トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ政府は75年前に没収した少数民族の資産を返却する

2011年08月30日 | 国内
8月30日 トルコ政府は1936年の布告によって、少数民族の資産を国庫に没収しましたが、このほどこれを正当な所有者に返却するという“歴史的な”法令に調印しました。

先日、エルドアン首相はトルコに住む少数民族の代表たちとイフタル(ラマザン明けの晩餐)をともにしましたが、この決定は晩餐に先だって、首相から発表され、すでに公報にも掲載されました。

イスタンブールのSurp Pirgic アルメニア病院もアルメニア人団体に返却されます。Hurriyet


学校、教会、商店、家屋、ビル、アパート、共同墓地、工場からナイトクラブまでの資産が、アルメニア人、ギリシア人、シリアク人などの団体に返却されます。

しかし、なにぶんにも歳月がたっているので第三者に売却されてしまった資産もあります。その場合は資産の市場価値の金額が支払われるそうです。金額は財務省が決めます。

この新法令は“革命的な”法令と言われ、少数民族団体の弁護士ケズバン・ハテミ氏も、新しい法令は“平等な市民権”への一歩となるだろうと評価していますが、第三者に売却された資産も正当な所有者に返されるべきだと考える人々には、まだじゅうぶんではないようです。

「ヨーロッパ人権裁判所」も少数民族の味方で、トルコは彼らに賠償を支払うべきだという判決を下しています。

これって、確かに“革命的な”法令と思います。でも、なにしろ76年前のことを調査するのですから大変です。市民間でもめごとが起こらないといいですね。
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アンタリヤのビーチで爆発、ツーリスト10人軽傷

2011年08月29日 | 国内
8月29日 軽傷でよかったけれど、ひどいことをする奴らです。まだ判明はしていませんが、いま、こんなバカなことをするのはPKKに決まっています。

許せません! 死者が出たかもしれないのです。休暇を楽しんでいる外国人を殺傷してなんになるのか。やることが卑怯です。

 Hurriyet

昨日の午前10時、ツーリストに人気のアンタリヤのケメル地区のビーチで、砂に埋められていた爆発物が爆発したのです。10時といえば、何百人のツーリストがビーチに出てくる時間です。

軽傷者のほとんどはノルウエイ人。爆発で飛び散った小石にあたって怪我をしました。ビーチで応急手当を受け、ヤシャム病院に運ばれました。

警察はこのエリアに非常警戒線を張り、捜査を開始しました。ノルウエイの方々、軽傷でよかったけれど、ほんとに腹立たしいテロリストたちです。



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昼間の断食は辛いけど、ラマザンの夜はお楽しみのとき

2011年08月28日 | 文化
8月28日 ラマザン明けますね。門外漢は、ラマザンは断食をする辛い1か月と考えがちですが、ムスリムたちにとってラマザンの夜はオスマン時代から、お楽しみの夜なんですね。親戚友人を訪ねたり、いろんなイベントを楽しんだり。

ラマザン中はいまも街にイフタル(夕食)を提供するテントが張られますが、富める者が貧しき者に食事を提供する伝統はオスマン時代からのものです。イフタルをいただいた後はお楽しみの夜が始まります。

影絵芝居「カラギョズ」はオスマン時代、最も人気のある演芸でした Hurriyet


オスマン時代の伝統的な裕福な家は、ラマザン中、家の中庭で演芸大会を催しました。芸人を招んで、近隣の人々も招いてショウを楽しんだそうです。

いちばん人気があったのはカラギョズという影絵芝居でした(写真)。モスリンの幕を張り、2人の芸人が人形を操り、セリフも語るショウですから、移動も簡単。ふだんはコーヒーハウスなんかでやっていました。人形はラクダや水牛の皮を張ってつくります。

演物には曲芸や綱渡りなどもありました。子供たちは大喜び。2階のバルコニーの手摺から手摺に綱を張って綱渡りが演じられ、人々は中庭で見物したそうです。

ラマザンが明ければシェッケル・バイラム(砂糖祭)。学校も会社もお休み。日本のお正月のように「お祭おめでとう」と挨拶を交わし、みんな新調の服を着て、親戚友人を招いたり招かれたり。もちろんゴチソウもいっぱい。
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南トルコのアランヤで5000年前の港が発見された

2011年08月27日 | 国内
8月27日 こういう話題は個人的に好きなので、つい取りあげてしまいます。すごいですね。5000年前ですよ。こういうニュースが珍しくないトルコもすごいです。

アンタリヤ県のアランヤのセキ村で、水中にもぐって調査していた考古学者たちが、古代都市シエドラの港があった場所を発見しました。

 Cumhuriyet

東地中海大学の水中考古学者ハカン・オニズさんは、水曜、港は5000年昔のもので、ローマ時代とブロンズ時代に属する考古学的遺物を発見したと語りました。
「人々はブロンズ時代から、この地で魚を獲り、船を操っていたことがわかりました」

シエドラは2つの港に分かれ、この港から、すべての物資が奥地や内陸の都市に運ばれていました。内陸の都市は海抜240メートルの場所にあります。

私、アランヤの海で泳いだことあります。地中海岸もアランヤまで行くと、亜熱帯の感じでした。


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トルコの建設会社が海外に建てたショッピングモールは100件に達する

2011年08月26日 | 経済
8月26日 トルコの建設会社がヨーロッパ、中央アジア、アフリカに建てたショッピングモールの数は100件に近づいたそうです。
「トルコ・ビジネスマン企業家連合」(TUSKON)のアフメット・ジョシュクン議長の話です。

トルコの企業が海外のモールの建設に投資を拡大したため、トルコ・ブランドのトルコ製品の輸出の道も開けてきていると、経済専門家は言っています。

カザフスタンのアスタナにトルコの建設会社が建てた大きなショッピングモール Hurriyet


トルコの投資家たちは下請け産業から撤退し、かわりに国内国外でトルコ・ブランドの設立に投資していると、ジョシュクン議長。
「ヨーロッパは中国製の10ドルの商品を150ドルで売っています。一方、トルコはトルコ・ブランドで同じ商品を30ドルで売ることができます」

「トルコの会社が建てたショッピングモールは、ヨーロッパの基準を超えてきています」と、ジョシュクン議長は言っています。
実際、Ronesans,Turkmenler, the Ozeygin Group などのトルコの建設会社は、海外に近代的なショッピングモールを建ててきました。
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カダフィーは終わった。トルコ外相、リビヤ反体制派の全面支援を表明

2011年08月25日 | 国際
8月25日 火曜朝、エチオピアからリビヤのベンガジに着いたトルコのダウトオール外相は、トルコはリビヤの反体制派「国民評議会」(NTC)を支持すると明確に発言し、またNATO軍は治安が完全に回復するまでリビヤに留まると語りました。
 ダウトオール外相は、カダフィー敗北後、最初にベンガジを訪れた外国のリーダーということになりました。

ダウトオール外相(左)とリビヤ「国民評議会」のムスタファ・アブドゥル・ジャイル議長。ベンガジで Hurriyet

「国民評議会」のアブドゥル・ジャイル議長と共同記者会見に臨んだダウトオール外相は、「もう一度くり返します。トルコは国民評議会のリビヤの味方です」と語りました。

外相は木曜にはイスタンブールで、「リビヤ関連グループ」の会合に出席します。この会合は来週、パリで行なわれる外相レベルの会合の予備会談になるでしょう。

トルコはこれまで、リビヤ反体制派に3億ドルの支援を約束していました。
今度の外相のリビヤ訪問で、リビヤ反体制派の給料や食糧のために1億ドル、再建プロジェクトのために1億ドル、人道主義的物資寄贈のために1億ドルが現金で渡されました。 


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トルコ軍の空爆でPKKメンバー約100人が死亡

2011年08月24日 | 国内
8月24日 1年余ぶりに再開されたトルコ軍の空爆で、北イラクを基地とするテロリスト集団PKKのメンバー約00人が死亡、80人以上が負傷したと、オゼル参謀長が発表しました。

 Hurriyet

「テロリストの死者数を確認することは不可能だが、90~100人が死亡、80人以上が負傷し、近くの病院や村に運ばれたという情報がある。
テロリストたちは近くの村に逃げ込み、村人を人間の盾に使っている」という参謀長の話です。

「隠れ家とシェルター73、洞窟18、倉庫8、軍事施設14、弾薬庫1、対空基地9、管制ポイント3を空爆によって破壊した」ということです。

トルコ軍は1年以上、北イラクの山中に巣食うPKKを攻撃していませんでしたが、このところ、東南部でトルコ軍兵士に対する待ち伏せ攻撃が頻発しているため、空爆再開となったのです。

PKK(クルド労働者党)はトルコもアメリカもEUもテロリスト集団と認定しています。

 Hurriyet

エルドアン首相は、日曜午後、「空爆再開については、トルコとイラク双方のクルド系政治家たちから批判が出ているが、非合法テロリスト集団PKKに対する軍の作戦をやめることはない」と語りました。
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アンカラのリビヤ大使館にも反体制派の旗が掲げられた

2011年08月22日 | 国際
8月23日 昨夜の日本のTVでも、東京のリビヤ大使館に反体制派の旗が掲げられたと報じていましたが、昨日、アンカラの大使館でも公式なリビヤ国旗が降ろされ、かわりに反体制派のシンボル、赤・黒・緑に三日月と星をあしらった旗が掲げられました。

 Hurriyet

リビヤの反体制派軍は昨日、さしたる抵抗も受けず、予想以上の速さでトリポリを占領しました。人々は街に出て、反体制派軍を歓迎しました。

反体制派はリビヤ大使館の庭に集まり、カダフィー大佐のポスターを焼きました。ジャド・アダム・アル・ムンタサル駐土リビヤ大使は、反体制派によってメディアへの発言を禁じられています。

旗の交換のとき、反体制派と大使館の治安要員の間で小競り合いがありました。

カダフィー大佐は捕虜になるか、亡命先があれば逃亡するかしか道はないようですね。


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エルドアン首相、今度は療養中の人気歌手タトゥルセスのお見舞い

2011年08月22日 | 国内
8月22日 エルドアン首相、ソマリアのキャンプに飛んだと思ったら、今度は大怪我で療養中の超人気歌手イブラヒム・タトゥルセスのお見舞いです。まったく精力的ですね。

タトゥルセスが3月、テレビ局を出たところを銃撃され、頭部に再起不能かと思われる重傷を負ったのはご存じですよね。
一時ドイツで治療を受けていましたが、帰国、月曜、また手術のためドイツに飛ぶそうです。

 Hurriyet

写真で見るタトゥルセス、ずいぶん元気そうですね。首相のサプライズ訪問を喜んでいるように見えます。この分なら、やがて復帰もありかも。

タトゥルセスが入院しているイスタンブール・マルテペ地区のリハビリ・センターを訪れた首相は、45分間、歓談したそうですが、今回はマスコミへのコメントはなし。

6月12日の総選挙前にも首相はタトゥルセスを見舞っています。そのとき、首相が冗談で「彼はわが党から立候補する」と言ったのに尾ひれがついて、いろいろな噂になりましたが、首相は「あれは冗談。彼が議員になることはありません」と言っています。
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トルコで働くドイツ人労働者? えっ、逆さまじゃないの?

2011年08月20日 | 国内
8月21日 トルコ人が仕事を求めドイツへ移住しはじて、もう50年になります。
いまでもドイツで働いている人は多く、ドイツ生まれの2世も増えました。

ところが、なんと12人のドイツ人労働者が、トルコのエーゲ海岸、サリフリで行なわれている鉄道新設プロジェクトで働きはじめたのです。歴史がひっくり返ったような話ですね。

Hurriyet


ドイツのある合弁企業が、イズミルに近いマニサでの60キロの鉄道新設工事を請け負ったのです。

ドイツ人の工事監督マティアス・ホプネルさんは、「作業員たちはこの現場で喜んで働いています。この敷設が終わっても、トルで働きたいと言っていますよ」と話しています。
ホプネルさんはこの仕事で初めてトルコに来ましたが、トルコ人のホスピタリティを絶賛しています。

この会社のプロジェクト・マネジャーでトルコ人のウラシュ・ソンメズさんは、「トルコ人として誇らしいです。わが国がそれだけ力を持ってきたということですから」と言っています。
「このへんのお百姓さんたちは外国人にとても親切なので、ドイツ人たちもこの土地に好感を持ったようです」

作業員たちも「メルハバ(こんにちは)」や「ナスルスン?(元気?)」のようなトルコ語を話しはじめたそうです。

 
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