角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

雨止んで‥。

2006年05月13日 | 実演日記
今日の草履は、4月30日に青森県弘前市からお越しくださった奥様からのオーダー草履です。二足ご注文のうちの一足、「地味目でお任せ」がこの草履になりました。気に入っていただければ嬉しいです。

今晩は19時から丁内総会、引き続きの懇親会から今帰りました。時刻は21時55分です。今朝は6時から小学校のグランド整備、朝から晩までほんとにいろいろあるもんです。
この「いろいろある」ですが、これを「苦労」とか「難儀」というのはいかがなものかと思うんです。「やることがある」のは、幸せ以外のなにものでもありません。

今日の西宮家は、GWが明けてから最もお客様の少ない一日でした。土日はお客様が多いのは定説ですが、大型連休が過ぎたばかりの悪天候の土曜日では、客足が鈍るのも理解できます。
オーダー草履作りに明け暮れるこの頃で、お客様が少なく製作に没頭できる今日のような一日。おもわず口にした言葉が、『たまにはこういう日もイイもんだ』。
それを聞いていた米蔵スタッフが、『忙しかったあとだから言える言葉ね』。

はい、まったくその通りです。いろんな意味で冬場の「寒さ」を耐えていた時期を想えば、「雨止んで人傘を忘る」。

コメント
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