あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 萩の小室屋旅館 、 とびしま海道野宿旅

2021年10月30日 | 旅するシーカヤック
先日訪れた、萩の小さな宿、小室屋旅館への旅。

ロードスターの幌を開け、妻と二人で中国山地を超えて日本海へと向かう。

途中、立派な樹木に囲まれた雰囲気の良い神社のところに車を止め、旅の安全を祈願。


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今日の日本海は、風があり白波が立つ荒れた海。

久しぶりにホルンフェルスに立ち寄ってみる。

少し風はあるが、空気は澄んで気持ち良い気候。

懐かしい遊歩道を歩いて、ホルンフェルスへと向かう。

岩には波が打ち寄せ、飛沫が上がる今日の日本海。

仕事のストレスからしばし解放され、人間らしい時間を過ごすことができる週末の貴重な時間。


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今日の宿は、小室屋旅館。

レストランに併設された、小さな宿。


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今日のお楽しみは、夕食。

雰囲気の良い個室に通していただき、妻と二人で静かに食事を楽しむことができる。

まずは乾杯。

冷えたスパークリングワインが美味しいなあ。

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刺身から始まり、



暖かいパンに、魔法のマーガリンを塗って食べると、これが美味しい!





一品一品、それぞれ大変美味しい料理を、ゆっくりと楽しませて頂いた。

デザートも、絶品である。


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宿を辞し、幌を開けたロードスターで日本海沿いに北上し、温泉を目指す。

今日は、これまた久々に訪れた美又温泉。

アルカリのぬるりとした絶品のお湯を、貸切状態の湯船でゆったり楽しんだ。

帰路は、初めて走る山道であったが、

景色を楽しむことができる、絶好のオープンドライブルート。


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この週末は、金曜日の在宅業務が終わると、とびしま海道へ。
もう日もだいぶ傾いているので、急いでキッチンをセットし、夕食の準備。

今日は、ヒト鍋で済む湯豆腐をいただく。

出汁を加えたお湯に、豆腐、鶏カシワ肉、白菜、そして家の畑で取れた春菊を入れ、ポン酢と一味で食す。
冷えたビールに湯豆腐で、幸せなひととき。

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久々に野宿の地で眺める、美しい日没。







夜は、これまた久々にガスランタンで暖かいあかりを灯す。


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ダウンシュラフの中でぐっすりと眠り、爽快な目覚め。

空にはまだ月が残っていた。

寝覚のコーヒーをゆっくりと楽しんだ後は、定番のうどんで体を温める。


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帰りには、展望台に立ち寄ってみた。







ストレスフルな平日とは別世界の、俺一人の自由な時間。
身近にこのような素晴らしい場所があり、週末にはちょっと足を伸ばすだけでこのような至福の時間が過ごすことができるから、なんとか心のバランスをとって生きていくことができる。

還暦が見えてきた俺も、どうやらそろそろ自分の生き方を考え直す時期にきているのかも知れないなあ。

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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 007_No Time To Die1、むすびのむさし弁当、倉橋島でSUP漕ぎ

2021年10月10日 | 旅するシーカヤック
2021年10月9日(土) 今日は、待ちに待った007の新作映画を観に、妻と一緒にロードスターで広島へ。
以前は007シリーズに関心がなかったのだが、ダニエル・クレイグの007、カジノ・ロワイヤルを観た時に衝撃を受け、それ以来新作が出るたびに映画館に通うようになった。
それまでの007とは全く異なる空気感に、俺は完全に魅了されてしまったのだ。

今回は、ダニエル・クレイグ最後の作品だという、No Time To Die

コロナの影響で上映開始が遅れ、今か今かと待っていたのである。

2時間40分を超える長編であったが、快適な椅子と素晴らしい音響システムで、長いと感じることなく、また最後の作品らしい内容を、たっぷりと堪能させて頂いた。
『もうこれで、ダニエル・クレイグの007は終わりなのだなあ』と、感慨も一入。

次は、どんな007になるのか、楽しみではある。

***

夜のご飯は、広島で買って帰った、むすびのムサシのお弁当。

妻は、若鶏むすび。

俺は、安芸むすび。

もちろん、異なる種類のおむすびを、シェアして美味しく頂いた。

それにしても、本当にむさしの俵むすびは美味いなあ。
ビールのつまみにさえなるおむすびなんて、なかなかない。

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日曜日は、朝起きるとまず少し離れた畑に、ポリタンク3つ分の水を、ロードスターで運搬。
畑には、大きな桶が置いてあり、そこに雨水を貯めて使っているのだが、このところ晴天続きで桶の水がなくなったのである。

家に戻ると、朝食を食べ、今度はマツダ6で海に出かける。
『じゃあ、ちょっと漕いでくるね』 『はい、気をつけて』

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倉橋島での今日のスタート場所は、初めての場所。

昔はシーズンオフの海水浴場など、シーカヤックやSUPを漕ぎ出すことができる場所が多くあったのだが、ここ何年か前から、侵入ができないよう閉鎖されたり、新しい施設が建てられて気軽に使えなくなり、出艇場所が限られるようになってきた。
さらに昨年からは、コロナの影響で海岸に多くの人が来られるようになり、ますます漕ぎ出す場所が減っているのである。

ということで、これからは少し新たな出発場所も開拓していきたいと思っている。
無人の集金箱に駐車場代300円を投入し、漕ぎ出す準備を開始。

シーカヤックと比べると、SUPは波に弱く荷物の積載量も少ないので遠出には向かないが、軽くて気軽に海のお散歩を楽しむには最適の遊び道具である。


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他に2組ぐらいの釣り客が居るだけで静かな浜から、芸予ブルーの海に、独り静かに漕ぎ出した。

風もなく、穏やかな芸予諸島の海。

夏も過ぎて少し涼しくなってきたこの季節、休日の朝の海のお散歩は心地よい運動である。

大きくグルリと漕ぎすすみ、小さな砂浜を目指す。

SUPを浜に引き揚げ、しばしの休憩。

持参したポットを取り出し、冷たいお茶をグビリ。
『ああ、冷えたお茶が美味しいな』

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沖を何隻かの漁船が高速で走り抜けると、しばらくして波が到達し、しばし海面がバシャバシャと荒れる時がある。

そんな時は、立ったポジションからSUPに膝を落とし、重心を低くしてやり過ごす。

SUPに跪いた体制は、とても安定感が高いのだ。

今日は、1時間ちょっとの海のお散歩を楽しんだ。


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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
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瀬戸内シーカヤック日記: 妻と二人で鞆の浦『汀邸 遠音近音(みぎわてい をちこち)』でのんびりまったり

2021年10月06日 | 旅するシーカヤック
少し前になるが、まだ緊急事態宣言が発令される前、妻と二人で、とある旅館に泊まりに行かせていただいた。
本当であれば、大谷山荘の別邸『音信』でゆっくりしたいところではあるが、状況を鑑みて県内の宿を予約したのである。

別邸音信 ←音信宿泊ブログ

今回の宿は、鞆の浦にある『汀邸 遠音近音(みぎわてい をちこち)』

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系列のホテルの駐車場に車を止めると、迎えのワゴンが来てくださる。
鞆の浦らしい狭い道を走り、宿へ。










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眺めの良い窓際の席で、チェックインの手続き。

海には、仙酔島へ往復する船も見える。


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泊まらせていただく部屋は、広くて良い雰囲気。

芸予諸島の景色を眺めながら、この週末はのんびりまったり過ごさせていただこうか。

寝室も広く、

部屋には露天風呂も完備されているので、快適な休日。


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お部屋に露天風呂はあるものの、広い浴場も貸切で使えるとのことなので、まずはそちらに入ることに。

お風呂から上がると、部屋に戻って瀬戸内の景色を堪能しながら、冷えたビールを頂いた。

『うん、やっぱり美味いなあ』

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夕食は、部屋食である。

好きなクラシック音楽を聴きながら、静かに食事をいただける部屋食が俺の好み。

もちろんまずはビールである!


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美味しい刺身には、日本酒が欲しくなる。









鞆の浦らしい、鯛めしが最高に美味しかった。






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翌朝は、まず部屋のお風呂へ。

日の出を眺めながら、心地よいお湯にゆっくりと浸かる。

『いやあ、海を眺めながらの朝風呂は最高である』


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のんびりまったりの朝の時間。

久しぶりに、豆を挽くところから淹れるコーヒーを、ゆっくりと楽しませて頂いた。

贅沢な気分の休日の朝。

そして、静かな朝はゆったりと読書も楽しむ。


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いつもより、少し遅めの朝食。





『ごちそうさまでした。 柑橘類のジュースも、とても美味しかったなあ』

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朝ご飯の後は、しばし鞆の浦を散策。










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部屋に戻ると、よく冷えたペリエで喉を潤す。

のんびりまったり、妻と二人、初めてお世話になった地元のお宿で、最高の休日を楽しませて頂いた。

このような旅が、気兼ねなく楽しめる日が待ち遠しいなあ。

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瀬戸内シーカヤック日記: しまなみ海道キャンプ&SUP旅の翌日は、24万キロ超えのロードスターで仁田米買い出し/日御碕神社参拝/日御碕でのお昼ご飯でのんびりまったり/三刀屋の焼き鯖

2021年10月03日 | 旅するシーカヤック
2021年10月3日(日) 金曜土曜で、マツダ6にSUPをカートップして、

しまなみ海道ソロキャンプとSUP旅を楽しんだ翌日は、

妻と二人で24万キロを超えたNBロードスターで島根にオープンドライブ。


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この週末は、秋晴れの予報であり、絶好のオープンドライブ日和である。

このNBロードスターは横浜単身赴任時代に購入したもので、もうすぐ20年を迎え、総走行距離は24万キロを超えている。

持ち主と同様、外観は草臥れているが、きちんとメンテナンスを重ねてきているので、エンジンやトランスミッションは未だに元気である。

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今日の目的は、新米が出ているらしい『仁田米』の新米の買い出し。
朝6時に、幌を開けて家を出る。
外気温は13℃ほどなので、今シーズン初めてヒーターを入れてのドライブ。
三次に近づくと、霧の中の幻想的な景色。

途中で見つけた、鳥を模したような不思議な鉄塔。

いつも立ち寄る道の駅で、無事に新米の仁田米を購入することができた。


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米の買い出し以外は特に予定は決めずに家を出てきた。
時計を見ると、まだ8時半過ぎ。
『せっかくだから、妻と日本海を観に行ってみようかな』

まずは、稲佐の浜でしばし休憩。

旅の安全を祈願する。

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次は、俺の最もお気に入りの神社、『日御碕神社』へ。

途中の道路から見える全景は、こんな感じである。

駐車場にクルマを停め、神社へと向かう。

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俺が好きなのは、この朱色。

今日の絶好の秋空と、この朱色のコントラストが、なんとも最高なのである。









ここでも旅の安全を祈願。
何度訪れても飽きることのない、出雲歴史を感じさせる美しい景色である。

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お昼ご飯は、途中で仕入れてきたお弁当を日御碕で食べようということに。

駐車場には、そこそこクルマが入っているが、遊歩道はまばらな人出。

以前来たときに見つけていた、ベンチのある休憩所へ。

ここは眺めもよく、日陰で風も通って快適なのだが、他には誰もおらず貸切状態。

今日のお昼ご飯は、途中のスーパーで買い込んできた、『炙り寿司セット』と出雲の『割子そば』

絶品の炙り寿司を食べ、そばを啜りながら、日本海の絶景を眺める贅沢な時間。

食後もしばし休憩し、のんびりまったり、至福のひと時。

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帰り道では、気になっていた焼きサバの店に立ち寄る。

炭火焼きとガス焼きがあり、値段は1割違うとのこと。

朝通った時に見えた、盛大な煙は、炭火焼きの焼きサバを作っていたのだなあ、と納得。


***

家に帰ると、今日の晩御飯は、炭火焼きの焼きサバと、

茹で紅ズワイガニという、日本海買い出し食材をつまみにビールを堪能。

『ああ、今日も人混みを避けてコロナ対策万全の、楽しいドライブだったなあ』

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瀬戸内シーカヤック日記: 緊急事態宣言明けの『しまなみ海道』貸切ソロキャンプ&SUP旅

2021年10月02日 | 旅するシーカヤック
2021年10月1日(金) 緊急事態宣言が明けたこの日は、在宅勤務での仕事を午前中の早い時間で切り上げ、SUPを積んだマツダ6で家を出る。
目指すは、俺の庭の一つである『しまなみ海道』

事前の電話で、今日のキャンプ地は俺以外に予約が入っていないことを確認済み。

台風の影響で少し風はあるものの、快晴で心地よい秋の行楽日和。

駐車場から何度かに分けて荷物を運び、テントを張ってキッチンを整える。

ベンチに座り、眺める碧い秋の空。


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道具を運んでいると、キャンプ場の駐車場を除草作業されている年配の方に、少し離れた場所から話しかけられた。
『今日はキャンプかい?』
『はい、そうです。 電話したら、もう一つのキャンプ場は他に3組くらい予約が入っている聞いて、ここを確認したら俺以外の予約はないって言われたので、ここに来ました』

『独りで寂しくないの?』
『独りが良いんですよ! コロナの心配もないし、静かにのんびり楽しめます』

時折聞かれる、『独りで寂しくないのか?』という質問に、俺はいつも苦笑い。
人付き合いや団体行動、たむろすることが苦手な俺は、独りで旅することの自由さが最高の幸せなのである。
ここ1年は仕事もほぼ在宅勤務となり、会社で人に会わなくて済むことや、必要な時以外は会話しなくても良いことのありがたさを実感している。

***

少し遅めのお昼ご飯のお供は、久々となるキャンプでのエビスビール!

『プシュ』 『トクトクトクトク、シュワわわわー』 『グビグビ、グビリ プハーッ美味い!!!』
他に誰も居ない貸切状態の絶景キャンプ地で、独り静かに飲むエビスビールは至福のひと時である。

食事の後は、ビールを飲みながら、kindleで読書の時間。

ここ1年ほど、キャンプ地での読書が楽しみの一つになった。


***

そろそろ日が沈む時刻。

刻々と変わっていく海辺の夕暮れを、独り楽しむ。

なんと贅沢な時間なのであろうか。

対岸の街にも、灯が灯る。


***

夕食は、おでんとアサリのヌタ。

食事を終えると、小さなLEDランタンの仄かな灯りに。

60歳まで残り2年となった中年親父は、静かで暗いキャンプ場で独り、今後の生き方について様々な想いを巡らせる。
『俺はこれまで何をしてくることができたのであろうか?』 『次のライフステージでは、何を目指して、どのような仕事をすべきなのであろうか?』
ここ1年考え続けてきたことであり、自分自身の中ではイメージは固まりつつあるが、たまにはこんな時間も良いものだ。

***

翌朝まで、テントの中にセットした快適なコットのおかげでぐっすりと眠り、爽快な目覚め。
テントから這い出し、ヤカンに水を入れてコンロでお湯を沸かす。

このコンロも長年使ってきて愛着が湧いている。 シンプルな道具は、なかなか壊れないものである。

淹れたお茶を飲みながら、日の出前の海辺の景色をゆっくりと楽しむ。

しばらくすると、日の出の時刻。

今日も良い一日になりそうだ!

***

朝食は、俺のキャンプの朝食の定番である、かき揚げうどん。
食後はコーヒーを楽しみ、再びテントに入ってコットに寝転び、俺が大好きな木枯し紋次郎を読む。

8時半を過ぎると、道具を片付け、車に運び、忘れ物をチェックしてキャンプ地を辞した。
『貸切で快適でした。 お世話になりました』

***

今日の予定地は、大三島のいつもの浜。

快晴で風もなく、最高のSUP日和である。


***


SUPを運び、ラダーとリーシュをセットして、準備完了。

しまなみまで足を伸ばしたのは、本当に久々。

綺麗な海を漕ぐのは、やはり気持ちが良いなあ。

途中の浜で休憩したり、海底のエイを観察したりしながら、1時間ちょっとのSUP漕ぎを楽しんだ。


帰りは途中の道の駅でお弁当のお昼ご飯。


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マツダ6、2Lガソリン車の燃費が、遠出では結構良い値。

省燃費走行が得意な俺は、ハイブリッドでもないNAの2L-6AT車で、140km位走ってなんと18.6L/kmである。

***

緊急事態宣言が明け、ようやくブログも再開させていただいた。
感染予防には細心の注意を払いながら、芸予ブルーの海旅を楽しんでいきたいものである。

『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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