角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ギフト部門縮小のハズが‥。

2006年05月29日 | 製作日記
今日の草履は、5月6日、神奈川県川崎市からお越しのご夫婦のオーダー草履です。
「唐草」が再入荷しての第一号は、こちらのご夫婦ペア草履をお作りしました。年齢を問わずお履きいただける配色と思います。
大変お待たせして申し訳ありませんでした。本日の便で出発済みです。

今日さんさん企画サンが、わが家へお客様をお連れになりました。つい最近双子の赤ちゃんをご出産されたお母さんで、赤ちゃんも一緒です。
お母さんは、出産に際し頂戴したお祝いのお返しに、私の草履を贈りたいとのことでした。親しい方三人分でしたから、お時間をいただいてお引き受けしました。

先月も、快気祝いの一部に私の草履をご利用くださったお客様がいます。西宮家にお越しのお客様では、今年の御中元に草履を‥とおっしゃっていた方もおりました。
今の時代、確かに「パーソナルギフト」が重宝されますから、そういう意味で私の草履に関心をいただくのは理解できます。

実は、私の本業の一部は贈答品業でした。あえて「でした」と言うのは、布巻草履をほぼ本業に据えるべく、今年の三月にこれまでのお客様へ「ギフト部門縮小」を通知したからです。納期に猶予のいただけるお返しものや、粗品タオル・カレンダー等は継続するものの、御中元と御歳暮からは完全撤退することをすでに決めています。

そのような状況で今年の仕事が始まっていますから、私の草履を「ギフト」としてご利用いただくことに、なんとなく可笑しさを覚えています。
もちろんどのような使われ方をしようとも、私の草履を認めていただけたことへの喜びと感謝は同じです。

それにしても今日の双子の赤ちゃん、懐かしかったです~。大変なことも多いですけど、子育て頑張ってください!

コメント (2)
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