あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 春の芸予ブルーを楽しむ_お散歩SUPツーリング

2021年04月24日 | 旅するシーカヤック
晴れて風もない週末の土曜日。
明日は親戚の法事があるため、今回はキャンプツーリングができないので、日帰りでSUP漕ぎを楽しむことに。
マツダ6セダンにSUPをカートップして、いつものスポットへとクルマを走らせる。


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波もなく穏やかな海。

今日は、絶好の漕ぎ日和である。

タルサタイムの防水バッグに、カップラーメンとおむすび、湯沸かしセットをパッキングし、海へと漕ぎだす。


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ここ2回は、パックラフトでの錦川下りが続いていたが、地元近場で漕ぐ海も、やはり気持ちが良いものだ。

久々のシングルブレードパドルで漕ぐ感触を楽しみながら、海をお散歩していく。

誰もいない海に出ると、静かな自分だけの世界に浸ることができる。

『ああ、幸せな時間であるなあ』

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春の海は澄み、高い透明度。

山からは、鳥のさえずりが聞こえてきて、なんとも言えない麗らかな春の休日。

この黄色いフロートは何なのだろうか? お試し中の、新たな漁業用のイカダであろうか?


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今日は、今シーズン初めてとなる裸足でのSUP漕ぎ。

海水も、もうそれほど冷たくなく、足裏を通してダイレクトにSUPの感覚が伝わってくるのが、何とも心地良い。

船でしか来ることができないので、誰もいない静かな自然海岸沿いのお散歩。


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今日は、いつもと違う、小さめの綺麗な浜に上陸。

早速、タルサタイムの防水バッグを取り出し、お昼ご飯の準備にかかる。

固形アルコールを使うコンパクトなストーブでお湯を沸かし、金ちゃんヌードルとおむすびのお昼ご飯。

漕いできた浜で、お昼ご飯を食べるのは久しぶり。

『うーん、美味いなあ』
美しい芸予諸島の景色を眺めながら、独り静かに浜で食べるカップラーメンって、こんなに旨かったっけ?

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食事を終えると、コーヒーを飲みながらお片づけ。

この時、金ちゃんヌードルのカップの便利さに気がついた。
『あ、蓋がちゃんと固定できるのっていいなあ。 ゴミがキッチリ収められるよ!』


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じゃあ、そろそろ戻るとするか。

再び、綺麗な自然海岸に沿って漕ぎ戻る。

底が石の海底もあれば、

海藻がユラユラしてチヌが泳いでいる海底もある。

***

春の芸予諸島のお散歩ツーリング。

パックラフトを購入して、久しぶりに錦川を下って以来、コロナ禍で硬くなっていた俺の外遊びスイッチが再び入ったようだ。 嬉しいな!
独り静かにパドリングを堪能できるのは、とても充実した休日の楽しみ。

***

『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 今シーズン2度目となるパックラフトで錦川下り_ココペリ・ローグにクレージークリークをインストール

2021年04月21日 | 旅するシーカヤック
火曜日は、仕事のキリもよく、天気も穏やかな予報だったので、有給休暇を取得して、早朝から家を出る。
渋滞もなかったので全て下道を走り、7時過ぎには行波に到着。

今日は漕ぐ格好で家から出たので、パッキングした荷物を背負って駅に向かう。

春の朝の、澄んで心地良い空気がなんとも言えない旅気分を盛り上げてくれる。

今日の足元はこんな感じ。


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徒歩数分で、行波駅に到着。

2回目となるパックラフトでの錦川下り。
コースは前回と同じだが、今日のテーマは二つある。

まず一つ目は、今回最大のテーマである、シート廻りの改善。
ココペリ・ローグには、バックレストは付いているのだが、このホールド感がいま一つであり、前回はかなり腰に負担があって、このままではとても長距離を漕ぎ続けられる状態ではなかったのだ。

そして二つ目は、パッキングの改善。
旅好きな俺としては、パックラフトの旅でもキャンプとセットにしたいと思っている。
そのため、パックラフトの旅に良さそうな、モンベルの『メッシュギアコンテナ』を購入し、今回使い勝手をチェックすることにしたのである。

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今日はもともと、08:57の列車に乗ろうと思っていたのだが、思ったよりスムースな交通状況で、07:24の始発に間に合った。

人が少ない列車に乗り込み、南桑へと向かう。

この時間帯は、通学の生徒がメインの客層。

それでも車内での会話はほとんど聞こえてこず、気持ちの良い列車旅。

***

南桑に到着。

先日出艇した場所が、土曜日の雨で水嵩が上がって水没していたので、別の場所で準備をすることに。
『水量が増えて、今日は前回よりさらに漕ぎやすそうだ!』

新たにモンベルのポイントで手に入れることができたメッシュギアコンテナには、パックラフトのみならず、PFDやパドル、ヘルメット、クレージークリークのチェア、簡単な湯沸かしセットなども収納することができた。

このパッキングは成功だなあ!

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ここから、準備を開始。

空気を吹き込んでパックラフトを膨らませ、シートとバックレストをセットする。

今回は、前回の要改善項目に対応すべく、シート部分にクレージークリークのチェアを取り付けてみる。

試しに座ってみると腰のホールド感が素晴らしく、『おお、これはいい感じ』

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『じゃあ、出発するか!』

今日は風もなく、穏やかで暖かい春の川下り日和。

最初のザラ瀬を楽しみながらパドリング。

錦川の透明度は、相変わらず素晴らしい。

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他に誰も居ない静かな春の川を、57歳の親父が独り静かに下っていく。

ここを家族や友人達と下っていたのは、確か30代の頃が多かった。
それから二十数年経っても、川の姿はそれほど大きくは変わらず、その頃と同じようなワクワク・ドキドキ気分で川下りを楽しむことができるのは、本当に幸せなことだと実感する。

ガタゴトと音がしたので見上げると、俺が元々乗る予定だった列車が通過。


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幾つかのザラ瀬を楽しみながら漕ぎ下る。

こうやって漕いでみると、シート廻りの改善策として、クレージークリークのチェアをインストールしたのは大正解。

腰が楽なだけでなく、しっかりホールドしてくれるので手漕ぎにならず、長時間を楽に漕ぎ続けることができるようになった。
これなら、キャンプツーリングも楽しめそうである。

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今日は、湯沸かしセットを持参したので、途中で少し休憩。

河原にパックラフトを引き揚げ、荷物を出す。

かなり古くから使っているタルサタイムの防水バッグに入れて持参したのは、固形アルコール燃料を使う、コンパクトなクッカー。

これでお湯を沸かして、紅茶をゆっくりと楽しむ。

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ここの河原は、子供達が小さかった頃、夏になるとキャンプにきていた懐かしい場所。

タンデムカヤック2艇で川を下り、テントを張り、ダッジオーブンで調理をし、川でのシュノーケリングを楽しんだなあ。
ティータイムを終わると、道具をパッキング。

アメリカで買ってきた水筒は、水がなくなるとコンパクトになるので便利である。

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再び川に漕ぎ出し、静かなソロツーリングを楽しむ。

今日は、休憩を入れて2時間ちょっとでゴール。

前回は、向かい風が強かったことに加え、シートが悪くて手漕ぎになっていたこともあり、今回はスピードアップしたことを実感した。

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パックラフトを乾かし、再びメッシュギアコンテナに収納。
今日は、予定よりかなり早い列車で移動して時間に余裕ができたので、ちょっと錦川沿いを散策することに。

まずは、北河内駅へ。
ここでは、二輪草という草花が観察できるらしい。

しばし散歩がてら歩いてみる。

平日なので、他に誰も居ない静かな北河内。

どうやらここが、二輪草の群生地のようだ。

これが二輪草か!

うん、なかなか可愛らしい花じゃあないか。


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北河内駅に戻り、こんなものを発見。

錦川鉄道設立25周年記念の石碑。

そして、岩日線開業50周年の石碑。
岩日線というのは詳しくは知らなかったが、このルートがあれば、中国地方の列車旅もよりバリエーションが増えて楽しかったことであろう。

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次に、錦帯橋付近へ。

久々に観る錦帯橋。

以前は、南桑から一泊二日のカヤックキャンプツーリングで、このあたりをゴールにしたこともあったなあ!

今度、ぜひパックラフトでのキャンプツーリングは、ここを目指す旅にしたいものである。

今回は、平日に有給休暇をとって、三密にもなることなく、独り静かな川旅を堪能することができた。
心も体もリフレッシュできた、至福の休日。

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瀬戸内シーカヤック日記: 初めての野菜作りは?

2021年04月18日 | 旅するシーカヤック
昨年秋に母が手術をしてからは、しばらくの間入院し、退院後もリハビリをしていたので、これを切っ掛けに畑での野菜作りを手伝うことになった。

コロナで思うように外遊びができなくなっていた時期でもあり、ちょうど良いタイミングでもあったのだ。
最初はすでに育っていた野菜を収穫し、自分で作る味噌汁の具にしたり、漬物を作ったり、ブリ大根にしたりしながら助走を開始。

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すでに育っていた野菜を収穫し終えると、鍬を使って畑を整備。

そして2月後半には、これまた初めて種を購入して育て、少し育ってから畑への移植も初めて経験した。


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この週末は、天気がよければパックラフトで錦川下に行く予定だったのだが、昨日は雨で、今日は強風の休日。

来週こそは、晴れますように。


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じゃあ、という訳で、久々に畑仕事に出かけることにした。
母もだいぶ回復し、一緒に畑仕事ができるようになっているので、誘って畑へ。

大根、キャベツ、レタス、スナップエンドウ、玉ねぎが、かなり成長しているので、嬉しくなる。

以前は、海や山で遊ぶことが楽しく、野菜作りには全く興味がなく、『野菜なんか買ってきても高いものじゃないし、手間ばかりかかるから割に合わんじゃろう』と言っていたのが、自分でも嘘のように感じるくらい気持ちが変わったのを実感。

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コンポストを覗くと、堆肥化も順調のようだ。

今日も、家から持参してきたEM処理している野菜くずを、新たに投入。

スナップエンドウは、支柱を立てたのだが、初めてなので自己流のためあまり美しくない。

最近は、終業後のウオーキング時にも他の人の畑を観察し、支柱の立てかたなどを勉強しているので、次回はもっと上手くやれそうな感触である。
玉ねぎは、だいぶ大きく成長している。

レタスも、瑞々しい緑が美しい。

サラダキャベツも、徐々に成長している。


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今日は、妻と母とで手分けし、コンポストの世話、道具や肥料の片付け、追肥、間引き、などを行う。

今月末には、キュウリやナスなどの苗も増える予定なので、楽しみである。

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野菜は成長が早く、日々変化を感じられるのがとても嬉しい。
初めての野菜作りなので、全滅も覚悟していたが、今のところはなんとか順調に育っているようだ。

貯水槽の水が減ると、家から重たい水タンクで運ばないといけないのは大変だが、手間暇かけただけ見返りがあるのは、やりがいを感じるところ。
また以前は、週末に雨が降るとシーカヤックやSUPが漕げないので楽しくないだけであったが、野菜作りを初めてからは、雨が降っても野菜に水が与えられることに加え、貯水槽の水が増えることもあり、雨は雨でありがたいという気にもなるのが自分でも驚きの変化。

早く、自分たちで植えて育てた野菜を収穫したいものである。
本当に、楽しみだなあ!

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瀬戸内シーカヤック日記: パックラフト・ココペリ・ローグで春の錦川を川下り&週末キャンプ

2021年04月11日 | 旅するシーカヤック
ここ1年位は、どこかに遊びに行った、泊まりに行った、というブログを書くのも憚られるほど、息詰まるような社会の雰囲気。

幸い家でもこなせる業務なので、仕事はほぼ在宅勤務とし、重要な報告や郵便物チェック以外は出社することもなくなった。
通勤が不要になった終業後の時間は、イリコと昆布の出汁取りから始める味噌汁作りをセットとする夕食準備や、畑作業、ウオーキングなど、それなりに充実した日々である。

独りが好きなので、妻と母のために夕食を準備したり、日々成長する野菜の世話をする、そのような生活も全く苦ではないのだが、不要不急の外出をネガティブに捉える社会の雰囲気の影響か、週末にシーカヤック旅やSUP旅に出かける気力も減退していたので、なんだか心にポッカリと穴が空いたような空虚な感じが続いていた。

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そんな中、先週末は錦川沿いの道をクルマで走る機会があり、昔は春や秋には独りで、家族と、そして友人たちと、カヤックで川下りを楽しんでいた事を懐かしく想い出したのである。

美しい景色を眺めながら、『ああ、錦川を下りたいなあ!!!』

そして家に戻ると、『決めた。 俺はまた錦川を下るよ』、と妻に宣言。

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土曜日の朝、朝早くから家を出て、下道で行波へ。

今日の荷物は、大型の防水バッグ、パドル、PFD、そしていつも貴重品を入れているペリケース。

久々となる、錦川清流線の列車。

今日は、俺ともう一人のお客さんの2人だけの、全く密ではない車内の状況。

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錦川清流線は、川沿いを走るので、事前のスカウティングにぴったりなのだ。

『ここの瀬は、水量が少ないからあのルートはダメで、あそこを通ろう』

『やっぱり、錦川は水がキレイだなあ。 久しぶりのパドリング、楽しみだ!』

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南桑に到着。

懐かしい、この景色。

何十年経っても、堤防工事以外はそれほど変わっていないこの雰囲気が好きなのである。

今回は、新たに手に入れたパックラフト、ココペリのローグを持ってきた。
このコンパクトな荷物で、川下りができるのだから、驚きである!

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パックラフト本体は、この収納サイズ。

本来は、エアバッグを用いて膨らませるのだが、俺は充電式のインフレーターを使用。

あっという間に膨らんで、最後の仕上げは息を吹き込んで完成である。

シートやコーミングをセットすると、バンジーコードで艤装も完了。


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今回持参したパドルは、シャフトがアルミのSUP用安パドル。
アルミなら簡単に折れたりしないだろうし、軽すぎるパドルが苦手な俺には、全く問題ない。
初めてのパックラフトに乗り込み、久々の錦川に漕ぎ出した。

他のカヤッカーやカヌーイストが居ない、独り占め状態の春の錦川。
相変わらずの、水の透明度である。
途中、川岸では猿を見た。

江の川の川下りでは見たことがあるが、錦川の川下りで猿を見たのは初めてである。

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パックラフトは、フラットボトムなので直進性は皆無で少し手を休めるとクルクルと回ってしまう。
でもそれはそれで、遊園地の遊具感覚で楽しいのである。
そうは言っても、安定性は高いので、ちょっとした瀬でも安心して下ることができる。

瀬と瀞場が交互に現れ、美しい景色の中の、他には誰も居ない静かな川下りを、久々に心底から堪能。


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河原にココペリ・ローグを引き揚げ、しばし休憩。

今日は、2時間半漕いで、ゴールに到着。

初めてのパックラフトによる川下りだったが、その手軽さと安定性を実感するとともに、シートやシートバックが要改善であることが理解できた。

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岩国まで行き、買い出しをして、今日のキャンプ地へ移動。
広い河原で、俺以外のキャンパーはもう一組のみの、これまた密にならないシチュエーション。

今回持参したのは、先日REIのキャンペーンでリーズナブルな価格で購入した、ヘリノックスのコット。

ゴツゴツとした川でのキャンプで使ってみたところ、とても快適で驚いた!
『いやあ、これから河原でのキャンプにはこれが必需品だなあ!』

***

少し遅いお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、テントとキッチンをセットする。

河原でのソロキャンプのミニマムパッキングでのキッチンは、こんな感じである。

濡れたパックラフトも干して、片付ける。

夕方になると、簡単な夕食を食べながら、美味しいビールを独り静かに楽しむ。

小さな焚き火で暖をとりながら、静かに更けていくキャンプの夜。

***


コットのお陰で、快適な睡眠を楽しめた。

キャンプの朝は、俺の定番であるうどん。

たまごの天ぷらも入れ、暖かいうどんでキャンプの朝は体を暖める。


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本当に久しぶりとなる、春の錦川の川下りを、密になることなく心底楽しむことができた!
『ああ、なんだか生き返った感じがするなあ!』

手軽に川下りを楽しめるココペリのパックラフト、ローグも手に入れたし、錦川も昔と比べて川下りするカヤッカーも減っていることから、これから俺の息抜きとして錦川の川下りに嵌りそうな予感。

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『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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