角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

「無礼講」ってないんですよねぇ。

2006年12月04日 | 地域の話
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
茶色基調のプリント柄をベースに、緒はエンジです。ベース生地がちょっと地味目ですし、緒は中高年のおばさまが好むエンジですから、やはりそうしたご年齢に向きそうです。

いよいよ冬がやって来ました。天気予報通り、昨日から雪が降り続いています。お昼近くから日も差してくれましたが、景色はすっかり雪化粧になっちゃいました。喜んでいるのはスキー場と子どもたち、あとワンちゃんでしょうか。今週の中頃から雨に変わるようですから、この雪も一旦は消えるでしょう。
昨冬はこの読みが大外れでした。ちょうど今ごろ降った雪が、そのまま根雪になったのを思い出します。どうか今年はご勘弁を。

オーダー草履の発送がほぼ終了しました。あとは12月中旬着をご希望された「クリスマス草履」だけです。シーズン中の分厚いご注文書を思い出すと、ホッとしたような寂しいような‥。夏バテに苦しんだ時期を、降り続く雪を見ながら思い出すのと同じですね。

12月と言うと「忘年会」のシーズンです。よく会社の忘年会で、『今日は無礼講だー!』なんていう社長や上司の言葉がありますけど、あれってほとんどウソですね。軽率な言動はすべて覚えられて、その後の扱いに大きく響くのが常でしょう。
若かりし頃、私もその手の失敗をいくつか記憶しています。

12月の飲み会では、これまで三つに出席を届けました。最初が明晩、中学校の二年部PTAが企画してくれた、「本音の会」なる飲み会です。
中学では職員と保護者が酒を呑む機会なんて、ほとんどないのが現状です。PTA学年部長をはじめとする役員会が、そうした“常識”を覆す努力をしてくれたのでしょうから、これには私も賛同したいと思いました。

さて「本音の会」、本物の「無礼講」なのか、はたまたやっぱり覚えられちゃうのか、まずは楽しみにしたいと思います。

コメント (2)
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