角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

「ご飯」を考える。

2006年12月14日 | 地域の話
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
紺系の縞柄をベースに、緒はピンク基調のブリントを合わせてみました。柄物同士を合わせると、思いがけず面白い配色になります。

今日はとってもイイお天気でした。気温も上がり、少し外仕事をすると、短時間はストーブが要らないくらいです。これが秋田の冬に定着したなら、角館の観光も大きく変わるような気がします。

今日は三女の授業参観、今年はこれが最後です。授業内容は「お米あれこれ」、春の田植え、そして秋に収穫したお米を使って、料理を作ってみたり、お米の文化を調べてみたり、なかなかよく勉強していました。
三女のグループは、平安時代からのお米文化を時代に沿って調べ上げていました。戦争中の、アワや麦が混じったご飯を試作してましたが、これってスゴい勉強だと思います。

わが家は「ご飯」を捨てません。おかずは事情で捨てる場合がありますが、なぜかご飯は捨てられないんですね。冷めたご飯はチャーハンとかチキンライスに活かしますし、冷凍保存して食べるときにレンジで温めたりしています。

これをある農家の人に話したら、『ウチは余ったご飯は捨てるヨ』と言われました。お米であればいくらでもあるから、冷めたご飯を温め直すなんてことは考えられないということです。おそらくただ捨てるのではなく、肥料にするため残飯を貯めておくのだとは思いますが、なんとなく釈然としませんでした。

難しい話をする気はないですが、戦争中のご飯を自ら作って食べた子どもたちに、ご飯の有り難さを学んで欲しいとは思いますね。

コメント (5)
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