あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 梅雨入り前に灰塚ダム湖でSUP漕ぎ & お気に入りの西田鮮魚店で買い出してVinoble Vineyardのスパークリングワインを堪能

2023年05月28日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月27日(土) 旅が続いて、最近はなかなか漕ぎ出せなかったが、久々にマツダ6セダンにSUPを積み込み灰塚ダム湖へと向かう。

9時頃に到着し、SUP漕ぎの準備。

曇り空ではあるが、風もなくなかなかの漕ぎ日和である。

水温も上がっており、今日は今年初めてとなる裸足でのSUP漕ぎ。

『良い季節になったなあ』

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穏やかな水面を、久しぶりのSUPで気持ちよく漕ぎ進む。

新緑も目に鮮やかで、朝の楽しいダム湖散歩。


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バスやブルーギル狙いのボートも少なく、静かなダム湖。

風がない日は水面が鏡のようになり、独特の景色が楽しめる。

それも俺が灰塚ダム湖がお気に入りとなった理由の一つ。


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途中で、驚きの発見!

湖面に浮かんでいる小さなブイの穴から、植物が育っているのである。 ブイの底の穴からは、長い根も伸びている。

偶然風で運ばれた種がブイの穴に入り、穴が底まで繋がっているので根から水も吸収できるため穴の中で成長したものであろう。
この限られた環境でどこまで成長できるのか分からないが、頑張って欲しいものである。

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途中で、甲羅干しをしている亀も発見。

クサガメとは異なり、おそらく外来種と思われる。

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今日は、1時間ほどのお散歩ツーリングを楽しんだ。

『やっぱり漕ぐのは楽しいなあ』

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せっかくここまで来たので、庄原市内に立ち寄ってお気に入りの西田鮮魚店で晩ごはんのおかずを購入。

帰りには、途中にあるラーメン屋さんへ。

ラーメン並をいただいた。

『ご馳走様でした』

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夜は、西田鮮魚店で買ってきた『タコの刺身』、『イカネギ焼き』、『エイ肝』

先日、三次のVinoble Vineyardで購入したスパークリングワインを飲みながら、美味しく頂いた。

SUPを漕いで、スパークリングワインを楽しみながら美味しい晩御飯を食べる。
充実した週末。

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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第5弾は妻と二人で北海道旅_小樽で念願の政寿司再訪、旭山動物園、青い池、北海道博物館

2023年05月23日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月19日(金) 昨年秋から開始した、定年退職前の旅三昧の一年も、仙台への旅から始まり、沖縄訪問2回、壱岐・対馬のあるくみるきく旅に続き、北海道の旅へ。
前回の訪問は2016年の4月で、その時に訪れた小樽の政寿司さんがとても気に入ったため、妻ともまたぜひ行きたいね、と話していたのである。

G7サミットで厳戒態勢の広島空港から飛び立ち、新千歳空港からはJRで小樽に直行。

気温は13℃と、広島に比べるとかなり低い。


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まずはお昼ご飯。
特に決めていなかったが、直感で駅前のラーメン屋さんに飛び込んでみた。

『ラーメン西や』さん。

妻は塩ラーメン、

俺はビールと、こってり味噌ラーメンをニンニクありでお願いした。
 
このこってり味噌ラーメンのスープがバカ旨で驚いた。
『ご馳走様でした』

初日のお昼ご飯からヒットである!

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昼からは少し街を散策し、お土産なども購入。
そして、予約していた運河クルーズへ。

ほぼ満員で、多くは韓国や中国からのインバウンド客が占めている。

運河から一旦海に抜け、再び運河に戻る。

運河の北端でUターン。

昔の製缶工場。

古い設備も残っている。
 
運河沿いでビールを飲んでいるのを発見!

これは、クルーズの後にぜひ訪問せねばなるまい!!!

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と言う訳で、小樽ビールのお店へ。

晴れてきた運河を眺めながら、のんびりまったりと飲む小樽ビールの美味いことよ!

まさに、至福のひとときである。

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夕方からは、政寿司さんへ。

今日は、せっかくだからプレミアムコースをお願いしている。
楽しみだ!

最初の一品はウニ。

ウニ漁が解禁されており、ちょうど良い時期に来たとのこと。
前回は4月だったので、寿司ネタから言うとこの季節が良いのだそうである。

雲丹は、醤油要らずでそのままいただいてもしっかりとウニの美味しさが楽しめる。

続いて政寿司名物だというイカ刺し。

なんとも贅沢なことに、うずら卵の卵黄と雲丹を醤油にしっかりと混ぜていただくのである。
『うーん、これは絶品』

***

子持ちのシャコ。

貝にマグロ。

このマグロを塩でいただくと、驚きの旨さ!

焼き物は、なんと鮑。

一緒に焼いてある椎茸も、とても美味しい。

***



 

 

 
最後は、ウニの食べ比べ。

最初は紫ウニ、続いてエゾバフンウニを頂いた。

『もう何も言うことはない』

念願の政寿司訪問は、プレミアムコースで大満足。
『ご馳走様でした。 また来ます』

 

***

2023年5月20日(土) 二日目は、朝から観光バスでの旅。

集合場所となっている近くのホテルまで歩いて移動し、手続きを済ませてバスに乗り込む。
バスは高速道路を走って旭川へ。

途中のSAで休憩し、

旭山動物園に到着。


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二種類の動物を一緒に飼育し展示している動物園は初めてみた。
 
混合飼育は、ちゃんと狙いがあるようだ。
 
このような設備の動物園も初めてだし、大学と共同での企画も行われているとのこと。
 
チンパンジーの動きが活発で、これまで見たことのないような様々な生態が、様々な視点から観察できる。



 
いやあ、これは人気が出るはずだなあ!

***

動物園を出発すると、バスは美しい丘陵地帯『パッチワークの路』を走る。
 
ここにはセブンスターの木や、ケンとメリーの木などを見る事ができる。
 
さらに十勝岳連峰の方に向けて走り、
 
青い池へ。
 
空は晴れて、絶好の観光日和。
 

***

続いてファーム冨田へ。
 
ラベンダーの季節にはまだ早いが、温室でラベンダーを見る事ができる。
 
ラッキーなことに、ポピーは満開であった。
 
今回は、この観光バスツアーを予約していて正解であった。

***

夜は、ホテル近くの居酒屋さんで、一杯飲る。


 

 

 

***

2023年5月21日(日) 最終日は朝から雨。
風も強く、かなり体感温度が低い北海道の初夏。

チェックアウトまでホテルでのんびり過ごし、札幌駅でコインロッカーに荷物を預けるとお昼ご飯。


 
ここ『できたて屋』さんでは、『ご馳走三種』と『三味のフライ』を注文。
 
妻とシェアして、美味しく頂いた。

***

午後は、JRとバスで北海道博物館へ。

ここの展示はとても充実していて見応えがある。
 

 

 

 
ここには本当に来て良かったなあ。

***

新千歳空港から広島空港に戻ってくると、少し離れた場所に駐機している外国の飛行機のところに、多くの緊急車両が走り込んできた。
G7サミットの首脳だとは分かったが、帰路で見たニュースによると、

どうやらゼレンスキー大統領を護衛する車列であったようである。

***

2016年以来の訪問となった北海道の旅。
念願の政寿司再訪に加え、運河を眺めながらの最高のビールタイム、旭山動物園や十勝岳連峰の絶景が楽しめた観光バスツアー、充実した展示の北海道博物館などを楽しむ事ができ、想い出に残る最高の週末となった。

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(6)_六日目は宮本常一ゆかりの浅藻訪問→最終日は荒海をフェリーで博多へ

2023年05月14日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月6日(土) 今日は、おろしかの宿を出て対馬南部へ。
雨の予報であるが、宮本常一ゆかりの浅藻を訪問予定ということで、気持ちが昂る。

途中、西漕手へ。

対馬の東西を行き交う時、ここで船を乗り換えた場所なのだそうだ。


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そしていよいよ浅藻に到着。

豆酘漁港。

しばし集落を散策。

歩いている人がほぼ居ない静かな集落である。

そして、『浅藻開港の碑』
残念ながら、石碑は文字が読めない状態になっていたが、『忘れられた日本人』を想い出し、今この場に居る事ができていることに感慨はひとしお。

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雨と風が強くなってきたので、レンタカーの中でお弁当を食べ、天気予報と船の運行状況をチェック。
すると、ジェットフォイルは運行するかどうか分からないとの情報。

明日は、昼過ぎのジェットフォイルで博多まで戻る予定なのだが、出航できないようなら予定が大幅に狂ってしまうので、急遽フェリーに変更すべく、一旦厳原に戻る。
チケット売り場でフェリーへの変更と一等室を確保することができ、一安心。

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そして今日の宿へ。

最後の宿は、『美女塚山荘』さん。

夕方まで部屋で、かん酎ハイを飲みながら本を読む。

晩御飯は、これまた豪勢なセットである。

これに、ゴマサバが、

貝と鶏が、

更には小イカが追加された。


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ここでも、宮本常一関連のガイドを頼まれることも多いという宿のご主人や、同宿されていた方との四方山話で楽しいひととき。
ご主人に、『また来ます。 今度はぜひ浅藻のガイドツアーをお願いしますよ』

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翌朝は、朝食をいただいて宿を辞す。
厳原でレンタカーを返却。

対馬では、4日間で約500kmを走行し、燃費は22.5km/Lであった。

対馬は主要道路でも基本的に片側1車線で、直線部分はほとんどなくカーブの連続。
しかも道幅が狭く、タイトなカーブも多く、それにアップダウンが加わるため、運転にとても気を遣う地域であった。
ここを軽のハイトワゴン、CVTで走るのは、本当にタフなドライブ旅であったなあ。

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フェリー乗り場の売店で、司馬遼太郎の著書を購入。

フェリーは定刻に出航してくれたが、沖はかなり荒れて揺れる予想だそうだ。

3Fにある一等室のベンチで、酒も飲まず、本も読まず、荒れて大きく前後左右に揺れる中をひたすら外の景色を眺めてやり過ごす。

船酔いや乗り物酔いには強いと自負している俺も、壱岐まで向かう左後方からの大波の区間は平気であったが、

壱岐から博多に向かうルートで真横からの波による大きなローリングには少し手こずらされ、酔いこそしなかったものの脂汗が出てきて少しソファーでウトウトしてしまった。
『無事に帰ってこれたけど、最後は流石にキツかったなあ』

***

人生初となる、壱岐対馬の旅は、コロナ禍も一段落して宿で出会った方々との四方山話/地元の昔話も含めて久々となる『あるくみるきく』の旅を楽しむことができた。

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(5)_五日目はレンタカーで対馬の中部を散策し宿でのんびりまったり

2023年05月14日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月5日(金) この宿に連泊の二日目は、昼前から雨の予報なので午前中にレンタカーで近くを散策する予定。
ボリュームタップリの朝食をいただき、食べきれない残りは持参したタッパーに詰めて今日のお昼ご飯にする。

『じゃあちょっと出かけてきます』

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まずは、都々智(つつち)神社の海中鳥居。

潮が引いていれば、海の中にある道を歩いて参拝できるようだ。

今日はまだ少し潮が高いので、歩くことができなかったのは残念だが、とても珍しい眺めである。


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小茂田濱神社。

ここは、かつて元寇がやってきて壮絶な戦が繰り広げられた場所だとのこと。

往時を偲び、手を合わせる。


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椎根の石屋根倉庫。

ここも、対馬ではぜひ訪ねてみたかった場所の一つ。

芸予地域では見ることのない、対馬ならではの構造の貴重な小屋が残っている。

対馬の資料館でも、このような文化財をもっと展示や紹介をすれば良いのではないだろうか。

***

宿の近くまで戻り、温泉で旅の疲れを癒す。

俺以外のお客さんは、地元のお爺さんばかりであった。

昼が近づいてきたが、幸いにもまだ雨が降らないので、烏帽子岳展望所へ。

ここは宿のおばちゃんが、ぜひ行ったほうが良いよ、とお薦めされていたスポット。
晴れていればさらに良いのだろうが、それでも対馬ならではの絶景である。
宿に戻る途中、昨日立ち寄った神社を通りかかった。

やはり水中にある鳥居の方が、厳かな感じがあるなあ。 昨日の朝来ていて良かった!

***

宿に戻ると、お昼ご飯を食べながら焼酎を飲み、食後はkindleで宮本常一の本を開く。

午後は少しお昼寝タイム。
壱岐対馬に来てから、レンタカーを使いながらも毎日17,000〜20,000歩程度歩く日が続いていたので、疲れが溜まっていたようである。

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晩御飯は、刺し盛り、

刺身丼、

そして地元料理だという『とんちゃん』

今日も、もう一人のお客さんと二人分とはいえ、とても食べきれないボリューム満点のご馳走である。

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ビールを飲み、刺身を食べ、とんちゃんをいただく。
『とんちゃん、美味しいですね』

食事をしながら、宿のおばちゃんに話を伺う。
『宮本常一という人の本を読んでいると、昔は集落毎に鍛冶屋さんがおられたということですが、このあたりはどうだったんですか?』

『この人のおじいさんが、鍛冶屋さんをしよったんよ。 あれ作ってくれ、これ直してくれ、言われたら、儲けも考えずにすぐにやりよっちゃった』

『鍛冶屋さんだけじゃなくて、カゴとか作る職人さんもおったよ。 海にウニを獲りに行って、そのカゴに入れて持って帰りよった』

『今はだいぶ減ったけど、私らが子供の頃はイカが沢山取れよった。 私らもイカの皮を剥くのは手伝いよった。 親はイカを干してスルメにしよったんよ』

『晴れた日は天日で、雨の日は小屋で薪で火を焚いてスルメを作りよったねえ』

『長崎の方から船が来て、各集落を回って私らが作ったスルメを買いよった。 またその船は日用品や宝飾品なんかも積んできとったから、母親なんかはその宝飾品を買うのが楽しみじゃったようなよ』

『対馬の人はおっとりしとって、あまり人も疑わんところがある。 爺さんなんかも知らん人でも、家に来てご飯食べさせよったねえ』

『私らも儲けることはあまり考えずに、美味しいものをたくさん食べて喜んでもらいたいいう気持ちの方が強いんよ』 『なるほど、じゃからこんなにご馳走を出していただけるんですね。 納得しました』

***

コロナ禍も一息付き、久々となる『あるくみるきく』の旅となった。

明日は、この旅最後の宿に移り、対馬南部を散策する予定。
宮本常一ゆかりの浅藻訪問も予定しており、楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(4)_四日目はレンタカーで対馬の中部と北部を散策

2023年05月13日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月4日(木) 今日からは、レンタカーを借りて対馬各地を散策する予定。
8時にレンタカーで厳原を出発し、北へと向かう。
まずは万関橋。

ここは、明治時代に軍艦が東西をショートカットで通行できるよう掘り切られた瀬戸ということで、絶景が楽しめる。

それにしても、ここを開くのは大変だったであろう。

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和多都美神社

今日は午前中が満潮ということで、早速ここを訪れたと言う訳である。

やはり、水に浮かぶ鳥居の方が荘厳な感じを受ける。


神社を参拝し、料金を支払って奥にも入らせていただいた。

木々が茂り、静かな社。

とても良い雰囲気であった。


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さらに北上し、日本海海戦記念碑へ。

海岸まで降りてみる。

そこには、生きる力の泉が。

日本海海戦で、沈没した戦艦から命からがら逃げてきたロシア兵たちを、そこで働いていた農婦の人がこの泉に案内したのだとか。

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途中のショッピングモールで昼ごはんを食べ、車に戻ろうとすると、こんな掲示を見つけた。

宮本常一の功績が書いてあり、嬉しい発見。
その他にも様々な情報が発信されており、中には対馬から朝鮮まで泳いで渡った人の話や、

初代ミス日本が、対馬出身の女性だったという驚きの情報。

さらには興味深い、藻刈舟の話まで。


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異国の見える丘展望台へ向かう途中、山の中で養蜂しているスポットを発見。

その後何日か対馬島内をクルマで走っていると、様々な場所で養蜂しているところがあったので、とても盛んな様子である。

異国の見える丘展望台。

今日は生憎の曇り空で諦めていたが、肉眼ではうっすらと韓国を見ることができたのは嬉しい限り。

移動の途中では、こんな看板も。

至る所で、ツシマヤマネコを交通事故から守るよう啓発する看板を見かける。

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対馬野生生物保護センター。

保護されているツシマヤマネコを見学させていただいた。

ここから少し足をのばし、日本最北西端の碑も訪れてみた。


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藻小屋。

民俗学に興味のある俺としては、ここは対馬でぜひ訪れてみたいと思っていた場所の一つ。

危険なためか、中には入れないよう規制されていたが、外から見学できるだけでも嬉しい。

海藻を畑の肥料として活用するという昔の人の生活の知恵は、細々とではあるが芸予諸島の島の人達も受け継いでいる。

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海人神社。

長い階段を登っていく。

今回の旅の安全を祈願。


***

移動途中、集落を少し散策してみた。
石積みの壁。

衛星を利用していると思われる、携帯の基地局。

立派な門構え。

高床式の小屋。

屋根の上には、強風対策なのか石が置かれているところも。

やはり芸予諸島の集落とは雰囲気も異なっており、なかなか興味深い散策であった。

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夕方、予約していた民宿『おろしかの宿』さんへ。
部屋に入る頃、雨が降り始めた。 ちょうど良いタイミング。
夕食は、多くの刺身や地元の『ろくべい汁』、

そしてサザエも。

『前はサザエも、3つも4つも出してお腹いっぱい食べて貰いよったんやけど、値段が上がって一つだけになったんよ。 ごめんね』と宿のおばちゃん。
『いやいや、刺身もこんなにあって、サザエもあって、食べきれんくらいですよ。 嬉しいです』

ビールを飲み、焼酎を飲み、仕事で長期滞在しているという同宿の若い人とも会話を楽しみながら、美味しい食事をたっぷりといただいた。
『ご馳走様でした』

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明日もこの宿に連泊しながら、対馬中部を楽しむ予定。
『雨が降りませんように!』

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(3)_三日目はフェリーで壱岐の『みしま周遊』&対馬へ移動し穴子料理を堪能

2023年05月10日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月3日(水) 旅の三日目となる今日は、昼過ぎのフェリーで対馬に渡る予定。
ホテル付近の散策は初日に済ませていたので、空いている午前中をどのように過ごそうかと考えてみたところ、レンタサイクルかバイクを借りての散策か、二次離島となる原島・長島・大島に渡るフェリーで離島周遊するかのプランが浮かんできた。
壱岐に来るのはそう簡単ではないので、せっかくだからなかなか行く機会のない二次離島を訪問してみることに。

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ホテルから歩いて数分のところ、橋の袂に小さなフェリー乗り場がある。

時刻表をみると、郷ノ浦を08:20に出発すると原島、長島を経由して09:10に大島に到着するようだ。

折り返しとなる大島出発が09:30なので、20分ほど上陸できる事になる。

調べてみると、フェリー乗り場の近くに大島神社があるのでそこには参拝することができそうだ。
安い料金でなかなか訪れることができない離島を巡ることができるのは、遊覧船に比べるととてもリーズナブルな旅である。

***

時刻になるとフェリーは出港。

今日も晴れており、絶好の船旅日和である。

お客さんもそれほど多くはなく、静かな船内。

途中、近くでマグロの養殖と思われる生簀も見えた。

目的地の島も近くに見える。

***





このフェリーで、新聞も運ばれていた。

また携行缶を使って島で使うガソリンも運べるようである。

大切な生活インフラとなっていることを実感した。

***

大島の港に到着。

大島神社まで散策。





急な階段を登り、

もう一段高いところに拝殿が見えてきた。

良い雰囲気の神社である。

旅の安全を祈願。


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フェリー乗り場まで戻る。

今後来ることがあれば、海水浴場で海を眺めながらビールでも飲み、のんびりまったりしたいものである。

定刻に、郷ノ浦まで戻ってきた。
なかなか訪れることができない壱岐の二次離島の景色を眺め、生活インフラとしての船の役割を知るることができ、とても楽しいプチ『あるくみるきく』船旅となった。

***

お昼ご飯は、地元で人気らしい中華料理屋さん『福壽飯店』さんへ。

気になっている、スペシャル皿うどんとビールを注文。

待ち時間は結構長かったが、ビールを飲みながら待つ。

これが、スペシャル皿うどん。

ボリュームがたっぷりあるが、これはなかなか美味しいなあ。
ビールを追加で注文し、とても美味しくいただいた。 『ご馳走様でした』

***

フェリー乗り場に移動し、対馬へ渡るフェリーに乗り込む。

今回も一等席で、ゆったりと移動。

午後からは曇り空。

ただ海は穏やかで、揺れも少なく快適な船旅。
一等チケットがあれば、

横になれる船室だけでなく、3階にある展望デッキも使うことができるのは嬉しい限り。

ほぼ定刻に、対馬に到着した。

徒歩でホテルへと向かい、チェックイン。


***

晩御飯の時間まで少し余裕があるので、ホテルの周辺をしばし散策してみた。

万松院へ。













ここはとても趣のある寺院であった。


***

対馬博物館。

ここでは、展示室を出た後に嬉しい発見が!

宮本常一も参加した9学会調査に関する情報。

宮本常一が尽力して成立したという離島振興法。

そして、『しま』へに掲載された記事。
対馬を訪問したかった動機の一つが、かなり以前に読んだ宮本常一が著した『忘れられた日本人』であったので、とても嬉しい展示であった。

***

街をしばし散策し、







開店時間に予約していた『対玄』さんへ。

まずはビールで独り乾杯。 『グビリ、グビグビ。 プハーっ、旨い』
ゴマ鯖。

穴子の刺身。

対馬の地焼酎。


***

穴子の白焼き。

『いやあ、これは最高に美味しいなあ!』
炙りしめ鯖。

アナゴ天とイカゲソ、アオサの天ぷら盛り合わせと、アオサの味噌汁。

『ご馳走様でした。 とても美味しかったです』
壱岐の寿司屋さんでもオススメされた対馬の穴子料理をたっぷり堪能し、大満足の対馬初日となった。


***

明日からレンタカーで対馬巡りである。
楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(2)_二日目はレンタカーで壱岐巡り

2023年05月09日 | 旅するシーカヤック


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2023年5月2日(火) 旅の二日目となる今日は、レンタカーを借りて壱岐のスポットを巡る予定。
貸してくれたのは、軽のハイトワゴン。
北に向かって走る途中に見つけた神社にも立ち寄ってみる。

住吉神社。

旅の安全を祈願。

***

今日のメインの一つ、辰の島遊覧船乗り場に到着。

風もなく絶好の遊覧船日和。 どんな景色が迎えてくれるのか、楽しみである。



海の透明度の高さには驚かされた。

穏やかな海。







今は潮が満ちているということで、浅く狭い水路を抜けて外海にも出ていただくことができたのは、ラッキーであった。



芸予諸島の海とはまた異なる雰囲気を楽しむことができた。

***

次は猿岩。

近くには砲台跡も。

へえ、こんな雰囲気だったのだなあ。


***

昨日の寿司屋さんでお薦めされた、湯ノ本温泉にも立ち寄ってみた。

茶色いお湯で、とても体が温まる温泉であった。

***

鬼の窟。

古墳の中に入ってみることができるのは、とても貴重な体験である。


***

月読神社。

良い雰囲気の社である。

お参りし、

茅の輪潜りもさせいただいた。




***

男嶽神社。

多くの猿の置物が。

あまり見たことのない植物も。

ここには展望台が隣接しており、せっかくなので登ってみた。

新緑が美しく、絶景が楽しめる。

パノラマ写真も。


***

小島神社。

ちょうど潮が引いていて、歩いて渡ることができた。


***

一支国博物館。

ここにも展望台があるようだ。

見学が終えた後、展望台からの眺め。

次に訪れる予定の、原の辻遺跡も見える。


***

原の辻遺跡。

青空の下、歩いて見学。

船着場跡の模型も。

当時はこれが最先端の土木工事技術だったようである。


***

岳の辻。

ここが壱岐の最高峰であるとのこと。

比較的フラットな地形の壱岐の様子が良くわかる。


***

鬼の足跡。

少し歩くと到着。

こんな眺め。

ここは海沿いの草原で、とても気持ちが良いスポット。


***

壱岐は比較的小さい島なので、レンタカーを借りて8時から15時で行きたいスポットを全て巡ることができた。
たっぷりと壱岐の自然と景観を楽しめ、大満足の1日であった。

いよいよ明日は対馬への移動である。 楽しみだ。

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瀬戸内シーカヤック日記: 旅する年の第4弾は初訪問となる『あるくみるきく』壱岐・対馬の旅(1)_初日

2023年05月08日 | 旅するシーカヤック


***

2023年5月1日(月) 今日から7日間の旅に出る。
秋に定年退職となる私は、昨年秋からこの一年を旅を楽しむ年にすると決めていた。

昨年秋は、妻と二人で仙台への旅を楽しみ、今年に入ってからは沖縄独り旅を2回、そして第四弾となる今回は行きたくてもなかなか行くことができなかった壱岐&対馬の旅を企画してみた。
特に対馬は、『あるくみるきく』で有名な民俗学者である宮本常一の『忘れられた日本人』にも記述があるため、是非とも訪ねてみたいと思っていたのである。

***

新幹線とバスを乗り継ぎ、博多港に到着。

地図を見ると、心がワクワクしてくる。

今回の往路で利用するフェリーが入ってきた。

初日は、一等室での壱岐までの旅。

チケットには貸切ではないと明記されているが、一等のお客さんが少なければ、小部屋が実質的に貸切状態になるので快適な船旅が楽しめる。

***

昼過ぎに壱岐に到着。

いよいよ初となる壱岐上陸である。

チェックインまではまだ時間があるので、ホテルに荷物を預けて街を散策。


***

商店街の中には、こんな神社も。

ネット情報で知ってはいたが、実際に見るとかなりのインパクトである。

そこからしばらく坂を登り、お昼ご飯を食べるお店へ。

予約はしていないのだが、人気店と聞いている壱岐牛の弦さんへ飛び込みである。

***

せっかくなので、ビールと壱岐牛ランチを注文。

塩、タレ、ポン酢が準備された。
店員さんによると、塩とワサビで食べるのがオススメだそうである。

運ばれてきたのは、こんなに美味しそうな壱岐牛!

これを焼いて塩とワサビで食べると、『いやあ美味い!』 絶品である。
ビールをグビリ、壱岐牛をパクリ。 至福のひととき。

初日のランチから大満足!

***

ここから再び歩いて街へと戻る。

海も近い街のそばに、こんな渓流があるのには驚いた。

想像していたよりも高台があり、結構な急斜面の階段も。


***

ホテルにチェックインし、シャワーを浴び、スキンヘッドを剃り上げるとスッキリさっぱり。
夕方には、予約していた寿司屋さん『乃もと寿司』さんへ。

今日のカウンターは私一人で貸切状態。

まずはビール。 久々の恵比寿ビールである。

刺し盛りも注文。
すると大将が、『骨のついた刺身も試してみますか?』
『ええ、お願いします』

一番左側が、その骨のついた刺身である。
食べてみると、微かな骨の歯応えが感じられる新鮮な味わい。
『壱岐では、小魚の骨つきの刺身が地元の味なんですよ』との事。

***

魚を食べると焼酎も欲しくなる。
大将のオススメの銘柄をまずは一杯。

刺し盛りの次は、特上にぎり。



茶碗蒸しもいただいてみた。



大将曰く、壱岐の魚は美味しいのだけど、アナゴだけは対馬に勝てないのだとか。
『何が違うんですか?』
『壱岐は水深が浅い。 それに対して対馬は100mを超えるところもあるので水温が低く身が締まる』 『対馬に行ったら、ぜひ穴子を食べてみるといいですよ』との事。
『はい、対馬で予約している居酒屋さんで絶対食べてみます』

焼酎をおかわりし、大満足の晩御飯となった。
『ご馳走様でした。 また来ます!』

***


まだ明るい街を歩いてホテルへ戻る。

途中で購入したのは、壱岐発だという麦焼酎。

ホテルでしばし壱岐焼酎をチビリチビリと呑りながら、旅の初日を独り振り返る時間は至福のひととき。

***

さて、明日はレンタカーで壱岐巡りである。 楽しみだ!

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