「無事」は感謝の表れ

12月13日（金）
各地で今年一番の寒さだそうです。朝の寒さは今年一番を実感できるものでした。

今日は自宅でのお稽古です。



花は蝋梅と白侘助

我が家では、白玉椿が床の間に飾られることを待っているかのように、木いっぱいに大きな蕾を結んでおります。

掃除も終ましたので、蝋梅が丁度良い大きさにの蕾になっておりましたので、蝋梅に合わせて生ける椿を探していると、奥の方に白い椿がこちらを向いて咲いているのを発見しました。
白侘助でした。

以前大分木が弱っておりましたので、掘り返して根切りをして植え替えたのを思い出しました。
やっと咲くようになりました。

雪のような白さを持った白侘助で、大事に育てておりましたが、何しろ狭い庭にごった返すように植えられておりますから、弱い木は負けてしまいます。
名花といわれる椿ほど弱く、たくさんの花を咲せ、簡単に手に入るような木は強いようです。



床の間

床の間は、毎年のことですが「無事」という軸をかけて、今年１年が無事に終わることへの感謝を込めております。
今年は、今日と明日で自宅の稽古はおしまいになりますので、そんな意味も込めての「無事」への感謝です。

お稽古に見えている人達皆さんが、家族共々１年間何事もなく無事に過ごせたことへの感謝でもあります。