうど良い甘辛さで、酒のつまみにピッタリである。 この頃にはビールから焼酎に切り替え。

〆は、吸い物と魚介類のパエリア。 ふーう、満腹満腹。
ごちそうさまでした!
***
魚料理好きの両親も、感動するほどの新鮮でたっぷりの海鮮料理。
夜は、疲れもあってすぐに寝てしまったが、翌朝は松本さんと四方山話に花を咲かせた。 楽しい一時。

『お世話になりました。 両親も喜んでいたし、本当に来て良かったです。 ありがとうございました』
『また、ゆっくり遊びに来て』 『はい! ではまた』

晩秋の島旅。 久し振りに両親と一緒に周防大島と沖家室島をたっぷりと堪能した。
ああ、好い週末だったなあ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 沖家室再訪_周防大島&鯛の里(1)

2008年11月16日 | Weblog
2008年11月15日(土) この週末は、久し振りに両親を連れてのドライブ旅行。 今年の春、定年延長延長で、とても長かった勤めをようやく終えた母への慰安も兼ねた旅行である。

両親と私たち夫婦を乗せたクルマは、一路周防大島へと向かった。
***
大島大橋を渡り、まずは『飯の山』へ。
狭い山道をクルマで上り、駐車場から少し歩くと展望台。 登ってみると、絶景である!

私自身も、この展望台は始めてだ。 天気も良く、大島大橋を中心とした瀬戸内の景色が堪能できる。
景色を眺め、写真を撮る。 『きれいだねえ』 『ここは良いな』 『夕方から曇るっていってたからラッキーだったねえ』
***
景色を眺めていると、『ブーン』という不気味な音が聞こえて来た。 特大のスズメバチである。
みんなの周りを偵察するように飛び回り、なんと親父の背中に止まった。 あー、これはヤバい。
『動かないで!』 少し待つとなんとか再び飛び立ち、去って行った。 『危なかったなあ』
しばらくすると再び戻って来たので、すぐに荷物を持って展望台から降りた。
『景色を楽しんだ後だからよかったなあ』
***
時間は11時過ぎ。 『じゃあ、お昼を食べに行こうか。 近くに好い食堂があるんじゃ』

いったん大島大橋を戻り、大畠駅へ。 大畠と言えば、もちろん『ちどり食堂』
『ここの瀬戸貝うどん、食べてみんさい』
暖簾をくぐり、『こんにちは』とおばちゃんに挨拶。 すると笑顔で『ああ、いらっしゃい』
『今日はね、両親を連れて来ました。 瀬戸貝うどん、4つお願いします』
調理をしていただいている間、いつものように四方山話。 瀬戸貝の漁の事、大島のみかん狩りの事、うちの両親の事、息子達のことなどなど。 楽しい一時。

『おまたせしました』 これこれ、これぞ瀬戸貝うどん。

親父は、『こんなでかい瀬戸貝は見た事ないなあ』と感心しきり。 母も、『これは大きいねえ』とおどろいていた。
『あー、お腹いっぱい。 ごちそうさまでした。 また来ます』 『じゃあ、気をつけて』
***
『そういやあ、このまえテレビで、大島はハワイに移民に行った人が多いいうて言い寄ったなあ』 『そうよ。 じゃあせっかくじゃけえ、ハワイ移民資料館に行ってみようか』

秋空の下、美しく手入れされて残されている民家。 係の方が同行くださり、ポイントポイントで説明して下さった。

澄んだ青空、暖かい気温。 まさに観光日和である。
***
次は、『星野哲郎記念館』 演歌好きの両親にはピッタリの場所である。

ここで一番のおススメは、最初にあるシアター。 目の前に広がる映像と北島三郎の歌が、なんとも心に滲みるのだ。
両親もここは気に入った様子。 来て良かった。
***
夕方までは、まだまだ時間がある。 『せっかくだから、陸奥記念館へ行ってみよう』
館内をゆっくりと見学した後は、外を少しだけ散歩。 ここは、横断隊の想い出深い地の一つである。

目の前には倉橋島。

そう、あの時は強い東風の瀬戸内とは思えない大荒れのサーフィン状態のなか、必死でここまで漕いで来たのだ。
あの時の横断は、今でも語りぐさの一つになっている。 懐かしいなあ。
***
夕方、竜崎温泉で旅の疲れを癒し、今日の宿である沖家室島の『鯛の里』へと向かった。

魚料理が大好きな父と母を、ぜひここに連れて来たかったのである。 今夜の料理、楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 白石島シーカヤック(その4)_国際交流ツーリング?

2008年11月06日 | 旅するシーカヤック
2008年11月3日(月) 今朝は曇り空だが、幸い風は落ちている。 おいしい朝食を食べ、食後のコーヒーを飲みつつ、インターネットで風向きを確認し、海図を眺めながらコースを検討。
近くでは強い南西寄りの風も吹いているようだし、今日は帰りの船の時間もあるので、近場の無人島でゆっくりお昼ご飯を食べて戻ってくるルートでほぼ合意。
***
今日はソルスティスGTを借りて出艇。
始めて乗る幅の広いこのシーカヤックは、ボリュームたっぷりでまるでタンデム艇に乗っているかのような安定感が感じられる。 昨日のような強風と三角波の中では、精神的にかなり楽だろう。
いつもの相棒、アークティックウインドで漕ぎ進み、島に近付いていみると、なんだか人の姿が見える。
どうやら3人ほど、この島に遊びに来ているようだ。

近付くと、向こうから手を振って迎えてくれた。 こちらも手を振って応える。
よく見ると、外国人の方のようだ。 それも、カヌーで渡って来ている様子。 これは楽しそうだ!
***
島に上陸し、シーカヤックを引き揚げ、彼らの傍へ。 挨拶を交わし、しばし会話を楽しむ。
『どこから来た?』 『出身は?』 『いつもはどこらへんで漕いでるの?』 などなど、ニュージーランド出身だと言う気さくな彼らと情報交換。
小さな島の浜には英語が飛び交い、まるで海外の島に漕ぎに行った雰囲気。 これは楽しいなあ!

連休を静かな島で気の置けない仲間とのんびり過ごす彼ら。 シーカヤックを漕いで島に渡り、焚き火を眺め、酒を飲み、本を読み、昼寝を楽しむ。 国は違っても、旅志向のシーカヤッカーは、結局楽しみ方は同じなんだなあ。
***
一旦彼らと別れ、GOさん達の案内で島を散策。

浜に戻り、少し早いがお昼ご飯の準備にかかる。
今日は、民宿原田で仕込んでもらった『特製雑炊セット』

おいしい出汁に野菜がたっぷり、烏賊などの海鮮具材と餅に五穀米。 これはたまらん!
あつあつ、ホカホカの雑炊をたっぷりと頂き、胃も心も満腹に。 『ごちそうさまでした』

食事を終えて片付けていると、彼らも食事の支度を始めた。 出発準備を終え、挨拶に行く。

『また会いたいね』 『ぜひまた一緒に漕ごう』
『こんどはこの浜で酒を飲みながらゆっくり話したいね』 『今度は広島にも漕ぎに来なよ』
『連絡先を教えてくれないか?』 『OK、ここにメールしてくれ。 楽しみにしてるよ』

同じ空気感/価値観を持っているように感じられる、旅志向、のんびりまったりツーリング志向のカヤッカー同士、なんだか相通じるものがある。
***
民宿前の浜に戻り、シーカヤックと荷物を片付け、道具を潮抜きし、シャワーを浴びて着替える。
『おーい、ミカン狩りに行こう』と原田さんに誘われ、みんなでミカン畑へ。

色付いたおいしそうな蜜柑をもぎ、食べていると、2台の自転車が通りかかった。 よく見ると外国人。
前日から白石島に入港した、大型ヨットで世界を回っていると言うフランス人夫妻である。
挨拶を交わし、ミカン狩りへの参加を勧めると、畑に登って来た。

もぎたてのミカンを食べつつ、ヨットでの旅の話を伺う。
瀬戸内に入る前には、沖縄の石垣島や鹿児島の屋久島などでもゆっくりと過ごして来たと言う。 沖縄では、私が昨年のゴールデンウイークにシーカヤックツーリングで訪れた『伊是名島、伊平屋島』にも行ったと言う事で盛り上がった。

話を聞いてみると、日本に入ってから、ほとんど日本語は喋れない彼らはなかなか地元の人々とのコミュニケーションができず、フラストレーションが溜まっていると言う。 そんなわけで、小さな瀬戸内の島で出会った私たちとの会話も、彼らにとっては楽しい一時であるようだ。

瀬戸内の後はどこへ?と聞いてみると、特に決めていないと言う。 クリスマスは神戸で過ごすなんてプランもあるようだ。
時間に縛られず、気の向くままに50フィートの大型ヨットで世界を巡る優雅な旅を楽しむ彼ら。

シーカヤックで『あるくみるきく_旅するシーカヤック』を楽しむくらいが関の山の私には、まったく想像すらできない別世界の生活。 うらやましい限りである。
***
帰りの船の時間が近付いたので、彼らに別れを告げる。 『良い旅を!』

鞆の浦散策&福山ナイトライフで始まった、秋の3連休_白石島シーカヤックツーリング。
しっかり漕いで、おいしく食べて、たっぷり飲んだ。 また、新たな出合いがあり、国際的なコミュニケーションもたっぷりと堪能した。

本当に密度の濃い3日間。 GOさん、レディース隊長さん、原田さん夫妻、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。 また一緒に漕ぎましょう!

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瀬戸内シーカヤック日記: 秋の3連休、白石島シーカヤック(その3)

2008年11月05日 | 旅するシーカヤック
グルメ北木島で、秋の柔らかい日差しに照らされながら瀬戸内の景色を眺め、地元の食材を使ったお昼ご飯を堪能し、まったりとした時間を過ごした後は、北木島の集落を散策する。
***
GOさんの案内で、木造3階建て旅館へ。

大崎上島にも、木造3階建て旅館が残っているが、この『天野屋』さんは現役の旅館である。
美しい状態で維持されており、私たちが訪れた時にも3階の窓が大きく開け放たれて換気中、しっかりとメンテナンスされた木の肌を見せる外壁が、なんとも言えず美しい。
うん、こんな旅館に何日か滞在して、酒を飲みつつ本を開き、瀬戸内の景色を眺めながらのんびり過ごしてみたいものである。

その後は、お宮巡り。
 
お賽銭を入れて手を合わせ、航海の安全を祈願する。

後付けと思われる、レンガ造りの壁のある不思議なお宮。 地元の方が居られたら、この由来をぜひ伺ってみたいものだ。

町を歩いてみて感じたことは、いつも訪れる漁師町とは少し雰囲気が違うということ。 具体的に、ここがこう違うと説明するのは難しいのだが、神社の造りや、路地の雰囲気が、なんとなく違うように感じられる。
雑然としたカオス感。 統制の取れていない自己主張感。 道があるのかないのか分からないような通りの狭さ。 町にそぐわないような神社の立派さ。 などなど、私が知っている漁師町の特徴があまり強く感じられず、なんだかスッキリあっさりまとまった感じを受けるのである。
やはりこの島は、『石』で栄えた町なんだろうなあ。
***
白石島に戻り、お風呂で潮抜きをして着替えると、楽しみにしていた夕食である。 ここ民宿原田は、おいしい料理でも知られているのだ。
まずは生ビールで乾杯。 そう、今日は発泡酒ではなく、ビールなのである。 いやはやなんとも、うれしいじゃないか!

刺身は、鯛に平目にイカにサザエ。 うーん、なんて豪勢なんだ。
イカはネットリと甘く、ヒラメの縁側はシコシコと良い歯応え。 サザエはコリコリ。 鯛は、皮なしと皮付き。
私は皮付きが好物なので、パクパクとおいしい皮付き鯛刺しをいただく。
***
食卓には、これまた大好物の『ワタリガニ』
 
ビールをゴクリ、刺身をパクリ、そしてワタリガニをホジホジして、殻にはチューチューと吸い付く。
ワタリガニの玉子。 口にいれるとネットリ、ほっこり。
いやはや、もう何も言う事はない。

シーカヤック仲間とおいしい料理を堪能し、酒を酌み交わしながら四方山話で盛り上がる宴会。 いやはやなんとも最高である。
さあ、明日はどんな海旅が待っているのだろうか?

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瀬戸内シーカヤック日記: 福山ナイトライフ&白石島シーカヤック(その2)

2008年11月04日 | 旅するシーカヤック
2008年11月1日(土)、夕方。 鞆の浦観光を終え、福山に戻り、ホテルにチェックインして再び待ち合わせ場所へ。

これまで福山市内で泊まった事も、ましてや街で飲んだ事もないのだが、知らない町をフラフラとあてもなく散策したり、良い感じのこじんまりした居酒屋さんをフラリと訪ねて一杯やったりするのが好きなので、今日の福山ナイトをとても楽しみにしていた。
ましてや今日は、福山は庭のようなGOさんの案内である!
***
『ぜひね、案内したい店がありまんねん』とGOさん。 これは楽しみだ。 『今日はお任せします。 よろしくお願いします』
駅から少し歩き、到着したのは『関東煮』の看板が出された雰囲気の良いお店。

店に入り、木の椅子に座る。 『関東煮、3本づつ。 あと、生ビール』 『はーい』

このお店は、関東煮がメインの居酒屋さん。 メニューもシンプルであり、料金もリーズナブルで、なによりお店の雰囲気がフレンドリーで好もしい。
『どうでっか?』 『これは好いですねえ! ストライクゾーン、ど真ん中ですよ』
『そうでしょ。 カヤッカーさんが福山に来たら、ぜひここにと思うとったんですよ』 『ありがとうございます!』

関東煮はすこし甘めの味付けだが、プリプリ、グニュグニュとした歯応えと味わいが楽しめる。
***
肉皿は、関東煮とはまた違った味付けで、これまたおいしい。 これをうどんに載せたり、ご飯に載せたり、様々なバリエーションが楽しめるのも、ここのお店の売りの一つ。

関東煮のお店を出ると、白石島の原田さん夫妻と合流。
これまたおいしい韓国料理をたっぷりと堪能し、ビールを飲み、3軒目はショットバーへ。

おいしい料理と旨い酒、そしてそれらをつまみに楽しい会話。 シーカヤック仲間と過ごす福山ナイト! 最高の夜である。
***
翌朝。 クルマに同乗させていただき、笠岡港へ。 そこから高速船で白石島に渡る。
民宿原田で着替え、早速出艇の準備。

今日の予定は、白石島を出て北木島を南下し、真鍋島へ。 ただ浜では、西寄りの風が強い。
パドルは持参した『アークティックウインド』 カヤックとその他の道具一式は、お借りした。 今日の相棒は、カレントデザインのGTS。
『じゃあ、行きますか!』

浜から一旦西に向かい、岬を越えて白石島の西岸を南下。 でも、ここから西風の影響で波が高くなって来た。
打ち寄せる波と、防波堤からの返し波で岬付近はいやらしい三角波がウネウネ、ざわざわと騒いでいる。
幸い、GTSは波の中でも動きがソフトで、膝のホールドも良く、それほど不安感なく漕ぐ抜けて行く事ができる。

白石島を越え、北木に一旦渡ったが、そこから南はさらに荒れている様子。 『北木と白石の間を東に抜けましょう』
***
ちょうどお昼。 少し漕いでいるとGOさんが岸沿いに食堂らしい幟を発見。
『あそこの間に入ったら、上がれる場所があるかもしれませんね』 『じゃあ、行ってみますか』
狭い水路に入ってみると、予想通り小さな浜が見つかった。 3人でシーカヤックを引き揚げ、静かな島の道をテクテクと歩いてその店へと向かう。

***
向かったお店は、『グルメ北木島』

出て来られた女将さんは、濡れて怪しい格好の私たちを見ても嫌な顔一つせず、店の中に案内しようとして下さった。 ありがたいことである。
ただ、私たちは自身が遠慮して、外にあるベンチに案内していただいた。
ここには、北木島特産の石が使われたベンチがあり、海を目の前に食事が楽しめるようになっている。 うーん、これは好いじゃないか。

食事を注文し、ビールで乾杯!

地元産の蛸天、ガラエビのかき揚げ、煮魚定食、ワタリガニのピラフ、ワタリガニの玉子とじラーメン。

秋のやさしい日に照らされながら、笠岡の海を眺め、地元の食材を使った料理で腹を満たす。
この景色が、なによりのスパイスである。
『ここはええですねえ』 『ほんまやね。 煮魚は旨いし、蛸天もええ。 人を連れて来たら喜ばれるなあ』 『ほんまですね。 これはええとこを見つけましたね』
***
『ごちそうさまでした』 さあて、それじゃあ出発するか。

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瀬戸内シーカヤック日記: 最高の3連休_福山ナイトライフ&白石島シーカヤック(その1)

2008年11月03日 | 旅するシーカヤック
2008年11月1日 待ちに待った秋の3連休。
この連休の2日~3日は、横断隊仲間であるGOさん達と一緒に、これまた横断隊仲間である原田さんの民宿がある、笠岡諸島の白石島をベースに、シーカヤックツーリングを楽しむ事になっている。

白石島での予定は2日~3日の一泊二日となっているのだが、GOさんからのメールで、せっかく来るのなら1日の昼から観光し、夜は一緒に食事をしようとのお誘いを受けた。
GOさん達となら、楽しい時間が過ごせるのは間違いない! 『では、お言葉に甘えてぜひお願いします!』とメールで返事を返し、当日1日には、JRを乗り継ぎつつ待ち合わせ場所である福山駅へと向かったのである。

乗った列車は、幸運な事に『マリンビュー号』

瀬戸内の景色を堪能しながら福山へと向かう。
***
福山駅で合流し、挨拶を交わす。 『こんにちは。 今回もよろしくお願いします!』
GOさん達とは久し振りの再会でもあり、また人生の良き先輩でもあるが、横断隊仲間であり、以前は私の地元での観光とツーリングをご一緒した仲。 なんの気負いもてらいもなく、アッと言う間に自然に打ち解ける。
やっぱ、仲間って好いなあ。
***
3人でクルマに乗り込み、まずは鞆へ!
『崖の上のポニョ』の舞台になった場所とされ、有名になった『鞆の浦』
昔、妻と結婚した頃にドライブに来た事があり、横断隊やシーカヤックツーリングでは『仙酔島』で泊まったりするのだが、鞆の浦の町を観光で歩くのは久し振りである。

観光化されたとはいえ、まだまだ昔の風情を残した潮待ちの港町。

海沿いでまったりとしていると、カヌーライフの取材ツアーでこの辺りを漕いでいる『村上水軍紹介』も、ちょうど鞆の浦に到着した。
挨拶を交わし、取材の邪魔をしないように再び町の散策へ。
***
妻とドライブに来た20年位前と比べるとお店も増えており、ゆったりまったり散策が楽しめる。

GOさんおススメのお店に立ち寄り、少し遅い昼食。
注文したのは、このお店で人気らしいハヤシライスとオムハヤシライス。
それらを待つ間に、お店の方のおすすめで鞆名物『保命酒』の試飲。 おつまみに、この店自慢のスモークチーズが供され、おいしいチーズをかじりつつ、種々の保命酒を、氷の入った小さなグラスでチビリチビリと堪能した。

保命酒も、銘柄によってまったく味わいが違うんだなあ! これは面白い。 そしてなにより、スモークチーズのおいしい事!これは初体験の味である。
『ここのチーズ、旨いっしょ!』とGOさん。 『これは。。。 いやあ、今まで食べた事がないですよ。 なんだか、お菓子かチーズケーキを食べている感じですね』
『これがねえ、なかなか沢山作れなくて。 それに、作るたびに少しずつ味が違うんですよね』と、お店の方。
『ここに来ても、ない事が多いんよ。 今日はラッキー』 『そうですか。 いやあ、これはいいなあ』

***
食事を終えると、再び町を散策。
昔ながらの船具店を覗き、そこの女将さんと四方山話を楽しみ、博物館を見学する。

夕方には、少し離れた場所にある海小屋を見学させていただいた。

『うーん、ここは雰囲気が好いですねえ! 今度はここからシーカヤックツーリングに行きたいなあ』
***
『さて、そろそろ福山に帰りますか』 『鞆の浦、昔に比べて観る所もお店も増えているし、なかなか好いですねえ。 ありがとうございました』

ビジネスホテルに荷物を置くと、待ち合わせ場所へ。
楽しみにしている福山の夜。 楽しいナイトライフが待っているのだ! 新たな仲間が合流し、ながーく楽しい夜が待っている。
ギッシリと中身が詰まり、予想外の出合いも沢山あった、とても充実した連休の始まりである。

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