tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

巌も無心、松も無心、一つになると・・・

2013-12-06 18:57:07 | 茶の湯
12月6日(金)大雪
暦の上では大雪です。
いよいよ本格的な雪が降り出す頃のことだそうですが、すでにあちこちの地方で雪の便りが聞かれます。

今日は自宅のお稽古です。
準備は昨日全部済ませておりますので、後は火をおこして炉に入れればお稽古が始められます。

今日は前からの約束で、パソコンの調整をお願いしておりました友人が来てくれることになっているからです。友人のMさんは忙しい人ですので今日になってしまいました。
朝早くから来てくれて調整して行ってくれました。



花 アブラチャンと白玉椿

朝アブラチャンの枝を探しに近づくと、もうすぐ開きそうな蕾を持った枝がありましたので切って来て白玉と合わせて生けて見ました。

花入れは自作で、友人の竹藪からいただいて来て作ったものです。



床の間

軸は「巌松無心風来吟」で、孤高の松が岩の上に1本、冷たい風にさらされながらヒュウヒュウと鳴っている。
こんな光景を思いますと、如何にも寒そうな感じがしないでもありませんが、風は松を鳴らそうとしているわけでもなく、松ももとより鳴ろうという意思があるではない、しかし、その場の臨機に応じて真理の音色を発しているのだ。
とこんな意味だそうですが、中々難しいです。

師走でもありますし、悟ってはいないけれど、「人間は一人では生きて行けない。助け合いながら生きて行きましょう。」私は、こんな風に解釈して掛けて見ました。


コメント
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