あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: カヤック&バイクで春のしまなみ海道キャンプツーリング_岩城一周

2015年03月29日 | 旅するシーカヤック
俺の旅は、今日は東へ明日は西へ。 風の吹くまま気の向くままの、フラリ風来坊の旅。
先々週末の周防大島、先週末の島根半島に続き、今週末はお気に入りの『生名島』を拠点に『しまなみ海道』へ。

2015年3月29日(土) 9時前には波間田の浜に到着し、出艇準備。

今日は晴れて最高のツーリング日和。
昼前から南西の風が吹く予報だが、今は全くの凪である。

海の透明度も高く、ツーリング気分が高まっていく。
今日のパドルは、久し振りの『アークティックウインド』

カヤック肘が治ってから、肘への負担が少ないグリーンランドパドルを使っていたのだが、そろそろリハビリも終了。
本格的な漕ぎに向け、使い慣れたアークティックウインドを引っ張りだしてきたのである。

一漕ぎ一漕ぎ、懐かしい漕ぎ味を楽しみながらのパドリング。
『うん、やっぱり長距離漕ぎにはこの感じだな』

今日は潮の関係から、カウンタークロックワイズで岩城島一周の予定。

造船所の北を回って生口島との間の海峡を南下。
波一つない鏡のような海面を、滑るように進んでいく。

『ああ、ほんまに気持ちええなあ。 春が来た』


***

1時間半弱で、岩城島のいつもの浜に上陸。

しばし島内を散策し、ターミナルで夕食の焼肉用のレモン豚と、おやつ、妻に頼まれていたデコポンを購入。
浜に戻って漕ぎ出した。

途中、おやつにミニレモンケーキをパクリ。

『おお、これは美味しいな』


波間田の浜に、無事戻ってきた。

***

シーカヤックをカートップし、カヤックと道具、ウエアを潮抜き。
キャンプ場にロープを張って、ウエアを干す。

着替えると、今度は自転車をクルマから降ろす。

『じゃあ、昼ご飯を食べにいこうかな』

お気に入りの景色を眺めながら、のんびりサイクリング。
到着したのは『しまでカフェ』

今日は『摘み菜ランチ』

骨まで柔らかい鯛がメインで、野菜もタップリ。
食後のコーヒーもお願いし、のんびりまったり。
『ごちそうさまでした』

***

店を出ると、再びキャンプ場へ。

生名橋では強い南西風で海がギラギラ。

『いやあ、今日は早めに漕いでおいて正解だったなあ』
名前は知らないが、黄色い花と青い海のコントラストが美しい。

風は強いものの、晴れて快適な休日。

***

自転車をカートップすると、今度はクルマでフェスパへ。
温泉とサウナにゆっくりと浸かって、体の潮抜き。 のんびりまったり。

キャンプ場に戻ると、まずは乾杯!

今日の最初の一本は、先日まで中国出張に行っていた長男の土産、『ハルピンビール』
栓抜きで蓋を開け、グラスにトクトクトク。 シュワワワワ。
『いただきます』 『グビ、グビ、グビリ』 『プハーッ。 こりゃ最高や!』
長男もお気に入りというだけあり、美味しいビールである。

綺麗な景色を眺めながら、楽しかった一日を振り返りつつ飲むビールは最高だ。
晩ご飯は、岩城島で買い出してきた『レモン豚』の焼肉。

調理は、お気に入りのオピネルで。

レモン豚をパクリ。 ビールをグビリ。 シシトウをパクリ。
『うん、これ以上何が要る?』

***

管理人さんにお借りした地元の広報誌を開く。

『へえ、魚島にお店ができたのか』 今度行ったら寄ってみたいものである。

徐々に暮れなずむ、しまなみ海道のキャンプ場。

なかなか良い雰囲気じゃあないか。

誰もいないキャンプ場で、独り静かにビールを飲む。
これぞ、至福の一時。

***

翌朝は、早朝から片付け。
クルマに荷物を積み込み始めた頃、予報通り雨が降り始めた。
『ああ、この休日も最高に楽しかったなあ』

先々週末は周防大島キャンプツーリング。 先週末は妻と二人で島根半島キャンプツーリング。
そして今週末は、しまなみ海道でのキャンプツーリング。
三周連続で、とても充実した休日が続いている。

『まだまだ春を楽しむぞ。 さて、来週はどこ行こう?』

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瀬戸内シーカヤック日記: 春の島根半島ツーリング_子離れ夫婦の、のんびりまったりキャンプ旅

2015年03月22日 | 旅するシーカヤック
『今週末は、天気が良かったら島根半島に漕ぎに行こうかと思うとるんよ。 予定がなかったら、せっかくじゃけえ、一緒に行かんか? というても、いつもの浜でキャンプじゃけど』
『うん、ええよ』
『じゃあ決まり。 せっかくガソリン使うて行くんやから、たまには一緒に島根ドライブを楽しもうや。 俺が漕ぎよるときは、クルマで本でも読んどりゃあええわ』

***

2015年3月21日(土) 朝起きてPCで天気予報をチェックすると、島根は波の高さ1m。 昼頃から晴れるそうである。
『ようし、これで決まり!』
この週末は、2015年初となる島根半島キャンプツーリングである。

***

朝5時に起き、コーヒーを飲みながら天気予報をチェックし、最後の荷物チェック。
最近、ワゴン車はほとんど俺独りでカヤックツーリング専用に使っている。
そのため、カヤックは積みっ放しだし、荷室にはカヤック道具とキャンプ道具一式がいつも積んであるので、着替えなどちょっとした荷物を積み込みだけで、いつでもキャンプツーリングに出掛ける事ができるようになっているのである。

家から3時間半弱で、お気に入りのエリアの一つに到着した。

ほとんど風もなく、晴れ間も覗き、海は島根半島ブルー。 絶好のツーリング日和である。
『ああ、今年も日本海で漕ぐ事ができる。 ようやく春がやってきたんだなあ!』

カヤックを降ろし、安全装備一式を積み込んで、出発準備完了!
『じゃあ、漕いでくる。 1時間か1時間半くらいで戻ってくるから、ゆっくり休んでおいて』

***

今日は9時過ぎに出艇。 本当に島根半島も近いものである。

島根半島でもお気に入りのエリアがいくつかあるのだが、ここは出艇地からすぐ近くに洞窟潜りを楽しめる島がある。

少し足を伸ばせば、日本海らしい断崖絶壁の自然海岸も楽しめるし、少し荒れていても近場で十分楽しめる、便利な場所。

まずは、お気に入りの洞窟くぐりから。

これが、芸予諸島とは違うカヤックの楽しみである。

カヤックでしか潜れない、狭い洞窟。 見上げると天井は高い。

コバルトブルーの海の色を楽しみながら、洞窟を潜り抜けて行く。

***

洞窟を抜けると、自然海岸巡り。

この抜けた景色を眺めると、日本海を漕いでいるという実感が湧いてくる。
しばらく漕ぐと、こじんまりとした湾内に、隠れ家的なプライベートビーチ。

カヤックを引き揚げ、しばし海を眺めて休憩する。

『いやあ、ええ場所やなあ!』 ここは気に入った。

***

『さて、そろそろ戻るとするか』
戻る途中、綺麗な入り江を発見し、久し振りに水中撮影。

『いやあ、やっぱ島根半島はええなあ。 来て良かった』


***

結局予定通り1時間半程漕いで浜に戻った。 『帰ってきたよ』
『思ったより早かったねえ』 『うん、でも十分楽しんだからね。 じゃあ、お昼ご飯を食べに行こうか』
シーカヤックをカートップして潮抜きし、着替えて出発。

訪れたのは、神代そば。

『俺一人じゃあ、こんな店にも来ないからねえ。 今日は一緒だから楽しいよ』

割り子蕎麦と、釜揚げの鶏蕎麦を注文。

二人だと、違うものを注文してシェアして楽しめるのも嬉しい限り。
『やっぱりここの蕎麦は美味しいね』 『ごちそうさまでした』

食後は玉造温泉へ。

俺一人ならキャンプ地の近くの温泉で済ませるのだが、せっかく久し振りに『子離れ夫婦の島根半島ドライブ』なので、今日は妻がお気に入りの温泉で楽しんでほしいと思うのである。

***

温泉で1時間ほどのんびりまったり過ごした後は、彩雲堂さんに立ち寄り、おやつを購入。

その後、いつものスーパーで買い出しし、いつもの浜へと移動。

二人で荷物を運び、テントを張り、椅子とテーブルをセットして準備完了!

妻は彩雲堂のお菓子を。

俺は、銀河高原ビールを。

久し振りの日本海を眺めながら飲むビールは最高である。


***

しばしビールを楽しんだ後は、夕食の準備。
まずは新鮮なワカメでしゃぶしゃぶである。

サッとお湯に潜らせると、一瞬できれいな緑色に変わる。 これをポン酢でパクリ。
『うーん、美味い。 春が来たあ』

少しだけだが、メカブも準備。
『おー、これはこれは。 やっぱこの粘りが和布蕪だよねえ。 あー、春春!』

ワカメしゃぶしゃぶのあとは、刺身。

島根産の甘鯛が旨い。

夕食のメインは焼肉。

炭火で肉を焼いてパクリ。 そしてエビスビールをグビリ。
『プハーッ。 こりゃ最高やなあ!』


***

2015年3月22日(日) 朝はゆっくりと6時に起床。
冷え込みもひどくなく、快適なテント泊であった。

起きだすとまずはお湯を沸かしてコーヒーをいれる。 そして、スープとパンで簡単な朝食。

『今日は出雲大社に行ってみようか』 『人が多くない?』 『うん、だから早めに行こうや』

9時半には出雲大社に到着。 それでも人は多いが、駐車場にも余裕があり、早めにきた甲斐があるというものである。

本殿に参拝。
出雲大社ならではの、『二礼四拍手一拝』

『そういえば、遷宮してからは初めてだね』

神社の裏側に回り、新しくなった本殿を見学。


その後は、普段あまり歩かないエリアを散策。

『テレビでやってたから、ここに来てみたかったのよ』 『ふーん、こんな風になっていたんだ。 知らなかったなあ。 これは楽しいね』

カフェで、ぜんざいもいただいて、大満足の出雲大社参拝。

***

2015年初めての島根半島ツーリングは、子離れ夫婦の、のんびりまったりキャンプツーリングとなった。
『次はタンデム艇を持ってきて、二人で漕ごうや』 楽しみだ!

先週は周防大島でスナメリに遭遇し、今週末は島根半島ツーリングを楽しむ事ができた。 さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 春の周防大島キャンプツーリング_『スナメリ』遭遇&『伊勢小島』訪問

2015年03月15日 | 旅するシーカヤック
2015年3月14日(土) 朝5時前に起きると、PCを開いて天気予報をチェック。
『えー、松江道は冬用タイヤ規制。。。』
3月も半ばになった事だし、天気がよければ島根半島ツーリングをと考えていたのだが、この状況では諦めざるを得ない。

再び様々な候補地の天気予報をチェックし、『よし、決めた』
コーヒーを飲み、服を着替えて準備完了。
まだ寝床でゆっくりしている妻に、『じゃあ行ってくるよ。 松江道は冬用タイヤ規制だから諦めて、今日は周防大島に行ってくる』 『はい、気をつけて』

***

通い慣れた下道を通り、周防大島へ。
曇り空ではあるが、そのおかげで放射冷却もなく気温も高め。

9時前には出艇準備を完了し、春の海へと漕ぎ出した。
浮島に向けて漕ぎ進んでいると、次第に青空が覗き始める。

風もなく、絶好のシーカヤックツーリングコンディション。

***

遠くに見える黒島の上に、白い雲が一つだけフワリと浮かんでいる。
青い海と青い空、さらに濃い島の緑、そして白い雲のコントラストが、なんとも美しい。 『あー、春の雰囲気だなあ』

ペタリペタリと春の芸予諸島の海を漕いでいると、『プシューッ』という聞き慣れた音が!
『あ! これはスナメリだ』

パドリングの手を止め、耳を澄ませて周囲をワッチ。
『プシューッ』 『あ、あそこだ』
カメラを取り出し、時折呼吸のために浮かんでくるスナメリを狙ってシャッターを押す。

スナメリを写真に収めるのは難しいのだが、なんとか写っていた。

今年の春も、この海域でスナメリに出会う事ができた。 嬉しいものである。

***


再び漕ぎ出し、頭島の西側を通って黒島へ。

ここからは、黒島の西側を北上。

今日は、この黒島を巡って戻ろうと思っていたのだが、北を見ると良い感じの島が見えている。
幸い海のコンディションも良く、これならあそこまで渡れそうだ。

という訳で、2つの島が浜でつながっている島へと目指して漕ぎ進む。

漕ぎ出してから約2時間で、この島に上陸した。 距離にして13kmほど。

ここは、初めて訪れる島。 『伊勢小島』である。

2つの島をつないでいる浜は、細かい砂ではなく砂利のような石の浜。


少し早いが、ここでお昼ご飯。
砂利の浜に座り、コンビニで買い込んできたお弁当とお茶。 『いただきます』
初めて訪れた雰囲気の良い島で、春の芸予諸島を眺めながら、ゆっくりとお昼ご飯をいただいた。 『ごちそうさまでした』

せっかくだから、伊勢小島を一周してもどろうか。

ここからは、再び黒島へ。

帰りは黒島の東側を通る。

高台に集落が見えてきた。 さらに岬を回ると、港が。

いつか、この島もゆっくり散策してみたいものである。
この辺りから、少し南風が吹き始めたので、島の散策は諦めて早めに戻る事にした。

***

黒島の南端を超えてからは、頭島や浮島の岸沿いではなく、出発した浜に向けてまっすぐ漕ぎ戻る事に。

風は徐々に強くなり、次第に海がザワついてくる。 ここから先は、写真を撮る気にもならないくらいの状況が続いた。

向かい風に負けないよう、ナローブレードのウッドパドルで、一漕ぎ一漕ぎしっかりと水をキャッチ。
波のリズムも利用して、粘り強く漕ぎ進んで行く。
カヤック肘が直ってから、初めてのマジ漕ぎである。

こんな時、もし自分の力では漕ぎ上がれなくなってしまったら、出発地点に戻れないことになる。
アクセルを踏めばどんな坂でも向かい風でも楽に進めるクルマでのドライブとは全く違う世界。

海の上でたった独り。
自分の体力と経験、そして気力を信じ、遥か遠くに見える出発地点を目指して、一漕ぎ一漕ぎ、まるで亀や蟻のようなゆっくりとした動きで前に進んで行くのである。

こうして漕ぎ続ける事、約1時間。

少し風が落ち、目指す浜も近づいてきた。

無事到着。

今日は結局5時間半、約25kmのツーリングとなった。 カヤック肘が完治して以来、初めての本格ツーリング。
スナメリにも遭遇できたし、伊勢小島も初めて訪れることができた。 充実した春のシーカヤックツーリング。

***

冷たい風が吹く中、シーカヤックをカートップし、ドライスーツを脱いで、カヤックと道具を潮抜き。
『浜に無事戻ったよ』 無事を知らせるいつものメールを妻に打つ。

ようし、じゃあ買い出しして温泉に行くか!
周防大島に来ると、いつも買い出しに行く魚屋さんへ。

太刀魚と海老の刺身、そして”魚屋さんの醤油”を購入。
その後、コンビニとスーパーでビールと食材を買って温泉へ。

ゆっくりと温泉につかって、5時間半のツーリングで疲れた体を癒す。 『あー、やっぱ漕いだ後の温泉は気持ちええなあ』

***

風呂から上がると、今日の宿泊地である浜へ。

少し風があるが、静かで眺めも良い浜である。

今日は車中泊なので、テントは張らず、東屋の下で夕食。

まずは、エビスビールで独り乾杯!

『グビ、グビ、グビリ』 『プハーッ。 やっぱ最高やなあ!』

今日のメインは刺身。
エビの刺身を、魚屋さんの醤油をちょっと付けてパクリ。

『おー。 これはなんたる旨さ!』
トロリとした濃厚の旨さを持つ海老の身は、最高に美味い。

刺身に付いている海老の頭も外して、濃い緑色のミソを啜る。 『おお、なんともはや!』
ビールを『グビリ』 これ以上、何が要る?

やっぱシーカヤックの楽しみは、キャンプツーリングに尽きるなあ。
まさに、至福の一時!

***


夜は、LEDランタンのほのかな明かりで独り静かに酒を飲む。

なかなか良いキャンプの夜じゃあないか!

3時に雨音で目が覚めた。
『結構降るなあ。 今日はテントを張らず、車中泊にして正解だった』
5時過ぎに置きだすと、まだ雨が降っている。

東屋の下でお湯を沸かし、LEDランタンを付けて、スープとパンの朝食。
食後には、コーヒーをゆっくりと楽しむ。

***

久し振りの周防大島は、スナメリとの遭遇、伊勢小島訪問、そして美味しい刺身でビールと、最高のキャンプツーリングを堪能する事ができた!
もう春はそこまで来ているゾ!

さあ、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: RX-8で『太華園ラーメン』&『忠海の石風呂』&『安芸津のじゃがいもコロッケ』

2015年03月08日 | 旅するシーカヤック
先週後半は、日帰りの千葉出張に続き、日帰りの京都出張と、連日の出張で少し疲れ気味。
雨や風で漕ぎ日和でもない週末は、久し振りののんびりモード。

2015年3月8日(日) 今日は、妻と二人でドライブに出掛ける事にした。 クルマは久々に乗るRX-8。
長男がまたまた中国出張中で、『たまにはRX-8を動かしておいて』と頼まれていたのである。
それにしても彼は、昨年から海外出張が続いており、中国&韓国は何度行ったか覚えていないほど。 そして秋には1ヶ月半のメキシコ出張も経験し、海外出張に関しては俺よりも経験を積んで経験豊富である。

うらやましい限り。

***

今日は、忠海の石風呂がメインであるが、その前に竹原の太華園さんでお昼ご飯。

定番の中華そばを2つと餃子を注文。

数週間振りの太華園さんのラーメンである。
『ごちそうさまでした!』

***

石風呂に到着。

風はあるが、晴れて芸予諸島の景色が美しい。

入浴毎に1枚頂けるサービス券が10枚たまっていたので、今日は一人分はタダである。 ありがたいことだ。

今日は少し遅めに到着したので、俺たちは5番目くらいであった。
少し待つと、ご主人が『はい、入れますよ』と声を掛けてくださり、一斉に石風呂へ。

ここは床に乾燥させたアマモが敷いてあるのだが、その日の最初が一番乾燥しているので、フカフカで気持ちよいのである。

***

しばらく待つと、たっぷりと汗が噴き出してくる。
『これこれ。 本当に気持ちいいなあ』
タップリ汗をかくと休憩所に寝転がり、白湯やお茶を飲んでしばし休憩。

これを何度も繰り返す。

今日は、最初こそ人数が少なくゆっくりと入れたのだが、途中から若いカップルやグループが結構来られ、大賑わい。
『今日は本当に多いね。 テレビで放送でもされたかな?』

石風呂に入って汗をかき、

風呂から出ると海風にあたって、火照った体を冷やす。

この繰り返し。

『ああ、気持ちよかった。 タップリ汗を出して、心も体も軽くなったようだ』

***

帰りには、安芸津に立ち寄り、大好きなジャガイモコロッケを購入。

『これで今日のつまみができたね。 帰って早く、エビスビールをグビリ!と飲りたいなあ』

6MTの変速を楽しみながら、ロータリーエンジン独特のフィーリングを堪能するドライブ。
お気に入りのラーメンを食べ、石風呂でたっぷりとデトックスし、帰ってからのローカルB級グルメのつまみも手に入った。

シーカヤックこそ漕げなかったけれど、まあまあ充実した休日になったじゃあないか。
『さて、来週はどこ行こう?』

***

最近のお気に入り:

ようやく揃った!

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瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターでオープンドライブ_金比羅参り、屋島、高松うどん

2015年03月01日 | 旅するシーカヤック
この週末は、妻と二人でドライブ旅行。

『どこか泊まりに行こうか。 俵山温泉でのんびり? それとも、どこか行きたい所ある?』 『普段あまり行かない所がええね』
『じゃあ、中国地方じゃないね。 四国はどうかな』 『うん、四国でもええよ』
『ようし、久し振りに金比羅さんにお参りしに行こうか。 海旅の安全祈願をして、高松でうどんを食べて。 うん、これに決定!』

***

2015年2月28日(土) 朝7時に家を出て、ロードスターの幌をおろして山陽自動車道へ向かう。
家の近くでは気温が3℃と比較的暖かい朝であったが、標高が上がるたびに気温は下がる。 『今日は冷えるねえ』
ヒーターのファンを全開にし、冬の早朝の道を駆け抜ける。

朝食は、小谷SAで。

アンデルセンのトーストセット。

瀬戸中央道のPAでも一休み。

日が昇ると気温も上がってきて、快適なオープンドライブ。


***

四国に入り、一般道を走っていると、多くのうどん屋さんが目に飛び込んでくる。
『ちょっと、一杯食べて行こうか』

最初のお店は、偶然見つけた『かめまる』さん。
朝10時半までは、かまたまうどんがなんと一玉130円のタイムサービス。 『そりゃあ、まずはこれでしょう!』

ネギと天かす、大根おろしに少々のショウガを入れる。
しっかり混ぜて、玉子を絡めればこれが美味いのである。
『ごちそうさまでした』
店を出る時に、駐車場に止まっている何台ものクルマを見ると、いずれも香川ナンバー。
観光客ではなく、地元の人が朝ご飯代わりに食べているお店のようである。
『最初から、なかなか良いお店に出会えたねえ』

***

次に向かうは、今回のメインである金比羅さん。

二人の息子達がまだ小学生くらいの時に家族で来て以来である。

50歳を超えた中年夫婦が、一段一段、階段を登って行く。
うっすらと汗ばみながら、ようやく神社へ到着。 『冬で良かったね。 夏だったら大汗で大変かも』

『今年の海旅の安全、なにとぞ見守り下さい!』

会場安全祈願の後は、しばし絵馬などを拝見。

じっくりと眺めると、瓦も興味深い。

金、金、金

***

ホテルに向かう途中、満濃池の表示を見て、ロードスターを右折させた。
中学校の地理で覚えた満濃池の名前であるが、まだ一度も現物を見た事が無かった。 これは良いチャンスではないか!

到着してみると、なんとも広大な池。

『へえ、これがあの満濃池か。 でっかいなあ』 『景色もいいから、来て良かったね』

***

ちょうど昼過ぎ、ちかくのうどん屋さんへ。

小縣家。 しょうゆうどんが有名らしい。

運ばれてきた大根を、一生懸命スリスリして待つ。

うどんにおでん。
大根おろしをたっぷりと掛け、醤油を掛け回して食べるうどんはなんとも言えない美味。
『おー、このうどんは美味しいな』 さすが、うどん県。

***

次に向かうは、『瀬戸内海歴史民族資料館』

眺めの良い海沿いの道を走り、

到着したのは、五色台にある資料館。 どうやら、お客さんは俺たちだけのようである。

とは言え、入館料は無料で、瀬戸内海の海洋文化に関わる様々な展示と説明があり、見応えは十分。

槙肌やテグスを売り歩いていた船や機帆船、打瀬船、大崎上島の櫂伝馬、櫂や櫓、漁具などなど、興味深い資料が展示されている。

『うん、これはなかなか良いじゃないか』

***

ホテルにチェックインした後は、屋島へ。

名物だと言う瓦投げにもチャレンジ。

明日は雨の予報だが、幸い今日は晴れてなかなかの絶景。

初めて訪れた屋島。

ここの景色は気に入った。

機会があれば、この山頂にある宿に泊まって夕日を眺めながら、冷えたビールをグビリと飲ってみたいものである。


***

ホテルに戻る。
今回の旅は、普段からこんなダメダメ親父を世話してくれ、家事も頑張ってくれている妻に対する感謝の気持ちを示す旅。
という訳で、おれの小遣いからホテル代を出す事とし、ちょっとだけ奮発して特別室を予約。

広くて快適な部屋である。

夕食はバイキング。

まずはビールで乾杯。
様々な料理を楽しみ、

ビールをグビリ。
お腹が一杯になった後は、ワイン、そして日本酒をチビリチビリと飲りながら、ホテルのレストランで妻と二人、のんびりまったりの静かな夜を楽しんだ。

***

2015年3月1日(日) 今日は朝から雨と風の日曜日。
天気予報通りだから、特に観光の予定もなく、気にならない。
ホテルで朝食を摂り、チェックアウト。 『せっかくだから、庵治の方を下見したいんだ。 行ってみてもいいかな?』 『うん、いいよ』

源平合戦で那須与一が扇を射たという駒立岩に立ち寄る。

その後、庵治の海沿いの道を走るが、なかなかシーカヤックを出せそうな浜が見つからない。
ようやく見つけたのが、この浜。

『うん、ここならカヤックが出せそうだ』

***

帰りには、『うどんの一福』さんへ。

ここではお昼ご飯として『かけうどん』

妻は”あつあつ”で、おれは”ひやあつ”で注文。
シェアして食べてみると、麺の感じが大分違う。 『これ、面白いね。 やっぱり俺は”ひやあつ”が好きだなあ』
『ごちそうさまでした』

与島SAで一休みし、

『ようし、家まで帰ろうか』

***

久し振りとなる、妻と二人でのドライブ旅行。
土曜日は、冬のオープンドライブをたっぷりと楽しみながら、金比羅参りを無事終える事ができた。
瀬戸内海歴史民俗資料館、屋島、うどんをを堪能した香川の旅。
『ああ、今回も楽しかったなあ』

『さて、来週はどこ行こう?』

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