あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: またまたYB125SPで今治散策ツーリング

2018年10月21日 | 旅するシーカヤック
2018年10月20日(土) この週末は、晴れの予報だが少し風がある模様。
いつもならカートップしてあるシーカヤックも先日の用事で降ろしてあり、どうしても海を漕ぎたいという気分ではないので、YB125SPで一泊二日の旅に出ることにした。

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朝まだ暗いうちから着替えを準備し、防寒・防風対策のウエアを準備して、出発した。
安芸灘大橋は、125ccの原付なら50円と格安であり、とびしま海道やしまなみ海道あたりを散策するには、125ccバイクは本当に最適な遊び道具だと思う。
薄手の皮のグローブだけでは少し寒かったので、バイクを止めて持参してきた軍手を重ねる。

ヘッドライトを点けてバイクで走るなんて、本当に久しぶりである。

日の出も近づき、東の空が美しく染まっていく、なんとも心地のよい時間。

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下蒲刈〜上蒲刈〜豊島

豊島〜大崎下島〜岡村島

今朝の海の景色は、その光の帯が、なかなかに印象的。


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今治行きのフェリーに乗り込み、船の中で朝ごはん。

今日は、家から持参したメロンパンのサンドイッチと、ポットに詰めてきたホットコーヒー。
フェリーから見える、しまなみの景色も素晴らしい。

キャンプの朝も良いが、早朝の旅も、なかなかいいのだ。


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少し風がある芸予諸島の海を、今治に向けて進んでいく。

来島海峡では、これまた美しい光景が眼前に広がった。

やはり、この橋の下を潜る時がこの船旅の楽しみの一つだなあ。

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フェリーを降りると、バイクを西に向けて走らせる。
着いたのはここ。

鴨池海岸。

先日、『がんばっていきまっしょい』の中古DVDを手に入れて見てから、一度訪問したいと思っていたのである。

それにしても美しい海岸。
目の前には小さな島もあり、今度は是非、シーカヤックを積んで来たいものである。

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再びバイクにまたがり、今度は高台へ。

最近、バイクの機動性を活かした展望台巡りにはまっている俺。

この高台も、途中からはとても狭い道で、あまり車では来たくない場所であった。

駐車場にバイクを止め、階段の整備された山道を歩く。

展望台に到着!
ここは、『近見山』の山頂展望台。





この絶景を独り占め。
なんとも贅沢な時間である。

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山を降りると、今度は玉川へ。

目的地は、『玉川近代美術館』

印象派の中でもバルビゾン派が好きな俺は、美術館巡りも楽しみの一つ。
今回ここでは、『須田国太郎と独立美術協会の画家たち』という企画展を拝見することができた。

独立美術協会の画家の方の作品も展示してあり、目を引く画の説明を読んでみると、その方はベラマンクに師事された方ということで驚いた。
俺が、下手な水彩スケッチを始めるきっかけになったのは、広島で開催されたベラマンク展を見たからなのだ。
『いやあ、やはり好きな画風というのはあるのだなあ』

小さいけれど、とても雰囲気の良い美術館であった。

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ここからは、今治バイクツーリングの定番、鈍川温泉へ。

日帰り温泉施設に行き、ゆっくりと1時間ヌラリとした俺好みのお湯を楽しんだ。

着替えてから、『ここは、再入場は可能ですか?』と聞くと、『食事してからまた入られますか?』
『はい、そうしたいんですが』と答えると、再入浴券を渡していただいた。

隣接する食堂へ行き、ラーメンを注文。

温泉施設の食堂なので期待していなかったのだが、とても美味しくいただいた。
『ごちそうさまでした』

再入場し、しばし休憩してから再び温泉へ。
午後は、午前中より人が少なく、のんびりまったりアルカリ温泉を楽しむことができた。

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夕方には予約していたホテルにチェックインし、しばし街を散策。

そして今日のメインは、今治焼き鳥。
俺が好きなのはこのお店。

『世渡』さん。

前回訪問時に、5時に行ったらほぼ満員だったので、今日は余裕を持って4時40分には店の前に。
それでも俺は2番手であった。

5時前に開店し、カウンターへ案内される。
まずは大好物の生ビールと、皮。

一緒に供されるキャベツは、皮のタレをつけて食べると美味である。

手羽先。

ミンチボール。

ビールの次は熱燗で。

この肝が、なんとも柔らかくて無茶苦茶美味い!

『ごちそうさまでした!』

年々寂しくなる商店街を散策。

『美しい景色を眺め、展望台を探索し、温泉に浸かって、美味しい今治焼き鳥で一杯。 最高の旅だなあ』


***

翌朝は、ゆっくりと過ごし、9時半にホテルを出た。
再び街を散策し、気になっていた標識を確認。

そう、ここは『ドンドビ交差点』と言う名称なのだ。
昨日、バイクで走っていて気づいたのだが、なんとも不思議な地名。

辺りを見回すと、碑があった。

どうやら、ドンドビとは、昔の城のお堀に設置されていた水を制御する設備に由来しているらしい。
ドンドビとは、漢字で書くと『呑吐樋』
なるほど!

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今日のお昼ご飯は、今治旅では定番である『かねと食堂』さんへ。

いつもと変わらない、昭和の景色。

今日は、カレー中華をいただいた。


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帰りは、12時発のフェリー。

お客さんも少なかったので、シートではなく寝転ぶことができるスペースに行き、横になってiphoneでダウンロード済みの雑誌を読んで過ごす。
風はあるものの、芸予ブルーが美しい休日。

この週末も天気に恵まれたなあ!

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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこへ行く?

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瀬戸内シーカヤック日記: 2週連続しまなみ海道・妻と二人でのんびりまったりキャンプ旅

2018年10月14日 | 旅するシーカヤック
2018年10月13日(土) 今日は朝起きると、キャンプ道具の準備を始める。
先週末は、YB125SPで、しまなみ海道へとソロツーリングを楽しんだのだが、その時に下見した場所でキャンプしたくなり、今週末は妻とクルマで再びキャンプに出かけることにしたのである。

とはいえ、ミニマムパッキングを旨とする俺のキャンプスタイルに加え、ソロキャンプ用品は常にアテンザワゴンに積み込んであるので、準備と言ってもシュラフとマットを積み込む程度。
あっという間に準備は終わり、『じゃあ、出発しようか!』

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大島までくるとICを降りる。
まずは、キャンプスペースの確保のため、キャンプ場へと山を登っていく。
そして、到着!

そう、今日の目的地は、カレイ山公園のキャンプ場なのである。

今日は快晴ということもあり、しまなみらしい絶景!
『いやあ、ここでキャンプしたかったんだよなあ。 最高のロケーション』
キャンプの手続きを終えると、今日の昼ごはんと晩御飯、明日の朝ごはんの食材の買い出しへ。

キャンプ場の方に教えていただいた、地元のスーパーで買い物。

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キャンプ場への帰り、途中看板を見つけた、『石文化伝承館』へ立ち寄ってみる。

ここは入場無料。 名前を書いて、入館させていただいた。
昔の石材生産に関する道具のミニチュアや、

各地の石が展示されている。


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キャンプ場に戻ると、お昼ご飯の準備。

今日は妻と二人だが、いつものソロキャンプと同様、簡単調理である。

お昼ご飯は、鶏ガラスープを用いた、餃子とニラ、玉ねぎ、きのこの簡単鍋。

これを食べながら、しまなみの絶景を眺め、ビールを飲み、最後はうどんを入れてお腹いっぱい。
『ごちそうさまでした!』

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しばし休憩すると、

ガタバウトチェアに座って、スケッチを楽しむ。

何度描いても上達はしないが、写真を撮るのとは違って、数十分間お気に入りの景色に向き合う時間が大好きなのである。

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気分転換と運動のため、しばし散策。

この島は大島石の産地なので、公園の石垣にも当然のように大島石が使われている。
ヤギ。

石。

何かのオブジェ。

アップダウンのある道を歩き、少し汗ばむ程度のちょうど良い運動になった。

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徐々に日が傾くと、夕食の準備の時間。

晩御飯も、昼の残りのスープを活かし、しゃぶしゃぶ風鍋。

後半はたっぷりの唐辛子を投入し、少し涼しくなってきた気温の中、体を中から温める。

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食事を終えると、展望台に登り、夕方の景色を堪能。

舟折瀬戸の流れが良く見える。

能島も目の前だ。

昼から夕方まで、太陽の位置によって景色の雰囲気も変化し、眺めているだけでも飽きることがない。


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日が暮れると、小さな電池式ランタンを灯し、

地元で仕入れたスダチを絞り込んだ焼酎を、ゆっくりと楽しむ。


これがしまなみ海道の夜景である。

適度な明るさで、キャンプの邪魔をしない絶妙な夜景。

『ああ、最高の1日であったなあ』

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朝起きると、まだ日の出前。
テントの外に這い出し、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。

コーヒーを入れたカップを持ち、展望台へ。
ここで、日の出を待つことに。

冷え込む中、しばし待っていると、ようやく日の出のタイミング。









海に伸びる光の道が、良い感じ。

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朝食は、うどん。

かき揚げ、キムチ、地元のテンプラ、そしてミョウガも入れた、豪華版である。

朝食を食べると、今日は別の場所でスケッチ。

いやあ、上手く描けるようになりたいなあ。

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ガタバウトチェアに座ってコーヒーを飲み、ゆっくりとキャンプ道具を片付ける。
『じゃあ、お先に失礼します』
もう一人のバイクで来られているキャンパーの方に挨拶し、キャンプ場を辞す。

せっかくなので、しまなみ街道でのウオーキングを楽しもうと、来島海峡大橋へ。
道の駅にクルマを停め、歩き始める。

いつもなら自転車はバイクで走る道を、妻と二人で歩くのは不思議な感じ。

天気も良く、気持ちの良い運動である。

さすがに好天の日曜日。

多くのサイクリストの方が、サイクリングを楽しんでおられた。

自転車なら見落としそうな景色も、歩きなら見つけることができる。


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1時間ほど歩き、クルマに戻って生口島へ。
PAで昼食。

レモンラーメン。

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ここでも、腹ごなしにウオーキング。















広島県と愛媛県との県境まで歩いて引き返した。

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この週末は、絶景のカレイ山公園でキャンプして、のんびりまったりビールを飲み、下手くそながらもスケッチも楽しんだ。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPで『しまなみ海道』キャンプ&展望台開拓ツーリング

2018年10月08日 | 旅するシーカヤック
2018年10月7日(日) 台風一過の日曜日。
明日は有給休暇をとっているので、たまにはバイクでキャンプツーリングを楽しもうと、しまなみ海道へと出かけることにした。
YB125SPのリアボックスに、テント、シュラフ、マットほかのキャンプ道具一式と着替えを詰め込み、いつものクーラーボックスもベルトで固定する。

このクーラーボックスが、買い出しの時に大活躍するのである。
氷を入れて、何より大事なビールを保冷することはもちろん、食材も保管できるし、帰りにはキャンプ中に出たゴミを持ち帰るのにも役立つのだ。

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晴れの予報だが、いまひとつ雲が晴れない海沿いの道を、久しぶりの単気筒エンジンの感触を楽しみながら、のんびりと走る。

今日は、忠ノ海からフェリーでしまなみ海道へ渡るのである。
うさぎの島で大人気の、大久野島で大勢のお客さんを降ろし、静かになったフェリーは大三島へ。


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橋を渡って伯方島へ。

キャンプ場を借りる手続きを済ませ、チェックインまで時間があるので、島を一周してみることに。

綺麗な海水浴場を回り、

ふるさと歴史公園の展望台へ。
ここからの眺めが、なかなかの絶景である。

造船所も良く見え、多くの島がずらりと並ぶ、しまなみならではの景観。


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再び、島一周へ。
途中で、地元の秋祭りの集団を見つけ、バイクを降りてしばし見学。

125cc、単気筒のバイクで、トコトコとのんびり走る島の道は、楽しいお散歩である。

雰囲気の良い神社を見つけ、バイクを止めて参拝してみる。

誰も居ない静かな境内。

お賽銭を入れ、旅の安全を祈願する。


***

時間になったので、地元のスーパーでお昼ご飯と、夕ご飯の食材、そしてビールを買い出し。

キャンプ場に行き、テントを貼る。

落ち着くと、待ちに待ったお昼ご飯。

今日のメインは、スーパーの横で売っていた、焼き鳥丼と、焼き鳥の串、そしてエビスビール!

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食事が終わると、kindleで読書を楽しむ。

昼前からようやく晴れた秋空も美しく、少し暑くはあるが爽快な秋の休日を、島の静かなキャンプ場で、のんびりまったり堪能する。


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夕方になると、再び食事の準備。

バイクでのキャンプ旅ということで、クッカーはトランギアのメスティンとエスビットストーブの組み合わせ。
必需品である風防は、自作である。
固形アルコールを使う、コンパクトなクッカーセットは、ミニマムパッキングを旨とする俺のキャンプスタイルにピッタリである。

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ビールを飲み、ウイスキーを飲み、

夜になると小さな焚き火を楽しみ、楽しいキャンプの夜は更けていく。

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朝起きると、まずはお湯を沸かしてコーヒーの時間。

朝ごはんは、いつものようにうどんである。

メスティンは、うどんにもピッタリのサイズ。

俺の好きな、かき揚げうどんで、体を温める。

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今日二杯目のコーヒーを飲むと、荷物を片付けて、出発である。
まずは、大島のカレイ山展望台へ。

ここも、なかなかの絶景である。

能島の周りの潮流も良く見え、

反対側には、大島石の採石場も良く見える。


そして、ここは平山郁夫さんがスケッチした場所だとのこと。

確かに、素晴らしい眺めであるなあ。


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再び伯方島に戻り、今度は開山公園へ。

ここも、3連休の最終日とは思えぬ静かなスポット。

この絶景を、独り占めである。

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ここから、大三島、生口島、因島、向島を走って尾道へ。

やはり、とびしま海道やしまなみ海道エリアで遊ぶには、125ccの原付がピッタリである。
小回りは効くし、橋の料金も安く、気軽に狭い山道にも入り込むことができるのだ。


***

久しぶりに引っ張り出したYB125SPで、しまなみ海道を堪能したキャンプツーリングであった。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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