角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

人のフリ見て…。

2009年02月18日 | 製作日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
ブルー基調のハワイアンプリントをベースに、合わせは黄色基調のパイナップルプリントです。春を飛び越して夏の草履を編んでみました。明るく爽やかな配色は、むしろ寒い季節の気分替えにいかがでしょう。平生地はこちらです。




暦では「雨水」を迎えた今日、角館は寒い一日でした。真冬日のうえにまた少し積雪が増しましたね、明朝は除雪機が必要かも知れません。
それでも二月もあと十日、三月に入れば降る雪より融ける雪のほうが明らかに多いです。すでに春間近と言えるでしょう。

今朝のワイドショーを何気に見ていると、先に起こったバラバラ殺人事件の判決が「無期」と出るか「極刑」と出るかが話題でした。今年5月にはじまる「裁判員制度」を念頭に、いろいろな試みがされた裁判のようです。
コメンテーターのひとりが、『裁判員制度は量刑を重くするのがひとつの狙いなんじゃないですか?』と言うと、ゲストの弁護士は『それはないでしょう』と答えていました。

世界中に醜態を晒したとされる財務大臣がお辞めになるそうですね。あの映像をはじめて見たときは私もちょっと驚きました。泥酔状態か、もしくは脳梗塞かなんかの症状じゃないかと思ったくらいです。

お辞めになるのは仕方のないことですが、与党の人の不祥事が明るみになったときの野党の反応がスゴいですね。ここぞとばかりに噛み付く映像を何度も見ましたが、これまで野党の人も結構不祥事を起こしています。

日常に身の回りで起こる出来事にも、『他人のことは言えないでしょ』てなことに出くわします。
公共施設で声高におしゃべりしている人を不快と感じるくせに、帰りの新幹線で酒を飲みながらおしゃべりしていたのは私たちでした。駅のホームの喫煙コーナーで他人の煙にしかめっ面をするくせに、自宅では娘の前でもタバコに火をつけてしまうのが私です。

「裁判員制度」、私は平均して量刑が重くなると思っています。理由は簡単、人というのは他人に厳しいものなんですよ。

コメント
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