あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: うどんの『峰』in 呉

2011年03月21日 | 旅するシーカヤック
2011年3月20日(日) 相変わらずこの3連休も引き蘢り生活が続いている。 とは言え、最近はさすがに疲れてきた。 いやはや。
そんな週末に、ほんの僅かでも一息つけるのが、外で食べるお昼ご飯。

今日は久し振りに、おいしいうどんが食べたくなり、広にある『峰』へ。
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開店まもなくの時間なので、一番乗りである。

海沿いの分かり難い場所にある、隠れたB級グルメの名店、『峰』

ここは、うどんとおむすび、おでん、丼ものだけの、シンプルなラインアップ。

私のお気に入りは、『かけうどん』。 420円也。
うどん定食は、おむすびとおでんが付いてお得なのだが、ここはうどんの量が多いので、ビールを飲むのなら別であるが、お昼ご飯としては私の手に余る。
また、かやくうどんや、天婦羅うどんも、具沢山でとてもおいしいのだが、腰のある麺としっかりした旨味のある出汁を純粋に味わうには、やはり『かけうどん』が一番だ。
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かけうどんの具は、たっぷりの刻みネギに油揚げ、蒲鉾、とろろ昆布。

まずは出汁を一啜り。 『うーん、やっぱりここのは旨いなあ』
うどんは、長くて腰がある。 『ズールずるずる。 ツルリッ。 うん、これこれ』

そしてここは、刻みネギが新鮮シャキシャキでとてもおいしい。 かけうどんでも、充分な具の量である。
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ちなみに玉子うどんはこんな感じ。 フワフワたっぷりの玉子が入って、これまた美味い。

ずるずる、ズルリ。 ゴクリ。 ツルツル、つるり。 『ごちそうさまでした。 あー、お腹一杯』

約4ヶ月が過ぎようとしている引き蘢り生活での、些細な楽しみの一時。

人はどのような時でも、何らかの楽しみや希望を見つけて生きていくものだと思う。
それが、いくらささやかなものであろうとも、それを見つける事は出来るし、何より、いくらささやかでも楽しみや希望なくして生きていく事はできないのだ。

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■■■■■■■■■■■■ アウトドア義援隊 ■■■■■■■■■■■■■■

取り急ぎのご連絡とお願いです。
今般、東北太平洋沖大地震の被害に対する援助を、アウトドア業界に従事されて
いる皆さんに、以下の通りご協力お願い申し上げます。

 1) 物資の協力=被災地で役立つ物資
    テント、寝袋、ガスストーブ、食品(生ものは除きます)、その他

    【送り先】
    〒925-0003
    石川県羽咋市寺家町361-2 モンベル内 アウトドア義援隊
    電話0767-22-6292

 2) 援助金

    【振込先口座】
    三菱東京UFJ 信濃橋支店 普3963129
    アウトドアギエンタイ ダイヒョウ タツノイサム

 3) ボランティア(人手)=現地で支援物資の配布などの活動できる人
    衣、食、住、移動手段は各自でまかなうこと

    【現地連絡本部】
    〒980-0811 宮城県仙台市青葉区1番町2-1-2
    モンベル仙台店内 アウトドア義援隊現地本部
    電話022-216-3156

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瀬戸内シーカヤック日記: 卒業する次男へ_2030年を見据えて

2011年03月01日 | Weblog
2011年3月1日(火) 今日は、次男の高校卒業式の日。 私は仕事であったが、無事に卒業式を終えたそうである。

彼が通っていた高校では、卒業アルバムとは別に、生徒と先生、そしてなんと保護者が、卒業にあたって文章を書き、それを文集としてまとめる伝統がある。 タイトルは自由で、800字以内。 うーん、これはなかなか難しい。

昨年11月、うちでは私がその文章を書く事になり、MacBookに向かって卒業する彼へのエールとしての私の思いを綴り、学校に提出した。

この春から、京都の大学に進学し、一人暮らしを始める次男。
今は期待と不安でいっぱいであろうが、伝統ある京都の街での学生生活を、嬉しいこと、楽しい事、そして思わぬ艱難辛苦も含めて様々な経験を積み、自由で寂しい一人暮らしをしっかりと楽しんで、次のステップに向けて成長して欲しいものだ。

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『2030年を見据えて』

高校での3年間は、クラブ活動と勉強に明け暮れ、怒濤の日々だったね。
でも、後になって振り返ってみれば、懐かしい想い出であり、あの頃頑張っておいて良かったなと思える3年間であることだろう。
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さて、2030年。君達が38歳になる頃の日本はどのような国になっているのだろうか?一般的な予測によれば、人口は今より2千万人程度減少して約1.1億人に、高齢化率は現在の23%から32%にまで高まると予測されている。
一方、その時中国は14億人、インドに至っては19億人まで人口が増加し、この予測から垣間見える『ありうる未来』では、残念ながら、世界における日本の存在感は今以上に低下していることだろう。
ただ、日本の人口や高齢化率は変えられないかもしれないが、そのような日本、あるいは世界の中で、自分がどのような夢やビジョンを持ち、どのように生きていくかは自分自身で決めることができる。
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小さい頃から家族で海や川に出かけては、自然の中で遊び、焚き火を囲んでご飯を食べ、一緒にテントで寝たあの日々。厳しい自然の中で様々なチャレンジをし、思いがけないハプニングを乗り越え、自分にもこんな事が出来るんだという発見をたくさんしたね。
そんな経験を通じて伝えたかった事は、『チャレンジする事の楽しさ』、『夢はみるものではなく、自分の力で実現するもの』、そして『自分の事は自分で決める』と言う事。
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『ありうる未来』は決して明るくないかもしれないが、自分自身の『あるべき未来』そして『ありたい未来』をイメージし、様々な事に挑戦して欲しいと思っている。
人は成功や失敗、そして楽しい事や辛い事など、多くの経験を積むほど奥が深くて面白く、そして優しくなれるのだから。
そしてこれだけは覚えておいて欲しい。様々な事に挑戦し、どんな艱難辛苦が待ち受けているとしても、週末の夕方、昔の写真を見ながら笑顔で食卓を囲んだ家族が、いつでも応援している事を。

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