あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 台風の週末は沖家室島の『鯛の里』

2011年05月29日 | 旅するシーカヤック
2011年5月28日(土) 数日前、鯛の里の松本さんから、『土曜日の講演会の後、エルコヨーテさんと一杯飲るので、来ませんか』という嬉しいお誘いをいただいた。
ちょうど、周防大島に漕ぎに行こうと思っていたので、二つ返事で『よろしくお願いします。 楽しみにしています』

少し遅くはなるが、エクストリームNさんも合流されるとの事。
残念ながら台風2号の影響で、カヤックや自転車は諦めなければならなくなったが、『カワノヨシオ』さんのルーツ探しで訪れて以来となる、沖家室島での3人+松本さんとの宴、楽しい週末になりそうだ。
***
久し振りの周防大島。
 
お昼ご飯は、お気に入りの『芋喰い島』 私の定番であった、ワンコインランチがなくなっていたのは残念だが、丼ものもボリュームたっぷり&リーズナブルなお値段で満足。 『ごちそうさまでした』

『みそ』を買いに立ち寄った道の駅では、懐かしい『ホクレア』の写ったポスターが!
うん、ホクレアつながりのメンバーが集まる今日の宴にピッタリじゃあないか。
***
竜崎温泉でのんびりまったりと体を休め、橘町での講演会へ。 会場で、エルコヨーテさん、松本さんと合流。

講演会が終わると、『鯛の里』へ。

今日は、友人モードなのでビールや酒、肴を持ち込んでの宴である。
 
まずはエビスビールで乾杯!
ホクレア号やナイノアさんにまつわる懐かしい話で盛り上がる。

コロコロサザエもいただきつつ、おいしいお酒をいただいた。
途中から、エクストリームNさんも合流してさらに盛り上がる。
 
松本さんから、貴重な『かむろ針』のセットを見せていただき、この『かむろ針』にまつわるお話も伺った。 『なるほど、そんな事もあるんですねえ』

私はいつものように先にダウンし、二階に上がってシュラフで寝たが、貴重なアナログオーディオでの音楽鑑賞も含め、宴は遅くまで続いたとの事。
***
翌朝。 目が覚めた後は、バックパックから本を取り出す。
『海に沿うて歩く(森まゆみ)』 思いがけない引き蘢り生活で、半年以上、バックパックの中で眠っていた本である。 強風が吹き、雨が降りしきる沖家室島の静かな朝にピッタリの本である。

トントントンと、階段を上がって来るエルコヨーテさんの足音。 『おはようございます』
一回の座敷でお茶を飲みながらの楽しい会話を楽しみ、朝食をいただいた後、荷物を片付けて宴はお開き。

エクストリームNさんから、垢田のトマトをいただいた。 うーん、これは美味そうだ。
 
ホクレアつながりの『鯛の里』での宴。 3人で鯛の里に遊びに行きたいねと話していたのだが、思わぬ形で実現することができた。
また次の再会を楽しみにしています。 『松本さん、エルコヨーテさん、エクストリームNさん、本当にいろいろとありがとうございました』

引き蘢り生活が明けてから、しまなみ連泊カヤック&バイクツーリング、鯛の里での宴会と、楽しい週末が続いている。
さて、次はどこ行こう?





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瀬戸内シーカヤック日記: 復帰第一弾は、しまなみキャンプ、カヤック&バイク連泊ツーリング

2011年05月23日 | 旅するシーカヤック
2011年5月21日(土) 先週、全てが終了し、約半年に亘った長くて辛い引き蘢り生活が明けた。
これでようやく、本格的に海に戻ることができる。 それにしても今年の冬から春に掛けては風が強く荒れた日が多かったので、引き蘢るには最適なシーズンだったのかもしれない。

復帰第一弾は、迷う事なく『しまなみツーリング』 それも、月曜日に有休をとって3連休とし、年に何度も通う第二の古里とも言える、愛媛県上島町の『生名島』をベースとした連泊ツーリングで決まり。
***
今回は、アテンザワゴンに新たな装備が加わった。 それは、サイクルキャリア。
せっかく生名橋が架橋されたので、先日修理したMTBを積んで行き、カヤック&バイクを楽しもうという魂胆である。
 
久し振りの生名島行きフェリー。 立石港は改修され、私が来れなかった半年で、大きく様変わりしていた。
 
カヤック&バイク。 うーん、なんとも良い感じ。 やはり遊びクルマであるワゴン車には、カヤックとバイクが良く似合う。
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今日、家を出るときには今にも降りそうなドンヨリとした曇り空であったのだが、ここ生名島は晴れ。 まるで、私の復帰を歓迎してくれている様な、絶好のツーリング日和である。
 
さっそくシーカヤックを降ろし、出艇の準備。 今回の相棒は、ウィルダネスシステムズのケープホーン。
その短いサイズと、扱いに気を使わなくてよいポリ艇であることが気に入っている。

今回は、久し振りに岩城島を反時計回りで一周してみる事にした。
 
穏やかな梅雨入り前の瀬戸内を、手に馴染んだアークティックウインドで、いつものペースを思い出しながら漕ぎ進む。 約1時間半で、いつもの浜へ。
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いつものように静かな岩城島。
 
これまたいつものように、お昼ご飯は『よし正』さんで、定番の『よし正定食』をいただいた。 うーん、おいしくてボリュームたっぷり。 やっぱりこれだなあ。

久し振りに『タムラ食品』さんに立ち寄り、これまた岩城島の定番おみやげである『芋菓子』を二袋購入した。
さあて、戻るとするか。
 
岩城島の浜を出てから約1時間後、生名島の浜へ戻ってきた。 さすがに半年で2回しか海にでていなかったため、漕ぐ筋肉は落ちているようだ。
後半は少し腕が疲れてきた。 うーん、これからしっかり海に出て、漕ぐ筋肉を戻すとともに、ブヨブヨになった体を少しは絞れるといいのだが。
でも、漕ぐとビールがおいしいから難しいかな?
***
キャンプ場には管理人さんが来られていた。 ここ数年、このキャンプ場の年間最多利用者となっており、ほぼ毎月のように来ていたのに、この半年、急にぱったりと来なくなったので、病気じゃないかと心配して下さっていたとの事。 なんとも嬉しい限りである。

急に引き蘢り生活をすることに至った経緯をお話しし、生名橋が架かってからの変化やゴールデンウイークの状況などを伺う。 やはり、架橋によって人やクルマの流れはだいぶ変わっているようだ。
ここ何年も定点観測を続けている島の一つである生名島や上島町。 どう変わっているのか楽しみだ。

『じゃあ、自転車で弓削まで行ってきます』

カヤックを積むと、こんどはMTBを下ろす。
  
快適な気候の中、交通量の少ない島での快適なサイクリング。 多少のアップダウンはあるが、これまた脚の筋肉を戻すのにはちょうど良い感じ。

生名橋を越え、佐島を経由して弓削へ。 弓削ではスーパーに立ち寄り、リポビタンをドーピング。

再び二つの橋を越え、生名島の東側を漕いでキャンプ場に戻ってきた。 うん、これは良いなあ、カヤック&バイク!
これで、海旅の楽しみ方が少し広がりそうである。 サイクルキャリアを買ったのは、大正解だった。

シャワーを浴び、着替えると、こんどはクルマで再び弓削に買い出しへ。
夜は一人静かにビールを飲み、焼酎のお湯割りを楽しんだ。 『グビグビ、グビリ』 『ゴクリ、ゴクゴク』
そうそう、やっぱり俺にはこの時間が必要なんだ!
***
翌日は、朝から雨。 結構な雨量である。 せっかくなので、四国へドライブ。 お昼ご飯は『讃岐うどん』
 
3時過ぎ、ドライブから戻ると生名島は雨も上がって晴れ間も見えてきた。 『ようし、せっかくだから今日も海に出るか』
 
安全装備だけを積み込み、いつものお散歩ツーリングコースへ。
 
平内島から亀島へ。 龍神様にお参りし、次は鶴島。 龍神様、またこれからもよろしくお願いいたします。
 
この辺りは、場所によって流れが大きく変わる、瀬戸内らしいエリア。 時には流れを漕ぎ上がり、また流れに乗って漕ぎ進み、久し振りの感触を楽しんだ。
あー、最高だ!
***
約1時間のツーリングを楽しんだ後は、着替えて潮抜きに。 弓削ロッジが、『インランドシーリゾート フェスパ』という宿泊施設に生まれ変わり、今日がそのオープンの日なのである。
 
絶好のロケーションの中、いぜんとは全く違うスマートな施設に変わっていた。
お風呂もきれいでゆっくりと楽しめる。 うん、これは良いぞ!
 
お風呂でサッパリとした後、2泊目の夜も、瀬戸内の夕暮れ時を楽しみながら、ビールをグビリ、焼酎をゴクリ。
あー、極楽極楽。
***
復帰第一弾は、カヤック&バイク、そしてフェスパでのお風呂と、最高のツーリングとなった。
生名橋が架橋し、フェスパが開業し、これらによって新たな楽しみ方が増えたなあ。

月曜日の朝、管理人さんにご挨拶。 『どうもお世話になりました。 フェリーの11回回数券も買いましたから、またこれから通います。 よろしくお願いします』

旅する櫂伝馬の準備も始まったし、これからしっかりと海旅を楽しむぞ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 楽しみは自転車でお散歩ランチ

2011年05月05日 | Weblog
2011年5月5日(木) ながーい引き蘢り生活が続くゴールデンウイークのささやかな楽しみは、先日整備し直したMTBでの近場のお散歩を兼ねたお昼ご飯。

昼前後の約1時間ほどの短い時間だが、初夏を感じる太陽の日を浴びながらのペダリングは気持ち良く、なかなか良い気分転換になる。
 
今日は、阿賀のマリノ大橋へ。
 
この辺りは道も整備され、快適なサイクリングが楽しめる。

橋の上からの眺め。 昨年、『旅する櫂伝馬』で寄港した阿賀漁協も目の前に広がり、灰が峰も望めて、なかなかの絶景である。
 
今日のお昼ご飯は、『力』の焼肉定食。
この写真の後に、冷や奴も出てきた。 これで800円也。 『ごちそうさまでした』

『さあて、家に戻ってまた引き蘢るか』 天気も良さそうだし、皆さんは連休後半をたっぷりと楽しんで下さい!

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瀬戸内シーカヤック日記: 自転車の整備

2011年05月02日 | 旅するシーカヤック
2011年5月2日(月) 今日は朝一番で、お世話になっている自転車屋さんへ。

10年以上前に購入したMTB。 ここ数年はシーカヤックがメインの活動となっていたため、この1年位全く乗っておらず、フロントディレイラもシフトチェンジが出来なくなっていたため、処分しようかと思っていたのである。
だが眺めていると、いろいろな所に遊びに行った想い出が蘇ってきて、再び愛着が湧いてきた。

やっぱり捨てるにはもったいない。 せっかくだから、整備してもう一度使ってみよう!

***

昨日、ペチャンコになっていた後輪に空気を入れてみたが、しばらく経つと空気が抜けている。 うーん、これでは自転車屋さんに持って行くこともできないなあ。

『ようし、久し振りにタイヤを外してやろうか』 自転車に常備している交換用のタイヤチューブを取り出し、リアタイヤを外して交換作業。 タイヤレバーを使ってしばし格闘し、無事にチューブを交換することができた。

でもタイヤもだいぶ劣化しているなあ。 明日、フロントディレイラの交換と一緒に、タイヤ交換もお願いするとしよう。

***

朝一番で、自転車屋さんへ。

『どうされました?』 『はい、フロントディレイラが調子悪くて。 前に一度調整してもらったんですが、その後また再発して。 もう交換ですかね』

『ちょっと見てみましょう』

ペダルを回しながら、フロントのシフトレバーを操作。 中間のギアから小さい方のギアにはシフトできるのだが、一番大きなギアにシフトしようとすると操作感がスカスカで、全くシフトできないのだ。 どうやら、ワイヤーが伸びている訳でもなさそうである。

シフトレバーの部分を外し、分解して中をチェックしていただく。 覗いてみると、金属製の部品ばかりで、プラスチックの爪が折れたりしている訳ではなさそうだ。

CRCを吹き、レバーを操作。 ドライバーでメカ部分の動きを確認し、再びCRCを吹く。
これを繰り返していると、『カチャリ』と音が。 うんうん、レバーの操作感が戻ってきたぞ。

『このピンの部分が硬くなってますね。 長く乗らない時でも、時々動かしてやらないと、固まってしまうんです』 『なるほど』

何度か操作を繰り返したが、どうやら調子は良さそうだ。 『これで使ってみて下さい』 『はい。 ありがとうございました』

***

『あと、タイヤも交換したいんですが』 『じゃあ、どれがいいか見てみますか。 何色かあるんで、こっちに持ってきて合わせてみましょう』

白、赤、黄、青。 うーん、どれがいいかな? これまでが白いラインだったから、気分を変えて青にしてみるか。

『じゃあ、この青にします。 交換していただけますか?』

すると、『お兄さん。 タイヤ、自分で交換できますか?』 『ええ、昨日もリアのタイヤチューブを交換したばかりです』
『じゃあね、タイヤを買って帰って自分で交換しなさい。 そうすれば、手数料も掛からないし、愛着も深まるから。 今日は休みで時間もあるでしょう』 『それに、タイヤ交換でホイールを外した時に、フレームやディレイラあたりもきれいに拭いたらいいよ』
『確かにそうですね。 自分で交換しましょう』

そう。 ここの自転車屋さんは、本当に自転車が好きな方がやっておられるから信頼もしているし、ここに来るのが大好きなのだ。 10年以上前にここでMTBを買ってから、時々修理や調整で訪れるのだが、気軽に調整していただけるし、アドバイスもいただける。
ブレーキやシフトを調整していただきながら、メカニズムや調整のコツを教えていただくのは、やはり『あるくみるきく』に通じる楽しさ。 そしてなにより、自転車が好きな人はできるだけ自分で交換しなさいというスタイルが私のお気に入り。

だから、長男や次男の通勤/通学用の自転車も、すべてこのお店で購入し、調整も含めてお世話になっている。 ほんと、こんな良い自転車屋さんが地元にあると言うのは嬉しいものだ。

タイヤ2本と、スペアのタイヤチューブ、交換用のグリップを購入して店を辞した。 『お世話になりました。 じゃあ、帰って交換します』

そのとき、タイヤを触って、『うん? これは空気圧が低いね』 『昨日交換した時に、空気入れの目盛りに合わせて調整したんですが』
『タイヤには適正空気圧が書いてあるよ。 舗装してない山道を走るんなら、空気圧を高くしたら滑ってだめだけど、街乗りなら高めで大丈夫。 そうしたら、漕いだ感じもだいぶ軽くなるよ』 『分かりました。 じゃあ、高めにしてみますよ。 いろいろとありがとうございます』

***


劣化の進んだタイヤを外し、チューブをチェック。 リアは昨日新品に交換したばかりだから大丈夫。
フロントは? うん、これなら問題ない。


タイヤレバーを使ってホイールにタイヤを嵌め、おじさんのアドバイスに従って空気圧を高めにセット。 うん、なかなかきれいな色だ。


古いグリップをカッターで切り、外していく。 10年以上交換してないから、ハンドル部分にゴムがへばりついてしまっている。
これを、カッターとスチールタワシで削り取り、水で濡らした新品のグリップを装着。

色は、タイヤに合わせて青にしてみた。 なかなかいいねえ!

***

フレームの汚れを落とし、ディレイラやチェーンをディグリースして、ルブを塗布。

さすがに10年選手だから、新品同様とはいかないが、なかなかきれいになったじゃないか。 惚れ直した!

高級MTBではないが、一緒にしまなみ海道も渡ったし、パニアバッグにテントを積んで、島へのキャンプツーリングにも行った。
横浜単身赴任時代には、富士見パノラマでのクロスカントリーにも参加したほか、外房ツーリングや湘南へのツーリングも楽しんだ、想い出が詰まった自転車である。

今のドタバタが落ち着いたら、シーカヤックに加えて、MTBでのツーリングも楽しむ事にしよう。 ああ、夏が楽しみだ。

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