子供の頃から『乗り物』&『動くモノ』が大好きで、幼稚園の頃には広場に置いてあった廃車に乗り込み、ハンドルを回したり、シフトチェンジの真似事をして楽しんでいたっけ。
そうそう、年が少し離れた弟が乗った、お袋が押す乳母車に俺も便乗し、『あー、あっち行って! そうそう、こっちこっち』などと叫んでいたことも。
そして小学生の時にはミニカーやプラモデルにはまり、最初は手巻き式のゼンマイ仕掛けの自動車のプラモデルを作っては、家の二階から階段部分をジャンプさせて遊んでいたのを思い出す。
ディスプレイ用の精巧なプラモデルには見向きもせず、船のプラモデルはウオーターラインシリーズではなくゴム動力の船や潜水艦。 あ、マブチ水中モーターってのもあったなあ。
自動車だけでなく、リモコン方式の戦車などもお気に入りで、それらを自由自在に動かす事が本当に楽しみであった。
そんなこんなで『三つ子の魂百まで』とは良く言ったもの。
今でも、『乗り物』&『動くモノ』が大好きで、
『ロードスター』
そして『妻とのオープンドライブ』
***
『旅するシーカヤック』
『尺取り虫方式での瀬戸内横断旅』
『日本海北上編』
『実践版シーカヤックアカデミー』
↑ (伝説の 第1次実践版シーカヤックアカデミーの記録) 『プロって言うのはなあ、お金をもらうからプロ、お金をもらわないからアマなんてもんじゃないんだよ。 シーカヤックを極めようと志し、それを通じて自分が目指すものを成し遂げようっていう意志を持って実行していくんなら、それはプロだ。(by 内田隊長)』
実践版シーカヤックアカデミーを紹介した自作のプレゼ資料@水産大学校 ↓
『沖縄旅&ホクレア号』
そして『シーカヤックでのキャンプツーリング』
妻との『タンデムツーリング』
昔は『ダウンリバー』も楽しんでいたな。 小学生だった長男と一緒にタンデム艇で参加した、増水した江ノ川での川下り。
そうそう、かつては『スーパーカブ90』にグモテックス(インフレータブルカヤック)を積んで、四万十川にもいったっけ。
***
『折り畳み自転車での輪行&キャンプツーリング』
『妻とのタンデムツーリング』
『MTB』でのお散歩ツーリング。
『アテンザワゴン』での、とびしま海道&しまなみ海道『カヤック&バイク』ツーリング。
***
そんなこんなで、シーカヤック&タンデムカヤック、折り畳み自転車&MTB、オープンカー&ワゴンでのモビリティライフを楽しんでいたのだが、新たな仲間が加わった。
中国から輸入されている、ヤマハの『YB125SP』である。
1年ちょっと前、長男が中古の『Ninja 250R』を購入。
大学生の時には、中古のKawasakiのZ250FTを買って、大学のテントやコッフェルなどを借りて伊豆や富士五湖、信州、北海道などにキャンプツーリングに行くのを楽しみにしていた私は、たまーに長男からバイクを借りて、二十数年振りのツーリングを楽しんでいた。
でも、いくら身内とは言え、さすがに人のバイクでは気兼ねするので、いつかはMyバイクが欲しいなと思っていた。
予算や維持費から125ccと決め、当初はGN125Hを候補に挙げていたのだが、昨年夏にヤマハがYB125SPを中国で販売開始。 日本にも輸入され始めた。
『おー、これや。 このスタイルと白がええなあ』
妻との交渉もまとまり、妻も同伴して何度もバイク屋に通って見積もりしてもらい、今年に入って予算も確保。 念願かなって、ようやく手に入れることができた。
これで、二人合わせて100歳のタンデムツーリングをするのが夢である。 『楽しみやなあ』
***
2013年1月26日(土) 今日は、昨日納車されたばかりのYB125SPで、一泊二日のツーリングに出発する日。
シーカヤックや折り畳み自転車と同じで、日帰りツーリングよりは一泊ツーリング派の私。 さすがにこの冬は寒さが厳しく、しまなみ海道の民宿を予約してある。
朝、出発準備をしていると、なんと『雪』が降り始めた。 『えー、マジ!』
この週末は、この冬最強レベルの寒波が襲うという事で覚悟はしていたが、さすがに雪が降ってくるとは。。。
今回はしっかり防寒せねば。 年がら年中アウトドアで遊んでいる私の叡智と経験が試される初ツーリングである。
バイクには、防寒対策のためカッチョ悪いがハンドルカバーは装備済み。 問題はウエアリングである。
今回は、まず冬といえばこれという、妻が数年前にプレゼントしてくれた『あったか下着、ひだまり』の上下。 その上に、薄手のユニクロのヒートテックの上下を重ね、更に上はモンベルのダウンジャケット。 下は、ユニクロの防寒パンツ。
そして仕上げは『バーヴァー』のジャケット。
昨年までは、薄手のセーターの上にバーヴァーを着るとピチピチだったのだが、昨年は春に検診結果から『メタボ』宣言を受けたのを切っ掛けに9kgのダイエットに成功したことが功を奏して、バーヴァーのジャケットがぶっかぶか。
そのため、下にモンベルのダウンジャケットを着る事ができたのである。 ラッキー!
その他、靴には使い捨てカイロの中敷きを、首にはネックウオーマーを装着して、この冬最強の寒波対策はバッチリである。
『じゃあ、行ってくるけん』 『気をつけて』
***
リアケースに着替えなどの装備一式を放り込み、ヘルメットを冠り、チョークを引いてスターターS/WをON!
『キュルキュル』という音に続いてエンジン始動。 『ようし、行くか!』
安芸灘大橋を渡り、とびしま海道へ。
ここで、原付2種の価値が良く分かる。 以前、息子に『Ninja 250R』を借りてツーリングに行った時には片道550円掛かったのだが、今回はなんと50円である。
往復なら、250ccは1100円に対し、125ccなら100円だ。
バイパスや高速道路を使う人には125ccは選択の余地がないが、私のように『とびしま海道』や『しまなみ海道』エリアを中心に使う人間には、橋代、フェリー代などで様々なメリットがある。 『とびしま海道』や『しまなみ海道』で使うには、125ccはベストバイの選択肢。
岡村島の港に到着し、チケットを購入。
今日は、大三島まで渡るフェリーに初乗船。
乗り込んでみると、お客は私だけ。 貸し切り状態である。 ラッキー!
***
大三島に到着し、まずは大山祇神社へ参拝。
晴れてはいるが、気温が低く風も強い。
ここでは、『ヘルメット』に貼付ける防水のお守りを購入。
『無事にバイクライフが楽しめますように!』
近くの道の駅で『焼き芋』を購入し、鷲頭ヶ山へ。
ここは、瀬戸内らしい景色が楽しめるお気に入りのスポット。
先ほど買った焼き芋と、ポットに詰めてきた熱いお茶で、簡単ランチ。 『いやあ、これは絶景カフェだなあ』
***
バイクの良いところは、狭い道でも苦にならないので、普段立ち寄らない場所にも気軽に寄り道できる事。
今回の旅では、今まで行った事がない展望台や浜などへの寄り道を楽しみながら、のんびり進んでいく。
もちろん料金所では、自転車旅のときと同様、一旦停止して料金を支払う。
今日の宿は、大島の『魚芳』さん。
宿に荷物を置いて、町をしばし散策。
ここは、典型的な瀬戸内の島の漁師町。 家と家との間の狭い路地が網の目のようだ。
夕食は、魚料理。 まずはビールで一人乾杯!
『いただきます』
夕食の〆は、『海賊汁』
これが美味いのなんの。 『ごちそうさまでした』
食後は部屋に戻り、ビールを飲みながら本を開く。
『孤高の人』
新入社員の頃から大好きな本で、これまで何度読み返しただろうか。
エンジニアでありながら、山登りに対する類い希な才能を持つ『単独行の加藤文太郎』
<以下、引用>
藤沢久造は葉巻に火をつけた。
『ぼくの食べた分はぼくが払いますか、どうだね外山君。 すばらしい根性をたくわえた男じゃあないか。 あの精神が登山家の精神なんだと思わないかね。 いかなることがあっても、自分のことは自分で処理する。 偏屈にも思われるほど、妥協性を欠く、あの独立精神が、結局は山における人間に通ずるのだ。 (以下省略)』
冬山への挑戦という観念が大きな誤謬だった。 戦いであると考えていた所に敗北の素因があった。 山に対して戦いの観念を持っておしすすめた場合、結局は負ける方が人間であるように考えられた。 (中略) 挑戦も、戦いも、こんちくしょうおも、征服もいけないのだ。 そのように、冬山を敵視した瞬間、自分自身もまた山から排撃されるのだ。
有給休暇を取って山へいくかわりにそのぶんふだんは働くのだという加藤の気持ちは、いつか職場の中に知れ渡っていたから、彼が山に行くといっても、またかという気持ちで眺めているものが多かった。
<引用、終り>
『山』を『海』に置き換えても、そのまま通用する内容である。
新田次郎は、偶然にも私の母校である電気通信大学(東京都調布市)の前身である『無線電信講習所本科』の卒業生であるのだが、エンジニアであり、かつ単独行を好むサラリーマンカヤッカーにとって、何度読んでも学ぶことの多い名著である。
***
2013年1月27日(日) 今朝は、昨日ほどの強風は吹いていないようだ。
朝食をいただき、身支度を整え、8時半前に宿を出発。 『お世話になりました』
大島の東岸にある狭い道を走り、
景色を堪能する。
途中から右折し、亀老山展望台へ。
冬の澄んだ空気。 景色も美しい。
***
『さて、そろそろ帰るとするか』
途中、伯方島のスーパーに立ち寄り、少し早いお昼ご飯。
今日は、今治名物『焼豚玉子飯』
防寒装備が功を奏して、走っていても寒くない。 冬に海で漕いだり、冬の浜でキャンプツーリングを楽しんで来た経験が活かされたなあ。
途中、大三島で見つけたお菓子屋さん。
『苺どらやき』を手に入れた。
帰りは、盛からフェリーで忠海へ。
いやあ、楽しかった!
***
『ただいま』 『お帰りなさい』 『お土産買うてきたけえ、お茶にしよや。 コーヒー淹れて』
お土産の『苺どら焼』を食べながら、妻に旅の土産話。
この冬最強の寒波が襲う中、YB125SPでの『とびしま海道&しまなみ海道』初ツーリングは大成功。
さて、我が家に新たなモビリティの仲間が増えた。 今年はまた、旅のバリエーションが増えそうだ。 楽しみだなあ!
そうそう、年が少し離れた弟が乗った、お袋が押す乳母車に俺も便乗し、『あー、あっち行って! そうそう、こっちこっち』などと叫んでいたことも。
そして小学生の時にはミニカーやプラモデルにはまり、最初は手巻き式のゼンマイ仕掛けの自動車のプラモデルを作っては、家の二階から階段部分をジャンプさせて遊んでいたのを思い出す。
ディスプレイ用の精巧なプラモデルには見向きもせず、船のプラモデルはウオーターラインシリーズではなくゴム動力の船や潜水艦。 あ、マブチ水中モーターってのもあったなあ。
自動車だけでなく、リモコン方式の戦車などもお気に入りで、それらを自由自在に動かす事が本当に楽しみであった。
そんなこんなで『三つ子の魂百まで』とは良く言ったもの。
今でも、『乗り物』&『動くモノ』が大好きで、
『ロードスター』
そして『妻とのオープンドライブ』
***
『旅するシーカヤック』
『尺取り虫方式での瀬戸内横断旅』
『日本海北上編』
『実践版シーカヤックアカデミー』
↑ (伝説の 第1次実践版シーカヤックアカデミーの記録) 『プロって言うのはなあ、お金をもらうからプロ、お金をもらわないからアマなんてもんじゃないんだよ。 シーカヤックを極めようと志し、それを通じて自分が目指すものを成し遂げようっていう意志を持って実行していくんなら、それはプロだ。(by 内田隊長)』
実践版シーカヤックアカデミーを紹介した自作のプレゼ資料@水産大学校 ↓
『沖縄旅&ホクレア号』
そして『シーカヤックでのキャンプツーリング』
妻との『タンデムツーリング』
昔は『ダウンリバー』も楽しんでいたな。 小学生だった長男と一緒にタンデム艇で参加した、増水した江ノ川での川下り。
そうそう、かつては『スーパーカブ90』にグモテックス(インフレータブルカヤック)を積んで、四万十川にもいったっけ。
***
『折り畳み自転車での輪行&キャンプツーリング』
『妻とのタンデムツーリング』
『MTB』でのお散歩ツーリング。
『アテンザワゴン』での、とびしま海道&しまなみ海道『カヤック&バイク』ツーリング。
***
そんなこんなで、シーカヤック&タンデムカヤック、折り畳み自転車&MTB、オープンカー&ワゴンでのモビリティライフを楽しんでいたのだが、新たな仲間が加わった。
中国から輸入されている、ヤマハの『YB125SP』である。
1年ちょっと前、長男が中古の『Ninja 250R』を購入。
大学生の時には、中古のKawasakiのZ250FTを買って、大学のテントやコッフェルなどを借りて伊豆や富士五湖、信州、北海道などにキャンプツーリングに行くのを楽しみにしていた私は、たまーに長男からバイクを借りて、二十数年振りのツーリングを楽しんでいた。
でも、いくら身内とは言え、さすがに人のバイクでは気兼ねするので、いつかはMyバイクが欲しいなと思っていた。
予算や維持費から125ccと決め、当初はGN125Hを候補に挙げていたのだが、昨年夏にヤマハがYB125SPを中国で販売開始。 日本にも輸入され始めた。
『おー、これや。 このスタイルと白がええなあ』
妻との交渉もまとまり、妻も同伴して何度もバイク屋に通って見積もりしてもらい、今年に入って予算も確保。 念願かなって、ようやく手に入れることができた。
これで、二人合わせて100歳のタンデムツーリングをするのが夢である。 『楽しみやなあ』
***
2013年1月26日(土) 今日は、昨日納車されたばかりのYB125SPで、一泊二日のツーリングに出発する日。
シーカヤックや折り畳み自転車と同じで、日帰りツーリングよりは一泊ツーリング派の私。 さすがにこの冬は寒さが厳しく、しまなみ海道の民宿を予約してある。
朝、出発準備をしていると、なんと『雪』が降り始めた。 『えー、マジ!』
この週末は、この冬最強レベルの寒波が襲うという事で覚悟はしていたが、さすがに雪が降ってくるとは。。。
今回はしっかり防寒せねば。 年がら年中アウトドアで遊んでいる私の叡智と経験が試される初ツーリングである。
バイクには、防寒対策のためカッチョ悪いがハンドルカバーは装備済み。 問題はウエアリングである。
今回は、まず冬といえばこれという、妻が数年前にプレゼントしてくれた『あったか下着、ひだまり』の上下。 その上に、薄手のユニクロのヒートテックの上下を重ね、更に上はモンベルのダウンジャケット。 下は、ユニクロの防寒パンツ。
そして仕上げは『バーヴァー』のジャケット。
昨年までは、薄手のセーターの上にバーヴァーを着るとピチピチだったのだが、昨年は春に検診結果から『メタボ』宣言を受けたのを切っ掛けに9kgのダイエットに成功したことが功を奏して、バーヴァーのジャケットがぶっかぶか。
そのため、下にモンベルのダウンジャケットを着る事ができたのである。 ラッキー!
その他、靴には使い捨てカイロの中敷きを、首にはネックウオーマーを装着して、この冬最強の寒波対策はバッチリである。
『じゃあ、行ってくるけん』 『気をつけて』
***
リアケースに着替えなどの装備一式を放り込み、ヘルメットを冠り、チョークを引いてスターターS/WをON!
『キュルキュル』という音に続いてエンジン始動。 『ようし、行くか!』
安芸灘大橋を渡り、とびしま海道へ。
ここで、原付2種の価値が良く分かる。 以前、息子に『Ninja 250R』を借りてツーリングに行った時には片道550円掛かったのだが、今回はなんと50円である。
往復なら、250ccは1100円に対し、125ccなら100円だ。
バイパスや高速道路を使う人には125ccは選択の余地がないが、私のように『とびしま海道』や『しまなみ海道』エリアを中心に使う人間には、橋代、フェリー代などで様々なメリットがある。 『とびしま海道』や『しまなみ海道』で使うには、125ccはベストバイの選択肢。
岡村島の港に到着し、チケットを購入。
今日は、大三島まで渡るフェリーに初乗船。
乗り込んでみると、お客は私だけ。 貸し切り状態である。 ラッキー!
***
大三島に到着し、まずは大山祇神社へ参拝。
晴れてはいるが、気温が低く風も強い。
ここでは、『ヘルメット』に貼付ける防水のお守りを購入。
『無事にバイクライフが楽しめますように!』
近くの道の駅で『焼き芋』を購入し、鷲頭ヶ山へ。
ここは、瀬戸内らしい景色が楽しめるお気に入りのスポット。
先ほど買った焼き芋と、ポットに詰めてきた熱いお茶で、簡単ランチ。 『いやあ、これは絶景カフェだなあ』
***
バイクの良いところは、狭い道でも苦にならないので、普段立ち寄らない場所にも気軽に寄り道できる事。
今回の旅では、今まで行った事がない展望台や浜などへの寄り道を楽しみながら、のんびり進んでいく。
もちろん料金所では、自転車旅のときと同様、一旦停止して料金を支払う。
今日の宿は、大島の『魚芳』さん。
宿に荷物を置いて、町をしばし散策。
ここは、典型的な瀬戸内の島の漁師町。 家と家との間の狭い路地が網の目のようだ。
夕食は、魚料理。 まずはビールで一人乾杯!
『いただきます』
夕食の〆は、『海賊汁』
これが美味いのなんの。 『ごちそうさまでした』
食後は部屋に戻り、ビールを飲みながら本を開く。
『孤高の人』
新入社員の頃から大好きな本で、これまで何度読み返しただろうか。
エンジニアでありながら、山登りに対する類い希な才能を持つ『単独行の加藤文太郎』
<以下、引用>
藤沢久造は葉巻に火をつけた。
『ぼくの食べた分はぼくが払いますか、どうだね外山君。 すばらしい根性をたくわえた男じゃあないか。 あの精神が登山家の精神なんだと思わないかね。 いかなることがあっても、自分のことは自分で処理する。 偏屈にも思われるほど、妥協性を欠く、あの独立精神が、結局は山における人間に通ずるのだ。 (以下省略)』
冬山への挑戦という観念が大きな誤謬だった。 戦いであると考えていた所に敗北の素因があった。 山に対して戦いの観念を持っておしすすめた場合、結局は負ける方が人間であるように考えられた。 (中略) 挑戦も、戦いも、こんちくしょうおも、征服もいけないのだ。 そのように、冬山を敵視した瞬間、自分自身もまた山から排撃されるのだ。
有給休暇を取って山へいくかわりにそのぶんふだんは働くのだという加藤の気持ちは、いつか職場の中に知れ渡っていたから、彼が山に行くといっても、またかという気持ちで眺めているものが多かった。
<引用、終り>
『山』を『海』に置き換えても、そのまま通用する内容である。
新田次郎は、偶然にも私の母校である電気通信大学(東京都調布市)の前身である『無線電信講習所本科』の卒業生であるのだが、エンジニアであり、かつ単独行を好むサラリーマンカヤッカーにとって、何度読んでも学ぶことの多い名著である。
***
2013年1月27日(日) 今朝は、昨日ほどの強風は吹いていないようだ。
朝食をいただき、身支度を整え、8時半前に宿を出発。 『お世話になりました』
大島の東岸にある狭い道を走り、
景色を堪能する。
途中から右折し、亀老山展望台へ。
冬の澄んだ空気。 景色も美しい。
***
『さて、そろそろ帰るとするか』
途中、伯方島のスーパーに立ち寄り、少し早いお昼ご飯。
今日は、今治名物『焼豚玉子飯』
防寒装備が功を奏して、走っていても寒くない。 冬に海で漕いだり、冬の浜でキャンプツーリングを楽しんで来た経験が活かされたなあ。
途中、大三島で見つけたお菓子屋さん。
『苺どらやき』を手に入れた。
帰りは、盛からフェリーで忠海へ。
いやあ、楽しかった!
***
『ただいま』 『お帰りなさい』 『お土産買うてきたけえ、お茶にしよや。 コーヒー淹れて』
お土産の『苺どら焼』を食べながら、妻に旅の土産話。
この冬最強の寒波が襲う中、YB125SPでの『とびしま海道&しまなみ海道』初ツーリングは大成功。
さて、我が家に新たなモビリティの仲間が増えた。 今年はまた、旅のバリエーションが増えそうだ。 楽しみだなあ!
日々難題が降り掛かってくるなか、目指すべき方向性を呻吟しつつ、グローバル動向/競合他社動向/技術動向の情報を収集分析し、自分達のやっている事を俯瞰して将来シナリオや研究プランを練り上げ、様々な視点からディスカスしてシナリオを再構築し、自分達の志として提案していく。
忙しく、苦しいながらも、坊主頭の中にあるささやかな脳のニューロンが活発に発火するのを実感する楽しい日々。
『ああ、今週も最初はどうなるかと思ったが、なかなか良いプランができたじゃないか』 これで、ようやく待ちに待った週末である。
***
2013年1月12日(土) 今日は、楽しみにしていた『宝塚バスツアー』の日。
宝塚歌劇団の100周年に向け、様々な特別講演が企画されているのだが、2013年の1月は『ベルサイユのばら』オスカルとアンドレ編。
子供の頃、ベルサイユのばらのファンであったという妻が、昨年秋に『こんなバスツアーがあるけど』と一枚のチラシを見せてくれた。 『お、ベルバラじゃないか。 お前が行きたいんなら、せっかくの機会じゃけえ申し込もうや。 俺も観てみたいけん』
これまで2度、最初は次男が住む京都を訪れた帰りに宝塚大劇場で、2回目は地元呉での公演で宝塚歌劇を観ているが、エンターテインメントのプロとして選抜され鍛え抜かれたプロ達の素晴らしいショーに魅入られた一人である。
宝塚(1): ロジェ
宝塚(2): 愛するには短すぎる
***
早朝、広島駅からバスに乗車。
今日の参加者は44人で、バスは満席だそうだ。 宝塚ツアーとしては久し振りに満席ということなので、これも『ベルサイユのばら』効果であろう。
ほとんどが女性グループで、中年~老年夫婦がポツリポツリ。 もちろん、うちもその一組である。
宝塚観劇のツアーということで、往路復路とも宝塚歌劇のDVDが車内で流される。 『今日は3本持って来ています。 これこれと、あれと、それです。 流すDVDを決めるので、どれが良いか手を挙げてください』
『へえ、やっぱ宝塚バスアーって独特だねえ』
11時からの公演に対し、渋滞やトラブルもなく10時半に大劇場に到着。
久し振りの宝塚大劇場である。 楽しみだ!
公演開始前にお土産を買おうと売店へ。
もちろん、ベルバラ関連グッズはお買い上げ。 妻は嬉しそうである。 『うん、来て良かったな』
両親や自宅用のベルバラ限定お菓子も購入して、劇場へ。
***
開演前には照明もベルバラバージョンに変わり、テンションは最高潮。
私自身はベルサイユのばらを読んだ事もなく、ストーリーも知らないまま観劇したのだが、妻によると『これぞベルバラ』という重要なシーンはしっかり押さえてあるとの事。
これまで2回観た宝塚歌劇とは少し雰囲気が異なり、大掛かりなセットを職人技の見事なタイミングで切り替えて行く派手な演出や華麗なダンスシーンは少なく、モノローグや会話シーンが印象的なのだが、鍛え上げられたプロの出演者達は、声そのものやセリフ回し、立ち姿や振る舞い/仕草/雰囲気/オーラといったもので、観ている人達を『ベルサイユのばら』、『アンドレとオスカル』の世界に引き込んで行く。
まさに、”素晴らしい”、の一言。 ほんと、来て良かったな!
***
公演終了。
空は抜ける様な青空。 今日は宝塚ブルーである。
バスの出発までしばらく時間があったので、館内や大劇場の周辺を散策。
19時半頃に広島駅に到着し、家路についた。
これで3回目となった宝塚歌劇の観劇。 次回は是非、宝塚大劇場のSS席で楽しみたいものだ。
### 宝塚歌劇、『ブスの25箇条』
観劇して家に戻り、食事をしたあと、なんとなくYouTubeを検索したら、こんな動画が見つかった。
YouTube: 宝塚歌劇とベルばら【存亡を賭けた初演】
このドキュメンタリーを見ると、初演されたときの宝塚歌劇団の状況や、今日観た様々なシーンの演出や動きの意味が分かり、ベルサイユのばらに対する理解が深まった。 また、長谷川一夫が演出に関わっていたなんて知らなかった。
いやあ、ほんとうにこれは面白い。 『ベルバラ』観るべし、観るべし、観るべし。
忙しく、苦しいながらも、坊主頭の中にあるささやかな脳のニューロンが活発に発火するのを実感する楽しい日々。
『ああ、今週も最初はどうなるかと思ったが、なかなか良いプランができたじゃないか』 これで、ようやく待ちに待った週末である。
***
2013年1月12日(土) 今日は、楽しみにしていた『宝塚バスツアー』の日。
宝塚歌劇団の100周年に向け、様々な特別講演が企画されているのだが、2013年の1月は『ベルサイユのばら』オスカルとアンドレ編。
子供の頃、ベルサイユのばらのファンであったという妻が、昨年秋に『こんなバスツアーがあるけど』と一枚のチラシを見せてくれた。 『お、ベルバラじゃないか。 お前が行きたいんなら、せっかくの機会じゃけえ申し込もうや。 俺も観てみたいけん』
これまで2度、最初は次男が住む京都を訪れた帰りに宝塚大劇場で、2回目は地元呉での公演で宝塚歌劇を観ているが、エンターテインメントのプロとして選抜され鍛え抜かれたプロ達の素晴らしいショーに魅入られた一人である。
宝塚(1): ロジェ
宝塚(2): 愛するには短すぎる
***
早朝、広島駅からバスに乗車。
今日の参加者は44人で、バスは満席だそうだ。 宝塚ツアーとしては久し振りに満席ということなので、これも『ベルサイユのばら』効果であろう。
ほとんどが女性グループで、中年~老年夫婦がポツリポツリ。 もちろん、うちもその一組である。
宝塚観劇のツアーということで、往路復路とも宝塚歌劇のDVDが車内で流される。 『今日は3本持って来ています。 これこれと、あれと、それです。 流すDVDを決めるので、どれが良いか手を挙げてください』
『へえ、やっぱ宝塚バスアーって独特だねえ』
11時からの公演に対し、渋滞やトラブルもなく10時半に大劇場に到着。
久し振りの宝塚大劇場である。 楽しみだ!
公演開始前にお土産を買おうと売店へ。
もちろん、ベルバラ関連グッズはお買い上げ。 妻は嬉しそうである。 『うん、来て良かったな』
両親や自宅用のベルバラ限定お菓子も購入して、劇場へ。
***
開演前には照明もベルバラバージョンに変わり、テンションは最高潮。
私自身はベルサイユのばらを読んだ事もなく、ストーリーも知らないまま観劇したのだが、妻によると『これぞベルバラ』という重要なシーンはしっかり押さえてあるとの事。
これまで2回観た宝塚歌劇とは少し雰囲気が異なり、大掛かりなセットを職人技の見事なタイミングで切り替えて行く派手な演出や華麗なダンスシーンは少なく、モノローグや会話シーンが印象的なのだが、鍛え上げられたプロの出演者達は、声そのものやセリフ回し、立ち姿や振る舞い/仕草/雰囲気/オーラといったもので、観ている人達を『ベルサイユのばら』、『アンドレとオスカル』の世界に引き込んで行く。
まさに、”素晴らしい”、の一言。 ほんと、来て良かったな!
***
公演終了。
空は抜ける様な青空。 今日は宝塚ブルーである。
バスの出発までしばらく時間があったので、館内や大劇場の周辺を散策。
19時半頃に広島駅に到着し、家路についた。
これで3回目となった宝塚歌劇の観劇。 次回は是非、宝塚大劇場のSS席で楽しみたいものだ。
### 宝塚歌劇、『ブスの25箇条』
観劇して家に戻り、食事をしたあと、なんとなくYouTubeを検索したら、こんな動画が見つかった。
YouTube: 宝塚歌劇とベルばら【存亡を賭けた初演】
このドキュメンタリーを見ると、初演されたときの宝塚歌劇団の状況や、今日観た様々なシーンの演出や動きの意味が分かり、ベルサイユのばらに対する理解が深まった。 また、長谷川一夫が演出に関わっていたなんて知らなかった。
いやあ、ほんとうにこれは面白い。 『ベルバラ』観るべし、観るべし、観るべし。
2013年1月3日(木) 2013年の初漕ぎは天気が安定する予報の4日5日の一泊ツーリングとし、今日は妻と映画へ。
運動がてら、家から40分ほど歩いて映画館に到着。
『レ・ミゼラブル』
いやあ、良い映画だった。 観に来てよかったな。
葛藤、絶望と希望、出会いと別れ。 歌で綴られる、心に染み入るシーン、心が奮えるシーン。 感涙。
昨年末に見た007に続き、この冬は良い映画との出会いに恵まれている。
***
2013年1月4日(金) 天気予報とにらめっこしながら、今年の初漕ぎの日と決めた今日。
目指すは、地元であり、お気に入りのエリアの一つでもある『とびしま海道』
今回は正月連休中なので、日帰りツーリングではなく、泊付きツーリングに。 とは言え、天気予報によると気温が低いとのことなので、テント泊はすぐに諦め、屋根の下を選択した。
『じゃあ、行ってくるよ』 『気をつけて』
途中、最近定番の撮影スポットに立ち寄り、
岡村島へ。 今回も、カヤック&バイクのフル装備である。
宿泊の手続きを済ませると、さっそく海へ。 少しあった風も、午後から次第に穏やかになって来た。
何年か前に妻がプレゼントしてくれた、冬のツーリング用のあったかアンダーウエアの上にドライスーツを着用し、準備完了。
今日は、潮流を確認した結果、岡村島&小大下島をカウンタークロックワイズでグルリと周遊するルートに決定。
激潮で知られる観音崎も、今日は穏やかな上げ潮に乗って、快適なパドリング。
どうやら四国本土では雪が降っているようだ。
小大下島との間の瀬戸に到着。 ちょうどこの頃から、海でも雪がチラつき始めた。
この辺りはかつて石灰の切り出しが行われていた場所で、波打ち際のイロドリも、普段見る瀬戸内の花崗岩の砂浜とはちょっと違う。
***
小大下島の東岸を漕いでいる頃から、雪は激しくなる一方。
『いやあ、こりゃあなかなか初漕ぎらしいツーリングになったなあ』
小大下島の北岸を西進し、岡村島の北岸を漕ぎ進む頃から、次第に晴れ間も覗くようになって来た。
『気持ちええなあ』
ふと、上を眺めると『彩雲』が!
『2013年が良い一年になりますように』
***
***
『芸予ブルー』に彩られた海と空。 約2時間のツーリングを終える頃には、気持ちの良い瀬戸内の景色が眼前に広がった。
これだ、この色。 俺のブログのテーマカラーは『芸予ブルー』にしよう!
『いやあ、絶景絶景! 雪も降ったし、彩雲も観ることができたし、こりゃあええ漕ぎ初めになったなあ』
今日は写真撮影以外は休憩無しでの2時間だったが、体の切れも良く、グイグイと漕ぎ進むことができた快調なパドリング。 うん、いいぞ!
***
シーカヤックを引き揚げ、潮抜きをし、道具を洗って物干し竿へ。
お風呂で自分の潮抜きをし、一日の疲れを癒す。 『最高じゃのお。 あと、これでビールを飲みゃあ天国じゃ』
暮れていく瀬戸内の景色を眺めながら、シーカヤックツーリング用に購入したバカラのグラスでエビスビール。
独り乾杯! 『ゴク、ゴク、ゴクリ。 プハーッ。 こりゃ最高じゃ!』 そしてもう一口『グビリ』
日没。 さあ、食事にしようか。
今日のメインはちゃんこ鍋。
『いただきます』
夜は音楽を聴きながらビールを飲み、そして夜の瀬戸内海を眺め、再びビール。
『ごちそうさまでした』 そして、『おやすみなさい』
***
2013年1月5日(土) 朝は6時に起床。 まだ暗い外を眺めると、風もなく穏やかな様子。
朝ご飯は、きつね蕎麦。 『あー、芯から暖まるなあ』
7時には、準備を完了して自転車へ。
朝日が拝めそうなので、早朝お散歩ツーリングである。
次第に明るくなるなか、岡村島をカウンタークロックワイズでゆったりと漕ぎ進む。
どうやら日が昇りそうだ。
これぞ、泊付きツーリングの楽しみ。
岡村島を一周し、宿泊施設に戻る。
***
自転車をカートップし、お湯を張っておいたお風呂にドボン! 『あー、気持ち良い』 冷えた手足がジンジンと温まってくるのが実感できる。
『お世話になりました』
帰りには、お気に入りのラーメン屋さん、『ムツゴロウ』へ。
『ジャンラーメンお願いします。 チャーハンとセットで』
ここのジャンラーメンは昨年夏に始めて食べたのだが、結構インパクトがあって旨いのだ。 夏だと、食べながら滝の様な汗が流れ出してくる。
『ごちそうさまでした』 今日も、途中から額に汗が噴き出し、家に帰るまで汗が引かなかった。
###
今年の初漕ぎは、せわしない日帰りではなく、私が大好きな、のんびりまったり泊付きのカヤック&バイクツーリングをたっぷりと堪能することができた。
これぞ、芸予諸島スタイル!
最近、カヤック&バイクの装備で『しまなみ海道』や『とびしま海道』に出掛けることがほとんどなのだが、私の地元である芸予諸島を遊び尽くすには最高の組み合わせだと感じている。
2013年もカヤック&バイクで芸予諸島を渡り歩き、芸予諸島のシーカヤック情報&文化風俗情報なら『瀬戸内シーカヤック日記』と言っていただけるようになる事を目指して、これまで以上に真面目に遊んでいきたいな。
そして今年はとうとう50歳を迎える。 カヤックを漕いで上半身を鍛え、自転車を漕いで脚を鍛え、旅から様々な事を学びつつ、『生涯不良』を座右の銘に、自分に素直に生きる事で『天命を知る』50歳を目指したい。
運動がてら、家から40分ほど歩いて映画館に到着。
『レ・ミゼラブル』
いやあ、良い映画だった。 観に来てよかったな。
葛藤、絶望と希望、出会いと別れ。 歌で綴られる、心に染み入るシーン、心が奮えるシーン。 感涙。
昨年末に見た007に続き、この冬は良い映画との出会いに恵まれている。
***
2013年1月4日(金) 天気予報とにらめっこしながら、今年の初漕ぎの日と決めた今日。
目指すは、地元であり、お気に入りのエリアの一つでもある『とびしま海道』
今回は正月連休中なので、日帰りツーリングではなく、泊付きツーリングに。 とは言え、天気予報によると気温が低いとのことなので、テント泊はすぐに諦め、屋根の下を選択した。
『じゃあ、行ってくるよ』 『気をつけて』
途中、最近定番の撮影スポットに立ち寄り、
岡村島へ。 今回も、カヤック&バイクのフル装備である。
宿泊の手続きを済ませると、さっそく海へ。 少しあった風も、午後から次第に穏やかになって来た。
何年か前に妻がプレゼントしてくれた、冬のツーリング用のあったかアンダーウエアの上にドライスーツを着用し、準備完了。
今日は、潮流を確認した結果、岡村島&小大下島をカウンタークロックワイズでグルリと周遊するルートに決定。
激潮で知られる観音崎も、今日は穏やかな上げ潮に乗って、快適なパドリング。
どうやら四国本土では雪が降っているようだ。
小大下島との間の瀬戸に到着。 ちょうどこの頃から、海でも雪がチラつき始めた。
この辺りはかつて石灰の切り出しが行われていた場所で、波打ち際のイロドリも、普段見る瀬戸内の花崗岩の砂浜とはちょっと違う。
***
小大下島の東岸を漕いでいる頃から、雪は激しくなる一方。
『いやあ、こりゃあなかなか初漕ぎらしいツーリングになったなあ』
小大下島の北岸を西進し、岡村島の北岸を漕ぎ進む頃から、次第に晴れ間も覗くようになって来た。
『気持ちええなあ』
ふと、上を眺めると『彩雲』が!
『2013年が良い一年になりますように』
***
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『芸予ブルー』に彩られた海と空。 約2時間のツーリングを終える頃には、気持ちの良い瀬戸内の景色が眼前に広がった。
これだ、この色。 俺のブログのテーマカラーは『芸予ブルー』にしよう!
『いやあ、絶景絶景! 雪も降ったし、彩雲も観ることができたし、こりゃあええ漕ぎ初めになったなあ』
今日は写真撮影以外は休憩無しでの2時間だったが、体の切れも良く、グイグイと漕ぎ進むことができた快調なパドリング。 うん、いいぞ!
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シーカヤックを引き揚げ、潮抜きをし、道具を洗って物干し竿へ。
お風呂で自分の潮抜きをし、一日の疲れを癒す。 『最高じゃのお。 あと、これでビールを飲みゃあ天国じゃ』
暮れていく瀬戸内の景色を眺めながら、シーカヤックツーリング用に購入したバカラのグラスでエビスビール。
独り乾杯! 『ゴク、ゴク、ゴクリ。 プハーッ。 こりゃ最高じゃ!』 そしてもう一口『グビリ』
日没。 さあ、食事にしようか。
今日のメインはちゃんこ鍋。
『いただきます』
夜は音楽を聴きながらビールを飲み、そして夜の瀬戸内海を眺め、再びビール。
『ごちそうさまでした』 そして、『おやすみなさい』
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2013年1月5日(土) 朝は6時に起床。 まだ暗い外を眺めると、風もなく穏やかな様子。
朝ご飯は、きつね蕎麦。 『あー、芯から暖まるなあ』
7時には、準備を完了して自転車へ。
朝日が拝めそうなので、早朝お散歩ツーリングである。
次第に明るくなるなか、岡村島をカウンタークロックワイズでゆったりと漕ぎ進む。
どうやら日が昇りそうだ。
これぞ、泊付きツーリングの楽しみ。
岡村島を一周し、宿泊施設に戻る。
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自転車をカートップし、お湯を張っておいたお風呂にドボン! 『あー、気持ち良い』 冷えた手足がジンジンと温まってくるのが実感できる。
『お世話になりました』
帰りには、お気に入りのラーメン屋さん、『ムツゴロウ』へ。
『ジャンラーメンお願いします。 チャーハンとセットで』
ここのジャンラーメンは昨年夏に始めて食べたのだが、結構インパクトがあって旨いのだ。 夏だと、食べながら滝の様な汗が流れ出してくる。
『ごちそうさまでした』 今日も、途中から額に汗が噴き出し、家に帰るまで汗が引かなかった。
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今年の初漕ぎは、せわしない日帰りではなく、私が大好きな、のんびりまったり泊付きのカヤック&バイクツーリングをたっぷりと堪能することができた。
これぞ、芸予諸島スタイル!
最近、カヤック&バイクの装備で『しまなみ海道』や『とびしま海道』に出掛けることがほとんどなのだが、私の地元である芸予諸島を遊び尽くすには最高の組み合わせだと感じている。
2013年もカヤック&バイクで芸予諸島を渡り歩き、芸予諸島のシーカヤック情報&文化風俗情報なら『瀬戸内シーカヤック日記』と言っていただけるようになる事を目指して、これまで以上に真面目に遊んでいきたいな。
そして今年はとうとう50歳を迎える。 カヤックを漕いで上半身を鍛え、自転車を漕いで脚を鍛え、旅から様々な事を学びつつ、『生涯不良』を座右の銘に、自分に素直に生きる事で『天命を知る』50歳を目指したい。
2013年1月1日(火) 今年の初詣は、人混みが苦手な私にしては珍しく厳島神社を選んでみた。
昨年末の母の手術のため正月休みの予定が直前まで立たなかったのだが、無事に手術を終えたので、連休初日に妻と相談して決定。
『きよもりブルーライン、1月で終わるらしいで。 前から乗りたい言うとったから、これで初詣に行ってみようか』 『空いとるかねえ?』 『昼頃、予約の電話してみるけん』
その日、生名島でのシーカヤックツーリングの途中、お昼ご飯の時に電話で予約。 これで、初詣の予定は決まりである。
***
朝、ロードスターで音戸へ。
予約していたチケットを受け取り、少し離れた乗船場へ。
これが、音戸から宮島まで期間限定で運行している船である。
10時15分。 ほぼ満席の船が出港。
音戸大橋の下を潜り、1時間弱で宮島桟橋へ。 これは早いなあ。
宮島の桟橋は、元旦の初詣客で賑わっている。
***
昼を過ぎると食事をする所が混むとの船内アナウンスのアドバイスに従い、桟橋近くの食堂へ。
早めの時間とは言え、もうほぼ満席。
妻は『牡蠣うどん』
私は『牡蠣丼』
食べている間にどんどん空席待ちのお客さんも増え、正月の宮島は大盛況。 早めのお昼ご飯にして大正解だったようだ。
『ごちうさまでした』 値段もリーズナブルで便利も良く、なかなか良いお店であった。
***
食堂を出てしばらく進むと、『初詣最後尾』の札を持った警備員の方が。 『えー、こんな所から並ぶんだー。 いやあ、やっぱ厳島神社だなあ』
それでも列はなんとか進み、
ようやく参拝口へ。
ここからが、再び長蛇の列。
『2013年は、良い一年になりますように!』
***
帰りの船便までまだ余裕がある。 家の近くのコンビニで事前に購入していた宮島水族館のチケットを持って移動。
すると、厳島神社とは違って人はそれほど多くない。 良かったなあ。
久し振りの宮島水族館。
***
水族館を出ると、散策しながら桟橋へ。
大鳥居の所では、何艇ものシーカヤックが初漕ぎを楽しんでいた。
***
途中では、揚げもみじ饅頭や、
手焼き焼きたてのもみじ饅頭をパクリ。
『お、やっぱり焼きたては美味しいね』
***
桟橋に着いた頃から雨が落ち始め、本土側では雪が降っている模様。
これは最高のタイミングで宮島初詣ができたなあ。
2013年。 今年はどんな一年になるのだろうか。 楽しみだ!
昨年末の母の手術のため正月休みの予定が直前まで立たなかったのだが、無事に手術を終えたので、連休初日に妻と相談して決定。
『きよもりブルーライン、1月で終わるらしいで。 前から乗りたい言うとったから、これで初詣に行ってみようか』 『空いとるかねえ?』 『昼頃、予約の電話してみるけん』
その日、生名島でのシーカヤックツーリングの途中、お昼ご飯の時に電話で予約。 これで、初詣の予定は決まりである。
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朝、ロードスターで音戸へ。
予約していたチケットを受け取り、少し離れた乗船場へ。
これが、音戸から宮島まで期間限定で運行している船である。
10時15分。 ほぼ満席の船が出港。
音戸大橋の下を潜り、1時間弱で宮島桟橋へ。 これは早いなあ。
宮島の桟橋は、元旦の初詣客で賑わっている。
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昼を過ぎると食事をする所が混むとの船内アナウンスのアドバイスに従い、桟橋近くの食堂へ。
早めの時間とは言え、もうほぼ満席。
妻は『牡蠣うどん』
私は『牡蠣丼』
食べている間にどんどん空席待ちのお客さんも増え、正月の宮島は大盛況。 早めのお昼ご飯にして大正解だったようだ。
『ごちうさまでした』 値段もリーズナブルで便利も良く、なかなか良いお店であった。
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食堂を出てしばらく進むと、『初詣最後尾』の札を持った警備員の方が。 『えー、こんな所から並ぶんだー。 いやあ、やっぱ厳島神社だなあ』
それでも列はなんとか進み、
ようやく参拝口へ。
ここからが、再び長蛇の列。
『2013年は、良い一年になりますように!』
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帰りの船便までまだ余裕がある。 家の近くのコンビニで事前に購入していた宮島水族館のチケットを持って移動。
すると、厳島神社とは違って人はそれほど多くない。 良かったなあ。
久し振りの宮島水族館。
***
水族館を出ると、散策しながら桟橋へ。
大鳥居の所では、何艇ものシーカヤックが初漕ぎを楽しんでいた。
***
途中では、揚げもみじ饅頭や、
手焼き焼きたてのもみじ饅頭をパクリ。
『お、やっぱり焼きたては美味しいね』
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桟橋に着いた頃から雨が落ち始め、本土側では雪が降っている模様。
これは最高のタイミングで宮島初詣ができたなあ。
2013年。 今年はどんな一年になるのだろうか。 楽しみだ!