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トルコ最大野党CHPの副議長が撃たれ、負傷

2016年10月30日 | 
10月30日 トルコ最大野党CHPのビュレント・テズジャン副議長が負傷したと、10月29日、daily Hurriyet がウエブサイトで報じました。

 Hurriyet

テズジャン副議長は、エーゲ海地方アイドゥン県のレストランで足を撃たれたということです。副議長は同県のアドゥナン・メンデレス病院に運ばれましたが、容態は生命に関わることはないようです。

CHPの国会議員グループのオズギュル・オゼル議長は「CHPはこの攻撃に責任ある者を、法律の範囲内で捕らえる」と言いました。攻撃犯はスローガンを叫んで、レストランを出て行ったと、CNNトルコが報じました。犯人はすぐに捕らえられ、アブドゥラS.と認定されました。


「国会が承認すれば、死刑は“あり”になる」エルドアン大統領

10月29日、首都アンカラの高速列車駅の開場式で、エルドアン大統領が、「国会が関連事項を承認すれば、私も承認する」と、その決意をくり返し、群衆の歓声に応えました。「われわれは死刑を望む」という群衆の声に応えて、大統領は「まもなくですよ、心配しないで、インシャアラー」と言いました。

Hurriyet

「政府はこの(死刑の)問題を国会に提議しました。私は、国会は承認すると思っています。わが国の主権は国民にあるのですから、問題はありません。主権は西欧諸国が言うことではなく、わが国民の意志にあります」と大統領は言いました。トルコでは、1984年以来、死刑は執行されず、2004年には正式に廃止されています。

アンカラの新しい鉄道駅は、トルコ共和国建国93周年の祝日にオープンしました。式典にはビナリ・ユルドゥルム首相ほか国家要人たちが出席しました。トルコ国鉄(TCDD)によると、新しい駅は、1日、5万人の乗降が可能です。駅施設には、134室のホテルと、レストランやカフェ、娯楽施設、店舗、オフィスなど200件の賃貸エリアがあります。

新駅は市の中心から近く、地下・地上の鉄道からアクセスでき、また、900台収容できる駐車場もあります。2億3500万ドル、2年かけて建設された鉄道駅は、2023年の共和国100周年のために計画された、主要なインフラ・プロジェクトのひとつです。


古代エデッサの床モザイクが出土

 南東部シャンルウルファ県の歴史的な“魚の湖”の周辺の発掘で、首都エデッサ(今日のシャンルウルファ)の名で知られるオスロエネ王国(Osroene)時代の床モザイクが出土しました。

 
Hurriyet

この発掘は4.5ヘクタールのエリアで、6年間つづいてきました。これまでに、ローマ時代の墓60基が修復されましたが、最近、5つの床モザイクが、同じエリアで発見されました。モザイクは修復作業後、博物館に展示されます。この床モザイクはシリアクの碑文と細かい彫刻が特徴的だと、関係者は言っています。

シャンルウルファのニハト・チフトチ市長は、エデッサは文明の黎明の地であり、古代の痕跡が随所に見られると言っています。チフトチ市長は発掘された出土品の重要性について語りました。「発掘されたローマ時代の墓の清掃作業中に、私たちは非常に重要なモザイクを発見しました。オスロエネ時代のこのモザイクは岩窟墓の下にありました。これはシャンルウルファの文明の豊かさを示すものです」

「考古学者たちは慎重に作業を進めています。ここで発見された美術品は、ツーリストも地元民も見られるように、すべて岩窟墓に展示します。私たちはシャンルウルファがすばらしい文化の歴史を持っていることを知っています。その文化の豊かさを示したいと思います。私たちはモザイクが観光に大きく貢献すると考えています。これらを修復し、観光に供したいと思います」

オスロエネ王国
首都エデッサの名で知られるオスロエネ王国は、上部メソポタミアにありました。オスロエネ王国は、セレウコス帝国の崩壊から生まれた、いくつかの王国のひとつです。オスロエネ王国は、いまのシリアとトルコの国境に当たる地域を支配していました。AD244年、ローマ帝国に吸収され、王国の独立は終わりました。

・・・わくわくするような、おもしろいモザイクですね。実物が見た~い。お墓から出てきた肖像画ですから、当然、埋葬された人物でしょうね。これ、多分、夫婦でしょうね。


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