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2024年5月4日(土) 還暦を迎えて選択定年退職し、転職してエッセンシャルワーカーとなった俺には、ゴールデンウイークは関係なく仕事に励んでいるが、今日はお休み。
朝早く起き、パックラフトをトランクに積んだNDロードスターで錦川を目指す。
オープンドライブを堪能し、7時前には北河内駅に到着。
07:30の列車まで時間があるので、装備をチェックしたり、ラジオを聞いたりして過ごす。
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時間になると、列車が到着。
ここからは、川側の窓の側に立って、今日漕ぎくだるルートを列車から下見する。
毎年微妙に流れが変わることに加え、水量によっても選択すべきルートが変わるので、この錦川鉄道を使った片道ツーリングはとても便利なのである。
ただ先日、中国新聞には錦川鉄道の存続に関する記事が掲載されていたので、ここも三江線と同じ運命を辿らないことを祈るばかりである。
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南桑駅に到着。
河原に降りて、パックラフトを膨らませていく。
MRSのパックラフトはとても良くできていて、俺のお気に入り。
ジッパーで開閉できるデッキが、荷物の収容にとても便利なのである。
今度はキャンプツーリングを企画してみたいものだ。
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準備が完了すると、パックラフトを錦川に浮かべ、乗り込んで漕ぎ出す。
今年の春は、仕事の休日に雨が降ったり、母親が倒れて救急搬送されて入院したり、旅の予定が入っていたりで、なかなか錦川下りを実現できなかったが、ようやくその日が来た!
晴れて風も弱い今日は、絶好のリバーツーリング日和。
春の小川を、のんびりまったりと漕ぎくだっていく。
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途中の河原に一旦パックラフトを揚げて、ハンドポンプでエアを追加。
川下りを始めると、春先の低い水温ではチューブ内の空気の温度が下り、圧力が低くなるためパックラフトの剛性が落ちて漕ぎにくくなるのである。
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それにしてもゴールデンウイークとはいえ、錦川をカヌーやカヤック、パックラフトで下っている人は他には見かけない。
また河原でキャンプしている人も居らず、多くの人が遠くから遠征してきてカヤックでの錦川の川下りや河原でのキャンプを楽しんでいた20年30年前とは、様変わりした連休のライフスタイルを実感する。
静かで水の澄んだ清流を独り静かに漕ぎくだるのは、まさに至福のひとときである。
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日が照ると、暑いくらいの陽気。
それにしても、久しぶりの川下りの楽しいことよ。
今日は朝早く起きて、錦川まで来て良かったなあ!
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今日のルートは約2時間ほど。
北河内駅近くの河原がゴールとなる。
パックラフトを乾かし、空気を抜いて片付ける。
パックラフトを背負い、駅までの道を歩く。
北河内駅まで戻ってきた。
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2024年初めてとなった、MRS製パックラフトでの錦川リバーツーリング。
天気にも恵まれ、最高の休日となった。
還暦初となるリバーツリーングを楽しんだが、あと何年川下りを楽しめるのだろうか?
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?