あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ゴールデンウイークの最初は新緑眩しい周防大島キャンプツーリング

2016年04月30日 | 旅するシーカヤック
2016年4月29日(金) 天気予報チェックの結果、ゴールデンウイークの最初は、周防大島キャンプツーリングに決定。

通い慣れたいつもの道を走り、周防大島のお気に入りに浜に到着。

少し風はあるものの、これならツーリングは楽しめそう。
空は青く快晴で、気持ち良く漕げそうなゴールデンウイークのスタートである。


***

早速、ウイルダネスシステムズのケープホーンを浜に下ろし、グリーンランドパドルも準備して出艇の準備は完了。

先日、このシーカヤックのラダーを取り外したので、リアデッキ周りがすっきりとした。
俺は基本的にラダーを使わないパドリングスタイル。
このカヤックを中古で買って以来、一度もラダーを使ったことがなく、浜に降りる急斜面の曲がり角などで時折ラダーをぶつけたりしていたので、いつか外そうと思っていたのである。
ペダルも剛性感が増して漕ぎ味も良くなったし、軽量化にもなって、これでようやくスッキリサッパリ。

***

いつもなら、目の前の島まで漕いで戻ってくるのだが、今日はコースタルツーリング。

連休初日なのに誰もいない海を、のんびりまったり、グリーンランドパドルで漕ぎ進む。
洞門を見学し、

最近訪れていなかった浜へも立ち寄る。

今日は結局2時間ほどのお散歩ツーリング。
浜に戻ると、シーカヤックを乾かし、ウエアやPFDを干す。


***

買い出しから戻ると、コンビニ弁当とビールでお昼ご飯。

美しい景色を眺めながら、お弁当をパクリ。 ビールをグビリ。
連休初日から、まさに至福のひと時である。

ラジオを聴きながらの休憩では、北海道で買い込んできた強化ガラス製の爪ヤスリを取り出す。

初めて使うのだが、これがなんとも便利。
爪切りなしで、これだけで爪の手入れができるのである。 『うーん、これはいいものを買ったなあ』

***

しばらく休憩すると、いつものように歩いて竜崎温泉へ。
ここでも、潮湯に浸かって、のんびりまったり。

夕方になり、日も傾くと、晩御飯の時間である。

今日のメインは肉。

カセットコンロを取り出し、塩ダレの焼肉。
焼きたての肉をパクリ、冷えたビールをグビリ。
『これ以上、何が要る?』

***

小腹が空いたら、最近ハマっているソフトスパゲティ。

少し残しておいたキャベツと肉も加え、最後に粉末ソースで味付け。

『うーん、美味い』
ソフト麺といえば、小学校の時の懐かしの給食メニュー。
あの頃は、ソフト麺のミートソーススパゲティが、大好物であったなあ。 懐かしい!

***

朝起きると、冷え込んだ朝。
車に準備しているダウンジャケットを着込み、ニット帽も被って防寒。

今日の朝ごはんは、野菜かき揚げを入れた温かいうどん。

一味も投入し、寒い朝にはぴったりのメニューである。

食事を終え、コーヒーをゆっくりと楽しみ、荷物を片付けると移動。
今日は、周防大島の北岸側を漕ぐ予定。

朝の7時過ぎには、浜を漕ぎ出した。

穏やかな朝の瀬戸内を、のんびりと漕ぎ進み、浮島へ。

ここからは、湾内の小島を時計回りで巡るお散歩ツーリング。

浮島から乙小島へ。

乙小島は、東岸を回ってみる。

石か砂を積み出すための施設もある。

***

ここからは、中小島を通って飛瀬島へ一気に漕ぎ抜けるルート。

途中にある小さな島が、碧い海と青い空に浮かび、とても美しい景色。

飛瀬島も、新緑がなんとも鮮やかである。

今日も、早朝から2時間ほどのツーリングを楽しむことができた。

***

家に帰る前に自転車屋さんに立ち寄り、タイヤとチューブを購入。
車載している MTBのタイヤが劣化し、リアはパンクしていたので、交換することにしたのである。

ヒビ割れて劣化が進んだタイヤを外す。

新しいリムテープに交換する。

リアタイヤを外すと、せっかくなのでギアを洗浄。

これは綺麗になるなあ。
新しいタイヤを履かせると、こんな感じ。

前は青のタイヤだったのだが、今度は白が入ってイメージチェンジ。
『うん、なかなかいいじゃないか』

***

これで、連休中のカヤック&バイクの準備も万端である。
さて、次はどこ行こう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸内シーカヤック日記: 妻と28年振りの北海道旅行_札幌、小樽、白老

2016年04月28日 | 旅するシーカヤック
2016年4月22日(金) この週末は、俺たちの28周年となる結婚記念日である。
旅好きの俺たちは、50歳を記念して訪れた『音信』に感動し、毎年訪問しようと決めていたのだが、今回はせっかくだから新婚旅行で訪れた思い出の北海道に行ったみようかということに。

***

有給休暇を取った金曜日。
朝から広島空港へ。

飛行機の中では、指揮者である佐渡裕の本を開く。

広島交響楽団のファンになって数年経つのだが、指揮者の仕事というものに関心があったので、とても興味深く読ませていただいた。

***

新千歳空港に到着。

28年ぶりとなる、妻と二人での北海道旅行である。
札幌駅。

ここからは歩いてホテルへ。

大通公園。

今回のホテルは、ホテルオークラ。

アクセスも良く、ホテルマン/ウーマンの対応も心地良く、そして部屋もきれいで、旅の宿としては大変満足である。


***

今日の昼の気温は、なんと19℃。

北海道のイメージとは異なり、暑いくらいの気温である。
ビール園に行く途中で見つけた雪印パーラー。

妻がソフトクリームを買い、シェアして楽しむ。

その後は、札幌ビール園へ。

レトロなポスターから、

様々貴重な資料まで、

恵比寿ビールも、昔はこんなラベルだったのだなあ。

男は黙ってサッポロビール!

試飲の珍しいビールも、ゆっくりと堪能する。


***




北海道限定のソフトドリンクもある。


***

せっかくサッポロビール園に来たのだからと、繰り返しにはなるが、妻に頼んでプレミアムツアーに参加することに。

やはり、自分で勝手に見学するよりも、専門家のガイドの方から説明を受けながら回る方が何倍も勉強になる。

まさか、日本のビール産業の立ち上げに渋沢栄一が関わっていたとは!

懐かしいポスターも。

そして、プレミアムツアー限定で試飲できるビールも堪能。

ビール好きには、なんとも言えない至福のひと時である。

***


時計台。

晩御飯は、函館ウニで有名なむらかみさんへ。



ここならでは、日本酒も楽しむ。

こんなウニ料理は、初めてである。

ウニの、海苔巻き天ぷらも絶品。

そして締めは、なんとも最高なウニ&イクラ丼。


***

ここからは、藻岩山の夜景を見にいくことにした。

52歳の老夫婦が、なんと夜景見学。。。

でも、実際に行ってみると、『いやあ、来て良かったなあ!』というのが、正直な感想である。





期待以上に感動した、最高の札幌の夜景であった。

***

帰りは、市内電車。

広島の電車より少し小さめの電車である。
ホテルに戻ると、

途中で買い込んできたサッポロビールを並べてみる。


***

翌日は、小樽へ。
妻のリクエストでもあり、28年前の新婚旅行の思い出の場所の一つでもある。

残念ながら雨が降り始めたが、ガラス屋さんを中心に散策する。

途中、六花亭ではしばし休憩。

お菓子を買い、サービスのコーヒーでのんびりまったり。


お昼ご飯は、有名な政寿司さんへ。

ここからは、至福のひと時。







あー、なんじゃこのエビは!!!

こんな幸せな一瞬があるのか!

こぼれイラク丼。

ここでしか飲むことのできない、貴重な日本酒もある。



のどぐろに、春のシャコ(メス)。

『ごちそうさまでした!!!』

まさに、至福のひと時。

***

ここからは、小樽散策。

山には雪が残っている。









小樽では、ワインの試飲も堪能。

元、ワイン蔵の製造を担当されていた方から、ディープなお話を伺いながらの試飲は、これまた楽しく充実したひと時であった。





ワインの説明をしてくださった方のリコメンドもあり、せっかくだから小樽ビールもトライしてみる。

北の車やバスは、下回りのサビが目立つなあ!

***

夜は、妻とホテルのWelcomドリンクを楽しみ、

その後は、ホテルー・オークラのバーに移動してのんびりまったりの時間を過ごす。

このゆったりした時間の流れは、まさに至福のひと時であった。


***

最終日は、白老へ。

ホテルから札幌駅まで徒歩で移動。

気温も高く、快適な旅行日和である。

札幌駅からは、ローカル線で苫小牧経由で白老まで移動。








***

ポロトコタンへ。

アイヌの伝統的な踊りを見学したり。

お話を伺ったり、

とても興味深い時間を過ごす。

昔のアイヌの方々のお話や、女性の刺青のお話などは、とても興味深かった。

***

ここは湖の景色も良く、

北海道旅行らしい雰囲気を楽しみことができた。













スタンプラリーも楽しみ、

ここの施設を後にする。

自分へのお土産は、ムックリ!


***

北海道らしい、働き盛りのトラックの勇姿。

白老での昼食は、スーパーのフリースペースで、リーズナブルに堪能。


***

白老からローカル線で新千歳まで。

とても充実した休日であった。

28年振りの北海道の旅を、たっぷりと堪能した。
いやあ、今週末もまたまたええ休日やったなあ! さて、来週はどこ行こう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸内シーカヤック日記: とびしま海道_カヤック&バイク堪能、キャンプツーリング&広島交響楽団

2016年04月17日 | 旅するシーカヤック
2016年4月15日(金) 今日は有給休暇。 朝はゆっくりと過ごし、家を出る。
久しぶりに、とびしま海道へ。

いくつもの橋を渡り、岡村島に到着。

出発予定の浜に行ってみると、比較的強い北東風が吹いており、残念ながら予定していた小大下島~大下島方面に行くのは楽しくなさそうである。

***

では、ということで急遽予定を変えて近場のお散歩ツーリングに変更。

東寄りの風なので、岬で遮られ、ここから西側は穏やかな海。
こんな風に、風向きに応じて様々なバリエーションルートが選択できるのも、芸予諸島らしいシーカヤックツーリングの楽しみ方の一つである。

先週メンテナンスしたグリーンランドパドルを手に、そっと海に漕ぎだした。

パドルを見ると、水を弾いており良い感じ。 さすが、蜜蝋パワー!


***

中ノ島と岡村島を結ぶ橋。

この辺りは潮流が早くて複雑なのだが、今日は潮も弱くてすんなりと漕ぎ進むことができる。

橋の下を漕ぎ抜ける時の、独特の眺めが好きだ。
ここからは、小島へと向かう。

振り返ると、こんな景色。


***

小島の南側を回り、大長港へ。

ここは、『モヒカン故郷に帰る』で、主人公夫婦が船で島に戻ってきた時に上陸した港である。
タイミング良く、ちょうど定期船もやってきた。

ここから、久しぶりに大長の港へ入ってみる。

舫われている船の数も少なく、静かな港。

以前はあった農船も姿が見えなくなっている。
どんどん寂しくなっていくなあ。 残念。

でも、昔ながらの雁木がここには残っている。

***

奥まで漕ぎ進むと、Uターン。

この橋も、映画で何度も出てきた。

平羅島へ。

大崎上島と大崎下島との間を結んでいるフェリーとすれ違う。

この辺りからは、向かい風の中をしばしマジ漕ぎし、浜へと戻ってきた。


***

シーカヤックをカートップし、道具と一緒に潮抜き。
着替えると、今度は自転車を下ろす。

今日はカヤック&バイクで島を楽しむのである。
カウンタークロックワイズでの岡村島一周、スタート。

昔は蒲刈から漕いできて、よくキャンプした懐かしの浜。

岡村の集落へ。

一周漕ぐと、適度な運動になった。

***

クルマに自転車をカートップし、お昼ご飯と晩御飯を仕入れることに。
岡村島では、以前から気になっていたパン屋さんへ。

まるせきカフェ。
ここでは、『エダマメチーズパン』と『メロンパン』を購入。

次は御手洗へ。
せっかくなので、展望台へも登ってみた。

ここからは、瀬戸内らしい景色が堪能できる。

特に、晴れた日のこちら側の眺めがお気に入り。

展望台から集落に戻ると、いつもの酒屋さんとJAのスーパーマーケットでお酒と晩御飯を購入して岡村島に戻る。

***

いつものキャンプ場。
前回泊まった時、夜中にイノシシが出たので、今日はテント泊はやめて車中泊に。
でも、ゆったりと過ごしたいので、テーブルとチェアは準備し、コットも出して荷物置きに。

少し遅いお昼ご飯は、エダマメチーズパンとビール。

マクラーレンのガタバウトチェアに座り、芸予諸島らしい景色を眺めながら、冷えたビールをグビリ。

最高の休日である。

***


次第に陽も傾いてくる。

そろそろ晩御飯の準備を始めようかな。
今日のメインは、カレーうどん。

カヤックを漕いで、自転車を漕いで、たっぷりと外で遊んだ日にはカレーが最高に美味いのだ。

『いただきます!』
まずはビールをグビリ、そしてカレーうどんをパクリ。

***

食事を終えると、ビールを飲みながら、独り静かにサンセットを楽しむ。

なんと贅沢な時間であろうか!

俺には、こんな休日が必要なのだ。

***

夜中に緊急地震速報で起こされたが、それ以外は日頃の仕事の疲れもあり、ぐっすりと眠ることができた。
快適な車中泊。

朝起きると、お湯を沸かしてコーヒを楽しむ。
二杯目のコーヒーで、昨日買っておいたメロンパンの朝食。
『まるせきカフェ』のパンは初めて買ったが、昨日のエダマメチーズパンといい、今日のメロンパンといい、とても美味しいパンで会った。
『ごちそうさまでした』

道具を片付け、出発。

とびしま海道らしい景色を楽しみながら、家路につく。


***

日曜日の午前中は、先週から輻輳している業務を少しでも片付けるため家で仕事。

午後からは、妻と連れ立って広島へ。
今日は、楽しみにしている広島交響楽団の2016年シーズン開幕となる、第359回定期演奏会の日なのである。

テーマは、~ロシアン・コネクション~

幕開けは、
チャイコフスキー: デンマーク国歌による祝典序曲 Op.15

そして、
チャイコフスキー: 弦楽のためのセレナーデ ハ長調 Op.48

これは、チャイコフスキーファンにはたまらない名演であった。

休憩に続いて、
リャードフ: 魔法にかけられた湖 Op.62

〆は、
リムスキー: スペイン綺想曲 Op.34

今日も、秋山さんらしいダイナミックかつ、メリハリのある指揮をたっぷりと堪能。
やはり、クラシックは生が一番である!

久しぶりのコンサートで、日頃の疲れが吹き飛ぶような、至福のひと時であった。

***

ああ、またまたこれはええ休日やったなあ。
さて、来週はどこ行こう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸内シーカヤック日記: グリーンランドパドルのメンテナンス&ロードスターの幌補修

2016年04月09日 | 旅するシーカヤック
2016年4月9日(土) 今日は野暮用があり、家でゆっくり。
朝起きるとまずは少しだけジョギングして汗を流し、朝ごはんを食べるとアウトドア用品の整理整頓。

カヤック道具やキャンプ道具などを、幾つかのコンテナに分けて収納しているのだが、季節変わりにはウエアなどの入れ替えが必要となる。
冬の間お世話になったドライスーツをメンテして、ミトンと一緒に収納する。
カセットガスを使うヒーターや、冬用のごついダウンシュラフも一緒に収める。

春から夏に使うので取り出しやすい位置のコンテナに移し替えるものがあり、劣化が進んで捨てるものもあり、コンテナに記入した記号毎に収納したグッズをPCのリストに記入/アップデートしながらの片付けである。

ワゴンの中も整理整頓が済み、春から夏への移行準備は完了。
『あー、これですっきりしたなあ』

***

今シーズンは、いつも使っているアークティックウインドの出番が減り、なぜだがウッドのナローブレードであるグリーンランドパドルの出番が増えている。
先週、周防大島から戻った後、このパドルを製作して以来初となるメンテナンスをすることに。

薄く塗っていた塗装もハゲて、海水が染み込みようになっていたので、乾かしてから作業を開始。
カヤックラックのところにパドルを置いて、粗いペーパーで表面を磨いていく。

徐々にペーパーの目を細くし、最後は#800で仕上げ。

いろいろと探し、メンテナンスのために買ってきた『木工用みつろうクリーム』

フロアに新聞紙を広げ、マットを敷き、スポンジでみつろうを塗布していく。

一面に塗り終わると、30分ほど乾かし、表面を乾いた柔らかい布でこすって仕上げていく。
もう一度重ね塗りし、再び布でこすって完了である。

***

使用前:

みつろう塗布後:

ツヤが出て、防水効果も期待できそうだ。

***

一週間ほど乾燥させると、いい感じの仕上がりである。

次回のツーリングが楽しみだ!

この後は、ロードスターの幌の修理。

破れた部分が徐々に広がっていたので、テント用の補修布を接着剤で貼り付け、周囲をシームグリップで目止めする。
『うん、なかなかいい感じじゃあないか』

***

久しぶりに家で過ごす休日。
季節の変わり目ということもあり、片付けやメンテナンスの1日となった。
まあ長い一年だから、たまにはこんな日もあるよな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸内シーカヤック日記: 春の周防大島_雨の車中泊ツーリング、モヒカン故郷に帰る

2016年04月03日 | 旅するシーカヤック
2016年4月1日(金) 今日は有給休暇だが、朝から雨が降り続いており、結構な風も吹いている。
天気予報とにらめっこするのだが、なかなか今日の予定が決まらない。

はてさて。。。

ようやく、夕方くらいから晴れ間が出そうな予報を見つけ、『うん、今日は周防大島に行こうか』

***

雨の中、車を走らせていつもの浜へ。

まだ雨は降り続いているが、なんとか東屋の下は濡れずに済みそうである。
『助かったあ』

東屋の下に陣取り、途中で買い込んできたお弁当で、少し遅めのお昼ご飯。

雨をしのぐ場所があり、暖かいお弁当があり、そして何より大好物のビールがある。
『ああ、幸せだなあ!』

***


お昼ご飯を食べ終えると、車中泊の準備。

ルーフにはシーカヤックと自転車、車内にはカヤック道具とキャンプ道具がいつも満載なのだが、リアシートを倒してフルフラットにすると、一人がゆったりと寝ることができるスペースも確保できる。
俺のワゴンは、完璧に遊びクルマと化しているが、これだけ使い倒せばワゴンとしても満足であろう。

***

寝床が確保できたら、おやつのビール。

今日は、恵比寿ビールの限定バージョン。
ついでにキッチンも設える。

徐々に雨も弱くなってきた。 いい感じである。

そうなると、しばし散策。

浜にはこんな綺麗な花も。

そしてこの時期らしく桜もあり、

浜ダイコンも満開である。

***

夕方には雨も上がり、浜がなかなか良い雰囲気に。

つまみを準備して、本格的に飲み始める。
まずは刺身。

そして野菜炒め。

さらには、プリプリホルモンも追加。


***

お腹が満足すると、ちょっと休憩。

歩いて温泉へ。

車では通ることのない路地の散策も楽しみの一つ。

そして、竜崎温泉に到着。

温泉で、しばしのんびりまったり。
『ああ、ええ1日やのう』

***

再び徒歩で浜へと戻る。

その頃には、だいぶ暗くなり、今度は日本酒。

今日は、途中で買い込んできた『雁木』
静かな浜で、独り静かに日本酒をグビリ。

夜には半月が出て、海に光の道を照らしていた。

『じゃあ、おやすみなさい』

***

朝目覚めると、もう外は明るくなり始めていた。

日頃の疲れからか、結構ぐっすりと眠ることができた。
お湯を沸かして、まずは目覚めのコーヒー。

それから、パンとスープの朝ごはん。

車の中を片付け、着替えると、出艇の準備。

沖は少し風があるようだが、基本的には穏やかな朝。

春の瀬戸内海は澄み切って、見ているだけで爽快な気分になることができる。

***

今日も、ナローブレードのウッドパドル。

気温も高く、パドリングジャケットも必要ないくらい。

目の前に浮かぶ島まで漕ぎ、桜を眺めてUターン。

今日もパドリングが心地良い。

綺麗な芸予ブルーの海と空を眺め、波のリズムを感じながら、波のリズムとシンクロするように、ウッドのナローブレードパドルで漕ぎ進む気持ちよさ。
まるで海と一体になったような気分で、海の上を自分の力で歩くことができるのである。
本当に、シーカヤックと出会えてよかったと、心底思うことができる瞬間。

***

途中、向かい風が強くなり、久しぶりのマジ漕ぎも楽しみながら、地方(じかた)へ戻ってきた。

今回も、車中泊キャンプを楽しみ、朝のお散歩ツーリングを楽しみ、充実した休日を過ごすことができた。


***

呉に戻り、夕方からは近くの公園で妻と花見の予定。
これも毎年恒例行事となり、楽しみだ!

桜は満開。

子供の頃遊んだ、懐かしい公園。

久しぶりのブランコ。

桜を愛で、料理を楽しみ、ビールを飲み、会話も弾んだ。

最高!

***

そして日曜日は、妻と一緒に広島市内へ。
今日は、とびしま海道がロケ地になっている映画、『モヒカン故郷に帰る』を観に行ったのである。

馴染み深い、大崎下島や豊島、蒲刈島などの景色がいっぱいの、地元民にはなんともたまらない映画である。
内容も、先日まさに似たような経緯で父を見送った俺にとっては、リアル過ぎて様々な事を思い出し、また考えさせられ、笑いながらも涙が抑えきれないものであった。

全国で大ヒットする映画ではないかもしれないが、とびしま海道を愛する地元の人達には、そして中高年となり親の介護や終活がいつの間にやら自分の事になったことに気づき始めた人達には、是非とも見てもらいたい映画である。

***

周防大島でのキャンプツーリング、毎年恒例となった地元の公園での花見、そして地元が舞台の映画を楽しみ、この週末もまたまた最高の休日であった。
さて、来週はどこ行こう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする