2017年7月14日(金) 朝起きると、5時には家を出て北へと向かう。
今日は、昼前には西風が上がる予報なので、朝のうちにシーカヤックを楽しんでおこうというプラン。
***
お気に入りのスポットに、予定通りの時間に到着。
ここなら、もし早めに西風が強くなっても安全に戻ることができる。
***
安全装備と水分を準備すると、梅雨明け前の穏やかな島根半島の海に漕ぎだした。
ここは、狭いエリアに幾つもの島や岩が顔を覗かせており、箱庭的なお散歩ツーリングを楽しむには絶好のスポットなので、毎年何度か通っている。
今は南風なので波も穏やか。
というわけで、今日も洞窟に入ってみることに。
***
シーカヤックでしか通り抜けることができない狭い洞窟を潜り抜けると、ここからはしばしコースタルツーリングの時間。
瀬戸内とは違う景色を楽しみながら、のんびりまったりと漕ぎ進む。
小さな湾に入ると、浅瀬を漕ぎながら海中観察を楽しむ。
今日の空は晴れて、島根半島ブルーの絶景である。
***
幾つかの岩や島を巡り、
日本海らしい抜けの良い景色を堪能し、
お気に入りのスポットがある小島に向かう。
***
この辺りは多くの小島や岩礁があるのだが、なかなかカヤックで上陸できる場所がない。 だが、この島だけは上陸ができるのである。
ポリ艇の強みを活かし、岩場の中の狭い浅瀬にカヤックを引き上げて上陸。
足元に気をつけながら、岩場を登っていく。
今日は晴れて、高台からの絶景が楽しめる。
ちょっとした高台なのだが、海抜ゼロメートルの散歩ばかりしている俺には新鮮な眺め。
***
徐々に気温も上がり、夏の雰囲気。
シーカヤックでのお散歩を終えると、持参した水でシーカヤックと道具の塩抜きをして、俺も水を浴びて着替える。
少し車で走り、皆生温泉で今度は俺の塩抜きをし、お昼ご飯を食べると、松江へと向かう。
目指すは、島根県立美術館。
今日からここでは、小茂田青樹という一時松江にも住んで風景画を描いておられたという画家の企画展が開催されるのである。
写実派、特にバルビゾン派の風景画が好きな俺としては、この企画展訪問は今回の島根半島旅の楽しみの一つ。
***
この企画展では、想像を超える多くの作品が展示されており、心に残る深みのある色彩の画が幾つも有った。
美術館からの景色も素晴らしい。
コレクション展も充実しており、今後の島根旅ではしばしば訪れることになりそうな予感。
***
夕方には、前から何度もお世話になっている、平田の持田屋旅館さんに到着。
部屋に荷物を置くと、しばし街を散策する。
伝統のある平田一式飾り。
運河のある街並み。
木綿街道。
狭い水路には、ところどころに渡るための小さな石橋や鉄筋が設置されている。
こんな板金屋さんも発見。
***
お散歩を終えると、そのまま今日の晩御飯をいただくお店に。
持田屋さんオススメのお店の一つ、『おかや』さん。
まずは、冷えた生ビールをグビリと飲り、刺身をいただく。
旅先で、お店のカウンターに独り陣取り、美味しい料理を肴にビールを飲む幸せたるや。
これぞ、独り旅の醍醐味である。
ビールの後は、日本酒。
料理をパクリ、お酒をグビリ。
座敷のグループから聞こえてくる出雲弁も、旅情を感じさせる。
〆のそばをいただき、店を辞した。
『ああ、楽しい1日であったなあ』
***
翌朝は、7時には宿を辞す。
『今回もお世話になりました。 また来ますので、よろしくお願いします』 『ええ、気をつけてお帰りください』
宿の駐車場を出ると、雲州平田駅そばの駐車場へ。
ここは、一畑電鉄を利用すると無料で利用することができるのである。
駅では、出雲大社までのチケット510円也と、自転車持ち込み券310円也を購入。
駅員さんに駐車券と乗車券を出して、駐車券の無料化処理をしていただいた。
***
次の出雲大社方面電車は、階段を利用しないといけない2番線からの出発ということで、線路脇の手動踏切を渡るスペシャルルートでホームまで案内してくださった。
『自転車は、一番前か一番後ろのスペースに載せてください』 『はい。 どうもありがとうございました。 いろいろと助かりました』
しばらく待つと、列車が到着。
教えていただいた通り、一番後ろのドアから乗り込む。
自転車を載せるスペースには、転倒防止用のゴムバンドまで設置してあった。 ありがたいことである。
***
景色を楽しみながらしばらく走ると、乗り換え駅に到着。
ここからは、出雲大社駅行きの列車に移動するのである。
この列車には、こんな乗客も!
また、フロアにはこんな仕掛けも!!!
近頃見かけることもなくなった、アミダクジである。
お見合いイベントなどで、向かい合った参加者同士がこれでカップリングでもするのだろうか?
***
無事、出雲大社駅に到着。
ここからは、平田駅までしばし自転車での朝のお散歩ペダリングを楽しむ。
まずは、出雲阿国の墓へ。
次は、稲佐の浜。
西風が強く、波が次々と打ち寄せている。
***
せっかくの自転車旅、あまり車が走っていないローカルな農道なども探しながら漕ぎ進む。
新緑の田圃は、西風がザワザワと吹き抜けていく。
こんな牛小屋も発見。
さらにはこんな快適なサイクリングロードまで!
これは、このサイクリングロードを走るためだけにここを再訪問したいくらいである。
***
1時間半ほどの朝のお散歩サイクリングを終えると、自転車をカートップして54号線を南へと走る。
最近は、尾道松江道ばかり使っているので、54号線は久しぶりである。
今日のお昼ご飯は、少し早めだが『一福』さんで。
開店直後なので、お客さんもまだまだ少なく、ゆっくりとした雰囲気。
美味しい天ざる蕎麦をいただき、大満足の旅の締め括りとなった。
シーカヤックで島根半島らしい景色を楽しみ、美術館で充実した時間を過ごし、一畑電鉄を使った御散歩サイクリングを堪能した、充実した一泊二日の旅であった。
***
そして日曜日は、この夏2回目となるシーカヤック教室の日。
今日は、午前と午後のダブルヘッダー。
午前の部は、部員3名と職員さん3名、そして俺の計7名。
今日は、ここ数年毎年参加してくれている中学生の女の子も参加してくれた。
彼女はこのシーカヤック教室が切っ掛けでシーカヤックが大好きになったということであり、嬉しい限り。
フネは、タンデム2艇とシングル3艇でちょうどである。
挨拶をし、準備運動。
今日が初めてという子もいたので、俺の判断で船割を決めて、さあ出発!
少し東風が吹いているので、残念ながら外に出ることは難しいが、中でじっくり練習することにしよう。
休憩時には、カニを探して捕まえたり、クラゲを見つけて触ってみたり、身近な海の自然との触れ合いを楽しむ。
午前の部の最後には、参加してくれた小学生の女の子が、ママゴト気分でのり弁当を作ってくれた。
ああ、昔はこんな楽しみがいっぱいあったよなあ、と半世紀ほど前の自分を思い出す。。。
***
お昼ご飯をいただき、午後の部は小さい子供達を対象とした体験会。
小学校低学年の子供3人と、職員さんの体験が2名、そしてシーカヤック部担当職員さんが午前と同様に3名。
小さい子供3人は、まだシングル艇を漕ぐのは難しいと判断し、持参してきたタンデム艇を車から降ろしてタンデム3艇で対応することにした。
これなら、風があっても安心である。
夏を思わせる日差しの中、子供達も、体験の職員さんたちも、皆さんシーカヤックの楽しさを感じてもらえたようで嬉しい限り。
子供達も、いつかは一人でシーカヤックを漕いでみたいと言ってくれ、これたま頼もしい限りである。
『ありがとうございました』 『お疲れ様でした。じゃあ、また来週よろしくお願いします』
***
今回もまたまた、島根半島カヤック&バイク旅と、地元の島でのシーカヤック教室などなど、とても充実した週末であった。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
今日は、昼前には西風が上がる予報なので、朝のうちにシーカヤックを楽しんでおこうというプラン。
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お気に入りのスポットに、予定通りの時間に到着。
ここなら、もし早めに西風が強くなっても安全に戻ることができる。
***
安全装備と水分を準備すると、梅雨明け前の穏やかな島根半島の海に漕ぎだした。
ここは、狭いエリアに幾つもの島や岩が顔を覗かせており、箱庭的なお散歩ツーリングを楽しむには絶好のスポットなので、毎年何度か通っている。
今は南風なので波も穏やか。
というわけで、今日も洞窟に入ってみることに。
***
シーカヤックでしか通り抜けることができない狭い洞窟を潜り抜けると、ここからはしばしコースタルツーリングの時間。
瀬戸内とは違う景色を楽しみながら、のんびりまったりと漕ぎ進む。
小さな湾に入ると、浅瀬を漕ぎながら海中観察を楽しむ。
今日の空は晴れて、島根半島ブルーの絶景である。
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幾つかの岩や島を巡り、
日本海らしい抜けの良い景色を堪能し、
お気に入りのスポットがある小島に向かう。
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この辺りは多くの小島や岩礁があるのだが、なかなかカヤックで上陸できる場所がない。 だが、この島だけは上陸ができるのである。
ポリ艇の強みを活かし、岩場の中の狭い浅瀬にカヤックを引き上げて上陸。
足元に気をつけながら、岩場を登っていく。
今日は晴れて、高台からの絶景が楽しめる。
ちょっとした高台なのだが、海抜ゼロメートルの散歩ばかりしている俺には新鮮な眺め。
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徐々に気温も上がり、夏の雰囲気。
シーカヤックでのお散歩を終えると、持参した水でシーカヤックと道具の塩抜きをして、俺も水を浴びて着替える。
少し車で走り、皆生温泉で今度は俺の塩抜きをし、お昼ご飯を食べると、松江へと向かう。
目指すは、島根県立美術館。
今日からここでは、小茂田青樹という一時松江にも住んで風景画を描いておられたという画家の企画展が開催されるのである。
写実派、特にバルビゾン派の風景画が好きな俺としては、この企画展訪問は今回の島根半島旅の楽しみの一つ。
***
この企画展では、想像を超える多くの作品が展示されており、心に残る深みのある色彩の画が幾つも有った。
美術館からの景色も素晴らしい。
コレクション展も充実しており、今後の島根旅ではしばしば訪れることになりそうな予感。
***
夕方には、前から何度もお世話になっている、平田の持田屋旅館さんに到着。
部屋に荷物を置くと、しばし街を散策する。
伝統のある平田一式飾り。
運河のある街並み。
木綿街道。
狭い水路には、ところどころに渡るための小さな石橋や鉄筋が設置されている。
こんな板金屋さんも発見。
***
お散歩を終えると、そのまま今日の晩御飯をいただくお店に。
持田屋さんオススメのお店の一つ、『おかや』さん。
まずは、冷えた生ビールをグビリと飲り、刺身をいただく。
旅先で、お店のカウンターに独り陣取り、美味しい料理を肴にビールを飲む幸せたるや。
これぞ、独り旅の醍醐味である。
ビールの後は、日本酒。
料理をパクリ、お酒をグビリ。
座敷のグループから聞こえてくる出雲弁も、旅情を感じさせる。
〆のそばをいただき、店を辞した。
『ああ、楽しい1日であったなあ』
***
翌朝は、7時には宿を辞す。
『今回もお世話になりました。 また来ますので、よろしくお願いします』 『ええ、気をつけてお帰りください』
宿の駐車場を出ると、雲州平田駅そばの駐車場へ。
ここは、一畑電鉄を利用すると無料で利用することができるのである。
駅では、出雲大社までのチケット510円也と、自転車持ち込み券310円也を購入。
駅員さんに駐車券と乗車券を出して、駐車券の無料化処理をしていただいた。
***
次の出雲大社方面電車は、階段を利用しないといけない2番線からの出発ということで、線路脇の手動踏切を渡るスペシャルルートでホームまで案内してくださった。
『自転車は、一番前か一番後ろのスペースに載せてください』 『はい。 どうもありがとうございました。 いろいろと助かりました』
しばらく待つと、列車が到着。
教えていただいた通り、一番後ろのドアから乗り込む。
自転車を載せるスペースには、転倒防止用のゴムバンドまで設置してあった。 ありがたいことである。
***
景色を楽しみながらしばらく走ると、乗り換え駅に到着。
ここからは、出雲大社駅行きの列車に移動するのである。
この列車には、こんな乗客も!
また、フロアにはこんな仕掛けも!!!
近頃見かけることもなくなった、アミダクジである。
お見合いイベントなどで、向かい合った参加者同士がこれでカップリングでもするのだろうか?
***
無事、出雲大社駅に到着。
ここからは、平田駅までしばし自転車での朝のお散歩ペダリングを楽しむ。
まずは、出雲阿国の墓へ。
次は、稲佐の浜。
西風が強く、波が次々と打ち寄せている。
***
せっかくの自転車旅、あまり車が走っていないローカルな農道なども探しながら漕ぎ進む。
新緑の田圃は、西風がザワザワと吹き抜けていく。
こんな牛小屋も発見。
さらにはこんな快適なサイクリングロードまで!
これは、このサイクリングロードを走るためだけにここを再訪問したいくらいである。
***
1時間半ほどの朝のお散歩サイクリングを終えると、自転車をカートップして54号線を南へと走る。
最近は、尾道松江道ばかり使っているので、54号線は久しぶりである。
今日のお昼ご飯は、少し早めだが『一福』さんで。
開店直後なので、お客さんもまだまだ少なく、ゆっくりとした雰囲気。
美味しい天ざる蕎麦をいただき、大満足の旅の締め括りとなった。
シーカヤックで島根半島らしい景色を楽しみ、美術館で充実した時間を過ごし、一畑電鉄を使った御散歩サイクリングを堪能した、充実した一泊二日の旅であった。
***
そして日曜日は、この夏2回目となるシーカヤック教室の日。
今日は、午前と午後のダブルヘッダー。
午前の部は、部員3名と職員さん3名、そして俺の計7名。
今日は、ここ数年毎年参加してくれている中学生の女の子も参加してくれた。
彼女はこのシーカヤック教室が切っ掛けでシーカヤックが大好きになったということであり、嬉しい限り。
フネは、タンデム2艇とシングル3艇でちょうどである。
挨拶をし、準備運動。
今日が初めてという子もいたので、俺の判断で船割を決めて、さあ出発!
少し東風が吹いているので、残念ながら外に出ることは難しいが、中でじっくり練習することにしよう。
休憩時には、カニを探して捕まえたり、クラゲを見つけて触ってみたり、身近な海の自然との触れ合いを楽しむ。
午前の部の最後には、参加してくれた小学生の女の子が、ママゴト気分でのり弁当を作ってくれた。
ああ、昔はこんな楽しみがいっぱいあったよなあ、と半世紀ほど前の自分を思い出す。。。
***
お昼ご飯をいただき、午後の部は小さい子供達を対象とした体験会。
小学校低学年の子供3人と、職員さんの体験が2名、そしてシーカヤック部担当職員さんが午前と同様に3名。
小さい子供3人は、まだシングル艇を漕ぐのは難しいと判断し、持参してきたタンデム艇を車から降ろしてタンデム3艇で対応することにした。
これなら、風があっても安心である。
夏を思わせる日差しの中、子供達も、体験の職員さんたちも、皆さんシーカヤックの楽しさを感じてもらえたようで嬉しい限り。
子供達も、いつかは一人でシーカヤックを漕いでみたいと言ってくれ、これたま頼もしい限りである。
『ありがとうございました』 『お疲れ様でした。じゃあ、また来週よろしくお願いします』
***
今回もまたまた、島根半島カヤック&バイク旅と、地元の島でのシーカヤック教室などなど、とても充実した週末であった。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?