トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

全国手入れで記録的な量のドラグが押収された

2016年10月10日 | 国内
10月11日 8日に行われた全国的な手入れで、記録的な量のドラグが押収されたと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

マリファナ2トン以上、トルコで最も危険なドラグに分類されている合成マリファナ「ボンザイ」70キロが、4県で行われた手入れで押収されました。トルコ当局がこれまでに押収した化学形マリファナとしては最大量です。ヨーロッパから来た船荷も差し押さえられました。

押収されたドラグの末端価格はほぼ2000万リラ(650万ドル)になります。麻薬担当警察は、イスタンブル、イズミル、ディヤルバクル、カイセリの4県で手入れを行い、9人の容疑者を拘束しました。カイセリ裁判所は4人の容疑者に逮捕命令を出しました。


トルコ初の“逆さまの家”がツーリストの人気を呼んでいる

ツーリストのためのアトラクション・スポットとしてアンタリヤにオープンした“逆さまの家”が、観光不況の中でツーリストの大人気を呼んでいます。入場者は10か月で3万人に達しました。

Hurriyet

2年がかりで建てられた85平米の家は、トルコ初の“逆さまの家”で、家の内部も外部もすべて下向きにデザインされています。この革新的なビジネスの経営者、カーン・カラハンさんは、この家はトルコでは最初、世界では13番目だと言いました。

「来訪者は最初、めまいを感じるかも。家に入ると、みな、家具は床に置かれ、自分が逆さまになって天井からぶらさがっているように感じます。写真を撮ったら、おもしろいですね」とカラハンさんは言っています。新婚カップルには、とりわけ大人気だとか。このプロジェクトは「アンタリヤにはなんでもあるが、“逆さまの家”はない」という発想から生まれたそうです。

この家を造るとき、カラハンさんはアンタリヤの観光不況を心配していたそうですが、期待以上の入場者を迎えて、自分のビジネスとアンタリヤ市のために、2017年に期待を膨らませています。「来年は6万人が訪れてくれることを期待します。イズミルにも、トルコ第2の“逆さまの家”を建てる計画です」


ハッカリのPKKテロ攻撃による犠牲者の葬儀が各地で行われた

10月10日、トルコはまた、非合法組織PKK(クルド労働者党)によるテロ攻撃の犠牲者のために喪に服し、なくなった兵士と市民の葬儀が各地で行われました(10月9日の頁参照)。

 Hurriyet

ハッカリ知事オフィスによると、東部ハッカリ県シェムディンリの軍の検問所を標的にしたPKKによる自爆テロで、兵士10人と市民5人がなくなりました(市民の死亡は,最初に報じられた8人は誤りで、5人だった)。犠牲になったのはオメル・バイドゥルル歩兵中尉、ムスタファ・ボドゥル憲兵特務軍曹、エルタン・バイラクタル憲兵特務軍曹、バイラム・アクス憲兵特務軍曹、エヴレン・カラ憲兵、エユプ・ハジュオール憲兵、エルカン・オズデミル憲兵、ラティフ・アシュク・ムスル憲兵、ハサン・アイドオール歩兵、オズカン・アルトゥンオク歩兵の10人です。

市民の犠牲者は、イラン市民のシェムセッティン・レサイさん(1966年生)を含む5人で、バフリ・フラトさん(1987年生)、オーウズ・ウイサルさん(1992年生)、シナン・エルバシュさん(2000年生)、セラミ・チェヴィクさん(1985年生)でした。兵士8人と市民12人が、ヴァンとハッカリの病院で治療中で、1人は重態です。


5000年昔のブドウの種がイズミルの遺跡で見つかった

5000年昔のブドウの種が、イズミル県の8500年昔の塚のそばで発見されました。

 Sabah

種はボルノヴァ地区にあるヤステペ塚から出てきました。ヤステペ塚は、8500年昔のイエシロヴァ塚のすぐ近くで、トルコ第3の都市イズミルに近い最古の居住区です。発見された種は、有名なボルノヴァのマスカット・グレープの種だと推測されます。陶器の底に炭化した状態で残っていた種は、イズミル地方で最古のブドウの化石かもしれないと、発掘隊長のザフェル・デリン准教授は言っています。「この種は、西アナトリアの古代人の生活に関する重要な情報を知るのに役立つだろう」

アナトリアは歴史上、ブドウが栽培された最初の土地のひとつと考えられています。イズミル、アイドゥン、マニサはトルコの最も有名なブドウの産地です。遺跡の発掘は、文化観光省の支援によって、エーゲ大学が行っています。


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首相が憲法の小修正に関して、野党党首と会談する

2016年10月09日 | 国内
10月10日 ビナリ・ユルドゥルム首相は、何週間もかかっている、憲法の小規模修正作業を終わらせるために、来週、2野党党首とべつべつに会談すると言いました。

Hurriyet
左からMHPのバフチェリ党首、CHPのクルチュダルオール党首、AKPのユルドゥルム党首・首相


「小規模な憲法修正のための作業は終わっている。今後の仕事は野党党首に任せる。これから、私は、最大野党の共和人民党(CHP)と愛国者運動党(MHP)の党首たちと会談し、問題を話し合う」と、10月7日、ユルドゥルム首相は記者団に語りました。会談の日にちはこれから決めるそうです。

7月15日の未遂クーデター後、親クルド政党の人民民主党(HDP)を除く3党 ー 政権与党・公正発展党(AKP),共和人民党(CHP),愛国者運動党(MHP)は、法制度に焦点を絞った憲法条文の一部変更を導入することで合意しています。合意の動機は司法組織からギュレニストを一掃することにあります。ギュレニストたちは過去30年間にわたって、法組織に浸透していたと思われます。

3党は7か条に関して合意していますが、判事・検事の解雇と昇進を扱う重要な法組織「判事・検事上級委員会」(HSYK)に関する立案を終えていません。

7月15日のクーデターの余波で、3456人の判事と検事が、未遂クーデターに関わったとして解雇されています。


トルコ軍、シリアでIS戦闘員38人殺害。反体制派軍前進。

この24時間で、北シリアでイスラム国(IS)の戦闘員38人が殺害されたと、10月9日、トルコ軍が発表しました。トルコが支援している反体制派軍とジハーディストとの戦いはエスカレートしているそうです。

 Hurriyet

トルコの戦車と空軍に支援された反体制派軍は、8月下旬に始まった作戦で、ISの本拠地タビクに迫っています。トルコの「ユーフラテスの盾」作戦はタビクを重要な標的にしています。イスラム国の戦闘員14人が、タビクの東3キロの、反体制派軍が支配している村々に入ろうとして殺害されたと、トルコ軍が発表しました。

また、アメリカ主導の連合軍の戦闘機による空爆で、ISの戦闘員17人が同じ場所で殺害されました。軍の発表によると、日曜の朝、トルコの戦闘機が北シリアのISの拠点を標的にした空爆を開始し、7人の戦闘員を殺害、彼らが使っていた建物5つを破壊しました。軍はまた、最近のISとの戦いで、反体制派軍2人が死亡、19人が負傷したと言っています。

トルコの作戦は、トルコ国境沿いにいるクルドの戦闘員も標的にしています。


無人航空機が東部で墜落

10月9日、トルコの無人航空機が、緊急着陸中に問題を起こし、東部エラズー県で墜落したと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

ANKAとして知られる無人航空機は、朝7時半頃、第8軍司令部の管理下にある、エラズーの古い空港から5キロのユンリュジェ村に墜落しました。地元民は爆発音の後、トウモロコシ畑から黒煙が上がるのを見たと言っています。彼らはすぐに治安部隊に通報しました。治安部隊は現場に非常線を張り、立ち入り禁止にしました。

墜落した飛行機は調査のため、第8軍司令部に運ばれました。トルコの航空宇宙産業(TAI)は、航空機はエンジン・トラブルのために着陸したと言っています。


珍しい鳥がトルコ南部オスマニエで発見された

10月7日、南部オスマニエ県の道路わきで、珍種の鳥が発見されたとドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

元教師ジェンギス・ギュルチュルさんは、休暇で南東部シャンルウルファからオスマニエに帰る途中、肉垂(にくすい)の赤いタゲリを見つけました。タゲリは翼を散弾で傷つけられていました。ギュルチュルさんは傷ついた鳥を、治療のため、近くの「自然保護・自然公園局」のリハビリ・センターに連れて行きました。

リハビリ・センターの獣医たちは鳥を検査・診断した後、手当てしました。オスマニエの「自然野生生活保護・研究協会」のビュンヤミン・アクン会長は、鳥は治療後は野生に返してやりたいと言っています。「ここで治療してよくならなかったら、私たちはガジアンテプの動物園に連れていきます」

肉垂の赤いタゲリはトルコ南東部シャンルウルファ、ディヤルバクル、バトマン、マルディン、シュルナク諸県で、ときどき見られる珍しい鳥です。


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東南部ハッカリでまた、PKKの車爆発テロ。18人死亡

2016年10月08日 | 国内
10月9日 9日、非合法組織PKK(クルド労働者党)の戦闘員がハッカリ県の軍の駐屯所を標的にした車爆弾テロを行い、兵士10人と市民8人が死亡したと、ビナリ・ユルドゥルム首相が発表しました。

 Hurriyet

ハッカリ・シェムディンリの憲兵隊の検問所で、PKKの戦闘員が爆弾を積んだ車を爆発させ、8人の市民を含む18人が死亡したと、ビナリ・ユルドゥルム首相が発表しました。攻撃には5トンの爆発物が使われたそうです。

トルコ軍によると、8月4日以来、ハッカリで、総計387人のPKK戦闘員が殺されています。今回のテロ攻撃後、空軍支援の広範な作戦が行われていると、軍は言っています。ヌマン・クルトゥルムシュ副首相は、「わが国は決してテロ組織に降伏することはない。テロ攻撃を行った者すべてに、その代価を支払わせる」と誓って言いました。


リンジー・ローハンがガジアンテプに難民キャンプを訪れた

 ハリウッドースター、リンジー・ローハンさんが、南東部ガジアンテプ県ニジプ地区の難民キャンプを訪れました。

 Hurriyet
難民キャンプでプレゼントされたスカーフを身につけたリンジー・ローハン

ローハンさんは難民たちと会い、いっしょに写真を撮り、キャンプでの支援活動をインスタグラムでシェアしました。「私はガジアンテプの難民キャンプで、支援活動をしているすばらしい人アジジェさんに会った」と、ローハンさんは10月8日に書いています。

「私が彼女のスカーフを“きれいね”とほめたら、彼女は手招きし、それを私にくれました。私はとても感動し、キャンプの皆さんから受けた優しさと愛に感謝して、それを身につけました」と彼女は言いました。ローハンさんはガジアンテプとファトゥマ・シャヒン市長に感謝し、シャヒン市長はハリウッド・スターに歓迎のことばを述べました。

訪問中、ローハンさんは難民の子供たちと歌を歌い、シリアの女性たちとおしゃべりしました。ローハンさんは以前もイスタンブル・スルタンベイリのシリア難民キャンプを訪れ、難民に対してもっとするべきことがあると言いました。

「私たちは互いのために、もっとできることがあります。トルコを支援することで、私たちはなすべきことを始めることができます。トルコは300万人の難民を受け入れることにっよって、シリアの大きな人劇的悲劇の支援の一翼を担っています」とローハンさんは言っています。


車爆発テロを計画していた2人がアンカラで自爆死

10月8日朝、アンカラの郊外で、警察に投降を呼びかけられていた2人の容疑者が、車内で自ら爆死したと、アンカラのエルジャン・トパジャ知事が記者団に語りました(10月8日の頁参照)。爆発で2人とも死亡し、他に死傷者は出ませんでした。

 Hurriyet
白いオーバーオールを着た法医学チームが容疑者が自爆した車を調査中。


「警察が投降を呼びかけたが、彼らは応じなかった。われわれが介入するまえに、彼らは自ら爆死した」と、トパジャ知事は現場で記者団に語りました。「容疑者の1人、ハルン・アルスランは、爆弾テロに使うために、2,3日前に車を買い、警察は2人の容疑者を追っていた」

容疑者の1人は女で、名前はマヒデ・アタシュ。彼らがディヤルバクルからアンカラに入ったという情報を、警察は抑えていました。「彼らの組織はまだ明らかになっていないが、犯行の手口から考えてPKKと思われる」と知事は言いました。治安部隊は情報を得て、午前6時頃、首都の中心から30キロの馬の養殖場で、対容疑者の作戦を開始しました。

ベキル・ボズダー法相は事件についてコメントし、「彼らはおそらくアンカラを攻撃する計画だったと思われるが、幸いに災害は阻止された」と10月8日、CNNトルコで語りました。警察は2個のプラスティック爆弾と200キロのアンモニウム硝酸塩を押収しました。アンモニウム硝酸塩は爆弾製造の材料です。

現場で発見された、犯人のものと思われる身分証明書は、南東部ビンギョル県の男性のものでした。1年前の2015年10月15日には、アンカラでイスラム国(IS)による大テロ攻撃があり、平和行進に参加していた103人が死亡しました。


「トルコの平和のためなら、すべてを与える」ノーベル賞のサンジャル氏

2015年ノーベル化学賞受賞者アジズ・サンジャル氏が、「トルコの平和のためなら、私は私のすべて、私の科学の成功のすべてを与える」と言いました。

 Hurriyet

「トルコの平和のためなら、私は私のあらゆるもの、ノーベル賞を含む私の科学上の成功を引き替えにします。平和を樹立する方策があるなら、私はそれを行います。この国の平和のためなら、私はノーベル賞をギブアップしてもいい」と、サンジャル氏は、イスタンブルで行われた広告主協会主催の「クリスタル・アップル・フェスティバル」の2日目に、遠隔会議のスピーチで言いました。

「わが国に平和が来るなら、私はノーベル賞を返上する用意があります。私を悲しませ、私の心をふさいでいるのは、つねにこの問題です。トルコのテロが終らないことが私を悲しませています」と彼は語り、聴衆の喝采を浴びました。

サンジャル氏をフェスティバルのスピーチに招いたのは、ジャーナリストで作家でテレビ・プロデューサーのネビル・オズゲンテュルク氏です。彼はサンジャル氏に関するドキュメンタリーを新たに製作しました。

サンジャル氏は“祖国への愛”はどこにいても彼の心を占めていると言い、親たちは子供たちに祖国を愛することを教えるべきだと言いました。「祖国への愛がなかったら、私はここにいなかったでしょう。子供たちに、よく学ぶこと、祖国を愛することを教えてください。祖国のために尽くせば、全世界のために尽くすことになると、子供たちに教えてください」とサンジャル氏は言いました。


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イスタンブルの爆弾テロ容疑者PKK戦闘員を警察が捕らえた

2016年10月06日 | 国内
10月8日 10月7日朝、中央アナトリア・アクサライ県で、イスタンブルの警察署近くで10人を負傷させた爆弾テロを行った容疑者PKK戦闘員を、警察が拘束したと、アナドル通信が報じました(10月6日、7日の頁参照)。

 Hurriyet

イスタンブルの対テロ警察は、爆発犯容疑者を防犯カメラの映像から認定し、容疑者がシリアとイラクのPKKキャンプに逃げ込むために、車でイスタンブルを出たと判断しました。警察は全国の治安部隊に、犯人を捕らえるよう通告しました。

アクサライの警察隊は怪しい車を止め、エクレムG,フェレクG,セルダルGの3人のPKKの戦闘員を捕らえました。1人は偽造身分証明書を持っていました。車内にあったグロック社製モデルガンが押収されました。怒った地元民のリンチを辛うじて逃れた3人の容疑者は、アクサライ国立病院で健康チェックを受けた後、イスタンブル警察本部に送られました。

今回のテロ関連で、他の3人の容疑者がイスタンブルで拘束され、拘束者は6人になりました。テロに使われたオートバイの持ち主は友人に貸したと言っています。ヌマン・クルトゥルムシュ副首相は、10月6日、今回の爆弾テロは警備対策によって、最少の被害ですんだと言いました。10月6日午後、イスタンブル・イエニボスナ警察署近くで、オートバイに積んだ爆弾が爆発し、10人の市民が負傷しました。

同じ10月6日、東部ヴァン県ギュルプナル地区では、PKK戦闘員が排水渠の上に置いた手製爆弾が爆発し、タハ・エムレ・ジレリギリ特務軍曹が死亡しました。ジレリギリ特務軍曹の軍葬儀がヴァンで行われた後、遺体は故郷の師走に送られました。

6日、トルコ軍は北イラクのPKKの拠点を標的にした空軍作戦を行ったと発表しました。


車爆発テロを計画していた2人が追いつめられ、アンカラで自爆

10月8日朝、アンカラ郊外で警察に投降を呼びかけられた2人の容疑者が、車内で自爆したと、アンカラのエルジャン・トパジャ知事が記者団に語りました。容疑者は2人とも死亡しました。

 Hurriyet

容疑者の1人、ハルン・アルスランは、車爆発テロに使用するために、2,3日前に車を買っていたそうです。「興味深いことに、彼らの車にはトルコ国旗が掛けられていた」と知事は言い、「彼らはおそらく自分らの正体をかくすためにそうしたのだろう。彼らはPKK(非合法組織クルド労働者党)と関係があるだろう」と付け加えました。


ドイツ=トルコ二重国籍の男がISに参加して、ドイツで有罪判決

 ドイツの裁判所が、ドイツとトルコの二重国籍を持つ23歳の男に、テロ組織イスラム国のメンバーとしてシリアで戦ったとして有罪判決を下しました。

 Hurriyet

10月6日、デュッセルドルフの裁判所は、ケリム・マルク・B.(姓はドイツのプライバシー法によって明かされない)に、6年9か月の禁固刑の判決を下したと、DPAニュースが報じました。法廷で容疑者は、組織に参加し、アブー・ズルフィカルという仮名で戦い、リーダーに忠誠を誓ったと告白しました。

起訴状によると、ドイツのドルトムントに生まれた容疑者は、2013年、トルコ経由でシリアに入り、ジハーディスト・グループに参加しました。彼は1月、トルコで逮捕され、3月にドイツに送還され、デュッセルドルフ空港で拘留されました。


パムッカレの古代ヒエラポリスのプールが2度の地震で崩壊

南西部デニズリ県パムッカレで先週起こった2度の地震が、古代都市ヒエラポリスのプール内を崩壊させました。9月27日、最初の4.1マグニチュードの地震が起こり、翌日、4.2マグニチュードの地震がありました。その後も何度も小さな余震がつづきました。

 Hurriyet

2度の地震で、古代のプール内に崩壊が起こりました。このプールは有名なパムッカレの水の源であり、ユネスコの世界遺産のリストにも入っています。県の環境・都市化部は、今週初め、古代のプール内の検査を行い、崩壊が起こっていると認定しました。

現在、プールの崩壊した部分の周囲は安全対策がとられていますが、来訪者にはいまも公開されています。

・・・パムッカレは観光地として有名ですから、いらした方も多いでしょう。この温泉プールに入った方も多いと思います。私も、1980年代と90年代、2度行っています。古代の遺構の残骸の上で、温泉プールぷかぷか、おもしろかったです。貴重な歴史的文化遺産、ちゃんと修復保存してくださいね。


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イスタンブル・イエニボスナ警察署近くで爆発。10名負傷

2016年10月06日 | 経済
10月7日  6日午後、イスタンブル・イエニボスナ地区の警察署近くで爆発があり、10人が負傷したと、イスタンブル知事オフィスが発表しました。

 Hurriyet

「爆弾を積んだオートバイが爆発した。負傷した10人はみな市民だった」と、ヴァシプ・シャヒン知事が言いました。負傷者はみな安定した容態で、病院で治療を受けているそうです。

3時50分に爆発が起こり、犯罪調査隊、消防夫、救急車がすぐに現場に駆けつけました。治安部隊は現場周辺に広範な警備網を張り、第2の爆発の危険に備えて、現場から人々を立ち退かせました。現場近くの家々の窓ガラスが割れて散乱し、車も爆発でダメージを受けています。シャヒン知事は爆発を行った組織の割り出しを急いでいますが、まだ犯行声明は出ていません。

「事件に関する情報を精査しています。防犯カメラの映像を集め検査します。今回は、警官は1人も負傷していません。事件に関して、わずかな可能性も見逃してはなりません。次の爆発があるかもしれないから、市民の皆さんは、警報に注意してください」と、シャヒン知事は現場を視察した後、記者団に語りました。

目撃者によると、黒いコートとジーンズを着て、黒いヘルメットを被った男が、爆発の直前、現場から逃げて行ったそうです。警察は空からの援軍とともに、全市の主要道路と、バスやメトロバスで、容疑者を探しています。警察署の近くがテロのターゲットになったのは今回が初めてではありません。2012年には同じ警察署がテロリストに襲われ、警官2人が負傷しました。

トルコはここ数か月、イスラム国(IS)とクルド労働者党(PKK)の爆弾テロの波状攻撃を受けています。最近では、シリア国境に近い南東部ガジアンテプの屋外結婚パーティがISの標的になり、34人の子供を含む54人が殺されました。6月28日には、イスタンブルのアタテュルク空港がISの標的になり、44人が死亡、何百人もが負傷しました。


政府は2017年までに観光と輸出が回復することを期待

 政府は来年までに観光と輸出の早い回復を期待していると、ナジ・アーバル財務相は言い、最近修正された2016年の成長予想は慎重な推定だと付言しました。

 Hurriyet

「最近修正された2016年の3.2%の成長予想は、慎重な推測で、成長率はもっと大きいと予想できる・・・政府が期待している2017年の4.4%の成長は、輸出を基盤にしているが、観光分野早い回復も期待している」と、アーバル財務相はテレビのインタビューで語りました。

最近、政府は今年の経済成長予想を低く修正しました。「トルコ経済はいま、2016年は3.2%、2017年は4.4%の成長を期待している」と、10月4日、ビナリ・ユルドゥルム首相が、“最悪のシナリオ”として言いました。

首相は“ネガティブな世界状況”に合わせて、政府の中期経済計画の成長予想を低く発表しました。経済計画はまた、経常赤字は今年の国内総生産と同じ4.3%だろうと予想しています。アーバル財務相は、来年は民間分野の投資を押し上げる開発が行われるだろうと言い、130億リラの負債は最近、再構成されたとも言いました。


デブ猫トムビリ君の彫像の除幕式が終って・・・

ソシアルメディアに写真が流れて有名になった、いまはなきデブ猫トムビリ君の彫像の除幕式は、10月4日「世界動物の日」に行われました(10月3日の頁参照)。

トムビリ君のファンたちがチャイを供えたり、右前足にテスピ(数珠)をかけたり。ホンモノの猫が後ろからキャットフードをねらっていますね。


トムビリ君は1か月の闘病の後、8月1日に亡くなりましたが、カドキョイの町が彼の銅像を建てるキャンペーンを行い、女性彫刻家セヴァル・シャヒンさんがボランティアで、歩道にポーズするトムビリ君の彫像を造りました。カドキョイのバシャル・ネジプオール副区長は、除幕式で、1万7000人がソシアルメディアでトムビリ君の彫像を望んだと話しました。

シャヒンさんは彫像が風雨に耐えるようブロンズでつくったと言いました。「彫像は最初、土でつくり、ブロンズを鋳込みました。外に置くのだから、丈夫な素材でないとね。制作にあたって、私は動物解剖学の本を調べたり、トムビリに似た友人の猫を使ったりしました」


クーデター関連で、これまでに255社が差し押さえられた

政府のクーデター後の対策で、これまでに255社が「預金保険基金」(TMSF)によって差し押さえられたと、TMSFのシャキル・エルジャン・ギュル会長が、民放TVのインタビューで言いました。

 Hurriyet

ギュル会長は、TMSFは差し押さえられた会社を最も有効な方法で経営する責任を負うと言い、このプロセスは“容易ではなかった”と付け加えました。クーデターの背後にいたとされる在米の説教師フェトフラー・ギュレンの運動との関連容疑で、多くの会社が管財人団を指名するか、直接TMSFに移行しました。

「これらの会社と関係があったが、犯罪にはかかわらなかった人々の権利を守るために、あらゆる努力をする」と、ギュル会長は言い、これらの会社は現行の調査が終わるまで、TMSFの管理下に置かれると強調しました。「これらの会社の中には、資産流動化されることなく、営業をつづける会社も、第三者に移行する会社も出るだろう。従って、これらの会社と取引のあった他の会社が恐がる理由はない」

入札手続きは、差し押さえられた会社の在荷調べが終ってから始まると、TMSFは言っています。「この手続きは一部民営化されるかもしれない。われわれは法的手続きに従って、これら会社の入札のタイムテーブルをつくる。ギュレン運動と直接かかわっていた会社もある。われわれはまず、それらの会社を売却する」


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イスタンブルの警察署近くで爆発。5人負傷

2016年10月06日 | 国内
10月6日 10月6日の午後、イスタンブル・イエニボスナ地区の警察署近くで爆発があり、少なくとも5人が負傷したと、CNNトルコが報じました。

 Hurriyet

爆発の原因はまだわかっていません。ドーアンニュースによると、爆発は車の中で起こり、1人が重傷を負ったということです。現場近くの家々の窓が割れ、車は爆発でダメージを受けています。警察は現場近くにいた容疑者1人を探しています。爆発現場の近くには、警察署、軍の募集オフィス、法医学研究所があります。

イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、爆発は爆弾を積んだオートバイが原因だと、ツイートしています。


クーデター後、トルコ軍の人数は劇的に減少した

 7月15日のクーデター後、多数の軍人が解雇されたため、軍人数は減少していますが、現在、トルコ軍(TSK)の傘下には35万5212人の軍人がいると、10月5日、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

参謀本部のウエブサイトの発表によると、クーデターによる解雇後、現在、201人の将軍と提督、2万9434人の将校が任務に就いているそうです。大量解雇後の下士官数は6万7257人、特務軍曹は4万9279人、契約兵は1万5869人と発表されました。

軍の総職員数は、クーデターの2週間前に発表された人数から劇的に減少しています。クーデター前には、軍職員総数は51万8166人、将軍と提督は358人、将校3万9287人、下士官9万6391人、特務憲兵2万1303人、特務兵7万6641人、契約兵1万3216人、予備役将校6477人、兵卒26万4493人がいました。

クーデター後、9月初旬に発表された最初の数字では、軍職員の総数は35万1176人に減少していました。


海軍と空軍の軍人540人がギュレン関連で解雇

「海軍・空軍司令部の軍人約540人が、在米説教師フェトフラー・ギュレン関連容疑で、臨時解雇された。ギュレンとそのネットワークは、7月15日のクーデターの首謀者として告発されている」と、防衛省が発表しました。

 Hurriyet

その内訳は空軍427人、海軍113人。そのうちの368人は将校です。軍の発表では、3699人の軍職員が軍を解雇されています。最近、クーデター関連容疑で大量解雇を出したのは、「判事・検事最高委員会」(YSYK)で、66人の判事と検事が解雇されました。

7月15日、軍内の悪党一派がクーデターを起こし、240人以上の人々が死亡しました。トルコ当局は、1999年以来、アメリカ・ペンシルバニアに住むギュレンの送還を要求しています。


トルコ南部の山裾に犬たちが捨てられていた

南部アンタリヤ県アクセキ地区ギデンゲルメズ山の麓の森林地帯で、何十匹もの捨て犬が見つかりました。地元民たちが犬に食物や水を与えています。

Hurriyet

犬たちは何者かによって、ここに捨てられたと思われます。9月28日には、野良犬や野良猫の死体が見つかりました。地元民は、動物たちは毒入りの肉を食べさせられたのだろうと言っています。犬4匹、猫2匹、ハリネズミ1匹の死体を見つけた地元民は、そばに毒入りの肉があったと言っています。

ヴェイセル・エルオール森林・水務相は、10月4日の「世界動物の日」に声明文を出しました。「森林・水務省は2009年以来、動物の保護のために、40の地方自治体に1900万リラを提供し、また、2015~16年冬には、野良の動物たちに333,000トンの餌を与えている」と、エルオール森林相は語りました。


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政府は“非常事態”をもう3か月延長する

2016年10月04日 | 国内
10月5日 10月3日、トルコ政府は、クーデター後に布告した非常事態をもう3か月延長すると、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相が発表しました。

 Hurriyet

「非常事態の90日の延長と10月10日午前1時の更新を、閣議で決議した」と、クルトゥルムシュ副首相が、アンカラの週例閣議の後、記者団に語りました。トルコ憲法は、内閣の請求によって、非常事態を最大4か月まで継続する権利を議会に与えています。非常事態の延長は、国家治安委員会(MGK)がエルドアン大統領の下に召集され、その延長を推奨された4日後に実施されます。

政治家たちの多くはすでに、非常事態の延長に賛意を表明しています。エルドアン大統領は9月29日、「トルコのテロとの戦いは根が深く、3か月では足りない。もう少し時が必要だ」と言いました。愛国者運動党(MHP)も延長に支持の意を表明し、「7月15日のクーデターの背後にいた人々との戦いは、あらゆるレベルでつづいている。延長は当然かつ正当」と言っています。

しかし、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は延長に反対し、非常事態宣言の結果、“無謀な対策”に対する不満が増大していることへの懸念を表明しています。

240人が死亡し、2200人が負傷した未遂クーデター後、7月21日、政府はギュレニストのネットワークとその配下のメンバーたちを調査するために、3か月の非常事態を宣言しました。トルコ憲法によると、非常事態は最大6か月間、宣言できます。

では、非常事態はどんなとき、宣言できるのか ー 憲法に保証された民主的環境、すなわち市民の基本的権利と自由を妨害されるかもしれないほど、暴力の拡大が深刻な兆候が見られたとき、政府は非常事態宣言を布告できるそうです。


警察が1万2801人の職員をギュレン関連で停職にした

10月4日、トルコ当局は1万2801人の警官を、在米説教師フェトフラー・ギュレンの組織に関わった容疑で停職にしたと、警察本部が発表しました。

 Hurriyet

トルコ政府が非常事態を3か月延長すると発表した翌日、内務省が警察隊の調査を開始し、その後、この動きが起こったと、CNNトルコは報じています。全国で停職になった警察職員のうち、2523人は警察署長だそうです。トルコの全警察隊数はおよそ25万人です。

軍、公職、警察、司法関係のおよそ10万人の人々が、すでにクーデター後の取り締まりで解雇または停職になり、3万2000人が未遂クーデターに加わったとして逮捕されています。


トルコ西部クニドスの古代遺跡で、新たな遺構が出土

西部ムーラ県ダッチャ地区の、2600年昔の古代都市クニドスの発掘で、新たに遺構が出土しました。

 Hurriyet

「今年の発掘で、劇場の壁、2つの遺構の他、かつて古代都市のメーンストリートにあったと思われる式場のVIPエリアが、新たに出土した」と、発掘隊長のセルチュク大学考古学部の研究者エルテキン・ドクサナルトゥ准教授が言いました。考古学者のバトゥカン・ボラ氏も、今年は多くの重要な美術品が出たと言っています。

「最初に、5000人収容できる劇場の壁が出土しました。長さ100メートル、高さ7~8メートルの壁は、壮麗な細工が残っています。壁のすぐ隣りで、2つのアーチ型の遺構が見つかりました。何千年も地中にあった2つの遺構の大きいほうは水源で、もう一つは倉庫だったかもしれません」とボラ氏は言っています。

「最もすばらしい出土品は、私が“VIPのエリア”と呼んでいるもので、古代ローマの護民官用のエリアだったと思われます。ここで式典が行われ、功労者が公衆の前で表彰されたのかもしれません」


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トプカプ宮殿の裂け目と脆弱性に対処すると、文化相が明言

2016年10月04日 | 観光
10月4日 重要な観光名所トプカプ宮殿の宝物室(メフメト2世のパビリオン)に危険な裂け目ができたというニュースが報じられ、10月3日、ナビ・アヴジュ文化相が宮殿を訪れました。

 Hurriyet

「宮殿の宝物室の1階の壁に裂け目ができて、安全のために美術品が運び出されたことを、新しい問題として報じているメディアの記事はまちがっている」と、アヴジュ文化相は言いました。「裂け目は最近発生した問題ではありません。文化相とトプカプ宮殿当局は、2015年10月10日から、このための作業をしています」と、文化相は言い、この仕事はイスタンブル工科大学とボアジチ大学が担当していると付言しました。

「地震探査用坑井を掘り、地震の頻度、継続、パワーなどを調査し、それに従って防御工事を行います」と文化相は言いました。「今日の裂け目の原因になっているのは、1940年代に造られたコンクリートの円屋根です。この屋根が壁に不適切な圧力とダメージを与えたのです。コンクリートの屋根は木製の屋根と取り替えます。壁は圧力から解放されるでしょう」

文化省の予想では、工事は3月初旬までに終了するそうです。アヴジュ文化相は、広く報道された、宮殿の庭の穴の問題にも触れました。「穴の深さが3メートルもあると報じているメディアもありますが、穴は直径3メートルですが、深さは1メートルくらいです。来訪者に危険を感じさせるような状況ではありません。専門家は、近くの貯水池につながるパイプが腐食したために、水が溢れて、穴ができたのだろうと言っています。来訪者が歩くエリアと建物が立っているエリアの地面は、つねに整備しています」


密輸業者がギュレニストたちを難民価格で20回もギリシャに運んだ

7月15日の未遂クーデターの首謀者とされる在米説教師フェトフラー・ギュレンの信奉者たちが、難民たちと同様に700~800リラを支払ってギリシャに逃げ込んでいました。

 Hurriyet

政府の手を逃れてギリシャに逃げ込んだ18人を取り調べた結果、この価格が明るみに出ました。クーデターの直後、軍のヘリで、トルコ国境に近いアレクサンドロポリスに着陸した8人の軍人たちは、この18人に含まれていません。

ギュレン関係の学校の教授2人、公務員1人の3人は、取り調べで、トルコ南東部ムーラ県マルマリスからギリシャ領ロードス島に渡るのに、密輸業者に1人15,000リラを支払ったと話しました。この3人のほか、男性2人、女性2人、子供6人の10人が、9月にロードス島に着き、島のセンターから28キロのアルハゲロ村で拘留されました。現在ギリシャに亡命を申請しています。

クーデターに参加した8人の軍人たちの1人の亡命請求は、テロに関与したという理由で拒否されました。ギリシャのカシメリーニ紙によると、亡命委員会は20頁の報告書を発表し、ゲンジャイ・ビュユク少佐の亡命請求を、クーデターに貢献したとして、拒否しました。クーデターはテロ行為とみなされます。

ギリシャの政治亡命委員会は9月21日、ヘリで逃げ込んだ8人の軍人の中の3人の亡命申請を拒否しました。軍人たちは上級委員会かギリシャ法廷に訴える権利があります。


「トルコにクルド問題はない。PKKのテロ問題があるだけだ」首相

ビナリ・ユルドゥルム首相が「トルコにクルド問題はない。東部・東南部の発展を妨げるPKKのテロ問題があるだけだ」と言いました。

 Hurriyet

アンカラで行われた「トルコ商人・職人連合」(TESK)の会合で、ユルドゥルム首相は、「とくに東部・東南部の市民の生活にとって、テロが開発と投資を遅らせている」と言いました。「われわれは長年、テロに悩まされてきた。実際の話、トルコにクルド問題はない。クルド人がPKKによって、テロ問題を起こしている。テロ問題で地方の開発が遅れている。東部・東南部では、仕事も、投資も停滞している。迷惑を受けているのは、そこに住んでいる人たちだ」

首相は最近、東南部の治安対策中にテロ攻撃で死亡した6人の兵士の話をし、南部のシュルナク県と東部のヴァン県の間に道路を建設中だったと言いました。「卑劣なテロ組織PKKは、東南部の発展を妨げることはなんでもする。子供たちが彼らの罠にかからないように」

首相はまた、TESKの人々に、「不公平な競争をなくすために、国家は“規制”をする責任がある。国家の務めは国民に治安と公正と教育と健康を提供することだ。そのためには、すべての国民に自身の仕事をしてもらわなければならない」と語りました。


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大家具会社がギュレン関連で差し押さえられた

2016年10月03日 | 国内
10月3日 トルコ当局はフェトフラー・ギュレン関連の調査で、イズミルに拠点を置く大家具会社を差し押さえました。ギュレンは7月15日のクーデターの首謀者と考えられています。

 Hurriyet

10月1日、警察がイズミル・トルバル地区にある家具会社「アルフェモ」の工場と本社の手入れを行い、管財人団に同社の経営が委任されました。現在経営に関わっている会社のオーナー、ラマザン・ダヴルジュオールと、彼の兄弟たち、ドゥルムシュ・アリ、メスト・ダヴルジュオール、シャバン・ダヴルシュオールに逮捕状が出ました。彼らは現在、逃亡中です。

管財人が任命された後、預金保険資金(TMSF)の役員たちは、同社の600人の従業員と会合を持ち、彼らが解雇されることはないと告げました。

トルコ政府は、7月15日の未遂クーデターの調査の一環として、何百社もの企業を差し押さえ、何十人ものビジネスマンに拘束命令を出しました。その何人かは逮捕されました。


警察がイズミルで自爆犯容疑者を探している

イズミル警察は、テロ攻撃を行うために、トルコ第3の都市イズミルに入ったと思われる2人の自爆犯容疑者を探しています。

 Hurriyet

容疑者がイズミルに入ったという内報を得て、10月2日、作戦が行われましたが、2人は逃走しました。情報部は、容疑者の1人はメフメト・デミルと認定しました。デミルは1993年生まれ、東部ウードゥル県に登録されています。彼は非合法組織クルド労働者党(PKK)の地方チームに参加し、2014年には、カフラマンマラシュ県のシュトチュ・イマーム大学の学生でした。

もう1人の自爆犯容疑者は、1980年生まれ、南部シャンルウルファ県に登録されているアフメト・デュンダルと認定されました。警察は2人の自爆犯容疑者の写真を配布し、2人が逃げ込んだエリアを空と陸から包囲しています。


イスタンブルの猫、トムビリ君の彫像の除幕式が明日行われる

「世界動物の日」の4日、猫のトムビリ君を記念して造られた彫像の除幕式が行われます。


イスタンブルのジヴェルベイ地区の歩道で写真を撮られたデブ猫が、ソシアルメディアで人気者になりました。彫像の除幕式は、4日午後1時、写真を撮られたと同じ場所で行われます。トムビリ君の悠然とした写真は世界中にひろがりましたが、病気になり、1か月後に世を去りました。

「キミは私たちの心に生きつづける」と書かれたメモが、ギュレチ通りの木に吊るされ、人々は彼の死を知りました。地元の住民によると、いつも歩道にくつろいでいるトムビリ君は、人が手を出しても、知らんぷりする、クールな態度で知られていたそうです。


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「トルコ南東部でPKK戦闘員6人を“無効にした”」トルコ軍

2016年10月02日 | 国内
10月2日 9月30日、南東部ハッカリ県チュクルジャ地区の作戦で、非合法組織・クルド労働者党(PKK)の戦闘員3人を“無効にした”と、10月1日、軍が発表しました。トルコ軍は、テロリストが死亡、負傷させたり、捕虜にしたことに“無効にした”ということばを使っています。

 Hurriyet

テロリストたちは攻撃の準備をしていたと、参謀長は言っています。また、ハッカリ県ユクセコヴァとダールジャの間に位置するイズベ山地方では、3人のテロリストがドローン攻撃で死亡しました。ハッカリ県では、現在までに、334人のテロリストが“無効になっている”と軍は言っています。

南東部シールト県エルフ地区の空軍作戦で、軍はPKKのシェルターと砲撃基地を破壊しました。トルコ軍はまた、南東部シュルナク県ベイトゥシュシェバプ地区のPKKの2つのシェルターで、火炎放射器、即席爆弾の材料、医療品などを押収しました。ディヤルバクルのカラジャキョイ地区でも、治安部隊が即席の爆発装置を見つけ、破壊しました。ハッカリ県シェムディンリ地区では、1人のPKKテロリストが治安部隊に投降しました。


チャナッカレで、水道管工事中、古代の墓3基が見つかった

北西部チャナッカレ県ビガ地区で、水道管修理のための発掘作業中、古代の墓3基が見つかりました。

 Hurriyet

2つの墓は開けられ、そのひとつから黄金の装飾品が出てきました。もうひとつの墓には価値のあるものはなかったそうです。この場所から古代都市パリオンは2キロ離れていますが、パリオンの共同墓地はここまでひろがっていたのだろうと推測されます。墓が見つかった野原は、憲兵隊の保護下に置かれました。

墓から出てきた装飾品は、片手いっぱいの黄金のビーズ、指輪、銃弾ほどの大きさの黄金の玉3個、ブローチ2個、鏡1個などです。調査が進めば、墓についての情報も明らかになってくるだろうと、当局は言っています。


エルドアン大統領がアンカラ市民のクーデターに対するスタンスを賞賛

エルドアン大統領がアンカラのカザン地区を訪れ、7月15日のクーデターに際して、街に出てクーデターに抵抗した住民たちを賞賛し、クーデターの犯人たちを追跡しつづけると誓いました。

 Hurriyet

7月15日の夜、9人が死亡し90人が負傷したカザンの町を訪れた大統領は、1万人の人々にスピーチし、「私は“殉教者たち”を訪れるために、この町に来た」と言い、カザンはクーデターに対して最も断固たる態度を示した町のひとつだと付言しました。

「われわれは彼らを隠れ処から引き出した。彼らは逃走している。逃げこむ場所を探している。彼らは逃げるが、われわれは追跡する」と、エルドアン大統領は言い、クーデターは大統領が仕掛けたという根拠のない主張を否定しました。

「世界にはまだ、私がクーデターを仕掛けたことにしようとしている国々がある。だいたい、死を賭してまでそんなゲームをする人間がいるだろうか? そんなことがあり得るだろうか?2023年、共和国が100周年を迎えるとき、世界はもっとずっと見通しよくなっているだろう。7月15日はわれわれに多くのことを教えてくれた」と大統領は言いました。


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