角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

母校の快挙。

2006年05月30日 | 地域の話
今日の草履は、ネットで前々からご注文をいただいていた、福井県のkawaseiさんからのオーダー草履です。
「涼しげに見えるお任せ草履」がこちらになります。奥様の分とプレゼント用の合わせて三足、本日の便で福井県へ出発しました。遅くなってスイませんでした。

春の高校野球秋田県大会、わが母校大曲工業高校が初優勝を飾りました。私が確か18期生と思いましたから、創立44年にして初優勝です。監督・部員はもちろん、関係者の喜びようはいかばかりかと思いますね。本当におめでとうございます。

私は高校時代、応援団に所属していました。二年生の秋に、生徒会長等と共に団長・副団長を決めるのですが、成り行きで副団長に立候補することになりました。
高校の生徒会では立派な選挙を行いますから、当然「立会演説会」もあります。子どもの頃から「よく喋る」が自他共に認められてましたから、クラスメートたちも私の「演説」を期待していたわけです。
それが喋ったのはたった一言、『頑張ります、ヨロシクお願いします!』。
周囲の期待を逆手に取ったこの「一言だけ」が功を奏したのか、見事に当選しました。
応援活動は野球大会が最も多かったですから、今日の優勝は私自身の副団長時代を思い出させてくれました。

そしてもうひとつ思い出したことがあります。応援団副団長は、生徒会執行部の一員でもあります。当選を果たした私に、慕っていた担任の先生が言った一言。

『停学処分受げだ生徒が執行部に入るなんて、オメェがはじめでだ!』

いろいろ迷惑を掛けてしまった先生が、ニコニコしながらこう言ってくれました。

もし夏の大会でも優勝して甲子園に行くことになったら、罪滅ぼしに少しくらいは寄付しないと‥と思っています。

※停学の理由は「父親稼業その三十」へ。
コメント (12)
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