できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

新しい共著本『足元からの 学校の安全保障』(明石書店)が刊行されました。

2023-03-11 21:26:47 | 受験・学校

先ほど出版社(明石書店)から、画像の本、『足元からの 学校の安全保障』が届きました。中村文夫さん編著のこの本で、第1章の部分を私が書きました。

今回は、学校における子どもの安全保障と平和構築、難民支援なんて言葉をつかいながら、いじめの重大事態の未然防止と発生時の対応について論じさせていただいてます。

なにしろこの本の企画段階で、アマルティア・センなどの「人間の安全保障」という発想を参考に何か書いてみよう…ということだったので。まあ、そんなわけで、国際的な人権保障とか紛争地帯での国連の難民支援、平和維持活動みたいな観点から文章を書いているような次第です。

その分、私としては、いままで『新しい学校事故・事件学』や『「いじめ防止対策」と子どもの権利』で論じたことを、さらにバーションアップさせて、「学校における子どもの安全保障」という観点から論じたといえばいいでしょうか。

他の章も、たとえばインクルーシブ教育や学校給食、学校統廃合、情報機器の活用のあり方等々、いまの学校の諸課題を扱っています。これらは全部、これからの地方自治体レベルの子ども施策や教育施策に深くかかわることばかりです。

ということで、学校の教職員や教育委員会の職員、教育学や関連領域の研究者・専門職はもちろんのこと、近々行われる地方自治体の選挙に向けて、各陣営の出馬予定者のみなさんにも読んでいただきたいです。

すでにAmazonでは予約注文可能になってるようですし、私の手元にも50冊届きました。これからこつこつ本を販売していきますので、よろしくお願いします。


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