2016年1月31日(日) 今朝は、昨日とは打って変わって穏やかな晴れの天気。
昨日の天気の状況もあり、この週末は残念ながらキャンプツーリングとはならなかったが、せっかくだから日帰りで近場を漕いでこよう。
今日は、倉橋島へ。
これまで出艇したことのない浜を探して、ここに決めた。
芸予諸島エリアは、島や半島が多く、様々な場所から出艇でき、また様々なバリエーションルートが取れることがシーカヤックツーリングエリアとしての大きな特長である。
とはいえ、長年漕いでいると、やはり安心して車を停めるスペースが確保でき、景色が綺麗で、船の往来が少なく漕ぎやすいエリアに偏りがち。
基本的に同じ場所に続けていくことはほとんどないのだが、それでもお気に入りのルートが決まってきてしまうのも事実。
せっかくこんなに素晴らしいエリアに住んでいるのだから、今年はこれまであまり、じっくりと時間をかけて漕いで来なかった新たなエリアも開拓してみたいと思っている。
***
今日もパドルはウッドのナローブレード。
海に漕ぎ出すと、ここもヒジキが伸びて春が近いことを感じさせる。
冬の芸予諸島は、一層透明度が増し、漕いでいても気持ち良い。
***
朝の静かな海を独り占め。
気分は上々。
岬に向かって漕いで行く。
岬の先端は、潮波が流れている模様。
近づくと結構な流れだったので、今日はここでUターン。
湾内をお散歩してみることに。
***
家?別荘?それとも何かの施設?
道もなく、自然が多く残る海岸に沿って漕ぎ進む。
冬とはいえ、穏やかなツーリング日和。
***
そろそろ休憩にしようか。 誰もいない浜に、そっと上陸。
この辺りには、こんな無人の浜が無数にあるので、休憩場所は選び放題。
その時の気分、海から見た雰囲気、岩か砂か、流木の有無、木陰の有無などなどにより、好みに応じて自由に選ぶことができるのである。
***
上陸すると、お湯を沸かす準備。
今日のお昼ご飯は、カップラーメン。
トランギアのアルコールバーナーと、ハロマークデザインのアリゾナストーブ、小さな風防をセットして、小さなキッチンの完成である。
お湯が沸くと、カップラーメンに注ぎ、5分待つ。
『いただきます』
マルちゃん正麺の『うま辛担担麺』は美味い!
これがもし、ふらりと飛び込みで入ったラーメン屋で出てきても、十分満足するくらいの味である。
誰もいない静かな浜で、海を眺めながら美味いラーメンを食す。
これ以上、何が要る? 至福の一時。
『ごちそうさまでした』
***
片付け。
水を入れてきた水筒は、折りたたむとこんな感じに。
米国出張の時に買い込んできた、便利グッズである。
澄んだ海にシーカヤックを浮かべ、乗り込む。
この頃には日も上がり、気温も上がったので手袋なしで漕ぎ進む。
やはりウッドパドルは、素手で漕ぐ感触が心地よい。
***
シーカヤックを引き上げ、片付けが終わるころには海の風が上がってきた。
帰りには、ちょっと寄り道して醤油を買ってくる予定。
今朝、倉橋に漕ぎに行くと妻に言うと、『じゃあ、せっかくだから醤油を買ってきて』 『外に空き瓶が2本あるから、それと同じのをお願い』
ということで、うちの定番である、倉橋島の江後醤油『宝』と『寿』を、いつもの商店で購入。
それから倉橋温泉館に立ち寄り、潮抜きをしながら、温泉でのんびりまったり。
***
この週末も、土曜日の悪天候によりキャンプツーリングに行くことはできなかったが、日曜日はなんとか日帰りツーリングを楽しむことができた。
さて、来週はキャンプツーリングに行けるかな?
昨日の天気の状況もあり、この週末は残念ながらキャンプツーリングとはならなかったが、せっかくだから日帰りで近場を漕いでこよう。
今日は、倉橋島へ。
これまで出艇したことのない浜を探して、ここに決めた。
芸予諸島エリアは、島や半島が多く、様々な場所から出艇でき、また様々なバリエーションルートが取れることがシーカヤックツーリングエリアとしての大きな特長である。
とはいえ、長年漕いでいると、やはり安心して車を停めるスペースが確保でき、景色が綺麗で、船の往来が少なく漕ぎやすいエリアに偏りがち。
基本的に同じ場所に続けていくことはほとんどないのだが、それでもお気に入りのルートが決まってきてしまうのも事実。
せっかくこんなに素晴らしいエリアに住んでいるのだから、今年はこれまであまり、じっくりと時間をかけて漕いで来なかった新たなエリアも開拓してみたいと思っている。
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今日もパドルはウッドのナローブレード。
海に漕ぎ出すと、ここもヒジキが伸びて春が近いことを感じさせる。
冬の芸予諸島は、一層透明度が増し、漕いでいても気持ち良い。
***
朝の静かな海を独り占め。
気分は上々。
岬に向かって漕いで行く。
岬の先端は、潮波が流れている模様。
近づくと結構な流れだったので、今日はここでUターン。
湾内をお散歩してみることに。
***
家?別荘?それとも何かの施設?
道もなく、自然が多く残る海岸に沿って漕ぎ進む。
冬とはいえ、穏やかなツーリング日和。
***
そろそろ休憩にしようか。 誰もいない浜に、そっと上陸。
この辺りには、こんな無人の浜が無数にあるので、休憩場所は選び放題。
その時の気分、海から見た雰囲気、岩か砂か、流木の有無、木陰の有無などなどにより、好みに応じて自由に選ぶことができるのである。
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上陸すると、お湯を沸かす準備。
今日のお昼ご飯は、カップラーメン。
トランギアのアルコールバーナーと、ハロマークデザインのアリゾナストーブ、小さな風防をセットして、小さなキッチンの完成である。
お湯が沸くと、カップラーメンに注ぎ、5分待つ。
『いただきます』
マルちゃん正麺の『うま辛担担麺』は美味い!
これがもし、ふらりと飛び込みで入ったラーメン屋で出てきても、十分満足するくらいの味である。
誰もいない静かな浜で、海を眺めながら美味いラーメンを食す。
これ以上、何が要る? 至福の一時。
『ごちそうさまでした』
***
片付け。
水を入れてきた水筒は、折りたたむとこんな感じに。
米国出張の時に買い込んできた、便利グッズである。
澄んだ海にシーカヤックを浮かべ、乗り込む。
この頃には日も上がり、気温も上がったので手袋なしで漕ぎ進む。
やはりウッドパドルは、素手で漕ぐ感触が心地よい。
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シーカヤックを引き上げ、片付けが終わるころには海の風が上がってきた。
帰りには、ちょっと寄り道して醤油を買ってくる予定。
今朝、倉橋に漕ぎに行くと妻に言うと、『じゃあ、せっかくだから醤油を買ってきて』 『外に空き瓶が2本あるから、それと同じのをお願い』
ということで、うちの定番である、倉橋島の江後醤油『宝』と『寿』を、いつもの商店で購入。
それから倉橋温泉館に立ち寄り、潮抜きをしながら、温泉でのんびりまったり。
***
この週末も、土曜日の悪天候によりキャンプツーリングに行くことはできなかったが、日曜日はなんとか日帰りツーリングを楽しむことができた。
さて、来週はキャンプツーリングに行けるかな?
2016年1月30日(土) 天気が良ければキャンプに出かけようと準備はしていたのだが、朝起きると風が強く、とてものんびりキャンプを楽しめそうもない状況。
この冬は、どうやら週末に悪天候が続く傾向の模様。 残念だが自然相手の遊びなので、仕方がない。
俺のシーカヤックは、鍛錬のためでも、主義主張のためでもなく、ただただ気持ちのよい海でのんびりまったり楽しみたいだけなので、こんな時はあっさりと諦める。
***
『じゃあ』と言う事で、まだ暗いうちから砥石を水に浸け、しばし待つ。
最近キレが悪くなってきたという包丁を取り出し、研ぐ。
うちは、かなり前から鋼の包丁を使うことにしており、定期的な包丁研ぎは、俺の仕事なのである。
まずはティッシュペーパーで今の切れ味をチェック。
『なるほど、こりゃあダメだ』
最初は荒砥。
研ぎ終えると、包丁の刃についた砥石の粒子を水で洗い流し、ウエスで拭いて切れ味チェック。
『うん、いいね』
2本の包丁を研ぎ、次は仕上げ砥。
最後に切れ味を確認して、研ぎは終了。
***
次は、砥石の調整。
まずは、水を拭き取った砥石の表面にマジックで対角線上に線を引く。
庭に降り、コンクリートの上に水を撒き、砥石の表面を磨いていく。
最初は、研ぎ減った砥石の真ん中の線が残り、両端の線が徐々に消えていく。
時々水を撒きながら、ゆっくり丁寧に磨いていくと、中央の線もきれいに消えた。
これで完了。
荒砥と仕上げ砥の平面を出し、包丁研ぎの一連の作業が終了である。
この包丁研ぎは、俺にとって楽しい作業の一つ。
***
バリカンを使って自分で散髪をし、シャワーを浴びる。
次は、冬のキャンプ用に欲しいと思っていた、バーナー用ヒーターの作成。
100均で購入した排水口用の金網2セットを重ね、4つの足が出た金具をセット。
これまた百均で買った針金を巻いて、コイルを作る。
このコイルを、先ほどの金網の中に、4本足の金具の足を使って固定する。
これで完成!
早速、キャンプ用ガスバーナーを取り出し、セット。
ZIPPOライターで着火。
しばらくすると、金網とコイルが赤熱し、なかなかいい感じである。
一旦火を消し、ヒーター無しで点火した状態と比べてみると、その効果は明らかである。
『うーん、これは安くできたなあ』 満足、満足。
***
昼前には、ちょっとした用事があって家に物を取りに戻ってきた長男を連れ、妻も一緒にお昼ご飯へ。
広にある、インド料理のマヤ。
三人ともチキンカレーのセット。
俺と長男はスーパーホット、妻はMで注文。
スーパーホットは美味いのだが、さすがに食べていると顔から汗が噴き出してくる。
『ごちそうさまでした』
***
家に戻ると、久しぶりにYB125SPを引っ張り出す。
当分放っておいたのだが、セル一発でエンジン始動。
しばしエンジンを暖めると、バイクにまたがり、しばしお散歩ツーリング。
呉から音戸へ行き、阿賀を回って戻ってきた。
着替えるとギネスを引っ張り出し、ギネス専用グラスに『トクトクトク』
グラスの下の部分から、徐々に泡が浮き上がり、ダークな液体部分が広がってくる。
泡が落ち着いたところで、『いただきます』
天気の悪い冬の休日。
包丁を研ぎ、キャンプ用ヒーターを自作。 美味しいインドカレーを食べ、YB125SPでお散歩。
まあ、こんな休日も悪くはない。
この冬は、どうやら週末に悪天候が続く傾向の模様。 残念だが自然相手の遊びなので、仕方がない。
俺のシーカヤックは、鍛錬のためでも、主義主張のためでもなく、ただただ気持ちのよい海でのんびりまったり楽しみたいだけなので、こんな時はあっさりと諦める。
***
『じゃあ』と言う事で、まだ暗いうちから砥石を水に浸け、しばし待つ。
最近キレが悪くなってきたという包丁を取り出し、研ぐ。
うちは、かなり前から鋼の包丁を使うことにしており、定期的な包丁研ぎは、俺の仕事なのである。
まずはティッシュペーパーで今の切れ味をチェック。
『なるほど、こりゃあダメだ』
最初は荒砥。
研ぎ終えると、包丁の刃についた砥石の粒子を水で洗い流し、ウエスで拭いて切れ味チェック。
『うん、いいね』
2本の包丁を研ぎ、次は仕上げ砥。
最後に切れ味を確認して、研ぎは終了。
***
次は、砥石の調整。
まずは、水を拭き取った砥石の表面にマジックで対角線上に線を引く。
庭に降り、コンクリートの上に水を撒き、砥石の表面を磨いていく。
最初は、研ぎ減った砥石の真ん中の線が残り、両端の線が徐々に消えていく。
時々水を撒きながら、ゆっくり丁寧に磨いていくと、中央の線もきれいに消えた。
これで完了。
荒砥と仕上げ砥の平面を出し、包丁研ぎの一連の作業が終了である。
この包丁研ぎは、俺にとって楽しい作業の一つ。
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バリカンを使って自分で散髪をし、シャワーを浴びる。
次は、冬のキャンプ用に欲しいと思っていた、バーナー用ヒーターの作成。
100均で購入した排水口用の金網2セットを重ね、4つの足が出た金具をセット。
これまた百均で買った針金を巻いて、コイルを作る。
このコイルを、先ほどの金網の中に、4本足の金具の足を使って固定する。
これで完成!
早速、キャンプ用ガスバーナーを取り出し、セット。
ZIPPOライターで着火。
しばらくすると、金網とコイルが赤熱し、なかなかいい感じである。
一旦火を消し、ヒーター無しで点火した状態と比べてみると、その効果は明らかである。
『うーん、これは安くできたなあ』 満足、満足。
***
昼前には、ちょっとした用事があって家に物を取りに戻ってきた長男を連れ、妻も一緒にお昼ご飯へ。
広にある、インド料理のマヤ。
三人ともチキンカレーのセット。
俺と長男はスーパーホット、妻はMで注文。
スーパーホットは美味いのだが、さすがに食べていると顔から汗が噴き出してくる。
『ごちそうさまでした』
***
家に戻ると、久しぶりにYB125SPを引っ張り出す。
当分放っておいたのだが、セル一発でエンジン始動。
しばしエンジンを暖めると、バイクにまたがり、しばしお散歩ツーリング。
呉から音戸へ行き、阿賀を回って戻ってきた。
着替えるとギネスを引っ張り出し、ギネス専用グラスに『トクトクトク』
グラスの下の部分から、徐々に泡が浮き上がり、ダークな液体部分が広がってくる。
泡が落ち着いたところで、『いただきます』
天気の悪い冬の休日。
包丁を研ぎ、キャンプ用ヒーターを自作。 美味しいインドカレーを食べ、YB125SPでお散歩。
まあ、こんな休日も悪くはない。
2016年1月16日(土) キャンプツーリングが基本の俺だが、この週末も、珍しく二週続けて日帰りツーリングとすることに。
さて、どこに漕ぎに行こう?
***
今日は久し振りに、ウッドのナローブレードパドルを引っ張り出してきた。
かなり以前、エルコヨーテさんのワークショップで自分の手で仕上げたウッドパドル。
日帰りツーリング限定で、年に数回ほどの使用なのだが、アークティックウインドとは異なる漕ぎ味が、これはこれでお気に入り。
まず、当たりが柔らかいウッドということに加え、自分が握りやすいように自分で削ったので、当然ながらとても手に馴染むのである。
そして、寒い冬でも木の感触は温かみがあり、漕ぎも適度なしなりがあって、柔らかい優しい漕ぎ味なのだ。
***
いつものようにドライスーツを着用し、日帰りツーリングセットを準備して、海に漕ぎ出す。
風も弱く、空は青く、冬にしては絶好の漕ぎ日和。
今日は、24年前にシーカヤックを始めた頃からのお気に入りのエリア、奥ノ内湾を散歩する予定。
まだ干潮の海は、ひじきが伸びて、まるで春の海を思わせる。
***
最初こそ、アークティックウインドと違う漕ぎ味に戸惑ったものの、ものの数分で体が感覚を思い出したようだ。
いつもより早めのピッチで、短いウッドパドルに応じたリズムで快調に漕ぎ進む。
この辺りは、牡蠣筏がズラリと並ぶ海域。
牡蠣棚は、自然の防波堤でもある。
風が強い時や波が高い時は、牡蠣棚の裏に逃げ込んで、ちょっと一息つくことも可能である。
***
ここからは、岸沿いに漕ぎ進む。
昔は自然海岸らしい、静かでとても雰囲気の良いエリアであったのだが、ある時期からは高台に道路が整備され、だいぶ雰囲気が変わってしまっている。
それでも場所を選べば、まだまだ芸予諸島らしい海の景色を楽しむことができるのだ。
しばらく漕いで、お気に入りの浜に上陸。
上陸すると、まずは浜を散策。
椅子となる適当な発泡スチロールの蓋を見繕い、テーブルになりそうな流木を引っ張ってきて、キッチンの準備は完了である。
流木の上に装備を広げ、トランギアのメスティンと、エスビットのポケットストーブでお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
発泡スチロールの椅子に座り、綺麗な冬の海を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを楽しむひと時。
独り静かに過ごす時間。
平日の仕事でも、もちろん充実して楽しいことや、やりがいのあることはいろいろとあるのだが、それでも様々な理不尽、調整、妥協、説得などなどがあることは事実。
俺には、一人で過ごす、このような至福の休日が必要なのである。
***
今日のお昼ご飯は、カップヌードル、トムヤンクン。
お気に入りのカップ麺の一つである。
雲一つない、芸予ブルーの空の下、美味しいトムヤンクンヌードルを啜り、胃を満たし、心を満たす。
***
『さて、そろそろ戻るとするか』
牡蠣棚の間の穏やかな海を、静かに漕ぎ戻る。
海の中では、牡蠣がこれまた静かに成長を続けている。
今日は、芸予ブルーの瀬戸内海で、のんびりまったりお散歩ツーリングを2時間たっぷり堪能することができた。
***
夕方からは、妻と一緒に街へ。
久しぶりに訪れる、おでんの『かわすじ』
まずはビールで乾杯!
そして、ここの定番『皮/かわ』とつくねを注文し、妻とシェア。
ジャガイモと厚揚げ。
珍しいおでんのタネである『タマネギ』
以前よりも厚切りで、浅めの煮込み具合だと、しっかりとシャキシャキ感を楽しむことができる。
***
日本酒を注文。 『熱燗でお願いします』
レタスもここの名物の一つ。
このお店を知る前は、おでんのレタスなんで想像すらしていなかった。
日本酒の後は、再びビールに戻してみた。
生ビールをグビリ。
そしてやはりここの一番の名物は、何と言っても、先代の店『泡盛/あわもり』から受け継がれるこの伝統のおでん鍋。
『ごちそうさまでした!』
お勘定は、二人で二千円でお釣りがきた。
***
今日もなかなか充実した休日であったなあ。
さて、来週はどこ行こう?
さて、どこに漕ぎに行こう?
***
今日は久し振りに、ウッドのナローブレードパドルを引っ張り出してきた。
かなり以前、エルコヨーテさんのワークショップで自分の手で仕上げたウッドパドル。
日帰りツーリング限定で、年に数回ほどの使用なのだが、アークティックウインドとは異なる漕ぎ味が、これはこれでお気に入り。
まず、当たりが柔らかいウッドということに加え、自分が握りやすいように自分で削ったので、当然ながらとても手に馴染むのである。
そして、寒い冬でも木の感触は温かみがあり、漕ぎも適度なしなりがあって、柔らかい優しい漕ぎ味なのだ。
***
いつものようにドライスーツを着用し、日帰りツーリングセットを準備して、海に漕ぎ出す。
風も弱く、空は青く、冬にしては絶好の漕ぎ日和。
今日は、24年前にシーカヤックを始めた頃からのお気に入りのエリア、奥ノ内湾を散歩する予定。
まだ干潮の海は、ひじきが伸びて、まるで春の海を思わせる。
***
最初こそ、アークティックウインドと違う漕ぎ味に戸惑ったものの、ものの数分で体が感覚を思い出したようだ。
いつもより早めのピッチで、短いウッドパドルに応じたリズムで快調に漕ぎ進む。
この辺りは、牡蠣筏がズラリと並ぶ海域。
牡蠣棚は、自然の防波堤でもある。
風が強い時や波が高い時は、牡蠣棚の裏に逃げ込んで、ちょっと一息つくことも可能である。
***
ここからは、岸沿いに漕ぎ進む。
昔は自然海岸らしい、静かでとても雰囲気の良いエリアであったのだが、ある時期からは高台に道路が整備され、だいぶ雰囲気が変わってしまっている。
それでも場所を選べば、まだまだ芸予諸島らしい海の景色を楽しむことができるのだ。
しばらく漕いで、お気に入りの浜に上陸。
上陸すると、まずは浜を散策。
椅子となる適当な発泡スチロールの蓋を見繕い、テーブルになりそうな流木を引っ張ってきて、キッチンの準備は完了である。
流木の上に装備を広げ、トランギアのメスティンと、エスビットのポケットストーブでお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
発泡スチロールの椅子に座り、綺麗な冬の海を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを楽しむひと時。
独り静かに過ごす時間。
平日の仕事でも、もちろん充実して楽しいことや、やりがいのあることはいろいろとあるのだが、それでも様々な理不尽、調整、妥協、説得などなどがあることは事実。
俺には、一人で過ごす、このような至福の休日が必要なのである。
***
今日のお昼ご飯は、カップヌードル、トムヤンクン。
お気に入りのカップ麺の一つである。
雲一つない、芸予ブルーの空の下、美味しいトムヤンクンヌードルを啜り、胃を満たし、心を満たす。
***
『さて、そろそろ戻るとするか』
牡蠣棚の間の穏やかな海を、静かに漕ぎ戻る。
海の中では、牡蠣がこれまた静かに成長を続けている。
今日は、芸予ブルーの瀬戸内海で、のんびりまったりお散歩ツーリングを2時間たっぷり堪能することができた。
***
夕方からは、妻と一緒に街へ。
久しぶりに訪れる、おでんの『かわすじ』
まずはビールで乾杯!
そして、ここの定番『皮/かわ』とつくねを注文し、妻とシェア。
ジャガイモと厚揚げ。
珍しいおでんのタネである『タマネギ』
以前よりも厚切りで、浅めの煮込み具合だと、しっかりとシャキシャキ感を楽しむことができる。
***
日本酒を注文。 『熱燗でお願いします』
レタスもここの名物の一つ。
このお店を知る前は、おでんのレタスなんで想像すらしていなかった。
日本酒の後は、再びビールに戻してみた。
生ビールをグビリ。
そしてやはりここの一番の名物は、何と言っても、先代の店『泡盛/あわもり』から受け継がれるこの伝統のおでん鍋。
『ごちそうさまでした!』
お勘定は、二人で二千円でお釣りがきた。
***
今日もなかなか充実した休日であったなあ。
さて、来週はどこ行こう?
2016年1月9日(土) この週末は、日曜日に予定が入っているので、キャンプツーリングはなし。
それでも朝起きると、天気予報をチェック。 今日は昼から風が上がる予報。
朝食を食べると妻に、『じゃあちょっと漕いでくる。 今日は昼頃には戻ってくるよ』
***
家から1時間弱で、いつものエリアに到着。
外気温は2℃だが、風もなく、穏やかな芸予諸島の冬景色。
ケープホーンを浜に下ろし、出発準備完了。
瀬戸内海は海が汚いイメージを持っている人も多いのだが、この辺りは透明度も高く、海の綺麗さが堪能できるエリア。
特に冬は、水が澄んでその美しさが際立つのである。
***
朝の静かな芸予諸島の海を、静かに漕ぎ進む。
満潮の時しか潜り抜けることができない洞窟。
今日はちょうど満潮の時刻。
せっかくだから通り抜けてみることに。
シーカヤックの幅がギリギリの小さな洞窟。
時折、カヤックのサイド部分を壁に擦りながらの潜り抜け。
ポリ艇で良かったなあ!
***
自然海岸が続く半島をしばし南下。
岩を回ってUターン。
空は晴れ、絶好のお散歩ツーリング日和である。
このエリアでいつも休憩するお気に入りの浜に上陸。
浜を探索すると、以前レスキューして高台に置いておいたクマの人形が地面に落ちていたのを発見。
風雨にさらされ、前よりさらに劣化が進んでいるが、それでもなんとか頑張っていたようである。
今回もレスキューして再び高台へ。
***
今日は、トランギアのメスティンと、エスビットのポケットストーブ、そしてシェラカップを持参してきた。
日帰りツーリングで、ちょっとお茶をするには丁度良いセット。
お湯を沸かし、海を眺めながらコーヒを飲む。
しばし休憩すると、カヤックに乗り込み、出発地点へ戻ることに。
この辺りでは、滅多に他のシーカヤックも見ることはなく、静かに自然海岸の散策を楽しむには絶好のエリア。
***
今日はお気に入りのエリアで、のんびりまったり、2時間弱のツーリングであった。
シーカヤックを引き上げ、潮抜きをしていると、空が曇り風も出てきた。
丁度良いタイミングでツーリングを楽しめたようだ。 良かったなあ!
***
2016年1月10日(日) 今日は、久しぶりに長男と外食の予定。
春帆楼、広島店限定の白子祭である。
11時半に待ち合わせて、店内へ。
ここからは、白子祭のコースである。
吸い物は、フグの出汁が良く出ており旨い。
ふぐ刺しは、いつものコースよりだいぶ多めでこれまたなんとも言えず美味い。
日本酒も、長男のリクエストで注文してみる。
白子の霙揚げ。 絶品!
美味しい料理を食べ、美味い日本酒を酌み交わし、至福の一時。
ひれ酒も、なんとも言えない深い味わい。
フクの唐揚げ。 これ以上、何が要る?
〆は、雑炊とお漬物。
『ごちそうさまでした!』
***
いやあ、この週末も最高に充実した休みであったなあ。
さて、来週はどこ行こう?
それでも朝起きると、天気予報をチェック。 今日は昼から風が上がる予報。
朝食を食べると妻に、『じゃあちょっと漕いでくる。 今日は昼頃には戻ってくるよ』
***
家から1時間弱で、いつものエリアに到着。
外気温は2℃だが、風もなく、穏やかな芸予諸島の冬景色。
ケープホーンを浜に下ろし、出発準備完了。
瀬戸内海は海が汚いイメージを持っている人も多いのだが、この辺りは透明度も高く、海の綺麗さが堪能できるエリア。
特に冬は、水が澄んでその美しさが際立つのである。
***
朝の静かな芸予諸島の海を、静かに漕ぎ進む。
満潮の時しか潜り抜けることができない洞窟。
今日はちょうど満潮の時刻。
せっかくだから通り抜けてみることに。
シーカヤックの幅がギリギリの小さな洞窟。
時折、カヤックのサイド部分を壁に擦りながらの潜り抜け。
ポリ艇で良かったなあ!
***
自然海岸が続く半島をしばし南下。
岩を回ってUターン。
空は晴れ、絶好のお散歩ツーリング日和である。
このエリアでいつも休憩するお気に入りの浜に上陸。
浜を探索すると、以前レスキューして高台に置いておいたクマの人形が地面に落ちていたのを発見。
風雨にさらされ、前よりさらに劣化が進んでいるが、それでもなんとか頑張っていたようである。
今回もレスキューして再び高台へ。
***
今日は、トランギアのメスティンと、エスビットのポケットストーブ、そしてシェラカップを持参してきた。
日帰りツーリングで、ちょっとお茶をするには丁度良いセット。
お湯を沸かし、海を眺めながらコーヒを飲む。
しばし休憩すると、カヤックに乗り込み、出発地点へ戻ることに。
この辺りでは、滅多に他のシーカヤックも見ることはなく、静かに自然海岸の散策を楽しむには絶好のエリア。
***
今日はお気に入りのエリアで、のんびりまったり、2時間弱のツーリングであった。
シーカヤックを引き上げ、潮抜きをしていると、空が曇り風も出てきた。
丁度良いタイミングでツーリングを楽しめたようだ。 良かったなあ!
***
2016年1月10日(日) 今日は、久しぶりに長男と外食の予定。
春帆楼、広島店限定の白子祭である。
11時半に待ち合わせて、店内へ。
ここからは、白子祭のコースである。
吸い物は、フグの出汁が良く出ており旨い。
ふぐ刺しは、いつものコースよりだいぶ多めでこれまたなんとも言えず美味い。
日本酒も、長男のリクエストで注文してみる。
白子の霙揚げ。 絶品!
美味しい料理を食べ、美味い日本酒を酌み交わし、至福の一時。
ひれ酒も、なんとも言えない深い味わい。
フクの唐揚げ。 これ以上、何が要る?
〆は、雑炊とお漬物。
『ごちそうさまでした!』
***
いやあ、この週末も最高に充実した休みであったなあ。
さて、来週はどこ行こう?
2016年1月3日(日) 今日が2016年の漕ぎ初めとなる。
今年最初のシーカヤックツーリングは大三島。 いくつかあるお気に入りのツーリングコースの一つ、大横島への島渡りを楽しもうというプラン。
始発のフェリーに乗り、忠海~盛へ。
朝早いからか車もお客さんも少なく、静かな船内。
クルマは、カヤック&バイクのいつもの装備。
***
いつもの海水浴場に到着すると、ケープホーンを海に下ろし、ドライスーツに着替える。
ドリンクとして、ペットボトルの水を持って行こうと思ったのだが、冬のツーリングなので暖かいお茶を持参することに。
ストームクッカーを取り出し、アルコールを注ぎ、マッチで着火。
しばし待つとお湯が沸き、テルモスにお湯を注いでお茶を準備。
行動食のパンとお茶をセットし、準備完了。
すっきりとは晴れず、曇天ではあるが、風もなく気温も6℃と冬の朝にしては暖かく、ツーリング日和である。
***
穏やかな海に、独り静かに漕ぎ出す。
今朝は、芸予ブルーというよりも、パステルカラー調の瀬戸内海の景色。
30分ほど漕ぐと、大横島が近付いてくる。
このルートは、手軽に漕いで行ける距離で無人島にたどり着くことができることに加え、船の往来が少ないこと、春には運が良ければスナメリにも遭遇できる可能性があることなど、しまなみ海道におけるショートツーリングコースとして本当に好きなエリアの一つなのである。
今日は、大横島の北にある小島をグルリと一周り。
冬の海は澄み、爽快なパドリングが楽しめる。
景色の綺麗ないつもの浜にシーカヤックを引き上げ、しばし休憩。
持参したパンと、テルモスに詰めてきた温かいお茶を楽しむ。
***
春を思わせる穏やかな海に、再び漕ぎ出す。
前回から入れ替えたスプレースカートには、パドルリーシュとしての機能に加え、テルモスを保持するにも丁度良いストラップがあることを発見。
『うーん、このスカートは便利だなあ』
浜に到着し、カヤックに乗ったままスライディングで上陸。
今日は、2時間弱のお散歩であった。
***
シーカヤックをカートップし、ドライスーツを着替え、大山祇神社へ。
さすがの三が日で初詣客も多く、行列ができていた。
行列の苦手な俺は、正式な参拝は次回とさせていただき、そっと心の中で手を合わせる。
***
そのままクルマで生口島へと向かう。
途中の瀬戸田PAでお昼ご飯。
ここでは、以前食べてお気に入りとなった、『レモンラーメン』を注文。
初めての時は驚いたのだが、このレモンが、塩味のラーメンになんとも合うのである。
『ごちそうさまでした』
***
生口島のお目当ては、平山郁夫美術館。
ここは、妻と一緒に何度も訪れているのだが、久しぶりに平山郁夫の日本画が見たくなったのだ。
シルクロードをテーマにした一連の画。
何度見ても素晴らしい。 正月から、良いものに触れることができて良かったなあ。
***
ここからは、因島経由でキャンプ場のある生名島へ。
フェリーは今日まで、お正月特別ダイヤ。
いつもの、そしてお気に入りのキャンプ場に到着。
ここは、2006年6月に初めて訪れて以来、年に何度も通い、俺にとって第二の故郷のようになったお気に入りのキャンプ場なのである。
***
管理人さんに年始のご挨拶をし、手続きを済ませると、カヤック道具の潮抜きをさせていただき、干す。
今日も夜は焚き火を楽しむ予定なので、管理人さんにノコギリをお借りし、薪を準備。
焚き火の準備が終わると、今度は自転車を下ろす。
この自転車も、もう15年以上使い続けている年代物だが、セミスリックタイヤに変えて走りも軽くなっており、何よりこのフレームカラーがお気に入りで未だに手放すことができないのである。
そしてこの年末年始には、自転車を大掃除。
フレームを磨き、可動部には油を注し、チェーンを念入りにクリーニング&注油し、タイヤの空気圧もしっかりセットした。
***
漕ぎ出すと、チェーンクリーニングの効果を実感。
巡航速度での漕ぎが軽く感じられることに加え、何よりシフトチェンジのフィーリングとレスポンスが良くなっている。
『へえ、メンテナンスでこんなに違うんだなあ』
この自転車も、まだまだ買い換えることはできないようである。
今日も生名島をクロックワイズで一周。
漕ぎが軽くなったので、一番重いギアで少し頑張って漕いでみる。
適度な負荷と、それによるスピード感が心地よい。
島の西側のある浜に目が釘付け。
波打ち際に、ミカンがズラリと並んでいるのである。 なんとも珍しい光景。
『さすが、しまなみ海道!』
***
キャンプ場に戻ると、着替えて夕食の準備。
今日は、おせちの残りと、すき焼き。 いずれも家から持参したものである。
まずは今年初めてのキャンプでビール。
エビスビールのプルタブをプシュ。
しっかり冷えたビールを、トクトクトクトク。 するとグラスは、シュワワワワワワー。
『いただきます!』
グビ、グビ、グビリ。
『プハーッ、いやあやっぱキャンプ場で飲むビールは最高や!』
***
焚き火に点火。
すき焼きでビールをゴクリ。
そして、おせちをつまみにビールをグビリ。
闇が深くなってくると、焚き火の火を眺めながら、焼酎のお湯割に切り替える。
誰もいない静かなキャンプ場。
メラメラ、ゆらゆらと揺らめく火を眺めながら、独り静かに酒を飲む。
さすがに52年も生きていると、様々な事がある。
目標を達成し、飛び上がって叫びたくなるほど嬉しかったこと。 運命を恨み、泣き叫びたいほど悲しかったこと。 夜も眠れず、心が締め付けられるように苦しかったこと。 などなど。。。
たまには独りの時間を作り、自分の人生を振り返ってみるのも悪くはない。
そんな振り返りがあってこそ、これからの生き方についても、深く考えることができるのだと思っている。
ソロキャンプの夜は、時に甘く、そして苦く、それでも静かに更けていく。
***
2016年1月4日(月) 朝起きると、朝食の準備。
今朝は、昨日残ったすき焼きにキムチを足し、餅を入れたもの。
ストームクッカーで温め、お餅が柔らかくなったら完成だ。
『ハフハフ、パクリ』
キムチが入ったことで昨日とは別の味になり、残り物でも美味しくいただける。
食事を終えると、ラジオを聴きながらコーヒーを楽しむ一時。
それから片付け。
フェリーで因島へ渡る。
10年通ったこのキャンプ場&生名島。 3月までに、あと何度来ることができるだろうか。
***
2016年の漕ぎ初めは、お気に入りのしまなみ海道エリアでたっぷりと堪能することができた。
さて、次はどこ行こう?
今年最初のシーカヤックツーリングは大三島。 いくつかあるお気に入りのツーリングコースの一つ、大横島への島渡りを楽しもうというプラン。
始発のフェリーに乗り、忠海~盛へ。
朝早いからか車もお客さんも少なく、静かな船内。
クルマは、カヤック&バイクのいつもの装備。
***
いつもの海水浴場に到着すると、ケープホーンを海に下ろし、ドライスーツに着替える。
ドリンクとして、ペットボトルの水を持って行こうと思ったのだが、冬のツーリングなので暖かいお茶を持参することに。
ストームクッカーを取り出し、アルコールを注ぎ、マッチで着火。
しばし待つとお湯が沸き、テルモスにお湯を注いでお茶を準備。
行動食のパンとお茶をセットし、準備完了。
すっきりとは晴れず、曇天ではあるが、風もなく気温も6℃と冬の朝にしては暖かく、ツーリング日和である。
***
穏やかな海に、独り静かに漕ぎ出す。
今朝は、芸予ブルーというよりも、パステルカラー調の瀬戸内海の景色。
30分ほど漕ぐと、大横島が近付いてくる。
このルートは、手軽に漕いで行ける距離で無人島にたどり着くことができることに加え、船の往来が少ないこと、春には運が良ければスナメリにも遭遇できる可能性があることなど、しまなみ海道におけるショートツーリングコースとして本当に好きなエリアの一つなのである。
今日は、大横島の北にある小島をグルリと一周り。
冬の海は澄み、爽快なパドリングが楽しめる。
景色の綺麗ないつもの浜にシーカヤックを引き上げ、しばし休憩。
持参したパンと、テルモスに詰めてきた温かいお茶を楽しむ。
***
春を思わせる穏やかな海に、再び漕ぎ出す。
前回から入れ替えたスプレースカートには、パドルリーシュとしての機能に加え、テルモスを保持するにも丁度良いストラップがあることを発見。
『うーん、このスカートは便利だなあ』
浜に到着し、カヤックに乗ったままスライディングで上陸。
今日は、2時間弱のお散歩であった。
***
シーカヤックをカートップし、ドライスーツを着替え、大山祇神社へ。
さすがの三が日で初詣客も多く、行列ができていた。
行列の苦手な俺は、正式な参拝は次回とさせていただき、そっと心の中で手を合わせる。
***
そのままクルマで生口島へと向かう。
途中の瀬戸田PAでお昼ご飯。
ここでは、以前食べてお気に入りとなった、『レモンラーメン』を注文。
初めての時は驚いたのだが、このレモンが、塩味のラーメンになんとも合うのである。
『ごちそうさまでした』
***
生口島のお目当ては、平山郁夫美術館。
ここは、妻と一緒に何度も訪れているのだが、久しぶりに平山郁夫の日本画が見たくなったのだ。
シルクロードをテーマにした一連の画。
何度見ても素晴らしい。 正月から、良いものに触れることができて良かったなあ。
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ここからは、因島経由でキャンプ場のある生名島へ。
フェリーは今日まで、お正月特別ダイヤ。
いつもの、そしてお気に入りのキャンプ場に到着。
ここは、2006年6月に初めて訪れて以来、年に何度も通い、俺にとって第二の故郷のようになったお気に入りのキャンプ場なのである。
***
管理人さんに年始のご挨拶をし、手続きを済ませると、カヤック道具の潮抜きをさせていただき、干す。
今日も夜は焚き火を楽しむ予定なので、管理人さんにノコギリをお借りし、薪を準備。
焚き火の準備が終わると、今度は自転車を下ろす。
この自転車も、もう15年以上使い続けている年代物だが、セミスリックタイヤに変えて走りも軽くなっており、何よりこのフレームカラーがお気に入りで未だに手放すことができないのである。
そしてこの年末年始には、自転車を大掃除。
フレームを磨き、可動部には油を注し、チェーンを念入りにクリーニング&注油し、タイヤの空気圧もしっかりセットした。
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漕ぎ出すと、チェーンクリーニングの効果を実感。
巡航速度での漕ぎが軽く感じられることに加え、何よりシフトチェンジのフィーリングとレスポンスが良くなっている。
『へえ、メンテナンスでこんなに違うんだなあ』
この自転車も、まだまだ買い換えることはできないようである。
今日も生名島をクロックワイズで一周。
漕ぎが軽くなったので、一番重いギアで少し頑張って漕いでみる。
適度な負荷と、それによるスピード感が心地よい。
島の西側のある浜に目が釘付け。
波打ち際に、ミカンがズラリと並んでいるのである。 なんとも珍しい光景。
『さすが、しまなみ海道!』
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キャンプ場に戻ると、着替えて夕食の準備。
今日は、おせちの残りと、すき焼き。 いずれも家から持参したものである。
まずは今年初めてのキャンプでビール。
エビスビールのプルタブをプシュ。
しっかり冷えたビールを、トクトクトクトク。 するとグラスは、シュワワワワワワー。
『いただきます!』
グビ、グビ、グビリ。
『プハーッ、いやあやっぱキャンプ場で飲むビールは最高や!』
***
焚き火に点火。
すき焼きでビールをゴクリ。
そして、おせちをつまみにビールをグビリ。
闇が深くなってくると、焚き火の火を眺めながら、焼酎のお湯割に切り替える。
誰もいない静かなキャンプ場。
メラメラ、ゆらゆらと揺らめく火を眺めながら、独り静かに酒を飲む。
さすがに52年も生きていると、様々な事がある。
目標を達成し、飛び上がって叫びたくなるほど嬉しかったこと。 運命を恨み、泣き叫びたいほど悲しかったこと。 夜も眠れず、心が締め付けられるように苦しかったこと。 などなど。。。
たまには独りの時間を作り、自分の人生を振り返ってみるのも悪くはない。
そんな振り返りがあってこそ、これからの生き方についても、深く考えることができるのだと思っている。
ソロキャンプの夜は、時に甘く、そして苦く、それでも静かに更けていく。
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2016年1月4日(月) 朝起きると、朝食の準備。
今朝は、昨日残ったすき焼きにキムチを足し、餅を入れたもの。
ストームクッカーで温め、お餅が柔らかくなったら完成だ。
『ハフハフ、パクリ』
キムチが入ったことで昨日とは別の味になり、残り物でも美味しくいただける。
食事を終えると、ラジオを聴きながらコーヒーを楽しむ一時。
それから片付け。
フェリーで因島へ渡る。
10年通ったこのキャンプ場&生名島。 3月までに、あと何度来ることができるだろうか。
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2016年の漕ぎ初めは、お気に入りのしまなみ海道エリアでたっぷりと堪能することができた。
さて、次はどこ行こう?