あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPの燃費:60km/L達成_三次mugimugi訪問日帰りツーリング

2013年06月30日 | 旅するシーカヤック
2013年6月30日(日) 今日は、前から気になっていた三次のカフェ:mugimugiさんを訪問しようと、YB125SPで日帰りツーリング。

地元で給油してR375をひた走り、10時半には三次に到着。
今日は、信号待ちで停まっている時はさすがに暑いが、走っているとメッシュジャケットを通り抜ける風も涼しく、曇りがちながらも快適なツーリング日和。

いったん開店しているmugimugiさんに入るも、ランチは11時半からとのことなので、それまで町を散策することに。

まずは、三次市歴史民俗資料館へ。

ここには、妖怪関連の資料と、三次人形の展示が中心。

へえ、こんな人形があったんだ。


***

石畳の商店街。

なかなか良い雰囲気である。

三次駅から少し離れているので、これまで知らなかったのだが、ゴールデンウイークの ”Dahon SpeedTRで行く三次~江津ツーリング” の時に見つけ、ここを一度散策してみようと思っていたのだ。

水原弘。

元気はつらつオロナミンC。

懐かしいなあ!

ランチの時間まで、もう少しあるので川沿いをウオーキング。

曇り空で風もあり、川沿いは快適なウオーキングコースである。


11時半前。

再びmugimugiさんへ。 朝食用の食パンを買い込み、席へ。

今日のおススメは、インドカレーとの事。 おススメに弱い俺は、『じゃあ、インドカレー。 ランチセットで』

サラダと、特製インドカレー。 そして、試食用だと言う酒種パン。 『いただきます』

『ごちそうさまでした』 食後は、コーヒーを飲みながら、試食の酒種パンをパクリ。 『おお、これは美味しいな』

なかなか良い感じのカフェである。 次回は、別のランチを試してみるとしよう。


通りにあるお菓子屋さんで、妻へのお土産を購入。

***

YB125SPの走りは、相変わらず快適そのもの。

長距離ツーリングに適した自然で楽なポジション。 単気筒ながら、バランサー付きのため振動が少なく、スムースでジェントルなエンジン。 ニュートラルなハンドリング。 全く文句なし!


途中の道の駅に立ち寄り、少し休憩。

ツバメの巣を発見。 可愛いヒナ達が。


お目当ては、安瀬平乳業の『黄金のプリン』 これがなんとも美味しいのである。

ベンチに座り、黄金のプリンをパクリ。 『うーん、やっぱ美味しいなあ』


***

さあ、出発しようか!

呉に戻り、給油すると、Honda MotoLinkに情報をインプット。
すると、

なんと今日の日帰りツーリングの燃費は、ぴったり60km/L! 『いやあ、これは素晴らしいじゃないか』

日帰りツーリングで最高記録となる60km/Lを記録し、これまで約2600km走行での平均燃費が53.7km/L。 YB125SP、最高である。

***

無事家に戻ると、ロードスターに乗り換え。 今日は、ロードスターのオイル交換である。

幌を下ろし、オープンドライブで、いつもお世話になっているディーラーへ。 今日は、オイル交換とEXコーティング。

このロードスター(NB_1.6L_MT)も、総走行距離は14万キロを越えたが、通勤メインで燃費は14-15km/Lと快調そのもの。

いやあ、旅って楽しいなあ。 さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 日帰りツーリング_芸予諸島スタイル

2013年06月30日 | 旅するシーカヤック
2013年6月29日(土) このところ遠出が続いていたので、久し振りに日帰りシーカヤックツーリングへ。

いつもの浜に到着すると、珍しく他のカヤッカーの方が居られた。

『こんにちは。 今日は釣りですか?』 『いいえ、ちょっとツーリングに出てみようと思ってます』
『これは、どこで買われたんですか?』 『廿日市のパドルパークです』 『ああ、そうなんですか。 私のこのシーカヤックもパドルパークで中古で買ったんですよ。 久保田さんとは、もう20年位前からの知り合いなんです』

『ここは、よく出られるんですか?』 『いいえ。 ここは初めてなんです』
『今日はどの辺りを漕ぐ予定ですか?』 『あの橋の下は向い潮でも大丈夫ですかねえ?』 『ええ、あそこはそれほど流れは強くないですよ』
『それなら、あの島を一周しようと思います』 『そうですか。 では、お気をつけて!』

私は、その方の邪魔をしないよう、別ルートで漕ぎ出した。

***








今日も、アークティックウインド裏面漕ぎ。 すばらしいキャッチの良さ。



****





この辺りは、岩の景色が最高だ。






***

ここからが、今日のハイライト!!!

















この浜で、綺麗な海を眺めつつお弁当のお昼ご飯。

***

そして、別のお気に入りの浜へ。




今日はまた瀬戸内での泳ぎ!




洞窟を楽しみ。


梅雨の中休みの瀬戸内を漕ぎ進み、


そして、出艇地に戻ってきた。 『ああ、気持ち良かったあ』


その後は温泉でゆっくり潮抜きをして、倉橋島のおいしい刺身醤油を買って家に戻る。
ああ、今日ものんびりまったり、芸予諸島らしいエリアを楽しめたなあ。

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瀬戸内シーカヤック日記: 周防大島キャンプツーリング_ワーナー、アークティックウインド裏漕ぎ編

2013年06月23日 | 旅するシーカヤック
2013年6月22日(土) 今日は幸いな事に梅雨の中休み。 どうやら天気も持ちそうなので、周防大島でキャンプツーリングを楽しむ事に。

早朝家を出て、下道で周防大島の浜へ。

曇り空で風もなく、少し涼しいくらいで、初夏にしては絶好のツーリング日和。

浜にはダイビング機材を準備している人達が何人か居られたので、挨拶しながら出艇準備。

シーカヤックを運んでいると、『それって、何キロくらいあるんですか?』 『そうですね、だいたい25kg位ですかね』 『へえ、軽そうに運んでますね』

日帰りツーリングにはとても使い易いので気に入っているウイルダネスシステムズのケープホーンを浜に降ろし、手に馴染んだアークティックウインド、スペアパドル、パドルフロート、ビルジポンプ、水と間食用のパン、ケータイ、貴重品を入れた黄色いペリケースをパックすると、準備完了。

ダイビングの一人の方が寄ってこられ、『ちょっと見ていいですか?』 『ええ、もちろん』
『なかにワイヤーが通っていますが、これは何ですか?』 『これは、後ろのラダーにつながっているんですよ。 普段は使いませんが、荒れて横波があるときなんかは、ラダーが有ると操作が楽なんです』 『なるほど』

『今日はどこらへんを漕ぐんですか?』 『ええ、目の前の立島辺りで遊んで来ようかと思っています』

***

じゃあ、そろそろ出発しようか。

周防大島の山には靄が掛かり、幻想的な雰囲気。






瀬戸内海にも靄。


この島は、南側の自然海岸が美しい。

狭い水路を通り抜け、

澄んだ海を堪能しつつ、ゆっくりと漕ぎ進む。

カメラを水中に入れて、撮影してみる。







へえ、水中から見ると、シーカヤックってこんな感じなんだ。

***

ちょっと浜に上がって一休み。

途中で買い込んで来た、期間限定の『レモンケーキ』

『いやあ、このレモンケーキ、美味しいなあ。 クセになりそう』


再び出発。


*** アークティックウインド裏漕ぎ ***

途中、休憩した後に漕ぎ出そうとパドルを握り直した時、ふと思った事が。。。

↑ 普段はもちろんこの面で漕いでいる。


↑ しかしこちらの面は、いつもは裏面としてあまり気にも留めていなかった。

昔、インチューンパドルというパドルを使っていた時期があったのだが、そのパドルには漕ぐ面に溝が付いていた。
これが、表面積を増やす効果なのか、その形状で水をキャッチする効果なのかはよく分からないのだが、とてもキャッチが良くパワフルなその漕ぎ味が気に入っていたのである。

このアークティックウインドの裏面って、よく見ると良さげな凹凸があり、普段使っているパワーフェイスよりも表面積が大きそうだ。

試しに、こっちで漕いでみようか!

すると、一漕ぎ目からキャッチの良さに驚いた。 『えー、これっていいじゃん!!!』

しばらく裏面で漕ぎ、いつも漕いでいる表面に戻してみると、違いは明らか。 うん、これからは『アークティックウインド裏面漕ぎ』だな。

これから、アークティックウインドを裏面で漕いでいるソロカヤッカーを瀬戸内で見かけても、『あのー、パドル裏返しですけど(プッ、このド素人が)』って思わないでいただきたい。

いやあ、今日は良い発見ができた。 既成概念って怖いなあ。




***

2時間ほどのツーリングを楽しんだ後は、お昼ご飯と晩ご飯の買い出しへ。

周防大島でのキャンプとなると、いつも刺身を買い出す鮮魚店へ。

その後、地元のスーパーやコンビニへ行き、食材とビールを購入して浜へ。

荷物を運び、テントを張ると、少し遅めのお昼ご飯。

昼から晴れてきた青空と青い海を前に、まずはビールで乾杯!

『グビ、グビ、グビリ。 プハーっ、美味いなあ』

お昼ご飯は、焼きラーメン。

海を眺めてビールをゴクリ。 ビールに合うおいしい焼きラーメンをパクリ。 そして再びビールをグビリ。

静かな浜で、誰にも邪魔される事なく、予定を調整することもなく、やりたくない事を妥協することや、やりたい事を我慢する事もなく、自由気侭な独りの時間を堪能。
調整や妥協、我慢は仕事だけで充分である。 やっぱ、休日はこうでなくっちゃ。





あまりの天気の良さに、夕方は瀬戸内海で初泳ぎ。 ゴーグルを付けて水中散歩。 『ああ、気持ちええなあ』

その後は温泉で潮抜きである。


***

待ちに待った夕食。

お気に入りの鮮魚店で仕入れてきた刺身。

スーパーで仕入れてきたテンプラ。


次第に暮れていく海を眺めながら、刺身をパクリ、ビールをグビリ。


東から登ってきたお月様を眺め、ここでもビールをゴクリ。

『ああ、やっぱシーカヤックはキャンプツーリングに限るなあ』





***

『ポツ ポツ ポツ』 朝方、テントを叩く雨音。 本降りにはなっていないが、雨がパラついているようだ。

本降りになる前に荷物を片付け、朝6時には浜を出発。 帰ってガソリンを入れると、走行距離が6万kmを越えた2.3Lエンジンの先々代アテンザワゴンの燃費は14.1km/L。
二人の息子が成人した今となっては、ほとんどシーカヤックスペシャルと化しているこのクルマは、 先週は松江まで往復、今回は周防大島往復など遠出が中心ではあるが、実燃費で14km/L越えとは嬉しいものだ。

家に戻ると、YB125SPでお昼ご飯へ。

今日は、妻がお出かけなので、一人でラーメン屋さんにやって来た。


我馬


うん、やっぱり我馬のラーメンはおいしいな。 『ごちそうさまでした』

『いやあ、昨日は梅雨の中休みで快適な気候の中ツーリングを楽しめたし、午後からは浜でのんびりまったりキャンプを堪能した』
いやあ、またまたええ休みやったなあ!

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SP_竹原日帰りツーリング、朝日山&太華園&散策

2013年06月16日 | 旅するシーカヤック
2013年6月16日(日) 金曜日に有給休暇を取って、一泊二日の島根半島のシーカヤック旅を楽しんだ後、今日はバイクツーリングの予定。

先週末は、しまなみシーカヤックキャンプツーリングから早めに戻り、日曜日の午後から愛車、YB125SPに乗ろうと思っていたのだが、残念ながら午後から雨。
そのため、バイクツーリングは数週間振りとなる。

朝起きると濃霧。
今日は、竹原の朝日山に登ってみようと思っているのだが、この霧ではねえ。。。 でも天気予報をチェックすると晴れになっているので、予定通り出掛ける事にした。

***

竹原に行く途中、ちょっと安浦で一休み。



今日のウエアは夏仕様。

メッシュ生地のジャケットに、プロテクタ仕様のベスト。

いくら暑いとはいえ、イザという時のことを考えると、夏でも半袖でのツーリングは避けたい。
とはいえやはり暑いものは暑いので、ホンダ製のツーリング用メッシュジャケットを購入したのだ。 さすがに停まっている時は暑いが、走り出すと風が通り抜けて涼しいのである。

さて、
ここ安浦には、こんな防波堤がある。

これは、コンクリート船を利用した防波堤なのだ。

各種資料によれば、この武智丸は、太平洋戦争末期の昭和19年に、鋼材不足を補うため兵庫県高砂市で建造されたコンクリート船なのだとか。

近くに居られた地元の方に、海沿いの通路から武智丸に行けると教えていただいた。







いやあ、本当に船なんだなあ。 貴重な歴史の資料である。

***

再びYB125SPに乗り、朝日山へと向かう。
途中、安芸津にも立ち寄り、お気に入りのコロッケをパクリ。

このコロッケが、ホクホク・サクリと、とても美味しいのである。


登山道入口。

初めて走る朝日山への林道。

緑が濃く、自然がいっぱいで、これはなかなか良い雰囲気である。

頂上の駐車場に到着。

ここからちょっぴり山道を歩くと、

山頂である。


心配していた霧は山の上では晴れ、霧の瀬戸内海が眼の前に広がる。

空は晴れて夏の空気。

海霧が、なかなか幻想的な雰囲気を醸し出している。


いやあ朝日山、ここはなかなかいいじゃないか!
YB125SPに乗り始めて、小回りが利くバイク/原付二種の良さを活かし、瀬戸内のこれまで知らなかったスポットが開拓できつつある。

***

しばし瀬戸内海の景色を堪能した後、山を降りて、お気に入りのラーメン屋さん『太華園さん』へ。

今日は一番乗りである。

開店すると、チケットを購入してカウンターへ。

待っているとご主人が、『今日はバイクですか』 『ええ。 125ccですけどね』
すると笑いながら、『ほんと、いろいろな乗り物を持っておられますねえ。 クルマにバイク、自転車にシーカヤック』 私も苦笑いしながら、『そうなんですよ。 乗り物と旅が好きなもんで』

ご主人は私の腕を見て、『よく焼けてますね』 『はい、島根半島でシーカヤックを漕いできたんです』 『なるほど、それで』

ラーメンが到着。

今日は、キムチそば。『いただきます』

あー、美味かった。 『ごちそうさまでした』 『はい、では気をつけて』


***


ここからは、道の駅たけはらにバイクを停め、町を散策。

霧は晴れ、青空がのぞく町並み。

少し暑いが、気持ちの良い梅雨の晴れ間である。




お寺も巡ってみる。




読めない文字。 サンスクリット語?


竹原甘藷先生だって! 気になるなあ。


これまで歩いた事がないエリアにも寄り道してみる。




日差しに照らされ、瓦屋根が美しく輝いている。


良い雰囲気の建物。

ここは、眺望が楽しめるのだね。


しばし板の間に座し、町並みを眺めながら涼やかな風を楽しむ。 風流、風流。


***













ピントぴったりキドスカープ。



いやあ、今日は安浦、安芸津、そして竹原をたっぷりと楽しむことができた。

久し振りのツーリングであったが、YB125SPは快調。

ゴールデンウイークのツーリングで発生したギア抜けは、バイク屋さんのアドバイスを受けて調整したシフトペダル角度がバッチリ決まったようで、それ以来全く発生していない。 そして、バランサー付きの単気筒エンジンは、俺好みのフラットトルク&ジェントルな走り味が心地良い。

夏はさすがに暑いが、メッシュジャケットの機能も確認できて満足だし、よく見ると、このメッシュジャケットには、プロテクタ付きメッシュベストに付いているプロテクタが取り付けられるようになっている。 やっぱ、同じホンダ製だからだなあ。 これは良い、知らなかった。

次回からは、メッシュジャケットにプロテクタをセットして走ってみる事にしよう! そうすれば、もう少し涼しいはず。

次のツーリングが楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 島根半島の楽園_初めてのパラダイス堪能キャンプツーリング

2013年06月15日 | 旅するシーカヤック
2013年6月14日(金) 仕事の区切りが良い今日は、久し振りの有給休暇。 梅雨の3連休、さてどう楽しもうか!
朝5時に起きると最新の天気予報をチェックし、島根半島に決定。

『じゃあ、出かけてくるよ。 今回は島根半島。 天気が悪そうだから、明日には帰ってくると思う』 『はい。 気をつけて』

***

今年はこれで、島根半島シーカヤックの旅は4回目。

この4回は、小波や多古をベースに、多古の七つ穴や小波、野波、加賀の潜戸などを漕いで来たのだが、せっかくだから新しいエリアも開拓したい。

何度も通ってお気に入りになったエリアを漕ぐのは、それはそれでもちろん安心感や懐かしさもあって楽しいのだが、やっぱり『どこから出艇するのが良いかなあ?』、『波が荒い危険な場所はないかな?』、『あの岬を廻った向こうには何が待っているのだろうか?』、と言ったハラハラ/ドキドキ/ワクワク感を楽しめるのは、初めて漕ぐ場所である。

以前、兵庫県の家島~岡山県~広島県~山口県の下関まで、そしてその後は下関~島根県の出雲まで、尺取り虫方式で旅をしていた時は、まさに毎回ハラハラ/ドキドキ/ワクワクの連続であった。

最近は、どちらかというと通い慣れたお気に入りのエリアを転々としながら楽しんでいたのだが、久し振りに忘れかけていたハラハラ/ドキドキ/ワクワクを楽しみたくなったのである。

と言う訳で、今回は初めて訪れる場所を漕いでみるつもり。 『さて、どんな所なんだろう? 楽しみだ!』

***

家を出てから3時間+αで目的地に到着。
いやあ、島根半島なんて近いものだ。 松江道ができて、本当に便利になったなあ。

少し曇り空で、弱いながら風もあるが、全く問題ないレベル。

『ようし、出発しようか』


今回も、先週に引き続いてTシャツ&短パン&サンダルでのツーリング。


やっぱ、島根半島は水がきれい。

漕いでいても気持ちが良い。








漕いでいると、その先に小さな洞窟が!

この洞窟は、多古の七つ穴とは違い、本当に開口面積が小さいのである。

これはまさに、シーカヤックでしか通り抜けることができないサイズ。

ゆっくりと近付き、

通り抜ける。



『うーん、この洞窟は気に入った!』


他にも、通り抜ける事こそできないが多くの洞窟があり、ロケハンツーリングとして、岸沿いをゆっくりと楽しみながら漕ぎ進む。






***

この頃から青空が広がり始め、快適なツーリング日和に。

俺の好きな、ロックガーデンっぽいエリア。

岩や島も、赤っぽい岩肌あり、青っぽい岩肌ありと、目を楽しませてくれる。




島を回り込むと、そこにはまた洞窟が。

入ってみると、

『おお、これも素晴らしい!』

***

梅雨の晴れ間の太陽に照らされて輝く美しい岩肌を眺め、




そして時には空を眺め、


はたまたロックガーデンの水路を漕ぎ抜け、


”島根半島ブルー”に出会う。


瀬戸内では見られないこの眺め。








そしてまた、”島根半島ブルー”である。


***

漕ぎ進むと、小さな水路が。

ちょうどお昼時である事に加え、海水があまりに綺麗なので、

シーカヤックを引き揚げて一休みすることに。

大きな流木に腰掛け、ポカリスエットをゴクリと飲み、コンビニで買っておいたパンをガブリ。

食後は、この海を見ていたら泳ぎたくなってきた。
普段なら、ゴールデンウイーク頃には漕いだ後にザブンと海に飛び込むこともあるのだが、今年は瀬戸内海の海水温が低く、自分でも驚きなのだがまだ泳いでいないのである。

という訳で、半パン一丁になり、海にザンブリ!

『いやあ、気持ちええなあ!』 今年50歳になるオヤジの、この夏初泳ぎである。



『ようし、そろそろ戻るとするか』

無事、出発した浜に戻ってきた。
今回のエリアはまさに島根半島の楽園/パラダイスである。 全く飽きることなく、久し振りに3時間を越えるツーリングをたっぷりと堪能することができた。

『いやあ、ここに来て本当に良かったなあ!』

***

シーカヤックをカートップし、道具とカヤックを潮抜き。
最新の天気予報をチェックすると、夜から雨になりそうだ。 『そうゆうことなら、キャンプ地は決まりだな』

松江市内で買い物を済ませ、多久の湯で今度は自分の潮抜きである。 『あー、さっぱりさっぱり』

そしてキャンプ地へ。

『今回もお世話になります』


晩ご飯は、刺身と割り子蕎麦。

まずは、エビスビールで乾杯!

『プシュッ。 トクトクトク。 シュワワワワー』 『いただきます! グビ、グビ、グビリ』 『プハーッ。 うーん、やっぱ漕いだ後のビールは美味いなあ』

今日の刺身は、地元産の『あご/トビウオ』と境港に揚がったという『マグロ』


見慣れた景色を眺めながら、ビールを飲み、刺身を楽しむ。


そして〆は割り子そば。


***

2013年6月15日(土) 夜中目が覚めると雨の音。 『ああ、キャンプ地をここにしておいて正解だったなあ』

いつものように5時前に目が覚める。

外は雨。

コーヒーを入れ、お気に入りの松江のパン屋さんで買ってきたパンの朝食。

天気予報をチェックしても、このまま雨が降り続きそうなので、今日漕ぐのは早々に諦め、のんびりまったりできそうな温泉を探す。
『お、ここにしてみようか』 温泉も、これまで行った事がない場所を開拓する事に。


荷物をパッキングして出発。

到着したのは、『長者の湯』

まだ朝の8時過ぎなので、人は少ない。

貸し切り状態の温泉で、のんびりまったり。

ここは、アルカリ泉でなかなか気持ち良い。

しばらく入っていると、地元の方らしいおじさんが入ってきた。
『おお、こんにちは』 『あ、おはようございます』

『ここは湯がええよ』 『ほんとですね。 気持ち良いですよ』 『あんたはどっから来た?』 『広島の呉です』

『昨日は休みが取れたんで、島根半島でシーカヤックを漕いでキャンプしたんです。 寝ている間に汗をかいたんで、帰りにサッパリしようかと、ここに来てみたんですよ』 『ん、シーカヤック?』

『ええ、海で漕ぐカヌーです』 『ああ、あの駐車場においてあったボートみたいなやつか』 『ええ、そうです』

***

『ここは良く来られるんですか?』 『おお、よう来るよ。 亀嵩の温泉にもよう行くが、お湯はこっちの方がええ』

『あと、ここには食堂もある。 定食もおいしいが、”玉子掛けご飯セット”が安くてええよ』 『へえ、そんなのがあるんですか。 食べてみたいですね』

『卵掛けご飯セットは、390円でご飯と玉子のお替わりができるんよ。 食堂は11時から』 『11時からですか。 まで2時間以上ありますね』

『まあ、せっかくじゃけえ、ゆっくりしんさい』 『はい、どうせ雨なんで』 『11時になったら、一緒に喰いに行こうや。 わしも玉子掛けご飯を食べて帰るけえ』

***

たっぷり1時間ほど温泉を楽しみ、しばし休憩。
ソファーに座って雑誌を読んでいると、おっちゃんがやってきて、『おお、料理長に早めに食べさせてもらえるように言うとったけえ、少し早めに喰いに行こうや』
『はい。 じゃあ、もう一っ風呂浴びてきます』

風呂から上がると、おっちゃんと食堂へ。 『玉子掛けご飯セット、それぞれ一つずつね』と、おっちゃんが注文してくれる。

運ばれてきて、『はい、どうぞ。 ご飯と玉子はお替わりできますから』との事。

玉子は、殻がしっかりしていて、黄身も薄くて綺麗な黄色である。

『いただきます』

『どや、旨いやろ』 『いや、ほんとうに美味しいですね』 『ご飯は仁多米。 これが美味しいんや。 玉子もええのが使うてある。 ほんまに美味いなあ』

二人とも、ご飯と玉子をお替わりし、『ごちそうさまでした』

『いやあ、ええ食堂を教えてもらいました。 ありがとうございます』 『ほうやろ。 また来て、リピーターになりんさいよ』 『はい、また島根半島でシーカヤックを漕いだ帰りにまた寄りますよ!』



***

今回は、島根半島でこれまで私は知らなかったエリアを開拓し、お気に入りのツーリングコースがまた一つ増えた。 まさに、島根半島の楽園/パラダイスである。
そして、帰りにはこれまた初めて訪れた温泉で、気持ち良いアルカリ泉と美味しい玉子掛けご飯セットを発見した。

いやあ、これは梅雨時期にええ旅ができたなあ!

***

それにしても広島県の呉市の海沿いというのは、こうしてみるとシーカヤッカーにとって理想的な居住地の一つなのではないかと思う。

シーカヤックを始めた頃は沖縄や、日本のシーカヤックのメッカである三浦半島&伊豆半島に憧れ、家族を置いて毎年のように沖縄に漕ぎに行っていた時期もあったのだが、転機になったのは十数年前の横浜単身赴任。

もちろん横浜にはシーカヤックも持参したし、借り上げ社宅も海に近いうえ、休日の早朝なら1時間もクルマで走れば長浜から出艇できる環境ではあったのだが、どの出艇地に行ってもクルマ/車/くるま。。。
そして驚く事に、シーカヤックを積んだ車が何台も駐車場に居るのである。

瀬戸内の私が出艇する場所では、他のシーカヤッカーに出会う事など数年に一度であり、たまに海で他のシーカヤッカーに出会うと近寄って行って話をしたものだが、三浦半島ではシーカヤックが多すぎて他のシーカヤックに近付いて行って話し掛けるなどという気には全くならなかったのだ。

一度、早朝に長浜を出て誰もいない浜に上陸し、のんびり寝転がっていたことがあるのだが、時が進むに連れ、海から陸からBBQセットを持った人達がどんどんと集まり、結局大混雑になった苦い想い出も。。。

瀬戸内育ちの俺からすると、横浜は物理的な海までの距離は近いのだが、心理的な海までの距離はとても遠かった。

そして、1年7ヶ月ほどの単身赴任から広島に戻り、シーカヤックで海に出てみると。。。 いやあ、素晴らしい!
家からほんの30分、1時間で様々な出艇地に行く事ができ、誰にも邪魔されず独りでのんびりまったり海旅を楽しめる瀬戸内海って、こんなに素晴らしいエリアだったんだと実感した。

それ以来、沖縄病も癒え、瀬戸内の海旅にはまってしまったのである。

地図を開くと分かるのだが、芸予諸島は島、島、島、島、島、島。
三浦半島や伊豆半島ではコースタルツーリングだが、瀬戸内はアイランドホッピングが楽しめるエリア。 キャンプツーリングを中心とした旅するシーカヤックのスタイルが好きな人にはたまらないはず。

中でも芸予諸島は、アイランドホッピングが好きなシーカヤッカーなら、地図を見ただけで垂涎ものである。
そして、一つ一つの島に歴史と文化があり、隣り合う島でも全く雰囲気が違うのだ。

こんな、シーカヤッカーにとってパラダイスの様な芸予諸島の中心が、呉である。

『とびしま海道』は目の前だし、ちょっと足を延ばせば『しまなみ海道』 倉橋島や能美島、江田島は庭の様なもの。
周防大島や笠岡諸島へも車で2時間弱。 そして、日本海のツーリングが楽しめる島根半島へも3時間+α。

リバーカヤックを楽しむなら、清流である錦川や、ロングツーリングが楽しめる江ノ川も近いし、ちょっと四国に足を延ばせば、昔家族でタンデム艇2艇でのキャンプツーリングを楽しんだ四万十川や、今度川下りに行こうと画策している仁淀川もある。

いやあ、ほんまに恵まれているなあ。 最高や!

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瀬戸内シーカヤック日記: 梅雨の『しまなみ海道』_岩城島一周ツーリング&生名島キャンプ

2013年06月09日 | 旅するシーカヤック
2013年6月8日(土) この週末は、しまなみ海道のお気に入りの島である生名島をキャンプのベースに、岩城島一周のシーカヤックツーリングを楽しむ予定。

前回はYB125SPでのツーリングで訪れたので、シーカヤックを漕いでおらず、今回はいつものように海をたっぷり楽しもうという魂胆。

***

途中、三原にあるお気に入りのパン屋さんで、今日の行動食&日曜日の朝食用のパンを仕入れ、因島経由で生名島へ。

フェリーに乗り込むと、なんだかいつもと景色が違う。 ???

おお、これは青丸じゃないか。

懐かしいなあ!




生名島橋が架橋されてから、弓削と因島とを結ぶ青丸航路が廃止されたのだが、まだここで使われていたのだなあ。 なんだか嬉しい気分。

***

浜に付くと、出艇準備。

今日は曇りがちだが気温も高すぎず、半袖半パン&サンダルでちょうど良い。 まさに、初夏の漕ぎ日和である。


『しゅっぱーつ』

梅雨の穏やかな瀬戸内を漕ぎ進む。

暑すぎず、快適なパドリング。


今日は、潮も好い感じで押してくれる。


海の駅だって。

へえ、こんな看板があったんだ。

いつもの浜に上陸し、お昼ご飯へ。

歩き慣れた道で、ふと横を見ると、こんな石碑が。

へえ、こんな石碑があったんだ。

それにしても”芋菓子元祖”という、益田谷吉さん。 芋菓子にこんな歴史があったなんて知らなかった。

今日は、こんなプチ発見が多いなあ。 やっぱ、いろいろ寄り道や脇見はしてみるものだ。 人生と一緒だなあ。

***

お昼ご飯は、もちろん『よし正』さん。

日替わりで、どんなメニューだろうというのが楽しみな、『よし正定食』がお気に入り。

『すみません、定食お願いします。 ごはんは半分で』

さすが民宿&仕出し屋さん。 美味しそうだ。 『ごちそうさまでした』

食後は、定期船のターミナルで、夕食用のレモンポークとレモン、そしてタムラ食品さんでは妻へのお土産用の芋菓子を購入。


『さあ、出発だ』

岩城島を時計回りで一周。 この岬は、いつも潮が流れている所。


さすがに午後は気温も上がり、漕いでいると汗が噴き出してくる。

いつもなら一休みして泳ぐ気分なのだが、今年は海水温が低く、この曇り空では海に入る気がしない。 残念。

岩城造船。

いつもは、兄弟舟のように二隻が同時に建造されているのだが、今日は一隻だけ。
受注が減っているのかな? 心配だ。


それにしても、この曲線は美しいなあ。 職人技である。


約2時間半の、岩城島一周のんびりまったりツーリング。 あー、楽しかったあ!

***

シーカヤックをキャンプ場に運び、道具を潮抜きして着替えると、こんどは俺自身の潮抜きである。

いつもお世話になっているフェスパ。

1時間ほど、お風呂とサウナで汗を流し、疲れた体を癒す。

キャンプ場に戻ると、晩ご飯の準備。

今日は、岩城島で仕入れてきた『レモンポーク』の焼肉である。


肩ロースとゲタカルビ。

まずはビールで独り乾杯。 『お疲れさまでした! ほんと、楽しいツーリングだったなあ』


炭火で焼いたおいしいレモンポークを食べ、ビールを飲む。 肉も美味いし、シシトウもアスパラもおいしいな。

独り焼肉は滅法の旨さ。 これぞまさに、至福の一時。

***

2013年6月9日(日) 朝、4時半に起床。 起きた後も、iphone5で音楽を聴きながら、キャンプの朝をまったりと堪能。

『さて、そろそろ朝の散歩を楽しむかな』


今日は、昨日よりさらに穏やかで、湖面のように静かな瀬戸内海。

アマモの藻場。

平内島から鶴島、そして亀島へ。

龍神様にお参り。

再び平内島へ。

勝手に名付けた、平内島の七つ穴。


そしてキャンプ場の浜へ戻り、シーカヤックと道具を片付けると、昨日三原で買ってきたおいしいパンとコーヒーでゆっくりと朝ご飯。

***

ああ、この週末も、お気に入りのしまなみ海道でのんびりまったりキャンプツーリングを楽しむことができた! 半袖半パン&サンダルで、気持ち良くツーリングが楽しめるシーズンになったなあ。

さあ、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 梅雨の雨の週末は、『きっとうまくいく』&『電光石火』&カヤックメンテ

2013年06月02日 | 旅するシーカヤック
2013年6月1日(土) 先週末の時点で、天気が良くない予報であったこの週末は、土曜日が6月1日ということで映画が安く観られる日。
そんなこともあって、島根半島から戻って夕食を食べながら、『来週土曜日は映画がいいんじゃない』

『何かいい映画をやっているかなあ?』 『さあ、どうかしらねえ』
『そうそう。 昨日の朝ラジオで、おススメの映画があるって言ってたな』 『確か、インドの映画じゃなかったかしら』

ちょっとネットで調べてみると、
『おー、これだこれだ。 ”きっとうまくいく”』 『よし、来週土曜日はこれで決まり!』

*** てんぷら荒谷 ***

妻と一緒にバスで広島市内へ。 まずはお昼ご飯。
考えていたお店もあったのだが、歩いている途中、『お、前に入れなかった天婦羅屋さんはどうだろう?』
『予定変更?』 『そうそう、臨機応変に。 まあ、入れたらラッキーだから行くだけ行ってみようか』

いつもは開店すぐにカウンターが一杯になり、二度続けて諦めたのだが、今日は11時半ちょっと前に店が開いていて、なんと私たちが一番乗りである。

てんぷら荒谷』さん。

メニューを見ると天丼や定食などがあり、天丼にも普通のかき揚げ天丼と、卵が載った天丼があるとのこと。
『じゃあ、天丼二つ、お願いします』

カウンターだけの狭いお店だが、眼の前に美味しそうな野菜が並べられ、大将が手際良くてんぷらを揚げていく。

『お客さん、玉子は嫌いですか』と大将。 『いいえ、そんなことはないんですけど、まずは素の天丼を食べてみようと思って』
『いやね。 家の近くに養鶏場があって、おいしい玉子が手に入るんです』 『そうなんですか。 じゃあ次回はぜひ玉子載せにしてみますよ』

しばらく待って出てきたのが、この天丼。

妻と顔を見合わせ、『こりゃ、美味しそうだね』

『いただきます』

少なめの雑穀入りのご飯の上には、様々な野菜や魚介類のかき揚げがたっぷりと載っている。 『パクリ』 おー、これはこれは。
噛みしめると『サクリ』 うー、たまらんなあ。

『こりゃ、本当に美味しいですね』と大将に言うと、『ええ、良く言われるんです。 耳にたこができるほど聞かされるんですが、やっぱりそう言われると、ほんと嬉しいですね』と笑う。

『ごちそうさまでした。 次回はぜひ、玉子載せにします』 『はい、また来て下さい』

ちょっと強面で気さくな大将の人柄と、おいしいかき揚げ天丼で、この雨の週末は最高のスタートである。

*** きっとうまくいく ***

食後はしばし雨の降る町を散策し、お茶をしてから映画館へ。

サロンシネマさんは、映画の日というのに加えて、なにやら韓国映画の舞台挨拶があるということで、館内は満員である。
前の映画が終り、開場になると、チケットに記載された順番で入場。

『きっとうまくいく』 上映開始。
この映画は約3時間と長いのだが、時間が経つのも忘れて、スクリーンにそしてストーリーに引き込まれ、『ムトゥ 踊るマハラジャ』以来のインド映画をたっぷりと堪能することができた。

きっとうまくいく』 『アール・イズ・ウエル』

歌あり踊りあり。 笑いあり、そして涙あり、悲しい出来事があり、そして嬉しい出来事がある。
ハラハラ、ドキドキ。 ドキドキ、ワクワク。 すすり泣き、爆笑。
そして、絵に描いた様な清々しいハッピーエンド。 

まさにこれぞスクリーンで観る映画の楽しさ!

ここ数年観た中で最高の映画である。 007はもちろん面白いが、まったく違う世界の映画。
見終わってからも、当分余韻に浸っていた。

『いやあ、この週末は映画にして良かったなあ。 ほんと、最高に素晴らしい映画だったじゃないか』

*** 電光石火 ***

ちんちん電車で広島駅まで行き、今日の晩ご飯を予定している『電光石火』さんへ。

ここは、ミシュランガイド広島版にも載ったとかで人気のお好み焼き屋さんらしい。
人が多い所、そして行列で待つ事がなにより嫌いな私は、人が多かったら別の店にしようと思っていたのだが、行ってみるとラッキーな事に数人待ち。
隣のスペースでしばし順番待ち。


そして、カウンターへご案内。
まずは、生ビール。

そして、ホルモンでビール。


映画の余韻に浸りながらビールを楽しんでと、『お待たせしました』とお好み焼きがやってきた。

『へえ、これが噂の”電光石火”。 美味しそうじゃないか』

普通は平べったいのだが、ここの電光石火焼きは、こんもりと小山のように盛り上がり、玉子で包まれているのが特徴である。
『いただきます』 ハフハフ、パクリ。 『おー、こりゃあフワフワで美味しいなあ』

『へえ、大葉もいい味だしてるねえ』


コテで切ってはそのまま口に運んでパクリ。 『うん、おいしいな』

『あ、丸絞り檸檬チューハイ下さい』


『ごちそうさまでした』 『うん、これなら、行列ができていない時なら食べに来てもいいね』


*** シーカヤック&道具のメンテナンス ***

2013年6月2日(日) 今日も朝から雨。
起き上がり、朝ご飯を食べると、予定していたYB125SPでのツーリングは早々に諦め、カヤック関連のメンテナンス。

まずは、昨日東急ハンズで買ってきたシートを取り出す。
最近日帰りツーリングでは、気軽なポリ艇であるウイルダネスシステムズのケープホーンを愛用しているのだが、膝をホールドする部分にパッドがないのが前から気になっていたのである。

両面シートが既に張られたクッション材をサイサポート部分に当て、マジックで形状を取り、ハサミでカット。

これを、膝があたる部分に貼付けていく。

『おお、いいじゃないか』
他のFRPカヤックには自分に合わせてフィッティングしているのだが、このポリ艇は、シートクッション以外はまだ手を付けていなかったのだ。
漕ぐ時に、膝のサポートがしっかりしているかどうかは、漕ぎ易さに大きく影響するのである。

続いては、レスキューナイフ。
これまで長年、ガーバーのリバーショーティーをレスキュー用のナイフとしてPFDに取り付けていたのだが、この冬にハンドル部分の樹脂が劣化し割れてしまっていた。
そのため、先日新品を新たに購入したのだが、刃の部分はまだまだ使えそうなので、リユースにトライしてみる事に。

まずは、割れてしまった樹脂部分を、ハンマーとマイナスドライバーで除去。

錆びた柄の部分をサンドペーパーで磨いて準備完了。

これまた昨日、東急ハンズで仕入れてきた、黒檀の板を適切な長さに切り、まずは接着剤で貼付ける。

固定された所で、細いプラスチックの紐でブレードと柄の部分を巻いて補強。

これで完成である。

じゃあ次は、家の包丁を研いでおこうか。

*** 一村 ***

一連の作業を終えると、『どう、安浦にラーメン屋さんができとるようじゃけえ、いっぺん食べに行ってみようか』


そのお店は、『一村』

11時の開店で入り、ラーメンを注文。

雑誌置き場を見てみると、ミシュランガイド広島版が。
付箋が付いていたので開いてみると、

ここ、一村さんも載っていた。 『へえ、そうなんや』

尾道のページを開いてみると、お気に入りの『あかとら』さんも。

『うん、これは当然やなあ』

『お待たせしました』

ラーメンとチャーシュー飯。 『うん、なかなか美味しいなあ』
『ごちそうさまでした』

***

梅雨らしい雨の土日となったこの週末。
映画とB級グルメ、そして梅雨時期恒例のカヤック道具メンテナンス。 旅はできなかったが、なかなか充実した週末であったなあ。

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