あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: YB125SP_とびしま海道、”いしじ蜜柑”買い出しツーリング

2013年12月31日 | 旅するシーカヤック
2013年12月31日(火) 今年の年末は、気温が低くて風が強いため、シーカヤックツーリングに出ることは出来なかったが、さすがにウオーキング程度で暇をつぶすのも飽きてきた。

『今日は、ちょっと遊びに行ってくるよ』

朝のウオーキングを終え、家族に頼まれていた買い物を済ませると、防寒対策をしっかりとしてYB125SPで出掛ける準備。

***

まずは、『とびしま海道』入口となる安芸灘大橋へ。

手持ちの回数券が残り一枚になったので、バイクを停めて回数券を購入。
この橋は、小型車なら片道700円、軽自動車や250ccのバイクでは550円掛かるのだが、125ccの原付二種なら片道50円と格安なのだ。
回数券を買えば、11枚綴りで500円也とおトク。

とびしま海道やしまなみ海道付近と芸予諸島エリアで遊ぶには、原付二種はベストバイ。

大晦日の今日は、さすがにサイクリストもほとんど見かける事無く、クルマも少ない海沿いの道を快適なツーリング。

YB125SPの自然なライディングポジションや、バランサー付きならではのジェントルな走り感、自然なハンドリングがお気に入り。
5速でギア抜けしていた症状も、シフトペダルの取り付け角度を調整してからは完全に収まった。


しかし今日は風が強い。
まあ、風が強くてシーカヤックで海に出られない日にバイクツーリングを楽しんでいるので、当然ながらバイクツーリングのときは風が強い日が多くなるのだが、特に今日は西寄りの風が強く、南側の海は荒れている。

お気に入りの景色を眺めながら豊島を越え、

豊島と大崎下島との間の橋の下に行くと、

潮の流れと風がぶつかって、大荒れの状態。


***

大長で、ミカンの無人販売所へ。 ここは、”いしじ蜜柑”が美味しいのである。

試食の蜜柑を食べていると、手押し車のおばあさんが通りかかる。
『みかん、買うんね?』 『ええ、買おうと思うて。 ちょっと試食させてもらっています』
『どこから来たん?』 『呉からです』
『ほうね。 じゃあ、食べておいしい蜜柑を買うて帰りんさい』 『はい!』

試食の蜜柑を美味しく頂き、せっかくなので1200円の一番大きな箱を選ぶ。 ついでにレモンも一袋。
計、1400円也を料金箱にチャラリ。

バイクのリアボックスに、ピッタリと収まった。 素晴らしい!

***

ついでなので、御手洗の高台にある展望台へ。

四国方面の海は風で荒れており、ギラギラとした景色。

北側は、いつものお気に入りの景色。

『じゃあ、そろそろ戻るとするか』

クルマの少ない海沿いの道を快適に流しながら、久し振りのバイクツーリングを堪能した。

家の近くで給油し、計算すると、今回の燃費は52.8km/L。
これまで3813kmのトータル燃費は52.7km/Lなので、ほぼ平均燃費であった。

走りも良くて、タンデム走行も楽だし、スタイルもお気に入り。 しまなみやとびしまの橋の通行量も格安な事に加え、約53km/Lも走るので維持費もGood!
文句なしである。

さあ、これで2013年も〆。
来年も、旅するシーカヤックに、旅する折り畳み自転車、バイクツーリング、オープンカーでのドライブなどなど、たっぷりと楽しみたいものである!

さて、次はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 大芝島、馬島、小熊島_気温0℃のお散歩ツーリング

2013年12月22日 | 旅するシーカヤック
風が強く寒かった土曜日は、妻と街に出掛けて

映画『かぐや姫の物語』を観て、

春帆楼(広島店)でランチを堪能。

***

2013年12月22日(日) 今日は風も収まり、気温こそ低いものの、シーカヤックツーリングは楽しめそうである。
冬のお散歩ツーリングであり、それほど長い距離を漕ぐつもりは無いので、普段あまり漕がないエリアに行ってみようか。

と言う訳で、今日の出艇地は大芝島。

スロープからカヤックを降ろし、あったか下着の上にドライスーツを着込んで、準備は完了。

クルマの外気温計は、0℃を示している。 気温こそ低いものの、風が無いのが救いである。


***

まずは、目の前にあるハート型の島へ。

島の南側を通って、馬島へと向かう。

穏やかな海。 晴れ間が覗く冬の芸予諸島の朝。

馬島の北岸を通り、小熊島との間の水道を漕ぎ抜ける。

なかなか良い雰囲気である。

馬島の浜にカヤックを引き上げ、しばし休憩。

こんな小さな無人島にも、イノシシの足跡が。。。

今日のおやつは、大芝島の朝市で買ってきたレモンケーキ。

熱い紅茶を飲み、レモンケーキでしばし休憩。

***


再び漕ぎ出し、大芝島へと戻る。

スロープにカヤックを引き上げ、今日のお散歩ツーリングは無事終了。

いやあ、今朝は良いお散歩であったなあ。 普段あまり漕がないエリアを開拓して行くのも楽しいものだ。

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPで太華園 & リモワ_TOPAS TITANIUM

2013年12月15日 | 旅するシーカヤック
2013年12月15日(日) この週末は風が強く寒い予報ということで、シーカヤックはパス。
土曜日は妻と広島市内に買い物に行き、今日はYB125SPで、竹原にあるお気に入りのラーメン屋さん、『太華園』までツーリングである。

朝食を食べ、コーヒーを飲んでゆっくりすると、着替えを開始。
冬のバイクツーリングを楽しむためには、シーカヤック同様防寒のためのウエアリングが重要なのだ。

まずは、妻が冬のシーカヤックキャンプツーリング用に買ってくれた”あったか下着”。
値段は高いのだがとても暖かく、冬にはこの下着の上に直接ドライスーツを着込んでシーカヤックツーリングを楽しめるほどの高機能で手放せない。

その上に、これまた妻が冬のバイクツーリング用に買ってくれた”あったかベスト”。
さらに、モンベルの薄手のダウンジャケットを羽織り、ユニクロのジャケットで防風、そして胸と背中を守るプロテクター。
これで、上半身は完璧。

***

下は、”あったか下着”の上に、ユニクロの冬用パンツを履き、靴下は厚手のウール。 そして足首をウオーマーでプロテクト。

そして、靴下には使い捨てカイロを張り、手袋の中には小さな使い捨てカイロを装着。

YB125SPを購入して2回目の冬を迎え、これまでの様々なトライアルで、保温ウエアリングは、ほぼ完璧なレベルに到達した。
これで、寒い冬のツーリングも快適に楽しめるのである。

***

『じゃあ、出掛けてくるよ』 『はい。 気をつけて』

家を出て、1時間ほどで太華園さんに到着。
11時の開店直後に入ったのだが、しばらくすると店内は満席。 相変わらずの人気である。

今日は、半ちゃんセットを注文。

『いただきます』

『いやあ、やっぱりおいしいな』 俺はやっぱり朱華園より太華園派である。
ラーメンを啜り、チャーハンをパクリ。 スープも最後の一滴まで飲み干した。
『ごちそうさまでした』

帰り道、ちょっと大芝島へ立ち寄る。

島内の狭い道を、時計回りで一周してみる。

風は強いが、晴れて芸予諸島らしい景色が楽しめる。

目の前の島は、ハート形に見えるという事で、最近は見学に訪れるカップルも増えているそうだ。


風は強かったが、完璧保温ウエアリングで快適な海沿いツーリングを楽しむことができた。


*** 3つのリモワ ***

昨日から、家にはリモワが3つ並んでいる。

一番手前は、数年前に俺が購入し、出張や旅行で重宝している機内持ち込みサイズのリモワ。
一番奥は、先週長男が海外出張用に購入した、『リモワ_TOPAS TITANIUM』。

彼は、このまえ中国に2週間ほど出張に行き、戻ってきてしばらくすると、今度は韓国へ1週間の出張があった。

次は、中国と韓国をハシゴする予定らしく、仕事柄、様々なモノをパッキングする必要があるので、大きなケースを購入したのである。
その時俺は、『せっかく買うんなら、ええモノを買うておけよ。 俺の経験からすると、中途半端なものを買ってもどこかで物足りなくなり、結局良いやつを買うようになるんやから』とアドバイス。
彼は店に何度か通い、親切な店主のアドバイスも受けて、リモワ_TOPAS TITANIUMの購入に至ったのだ。

彼が買ってきたチタンカラーのリモワを見て、俺は『へえ、こんな色のがあったのか! カッコええなあ』
聞いてみると、この特別色を扱っている店は限られているらしい。

俺も来年はプライベートで妻と一緒での海外旅行をプランしているため、リモワのキャリーケースを買おうと思っていたのだが、このTOPAS TITANIUMに一目惚れ。
と言う訳で、昨日妻と広島市内に買い物に行って、息子がお世話になった商売上手で親切な店主さんから、長男が購入したのより一つ小さいTOPAS TITANIUMを購入したのである。

***

それにしても驚くのは、頻繁な長男の海外出張である。
工業高校を卒業して技術職として就職し、これまで働いてきたのだが、今年になって秋以降、中国へ2週間、韓国へ1週間と2度の海外出張。
そして今回は、中国と韓国をハシゴ。 来年には、東南アジアへの出張も打診されているのだとか。

初めての中国出張こそ、先輩と二人で行ったのだが、前回の韓国は一人。 そして今回の中国&韓国も一人で出張。
現地に滞在し、取引先に出向いての検査や打ち合わせなどを、片言の英語でこなしているという。

初めての海外旅行が中国出張だった彼。
出張中は忙しくて観光どころではないらしいが、それでも夜は一人で食事に行ったり、現地駐在員の方にお世話になったりと、観光とは違った目線で様々な経験を積んでいるようである。
2週間の中国出張から帰ってきた時には、簡単な日常会話を覚えてきて、晩ご飯などは一人で行って中国語で注文したり必要な事を訪ねたりできるようになっていたのには驚いた。

たまに晩飯の時に現地の情報を教えてもらうのだが、すべて自分で経験した事なので、説得力があるし面白い。
観光地ではない中国の街での食事の様子や変わったものを食べた経験。 中国におけるビール。 移動のための長距離移動バスでの中国人達の様子。 日本ではニュースにもならない驚きの交通事情などなど。
まさに、『中国&韓国版_あるく、みる、きく』である。 羨ましい!

そんな現地での話を長男から聞いていると、『とうとう俺も息子に抜かれたのだなあ』とちょっぴり悔しくも、やはりそれはとても嬉しいものである。

***

そして次男は京都に住んでおり、とある大学の3回生で映画部の部長。
映画部といっても、映画を見るだけではなく、自分達で脚本を書き、人の作品に出演し、自分で監督して映画を作り、学内での上映会や、他の大学と協同での上映会なども行っているのだとか。

妻から時々、『今週末は脚本合宿なんだって』とか、『上映会に向けて撮影や編集で忙しいらしいよ』なんて状況報告がある。

一度、次男が他の人が監督した作品に出演したというDVDを見せてもらったが、なかなか面白かった。 と同時に、不思議な気分でもあった。
俺なんか、脚本を書くとか、自主作品とは言え映画に出演して台詞を喋るだとか、そんな事は想像すらできないのに、彼は映画に出演し、演技をして、台詞を喋っているのである。

俺にはとても真似できない。
勉強もあり、映画部の部長としての活動もあり、部員としての脚本作りや撮影、編集などなど、とても忙しいらしいが、充実した京都での学生生活を楽しんでいる模様。
バイクでのキャンプツーリングや、新宿/渋谷/吉祥寺での友人との飲みくらいしか楽しんでいなかった俺の学生生活と比べて、うらやましい限りである。

***

長男、次男とも、それぞれの道で苦労しつつも充実した生活を楽しんでいるのは、親としてとても嬉しいことだ。

50歳という人生の一区切りを過ぎ、これから俺も第二の人生。
彼らに部分部分では抜かれながらも、ちょっぴり悔しい想いは忘れずに、家族と言えどもお互い切磋琢磨する関係で居られるよう、俺の強みを活かした分野でこれからも夢の実現に向けて、楽しみながら努力して行きたいと思っている。

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瀬戸内シーカヤック日記: 『宮本常一と岡本太郎』_周防大島キャンプツーリング

2013年12月08日 | 旅するシーカヤック
2013年12月7日(土) 『じゃあ、出掛けてくるよ』 『今回はどちらへ?』と妻。
『この週末は、久し振りに周防大島でキャンプツーリングにする。 お前も今日の忘年会、ゆっくり楽しんで!』 『はい。 じゃあ気をつけて』

***

今日のお昼ご飯は、前から行きたいと思っていた中華そば屋さん。

周防大島の『たちばなや』である。

作られたレトロではなく、一歩一歩時間と時代を重ねてきた、本物の昭和の匂いがする良いお店。

出てきた中華そばは、透き通ったスープがラーメンではなく中華そばであることを主張している。
『いただきます』
お、これは美味い。 昔地元にあった、そして子供の頃通っていた、懐かしい山根食堂を彷彿とさせる味。

『ごちそうさまでした』

***

食事を終えると、いつもの浜へ。

クルマを停めると、まずはテントを張り、出艇の準備を開始。

今日は風はないが曇り空。
寒すぎる事無く、初冬のお散歩ツーリングを楽しむには好い感じである。


南側の海と空は鉛色。

後ろを振り返ると、北の空はなんと青空。

ものすごいコントラストである。

沖にある島を、カウンタークロックワイズで一周する。

この辺りまで来ると、水が澄んで気持ち良い海のお散歩。

約1時間半ほどのお散歩ツーリング。

『ああ。 景色のコントラストも楽しんだし、海も穏やかで、ええ気分やったなあ』

***

シーカヤックをテントの横に移動すると、着替えてクルマで移動。

星野哲郎記念館へ。
これまで何度も訪れているここの楽しみは、大スクリーンと良い音で星野作品が楽しめる、星野劇場。
俺にとって、ここの入場料500円也は、星野劇場への入場料なのである。

『黄色いサクランボ』 『男はつらいよ』 『なみだ船』 『風雪ながれ旅』 いやあ、本当に素晴らしい。

黄色いサクランボでは、聞いているだけで胸がキュンキュンしてくるし、
男はつらいよでは、渥美清の声と台詞が最高だ。
なみだ舟は、大きなスクリーンに北海道の荒れた海で漁をしている映像が流れるのだが、この光景と歌がシンクロして自分が漁師になった気分である。
そして、風雪ながれ旅。 もう、何も言うことは無い。 ほんと、何度聞いてもこの映像と音は感無量である。

記念館を出ようとすると、案内の方が、『あの、奥の方は廻られましたか?』と声を掛けて下さった。
俺が、星野劇場だけで帰ろうとしたのを見られていたようだ。

『ありがとうございます。 ここへは、これまで何度も来ているんですよ』と笑いながら答える。
『そして、星野劇場が気に入ってるんで、時々来るんです』 『あ、そうなんですか。 こちらこそありがとうございます』

***

いつもの魚屋さんに立ち寄った後は、久賀のスーパーで買い物、そして給油を済ませ、浜へ戻る。

ちょうど夕暮れ時で、キャンプの晩ご飯を始めるには良い頃合いである。

浜にいつもの食卓セットを準備し、クレージークリークに座って、まずはビールをプシュリ。
ゴクリ、ゴクゴク。 『あー、やっぱりキャンプのビールは美味いのお』

『そうや、今日はサンフレッチェの最終戦やったなあ』 期待は出来そうも無いが、一応優勝の可能性も残っているという事なので、試合結果を見ようとiPhoneでチェックすると、まだ後半20分。

『え、まだ試合中やんか』 そして、サンフレッチェは1点入れて現時点では勝っており、横浜マリノスは1点入れられて負けている。 ということは、『優勝の可能性もあるってことか』
熱心なサッカーファンという訳ではないのだが、一応地元のチームでもあり、気にはなる。 ラジオのスイッチを入れ、サッカー中継を聞き始めた。

そして、サンフレッチェの試合は終了。 その数分後にマリノスの試合も終了。

『へえ、こんな事もあるんやなあ。 まあ、嬉しいことや』

『じゃあ、改めて乾杯!』

食事を終え、夜が更けると、明るいうちに集めておいた一人分の流木をセットして火を点ける。

クレージークリークを焚き火の近くに移動し、メラメラと揺らめく小さな焚き火を眺めながら、焼酎のお湯割りをゴクリ。

久し振りの焚き火は、やはり楽しいな。
月と星を眺め、焚き火を眺め、すべての煩わしい事から開放され、独り静かにお酒を楽しむ。
今日は、周防大島の浜で、俺の忘年会である。

***

翌朝。

今回から、冬用のシュラフに変えたので、ポカポカと心地良い睡眠をたっぷりと楽しむことができた。


テントから出ると、昨日の燃え残りの流木に点火。

暖をとりながらお湯を沸かし、熱いお茶で体を温める。

次第に明るくなって行く東の空。

日の出と日没。 キャンプツーリングでの、お気に入りの時間の一つ。


朝食は、うどん。 冬のキャンプツーリングの朝は、これに限る。

食事を終えると、キャンプ道具を片付け、出艇の準備。

今日は、寝る時に着用していた『あったか下着』の上に、直接ドライスーツ。
妻が見つけて、俺の冬のツーリング用にと買ってくれた、この『あったか下着』が最高の優れもので、冬のキャンプツーリグには欠かせない一品である。


『ようし、出発するか』

千貫門。

西側の岬。

今日は、1時間10分ほどの朝のお散歩ツーリング。
岬からの帰りは、ちょうどいいトレーニング程度の北風があり、久し振りの向い風、向い波でのパドリングを楽しんだ。
『あー、ええ運動になったなあ』 ドライスーツの下は、下着一枚なのだが汗をかいたほど。

***

シーカヤックをカートップし、道具を潮抜きしていると、これからここでダイビングを楽しむのだという方々が来られた。
しばし、四方山話。

『どの辺りで潜られるんですか?』 『ええ、あの先に見える出っ張りの辺りまでですね』
『浜から途中まで、いろいろ岩や石があって、その先には土管が沈んでいるんですよ。 そこが魚礁の様な感じで、結構大きな魚が居るんです』

『この季節はドライスーツですか?』 『いいえ、まだウエットですね』
『年に何度か、この辺りでももの凄く水が澄んで透明度が上がることがあるんです。 潜っていても、今日は凄い、って日が年に2-3日ありますね』 『それはやっぱり冬ですか?』 『いいえ、春先です』

『じゃあ、楽しんで下さい』 『ええ、あなたも気をつけてお帰り下さい』

***

竜崎温泉で汗を流し、周防大島文化交流センターへ。

今回、周防大島に来たのは、星野劇場に加えて、ここ文化交流センターの企画展、『宮本常一と岡本太郎_日本を見つめた二つのまなざし』

小さな企画展ではあるが、思いも掛けない二人の接点を知り驚いた。
岡本太郎が、こんな写真を撮っていたなんて知らなかったし、展示してあった著書の文章を読んで再びビックリ。

岡本太郎の撮影した、人の顔がなんとも良い表情なのだ。 いやあ、これまで知らなかった写真家としての岡本太郎。
改めて凄い人である。

企画展図録も入手し、タップリ堪能した周防大島を後にした。

今年も残り数週間。 さて、どんな旅が待っているのだろうか?
『ああ、またまたこの週末も最高だったなあ!』

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPで尾道一泊ツーリング_今回の燃費は53.5km/L

2013年12月01日 | 旅するシーカヤック
2013年11月30日(土) この週末は、ちょっと風が強い予報。
じゃあ海に出るのはやめて、久し振りにYB125SPでツーリングに行くとしようかな。

シーカヤック以外に、自転車やバイク、そしてオープンカーがあるので、天気や気分、そして日程次第で様々なバリエーションスタイルが楽しめる。
これぞ、芸予諸島スタイル。

***

この週末は、久し振りに海に出ないという事で、朝一番はワゴン車のオイル交換に行き、少し遅めの出発である。
まずは、お昼ご飯。

途中の安浦にある、『一村』へ。
いつもはラーメンなのだが、今日は関東風つけ麺にチャレンジ。

『いただきまーす』 麺を出汁にタップリ浸けて『ズルズルズル』 『お、これはなかなかいいねえ』
麺を食べ終わると、残った出汁にラーメンスープを足してもらい、暖かい出汁を楽しむことができる。
『ごちそうさまでした』


今日は風は強いが快晴で、芸予諸島らしい景色を堪能しながらのツーリング。


***

尾道に到着。

まずは写真をパチリ。 その後、駐輪場に移動してバイクを停め、街の散策へ。

商店街を歩き、

山側の路地へ。

珍しい形の松を愛で、

紅葉の名残の残る公園で一休み。

観光シーズンを過ぎたのか、土曜日とは言え観光客は少なめである。

ちょっと高台にあり、ほとんど人が来ない公園奥のベンチには、高校生カップルが。
オジさんは、邪魔にならないよう、そっと静かに階段を降りた。

良い感じの晩秋の尾道。


***

午後3時。 山の上にある宿へ。

ここは、これまで何度か泊まった事のあるお気に入りの宿。

なんと言っても、ここの部屋からの眺めが最高なのだ。

しばらく休憩し、こんどは歩いて街へ降りる。

尾道らしい急勾配の坂道と階段。

線路の下を潜り、

路地を抜け、

古寺巡り。


***

戻りは、ゼイゼイ、ハアハア言いながらの登りである。

宿に戻ると、風呂に入って汗を流し、疲れを癒す。 そして食事。

今日は、このホテルのタイ料理をお願いしていた。

このタイ料理がスパイシーで本格的。
食べていると汗が噴き出してくるが、これが美味いのだ。 ビールをグビリ、そしてタイ料理をパクリ。
綺麗な夜景を眺めながら、ゆっくりと旅先での夕食を堪能した。
『ごちそうさまでした』

部屋に戻ると、尾道の夜景を眺めながら一人で晩酌。

ヘッドホンをiPod-Shuffleに付け、カラヤンを聴きながらエビスビール。

つい先日までは、『西野カナ』にハマっていたのだが、最近は『カラヤン』がツボ。
『カナヤン』から『カラヤン』へ。。。 って、どんなつながりやねん?

静かに美しい夜景に、お気に入りのカラヤン、そして最高のエビスビール。 もう何も言うことは無い。

***

朝。

ホテルの窓から、朝日が昇ってくる方向が明るくなってきたのが見える。

窓を開けると、冷たい空気が部屋に入り、一気に目が覚めた。

ここからは、朝日が昇るまでの美しい景色をゆっくりと堪能。





朝食を摂り、部屋に戻ると朝風呂。
風呂から上がると、ベッドに横になり、本を開く。

『月島慕情(浅田次郎)』 好いなあ、浅田次郎。
旅先でのんびりまったり過ごす朝に、『月島慕情』、『供物』といった、珠玉の短編小説。 素晴らしい!

***

10時前にホテルを出て、尾道の街に降り、まずはYB125SPの給油。
前回の給油からの走行距離は、294km。
ガソリンを入れ、iPhone5を開いてHonda Moto LINCに登録すると、今回の燃費は53.5km/L。 これまで走った3530kmトータルでの燃費は、52.7km/L。

YB125SP。 シンプルで美しい外観(特にこの白のカラーリング)と、ジェントルな走り、そして燃費の良さがお気に入り。

今日のお昼ご飯は、朱華園。

中華そばと、

焼そばを注文。

さすがに焼そばは食べきれず、お店の方にお願いしてパックしてもらった。 『ありがとうございます』


帰りには、妻に頼まれていた牡蠣を購入。
以前買いに来て、とても美味しく気に入った『盛水産さんへ』

朝電話しておいたので、着いた時には既に牡蠣がパックされていた。

『電話したものです。 前に買いに来たんですが、とても美味しかったんでまた来ました』 すると奥さんが、『それはありがとうございます。 どこからですか?』
『はい、呉なんです。 今日は、尾道に遊びに行って帰りなんですよ。 また、買いに来ます』

久し振りのYB125SPでの一泊ツーリング。
これからは風の強い日が多くなり、YB125SPの出番が多くなるだろう。
シーカヤックのウインターキャンプツーリングの経験を、冬のバイクツーリングの保温ウエアリングにいかに活かせるかが試される季節。
今日も、妻が買ってくれた『あったか下着』や末端部分を保温する小道具が大活躍であった。

今回は、尾道の路地散策も楽しんだし、タイ料理やラーメンも美味しくいただき、お気に入りのお店で牡蠣を仕入れることもできた。
一泊二日でのんびりまったり。
いやあ、また今週も好い週末であったなあ!

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