あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: とびしま海道で久し振りとなるカヤック&バイクの車中泊ツーリング

2018年11月25日 | 旅するシーカヤック
2018年11月24日(土) 世間は3連休との事であるが、俺の勤める会社は祭日は関係ないので、いつも通りの土日休み。
天気は良いので、一泊二日で遊びに行くことにした。
久し振りとなる家族旅行用に空にしていたワゴンに、シーカヤックと自転車を積み込み、家を出る。

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今回は、近場でのんびりと過ごす予定。
家を出てから1時間ほどで、キャンプ予定地に到着した。

空は晴れて芸予ブルーが美しいが、少し風がある。
高気圧が少し遅れて近づいているのだろう。
途中で買い込んできた蜜柑を食べて、一休み。


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風裏になるエリアに移動。

『うん、ここなら楽しく漕ぎ出せそうだ』

冬を迎えて、徐々に透明度の高まる芸予諸島。

これからエギングやカヤックフィッシングなどのひと気もますます減り、海も空気も澄んで、静かなキャンプやツーリングが楽しめるベストシーズン。

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ウイルダネスシステムズのケープホーンで、静かな海に漕ぎだした。

ようやく、とびしま海道にも紅葉がやってきた。

追い潮に乗って、のんびりまったり漕ぎ進む。


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ここからは、橋の眺めが秀逸である。

気温は低い予想であったが、思ったほどは寒くない。

昔の蜜柑小屋を眺めつつ、

アークティックウインドでのパドリングを楽しむ。


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大長港。

昔は農船が舫われていた港の雁木。

干満の差が大きい瀬戸内では、スロープか雁木が必須である。

御手洗。

神社では、海から旅の安全を祈願する。


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1時間半ほどのお散歩を楽しんだ後は、シーカヤックを乾かしている間に自転車で岡村島を一周してみる。

まだ5年程あるが、ようやく定年も見えてきて、定年後の夢に向かって少しづつ足を慣らしていきたいものである。

自転車を漕いでいると、日が当たると汗ばむ程の陽気である。


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一周を終え、シーカヤックと自転車をカートップすると、展望台へと向かう。

今日は、イノシシ狩りのグループが来ているので、ここでのんびりすることはできない雰囲気である。

それにしても、いつ来ても良い眺め。


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正月鼻へと移動し、今日の車中泊の準備。

まずはキッチンをセットし、少し遅めのお昼ご飯。

最高の芸予ブルーの景色を眺めながら、ラーメンを啜り、ビールをゴクリ。

最高の休日である!


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夕方になり、日が陰ると急に気温が下がってくる。

今日は、今シーズン初となるストーブの出番。

足元を温めながら、夕食は焼肉と焼き野菜。


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夕方の静かな風景を眺めながら、

飲むビールの、なんとも美味いことよ!

お湯を沸かし、ぬる燗で日本酒をグビリ。

これ以上、何が要る?


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翌朝は、定番のうどんで朝ごはんを済ませ、コーヒー2杯をゆっくりと楽しんで、キッチンとキャンプ道具を片付けた。
車で大崎下島に移動し、自転車を下ろす。

昨日は岡村島を、今日は大崎下島を一周してみる。

定年後に向けた足慣らしなので、シーカヤックの時よりは写真撮影や休憩を減らし、漕ぐことを楽しんでみる。

斎島。

豪雨災害の爪痕も、いたるところに残っている。

防波堤の眺め。

この標識をみると、大崎下島一周は約20km弱の模様。

神社のところで一休み。

いやあ、この一周はちょうど散歩に良い距離である。

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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 久しぶりの家族旅行_足立美術館、山陰ジオパーク、柴山温泉

2018年11月19日 | 旅するシーカヤック
2018年11月17日(土) この週末は、待ちに待った数年ぶりの家族旅行。
いつもなら一人旅か、妻との夫婦旅を楽しんでいるのだが、今回は珍しく息子二人も一緒に行けることになり、兵庫県の柴山温泉への一泊旅行を企画したのである。

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久しぶりに、積みっぱなしであったシーカヤックやカヤック道具、キャンプ道具一式をアテンザワゴンから下ろし、家族4人が乗れるようにして迎えた朝。
まだ暗いうちから家を出て、まずは島根へと向かう。

最初の目的地は天気次第と考えていたのだが、運の良いことに晴れてきたので、まずは足立美術館へ。

ここは、俺たち夫婦のお気に入りの場所の一つ。

毎年通うという訳にはいかないが、時折尋ねる美しい庭園。

紅葉も始まっており、こんなロケーションにもかかわらず海外からの観光客も多いのには驚いた。


息子二人は、初めての訪問ということだったが、この魅力的な庭や、横山大観の作品には感銘を受けたとのこと。

人が多いとはいえ、まだ朝早いので、そこそこジックリと楽しむことができた。

紅葉も、なかなか良い感じ。


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鳥取に入ると、道の駅でお昼ご飯。

今日は風が強くて、空は鉛色。 冬の日本海の雰囲気。

車を停め、吹きすさぶ強風の中、日本海に打ち寄せる白波を見学した。


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途中、次男が興味あるというジオパークに関する施設も見学。

今日は鉛色の空と海だが、この辺りの景色はシーカヤッカーにはたまらないロケーション。


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数年前に、妻と訪れた七釜温泉を訪れ、旅の疲れを癒す。

ここでは、本当に十何年振りに息子二人と同じ釜のお風呂に入り、彼らが子供だった時代を懐かしく思い出す。

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余部鉄橋にも立ち寄ってみた。

大昔に来た時は、昔ながらの鉄橋であったが、今ではコンクリート製の近代的な鉄橋に変わっていた。

ここが、空の駅として、大勢の人が訪れる観光スポットになっている。






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夕方前に、柴山温泉に到着。

夕食まで時間があるので、宿に荷物を置いて、しばし散策を楽しむ。

ここは、風除けになる天然の良港で、強風の今日も湾内は比較的穏やかである。

カヤックもたくさん置いてあり、夏には賑わいを見せるのであろうと感じられた。

舟屋も少し見学。


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中学生自転車置場。






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このあと、宿で蟹料理をいただいたのだが、信じられないような驚きのハプニングが発生。

そのため、宿の写真も、夕食の写真も、今回は残念ながら自粛とさせていただいた。

宿の名誉のためにもトップシークレット扱いとし、うちの家族の懐かしい秘密のエピソードとして、思い出し笑いとともに語り継いでいきたいと思う。

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翌朝は、最高の青空に恵まれた。

途中、気になるポイントでは車を停めて景色を楽しみながらの帰路。

昨日とは打って変わって穏やかな日本海。

アート作品のような長靴。

仙人の杖のような流木。


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偶然見つけた遊歩道。

ここを登った展望台からの景色は、絶景であった。

いいなあ、山陰ジオパーク。

雲も、スペシャルな雰囲気を醸し出している。


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浦富海岸も、これまた絶景。










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気になるスポットで停車し、歩いて海岸まで降りてみる。







人生も、この長くて急な階段のように、一歩一歩、ゆっくり確実に歩んでいきたいものである。


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数年振りとなる家族旅行。
笑いあり、涙あり、素晴らしい景色あり、記憶に残るハプニングありの、うちの家族らしい旅になったと思う。

生涯不良の旅するサラリーマンシーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 三滝寺、ブリジストン美術館展、ますいの鶏すき、インドネシア映画祭&森田食堂

2018年11月10日 | 旅するシーカヤック
2018年11月10日(土) 今日は、朝起きるとまだ暗いうちから妻と家を出て、歩いて駅へと向かう。
妻が、前から行ってみたいと言っていた、三滝寺へと向かうのである。

もちろん、今日は公共交通利用。

呉線から可部線直通のJRで、三滝駅へ。

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そこからは坂道を登り、初めて訪れる三滝寺へ。

まだ8時なので、日は昇っているものの、人も少なく静かな境内。

夫婦でゆっくりと、郊外のお寺の散策を楽しむ朝の時間。


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まだ日の高さが低いので、写真を撮るには光量が足りないのだが、それでも少しでも良いアングルを探して写真を撮影。

紅葉も進んでおり、ところどころで晩秋の雰囲気を楽しむことができる。

本堂では、手を合わせて祈願。


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ここからは、なかなか良い秋の紅葉を楽しむことができた。

防水デジカメを構え、ああでもない、こうでもないと、アングルを変えながらの撮影を楽しむ。

ちょっと、カメラの位置や角度を変えるだけでも、全く雰囲気が変わるのである。

これが、写真の面白いところ。


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朝の静かな境内をたっぷりと歩き、晩秋の紅葉の中の散策を楽しむと、バスで市内へと移動。

今日のもう一つの楽しみは、ブリジストン美術館展。


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お昼ご飯は、ますいのすき焼き。

とはいえ、お昼ご飯なので、リーズナブルな鶏すきをお願いした。

店の方が、美味しそうな鶏肉を焼き、しらたきや玉ねぎ、青ネギなども炒めた後に、たっぷりの割り下で調理完了。

美味しい鶏すきの〆は、うどんである。
『ごちそうさまでした!』

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その後は、広島映像文化ライブラリーに行き、インドネシア映画祭を楽しむ。

今日の映画は、『鏡は嘘をつかない』
インドネシアの海洋民族の生活が垣間見れる、とても興味深い映画であった。
『ヤンゴンも良かったけど、インドネシアも行ってみたいなあ』

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バスで呉まで戻ると、今日の晩御飯は森田食堂。

ここは、たまーに訪れるのだが、昔ながらの落ち着ける雰囲気と美味しいつまみが最高なのだ。

今日の楽しかった1日を振り返り、妻と乾杯!

冷蔵ケースから、好みのつまみを取り、

ここの人気メニューである、湯豆腐をお願いする。

ビールを飲み、お酒をいただき、美味しいつまみでお腹いっぱい!
『ごちそうさまでした』

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今日1日は、妻とともに自然と芸術と食欲を楽しむことができ、とても充実した休日であったなあ。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 晩秋の島根半島_シーカヤック&バイク&水彩スケッチ&ドローン撮影、キャンプツーリング

2018年11月04日 | 旅するシーカヤック
2018年11月3日(土) この週末の天気予報は晴れ。 松江の天気をチェックすると、風も弱く波も穏やかな予報。
『おー、これは!』
11月に島根半島を漕ぐ機会はほとんどないのだが、この天気なら漕げそうだ。
これで、行き先は決定!!!

***

朝5時に目を覚まし、最近の天気予報をチェックして、特に変化はないことを確認。
着替えると、まだ暗いなか家を出発。
『じゃあ、行ってくるよ』 『はい、気をつけて』

中国山地が近づくと、そこは霧の町。

外気温は、2℃。

もう冬が近いなあ。

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松江の町で買い物を済ませると、いつもの浜へ。

今日は晴れて風もなく、絶好のキャンプ日和である。

テントを張ると、出艇地へ移動。


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シーカヤックを下ろし、着替えて準備完了。
今日は、長袖では暑いくらいの絶好の漕ぎ日和。

ここは俺のお気に入りのエリアの一つ。

島根半島らしい景色、小さな島が点在する箱庭のような絶景が、シーカヤックでのお散歩にぴったりなのである。

気分や風向き、波の状況などによって、様々なルートが選択できるのも良いところ。

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風が強い日には、岸沿いの短時間ルートをとるのだが、今日は波も穏やかで絶好のツーリング日和なので、一番外の島の北側を巡る大回りルートを楽しみながら漕ぎ進む。

今日のメインである、加賀の潜戸。

中もウネリは穏やかで、晩秋ながらシーカヤックで入ることができた。


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島根半島ブルーが美しい、今日のお散歩ツーリング。

最高に楽しい1時間半のリフレッシュ旅。

出艇地に戻り、シーカヤックを乾かす間にコンビニおにぎりと水でお昼ご飯。

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キャンプ地に戻ると、今度は自転車を下ろす。

最近、5年後の夢ができたので、これから時々自転車を漕ぐ機会を増やそうと思っているのだ。
小波〜野波〜チェリーロード。

ここは適度な登りがあり、島根半島の景色も楽しむことができ、そして何より登った後の下りの爽快感がなんとも言えないのである。

さすがに海沿いなので、紅葉はまだまだであるが、遠くには隠岐の島が見える。

ほとんど人が居ない、静かなチェリーロード。

ここは、絶好のサイクリングロードである。


浜に戻ると、ドローン。


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自転車で汗をかいた後は、浜に戻りビールの時間!

お気に入りの景色を眺めながら飲むビールは最高である。

マクラーレンのガタバウトチェアに座り、ビールを飲み、景色を眺め、ラジオを聴く。

そして、水彩スケッチ道具を取り出し、お気に入りの景色を自分の記憶に刻んでみる。


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散策。

海辺にも降りてみる。

カメラを低めに構え、いつもとは違うアングルで景色を切り取ってみた。

漁港の景色も、いい感じ。


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ガタバウトチェアに戻ると、

カレーコロッケと、

出雲蕎麦で、ビールをグビリ。

至福のひと時である。

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日没前後は、キャンプの最大の楽しみの一つ。

この時期は、少し位置をずらさないと夕日が楽しめないようである。

日が沈んだ後のひと時が、これまた美しいのである。

そしてその後は、いつもの『いいちこランタン』で手酌を楽しむ時間。


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朝は、それほど冷え込むこともなく、快適な目覚め。

今日も、晴れて穏やかな朝である。

コーヒーを飲みながら、こんな綺麗な空を眺めることができるのは、キャンプの朝の楽しみの一つ。


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朝ごはんは、温かい出雲蕎麦に舞茸天ぷらを入れてみた。

この麺が、スーパーマーケットで売っているとは思えない、ハイレベルな美味しさで驚いた。

朝食を食べていると、人が来られて『すみません。 ブログを書かれているNさんですか?』
『はい、そうです』

こうやって、たまに俺のブログを見てくださっていると言う方が声を掛けて下さるのだが、コメントも受けつけていない自分のための旅の記録としてのブログをわざわざ見てくださっているというのは、本当に嬉しいし、そして恥ずかしい限りである。

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キャンプ道具を片付け、移動。

ここからは、しばしドローン撮影タイム。


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島根半島は、本当に海辺の絶景が沢山あるのだなあ!




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帰りには、紅葉の綺麗なスポットを探して、初めての場所をロケハン。

写真では表せない美しい景色。

山の上は、燃えるような紅葉である。


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この週末は、絶好の晴天に恵まれて、最高のシーカヤック旅を楽しむことができた。
また、自転車も漕ぎ、水彩スケッチも楽しみ、絶景のドローン撮影も堪能した。

いやあ、最高の週末であったなあ。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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