今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
赤基調のちょうちょプリントをベースに、合わせは朱色の横縞プリントです。なんとも派手な明るい草履になりました。和調配色が多い中にこうした草履があると、特に目立つように思います。
「今日の草履」は秋田市からお越しのおばさまが、『なんかこれ、良くない!?』とお持ち帰りくださいました。平生地はこちらです。
『せっかくの旅行なんだから、なんか美味しいもの食べたいわよねっ』。
実演席のおしゃべりでもよく交わされる言葉なんですが、旅の思い出のひとつに「食」は欠かせない要素、至極ごもっともと思います。「旨い店」と言っても旅先では細かな情報を持ち合わせていませんから、手っ取り早いところで土地の人間へ訊くことになります。
私の知り得る範囲でいろんなお店を紹介するのですが、まず間違いなく勧められたお店に行きますね。晩ごはんのお店を紹介した翌朝、『美味しかったわぁ』とわざわざ“結果”をお知らせいただくお客様もいました。
「土地のことは土地に聞け」、これがまず基本なんでしょうね。
今月3日の夜、角館あきんど塾のメンバーは池袋を歩いていました。一日歩き通してすっかりお腹も減っています。いろんなものが食べられる、まず「居酒屋」が一番と夜のネオン看板を目で追っていたわけです。
すると後ろから若い女性が、『もしかして居酒屋さんとか探してます?』。田舎モノがぞろぞろ空を見るように歩いているのですから、その道のプロには手に取るように分るのでしょう。なんなく女性は角館人8名ほどをゲットしたわけです。
私たちは地元の店でもそうですが、とにかく種類を頼みます。その中で『旨いっ』と思ったものを追加するスタイルでしょうか。そのお店の料理は「中華風」と「エスニック風」が混ざり合ったような味で、一般に辛みがありました。
さんざん飲み食いしましたが、特に想い出に残る味とは巡り会えませんでしたかね。そりゃあそうでしょ、私たちにお店を教えたのは「土地の人」じゃなく、「お店の人」なんですから。
今晩これから、あきんど塾東京視察研修の報告会があります。角館の旨いものを食べながら、池袋の旨いものの話になるでしょうね。
東京から戻って間もなく、同期生の新年会が秋田市でありました。一軒目と二軒目は充分満足しましたが、三軒目の「お店の人」に釣られて入った店は、やはり失敗と思います(苦笑)。