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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

このたびの尼崎市長選挙に思うこと ~阪神間から維新衰退の流れをつくり、大阪に伝えたい~

2022-11-21 23:01:27 | 国際・政治

※ほんとうは11月13日と20日、2回の日曜日のプリキュアの話を書くべきところですが…。それよりも今はこちらの話を伝えたいので、先にこちらを掲載します。後日、余裕ができたところで、プリキュアの話2回分をブログに書きます。

さて、下記の内容は今朝、フェイスブックに書いたことでもありますが、あらためてブログでも書いておきます。

ほんと、尼崎市長選挙での維新系候補の陣営の動き、ツイッター等で確認している限り「ひどすぎる」というしかありません。同じような選挙戦を二度と許してはいけないと思います。

春の西宮、秋の尼崎と市長選が続き、維新系候補が落選しています。このまま阪神間から大阪の方へ向けて、維新の政治の問題点を指摘して、是正していく。そういう流れが続くことを願ってやみません。

大阪のみなさん、私を含めて、阪神間にはみなさんを応援する人々がいます。いっしょに維新系の政治・行政の問題を指摘して、是正していきましょう。

<以下、フェイスブックで書いた内容を一部修正して転載したもの>

昨日は尼崎市長選挙の日でしたね。

尼崎の新市長、文科省からの出向者で前の教育長さんですが、私は尼崎市内の学校での「いじめの重大事態対応」の調査委員会レクチャーの際、直接お目にかかったことがあります。

まだ若い方ですが、私の調査委レクチャーの話をきいて要点を把握し、「調査委をじゃましないような教委事務局対応を心がけます」「文科省に戻ったら、そういう対応をするように児童生徒課に伝えます」と。そういう前の教育長さんでした。だから「センスいい人やなあ」とは思いました。

ただ、一部の支援者の方が持ち上げていたようには、この前の教育長さんを持ち上げる気に私はなれませんでした。というのも、今後市長になっても、教育長時代から引きずっている尼崎の教育課題の解決が迫られるわけで…。「それがどこまでできるのか?」ということが、新市長(=前の教育長)には問われます。やはり「そこは厳しく、言うべきことは言う」という姿勢が私には必要と思ったので、あえて支持者の方が持ち上げるようにはツイッター等では発信しませんでした。

「こちらの候補を過剰に持ち上げるのも、どうなんや?」と。相手の候補が後述するとおり「あまりにもひどい」面はあるにしても…。そう思ったからです。

他方で、今回の尼崎市長選挙でのあの維新系の市長候補と、その陣営の運動員。あれはなんですか? 春先の西宮の時以上に「ひどい」と思いましたね。「あれじゃあかんわ。絶対に落としたい」としか思えなかったです。

そういえば、もともと尼崎市長選挙へ立候補予定だった維新系の市議も、なにか政治資金面でのことでトラブル起こして、「いまはどこへやら?」ですよね。「いったい尼崎の維新系政治家って、なにしているのか?」ですよ。

また、そういう尼崎の維新の問題を是正することなく、市長候補を出し、国政政党・日本維新の会の代表クラスの幹部が尼崎入りして、維新系候補を応援する。「いったい、この政党、なにやっているのか?」としか思えませんでした。

ちなみに、誰が選挙プランナーで彼の陣営に入れ知恵したのかわかりませんが、あの「変なシルエットで候補者ぼかしつつ、見る人が見れば誰を推してるのかわかるような看板」が、また今回の尼崎市長選で多用されてました。

それこそ、まだ井戸兵庫県知事時代、確か数年前。大阪のテレビ局の情報番組によく出ていたコメンテーターが知事選挙に出たことがありましたが、あのときもこのコメンテーターをさりげなく売り込むために「変なシルエット」のチラシが使われました。あの時以来「これは維新系の作戦やな」と。もう、バレバレです。

おまけにあの陣営、そのシルエットの看板を街中で多用していて、尼崎の選管から注意されてもなかなかやめなかったとか。選管も困惑していたと、ツイッター情報で私のところへ届きました。「選挙違反」として警告されていたと聴きます。

さらに、ツイッターで配信された動画のなかで、この維新系候補は「自分は尼崎北部の出身で、家で南部に行くなと言われていた」という話をしたとか。後にその動画は削除されたようですが、露骨に特定地域の市内在住者への偏見を語っているような候補。それでいて「感動未来都市あまがさき」なんていう、ふわふわで中身のないフレーズで自分を売り込むなんて、「呆れる…ふざけるな…」と思いました。

なので、この数日、ツイッターで「#感動未来都市あまがさき」という維新系候補の使っていたタグを逆利用するかたちで、たとえば「選挙違反が続くような候補のどこに感動や未来があるのか?」とか、「市内の特定地域への偏見を語る候補に、感動も未来もない」など、積極的に文句を言い続けてきました。

そして、この維新系市長候補の応援に、国政政党としての日本維新の会の代表クラス(松井・吉村・馬場の3氏)が動員されたわけで。でも今回、維新系市長候補は落選。「いったい、日本維新の会・兵庫維新の会は、なにがしたかったのか?」「選挙違反までやるくらい、これだけ総力戦で維新は尼崎市長の座を選挙でとりにきたのに、倍近い得票差で敗退。これ、代表たちの責任問題になるんじゃないか?」と。そんなことも、ツイッターでつぶやいておきました。

ちなみに、今朝の大阪のテレビの情報番組。どの程度尼崎市長選挙のこと、報道したんですかね?(私、朝はいまNHKの朝ドラ「まいちゃん」のドラマしか見ないので…)。短いニュースでさらっと報道。まるで阪神タイガースが負けた日のスポーツニュースのような報道だったとしたら…。「あんたら、やっぱり隠れ維新推しやったのね?」というだけです。それも予想して、昨夜のうちにつぶやいておきました。

そして今後は阪神間から逆に大阪市内、そして府内へと、「維新衰退の流れ」を起こしていかないといけないな~って思います。毎日、大阪市内・府内に阪神間から通学・通勤している人たちは、大阪市内や府内で積極的に「尼崎市長選挙で維新は負けたで」「ひどい選挙やったみたいやな~。選挙違反ばっかりやで」とか、「西宮でも尼崎でも宝塚でも、維新の首長候補は拒否されてるわ」。そういうことをクチコミで伝えないといけないでしょうね。大阪のマスコミが伝えないなら、私たちが伝えるのみです。

<以上で転載・修正終了>



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