誰の色にも染まらない

仕事でもプライベートでも曲がり角に来ているなあと感じる今日この頃、この10数年を振り返ってみることが多くなった。

思えば、私は障害のある子を連れ歩いてたせいか、いろんな人から声が掛かることが多かったように思う。
例えば宗教関係者、カラダに良いもの心に良いものを扱うというビジネス等など、最初はお友だちとして付き合っていたのに、いつの間にかその一員になるようにというお誘いらしきことを言い出して来られる。

そりゃ悪いことでなく、むしろイイことをされているのは判るんだけれど・・・
私の中でいつも抵抗感があって、結局今までどんな所にも属さず、帰依せず生きてきた。
「世の中のためになるのよ」「社会貢献になるのよ」とこちらが抗えない正義を全面に出されると、拒否する自分が悪人にでもなったかのような気分になるのだけれど。

今までいろんなことを経験して学んできた結論として、私は他の如何なるものにも人にも帰属せずに生きていこうと決めている。
自分の知らないことは、知っていることより遥かに多いことは十分わかっている。
だから自分の世界を拡げるための関わりはこれからだって貪欲に持ちたいし、人と和していきたいと強く思う。

しかし、私は誰かに何処かにお伺いを立てながら生きていくことは出来ない。

誰の色にも染まりたくない。
自分を深く信じて生きることを目指したい。


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