tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

御園棚でお稽古を・・・

2012-10-02 18:35:07 | 茶の湯
今日は気温があがらずに肌寒いという予報でしたが、蒸暑いような一日でしたが、やはり夕方から雨が降ってきました。

お稽古は学園祭に向けて本番と同じように、当日使用する御園棚を出してのお稽古でした。

今までは代用の棚を使って来ましたが、今日からは、本番さながらの稽古ですので緊張が続くのは当然で、聴こえるのは釜に注ぐ水の音や、お茶を点てるための茶筅の音だけがお茶室の空気を揺らしておりました。



席主を務める人は、自分達の茶道部の生い立ちから道具の説明をしながら、それらにまつわる話を取り混ぜながら、お客様が飽きないように、丁寧に話す事を繰り返し練習して行きます。



お点前をする人は、その時だけは注目の的ですから、当然緊張もするでしょうが、いつも通りにスムースに綺麗なお点前が出来るのには、お稽古を充分に積んで初めて出来るものですから、稽古あるのみ・・・。



お点前をしている人の隣に、ずっと控えて居るのが「半東」といわれる人です。お点前をしている人を補佐し、席中を注意深く見ている人の事を言います。

「半東」と聞きなれない言葉だと思いますので、少し書いて見ようと思います。

お点前をする人を「東」といい、亭主の事です。

亭主の補佐役を務める者のこと。禅院では大衆に粥飯を供する役目の「飯頭」からきた語といわれている。通いまたは給仕とも称される。(原色茶道大辞典 淡交社刊)

こんな訳で、茶道の言葉は禅宗からの引用が多いいようです。


コメント
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