あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: とびしま海道_岡村島&小大下島日帰りツーリング&広島交響楽団・第367回定期演奏会

2017年02月26日 | 旅するシーカヤック
2017年2月25日(土) 朝起きて天気予報をチェックすると、今日は昼から風が上がる予報。
となると、今日は近場で早めに漕いで、午後からゆっくりとキャンプを楽しもうというプランで出掛けることに。

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近場でキャンプを楽しむとすると、『とびしま海道』がお気に入り。
キャンプ道具を積み込んだままのワゴンに乗り込み、デフロスターで凍ったフロントグラスの氷が溶けるのを、車内でコーヒーを飲みながら待って出発。

安芸灘大橋を渡り、下蒲刈〜上蒲刈〜豊島〜大崎下島、そして岡村島へ。

凍えるような寒さの中、シーカヤックを浜に下ろして出発準備。

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今日は大潮だが、この時間帯は上げ潮なので、ここから東進なら潮に乗って漕いで行けることになる。

まだ風もなく、日が当たればそこそこ暖かい。

ナローのウッドパドルに、冬の定番、コーカタットのドライスーツ。
下に、暖かい下着を着ているので、漕いでいると汗ばんでくるほどである。

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小大下島との間の海峡では、少し潮が複雑にぶつかりあう。

場所によっては、フェリーの引き波と相まってザブリザブリと高い波を漕ぎ抜けることに。

小大下島のあたりは、白い石灰岩が多いのが特徴。

昔の護岸も白い石が使われているし、

浜の石も白っぽいので、海の色もきれいに見える。

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石灰工場らしき廃墟。

何に使われていたのか不明な護岸。


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大下島との間の海峡へ到着。

遠くには、しまなみ海道の橋が見える。

潮止まりに近い時間帯なのだが、ここはいつもの通り早い流れ。


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今日はここでUターン。

岸沿いの景色を楽しみながらのコースタルツーリング。


それにしても、本当に独特の美しい海の色。

これを見るためにだけでも、このエリアに漕ぎに来る価値があるというものだ。
素晴らしい!

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転流した潮に乗って、快適に漕ぎ進む。

久しぶりに、みっちりと漕ぎ込み、気持の良い汗を流した。

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シーカヤックの潮抜きをし、濡れた手が凍えそうになりながら後片付け。
着替えて車に乗り込み、ヒーターの効いた車内でしばらくすると、人心地つくことができた。

大長のスーパーで買出しし、キャンプ候補地へ移動。

すると、キャンプ場はガラガラに空いているのだが、強い西風が吹いている。

吹きっさらしのスペースで、この風の中キャンプする気は急速に失せ、残念ながらキャンプは諦めることにした。


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明日は昼から予定があることだし、まあいいか。
せっかくの晴天の土曜日だったが、残念ながらキャンプなしの日帰りツーリングとなってしまった。

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日曜日の昼からは、広島交響楽団の第367回定期演奏会。
家でお昼ご飯を食べると、ロードスターで妻と一緒に広島市内にお出かけである。

場所はいつものHBGホール。

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妻はピアノ派だが、俺はバイオリン派。
でも、反田恭平のCDを聞いてから、俺もピアノに興味を持つようになってきた。

今回は、ケマル・ゲキチが出演ということで楽しみにしていたのだが、怪我をされたということで急遽、清水和音さんという方が代演である。

とはいえ、これも縁。
清水さんの演奏を楽しみにすることにしよう。

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まずは、メンデルスゾーンの『序曲 美しいメルジーネンの物語Op.32』

続いて、リストの『ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124/R.455』
清水さんのダイナミックかつ繊細な演奏と、オーケストラとの絶妙なハーモニーを楽しませていただいた。

アンコールは、リストの『ペトラルカのソネット』

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休憩の後、シューマンの『交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 春』

今日は、本当に美しいメロディーの曲が多く、オーケストラの素晴らしさを堪能させていただくことができた。

アンコールは、メンデルスゾーン『弦楽八重奏』

今日も、コンサートホールで生演奏のオーケストラの醍醐味を、たっぷりと味あわせて頂くことができた。

いやあ、やっぱり地元に交響楽団があるというのは良いものだなあ!

***

この週末も、残念ながら日帰りツーリングにはなってしまったが、とびしま海道を漕ぐことができ、日曜日には広島交響楽団のコンサートも楽しむことができた。
充実した週末の日々。

生涯不良のサラリーマンシーカヤッカー。
さて、来週はどこで何して楽しもうか?

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瀬戸内シーカヤック日記: 周防大島でキャンプ&俵山温泉宿泊、シーカヤック&バイク堪能連泊旅

2017年02月20日 | 旅するシーカヤック
2017年2月18日(土) 月曜日は有給休暇が取れたので、久しぶりとなる連泊旅を楽しむことにした。
土曜日に予定が入っていたイベントが、前日夜に急遽キャンセルになったという連絡を受けたので、旅の目的地を変更すべく、早速天気予報と楽天トラベルで宿をチェック。
これで、3連休の予定は決定!

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土曜日は、風が強い予報なのでハナからシーカヤックを漕ぐのは諦めて、のんびりキャンプを楽しむつもり。
なので、いつもより遅めに家を出た。

昼前に、いつもの浜に到着。

西風が強く、海は一面ウサギが飛ぶ荒れ模様。

風に飛ばされないよう注意してテントを張り、ペグをしっかりと打ち込んで、さらにテントの中に重しとなる荷物を入れる。
キッチンもセットして、これで今年初となるキャンプの宿はセット完了。

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今日は、密かな楽しみが。

先日、地元の刃物屋さんで購入した、キャンプ用ナイフを持ってきたのである。
これまでオピネルを使っていたのだが、店頭で見て気に入ったこの道具を使ってみるのが楽しみだ。

いつもなら、お弁当を買ってきてお昼ご飯を済ませるのだが、今日は簡単調理を楽しむことに。

白ネギを、キャンプ用ナイフでカット。
スパスパスパ。
これが、なんとも良い切れ味。

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100スキにオリーブオイルを一垂らし。

白ネギと魚ロッケをじっくりと焼き、ポン酢でパクリ。
ビールをゴクリ。 『うーん、美味い!』

魚ロッケの後は、ピリ辛オイルサーディンで味を変えてみる。

うん、これはお酒にも合うなあ。


***

空は晴れているが、相変わらず風は強いまま。

海はギラギラと、完全な荒れ模様。

自転車を漕ぐのも大変そうなので、しばしウオーキングを楽しむことに。

テントも飛ばされそうな強風の中、汗ばみながらのお散歩である。

久しぶりの強風下でのキャンプの日。

日がな一日、海の景色を眺め、ビールを飲み、ラジオを聴き、本を開く。
『うん、なかなか良い休日じゃあないか!』

***


晩御飯は、ワンタンスープを使った簡単鍋。

昼の残りの白ネギに、鶏肉やつみれを追加し、たっぷりの一味で味を締める。

『ああ、これは体が温まるなあ』

夜は、キャンドルの微かな明かりで、静かな時間を楽しんだ。

***


朝起きると、昨日の風は止んで、静かな芸予諸島らしい冬の朝。

空には半月が残り、コーヒーを飲みながら、次第に明るくなる朝の景色を楽しむ。

少し冷えるので、ストーブに火を入れ、股火鉢状態。

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今日はどうやらシーカヤックを漕げそうである。

しばし、朝の散歩を楽しむことに。

海は穏やか、風もなく、快適なパドリング。

目の前の島まで漕ぎ、Uターン。

1時間ほどの、朝のお散歩ツーリング。

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お昼ご飯は、俵山温泉に向かう途中の道の駅のようなスペースで、うどんを作って食す。

ストームクッカーで調理。

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午後2時前に俵山温泉に到着。
今回も、俵山温泉での定宿である、『たまや』さん。

部屋もきれいで、食事も美味しく、のんびりまったり過ごせる良い宿である。

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早速自転車を下ろし、しばしペダリング。

俵山温泉への入り口で写真を撮り、

初めて訪問する能満寺へと向かう。

ここが、能満寺。

結構カラフルなお寺である。


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手を合わせ、能満寺を後にする。

少し風はあるものの、快晴で気持ちの良い休日である。

少し山道も走り、宿へと戻った。


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ここからは、温泉三昧。

宿泊者は、チケットを購入すると、当日の12時から翌日の12時まで入り放題となるのである。
白猿の湯に入り、

部屋に戻って休憩し、

夕食前には町の湯へ。

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18時からは、楽しみにしていた夕食。

この宿では、部屋でゆっくりと食事を楽しめるのが嬉しい。
刺身をパクリ、ビールをグビリ。

もう、何も言うことはない。

〆は、美味しいご飯とお漬物、そしてふくも入ったお吸い物。

最高である。
『ごちそうさまでした』

しばし休憩すると、温泉に入り、部屋に戻ると本を開く。

『おやすみなさい』

***

朝目覚めると、お風呂に入って体を伸ばす。
朝食も、いつものように充実したメニュー。

『ごちそうさまでした』

***

今年初となるキャンプも楽しめた、3連休の連泊ツーリング。
キャンプを楽しみ、カヤックを漕ぎ、自転車を漕いで、温泉三昧の最高の休日であった。

生涯不良のシーカヤッカー。 さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 極寒の朝は、『こすま潮彩ルート』をお散歩サイクリング

2017年02月12日 | 旅するシーカヤック
2017年2月12日(日) 今日も朝から冷え込んでクルマのフロントグラスは凍っており、風もあって、海に出る気にはならない冬の朝。
ことしの週末は悪天候の日が多く、シーカヤックを漕いだのはまだ2回ほど。
キャンプツーリングには未だに出掛けられておらず、なかなか海を楽しむことができないでいる。

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無理をすれば海にも出られないこともないのだが、自分の鍛錬のためにでも、漕ぐ技術を磨くためでもなく、ましてや主義主張を訴えるためなどではなく、純粋にシーカヤックでの海旅を楽しむことが目的の俺は、基本的に漕いで楽しそうな日でないと海には出ないのである。
それでも、美味しいランチや自転車でのお散歩、クラシックコンサートなど、オフの楽しみには事欠かないので、こんな厳しい冬でも充実した休日を過ごすことができている。

今朝は、アップダウンのあるコースでのウオーキングを終え、家に戻ってコーヒーを飲んで一休みすると、自転車でお散歩に出かけることにした。

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今日のウエアリングは、
上は先日ユニクロで購入したブロックテック、

足元は、

クリップにピッタリとフィットするクロックス。
まさに、お気軽お散歩サイクリングの出で立ち。

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久しぶりに、広の交差点から南下して、長浜方面へと漕ぎ進む。

このルートが、『こすま潮彩ルート』と名付けられているとは知らなかったなあ。

長浜へと向かう峠。

子供の頃、夏には毎日のように自転車でここを超え、長浜の海水浴場に遊びに行ったものである。
元海水浴場の隣にある漁港。

海水浴場だった浜は、今では護岸されて浜が小さくなり、昔の面影はない。

冬らしい、少し寒々しい芸予諸島の景色。


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再び自転車にまたがり、小須磨へ。

ここには小さな神社がある。

『磯神社』

帽子をとり、手袋を外して、参拝。

この辺りには、白井水軍という水軍が居たのであろうか?

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古くはあるが、手を入れる度、整備を重ねる度に、愛着が湧く自転車。

今日は、先日交換したグリップがとても良い感じ。

握るというよりも、手を乗せておく感じで、疲れず快適である。

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小須磨のこの浜も、子供達が小さい頃には時々釣りや浜遊びにやってきた懐かしい場所の一つ。

港では、昔の海水浴場でよく見た貸しボートのような小船を発見。

この『一帆景』というのは、一体なんなのであろうか?

***

海沿いの快走路。

快晴ではないのが残念だが、とても気持ちのよいペダリング。
仁方の漁港では、こんな漁船が何隻も舫われていた。


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ぐるりとコースを回り、広まで戻ってきた。
お昼ご飯は、俺のお気に入りのうどん屋さんへ。
『峰』

ここのうどんがなんとも美味いのである。

今日も、一番好きな『かけうどん』

いろいろなメニューがあるのだが、シンプルなこのかけうどんが、ここの美味しい出汁を麺を心底楽しめるのだ。

ハフハフ、ズルリ。 うーん、美味い!
『ご馳走様でした!』

***

国道から一本南側の、人通りも少ない快走路。

気温は低いが、日が当たればそこそこ暖かい。

もう直ぐ12時。

今日は、約2時間コースである。

***

豊栄新開の公園。

この辺りには、俺が子供の頃は交通公園というのがあり、エンジン式のゴーカートがあったのである。
子供の頃から動くものや自動車が大好きだった俺は、ここのゴーカートに乗るのが楽しみで、時々通っていたことを思い出す。

学校の友達とも、よくレースをやったなあ。
そして、公園の前にあった駄菓子屋さんで、お菓子を買って食べていたことも思い出す。
いやあ、懐かしいなあ。

***

寒い冬の日曜日は、地元の懐かしいエリアを自転車でお散歩サイクリング。
生涯不良のシーカヤッカー。 さて、来週こそは海に出られるかな?

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瀬戸内シーカヤック日記: 雨の休日は尾道散策

2017年02月05日 | 旅するシーカヤック
土曜日は、午前中に野暮用があったので、それが終わるとアップダウンのあるコースをウオーキング。
午後は、1時間ほど自転車で汗を流し、地元の銭湯でのんびりまったり。
夜は再びウオーキングと、歩いて漕いでを楽しんだ1日であった。

***

2017年2月5日(日) 朝起きると雨の音。 天気予報通りである。
朝食を済ませると、妻と次男と三人で車でお出かけ。

***

1時間半ほどで、尾道に到着。

家を出るときは雨が上がっていたのだが、尾道ではかすかに雨が残っていた。

今日は、尾道といえばうちの定番である朱華園さんと、町歩きが目的のフラリ旅。

雨の朝だからか、まだ商店街は人気もまばらである。

***

とあるお土産やさんの前に行くと、そこの方に呼び止められた。

『イベントやってるんで、ぜひ参加していってください』
『100人限定なんですが、これから商品化しようと考えているお菓子を食べていただいて、アンケートに答えて頂きたいんですよ』

という訳で、お菓子とアンケート用紙を受け取り、お店の奥にあるスペースで6種類のお菓子をいただいた。

試食といっても、たっぷりと量がある。
この6つの中から、一番美味しいお菓子を選んでその番号をアンケートに答えるようになっている。

どれも美味しくいただいたが、一番印象に残ったお菓子を選んでおいた。
『ごちそうさまでした』

***

開店までまだ時間はあるが、行列ができるのも早いので、いつものように早めに朱華園さんへ。

まだ誰も並んでおらず、俺たち家族が一番乗り。

少し早めお店の中に入れていただいた。

***

今日は、次男がチャーシュー麺、妻が中華そば、俺は初めて食べてみるワンタン。

番号札は、それぞれ1番である。

しばし待つと、チャーシュー麺、

中華そば、

そして最後に、俺が頼んだワンタンがやってきた。


***

『いただきます』

初めてのワンタン。 スープは中華そばと一緒であるが、麺はなく、大きなワンタンがたっぷりと浮かんでいる。
皮はトロトロで、餡はねっとりジューシーで熱々である。
『ハフハフ、ズルリ』 『うーん、美味い』

『ごちそうさまでした』

***

食事を終えると、商店街を散策。
懐かしい玩具やさんや、尾道に来るといつも立ち寄る帆布のお店。

マルシェのようなイベント。

刃物屋さんにも立ち寄り、美しいナイフでしばし目の保養。


***

尾道は、子供達がまだ小さかった頃から何度も訪れた想い出の町。

やはりたまには、ブラリと散策するのも良いものである。

帰る頃には、朱華園さんは大変な行列になっていた。


***

この冬は、天候が荒れたり、野暮用があったり、美味しいランチの予定があったりで、なかなかキャンプツーリングに行けていない。
まあ、カヤック漕ぐ以外にも、様々な楽しみがあるから仕方がない。

さて、生涯不良のシーカヤッカー。
来週こそは、キャンプツーリングに行けるかな?

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