トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

パンデミック中でも、トルコの茶の消費量は記録を破った

2021年11月30日 | 国内
12月2日 国際茶葉委員会の報告によると、パンデミック中にもかかわらず、トルコの茶の消費量は記録を破り、茶の1人の年間消費量は、3.5キロから4キロに増えました。

 Hurriyet

ロックダウンや夜間外出禁止令のために、カフェやティーハウスの消費量は減りましたが、パンデミックは茶の消費は止めませんでした。昨年トルコで生産された精茶は約27万5000トンでしたが、そのすべてが消費されたと、報告は言っています。

「お茶を飲むことに関しては、わが国は世界のトップです」と、トルコの茶の中心地リゼ県の商品取引所の会頭メフメト・エルドアンさんは、11月29日、デミルオレン・ニュースに語りました。「トルコ人は1日3~5杯はお茶を飲んでいますね」

公式データによると、トルコ人は1年に1300杯のお茶を飲んでいるそうです。茶の生産と消費はパンデミックに負けなかったと、エルドアンさんは誇らしげに言いました。「コロナでも、人々は家でお茶を飲みつづけているんですね」

リゼが「トルコの茶の都」と呼ばれるようになったのは、トルコ共和国が創立された1年後の1924年からです。

オスマン・スルタン・アブデュルハミド2世は大の茶好きだったので、1878年、日本から茶の種を取り寄せ、北西部ブルサ県で栽培しました。しかし、その後、茶の栽培には黒海地方が最適だとわかり、1918年には最初の茶の種が、今日のジョージアのバトゥーミにまかれました。

トルコ共和国設立後、バトゥーミからもたらされた種がリゼにまかれました。結果は精巧で、1947年、リゼにトルコ最初の茶の精製工場ができました。

トルコはまた、茶の輸出国でもあります。パンデミック前の2019年1月~8月、トルコの茶の輸出額は570万ドル以上でした。最大の輸入国はドイツで、次が北キプロスです。


イスタンブルはこの10か月で700万のツーリストを迎えた

今年の1月~10月、約700万人のツーリストがイスタンブルを訪れました。10月、イスタンブルを訪れたツーリストは昨年の116%まで増加しました。

 Hurriyet

10月にイスタンブルを訪れた外国人ツーリストは115万人。10月はツーリストが最も多く訪れた月になりました。イスタンブル文化観光局によると、10月、10万人以上のイラン人がイスタンブルでワクチン接種を受けました。

イラン人は全外国人ツーリストの8.9%を占め、次がロシア人で、10万1000人、ドイツ人の9万8000人です。10月にイスタンブルを訪れたフランス人は約5万人、イギリス人4万6000人、アメリカ人は3万4000人でした。

アラブ諸国からのツーリストは、10月には23万8942人、年間ベースで134%まで増えました。イラク人も3万7000人が訪れました。

1月2月のツーリスト数は、昨年同期の64~67%に減少していましたが、その後、イスタンブルを訪れるツーリストが増え、6月7月には100万人以上の外国人ツーリストがイスタンブルを訪れました。


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トルコのユダヤ人たちが祝日ハヌカを祝った

2021年11月30日 | 国内
12月1日 トルコに住むユダヤ人たちが、11月28日、全国のシナゴーグで、「光の祭り」とも呼ばれる祝日「ハヌカ」を祝いました。

 Hurriyet

「ハヌカが私たちの魂に火を灯し、人々の間に愛と尊敬と兄弟愛の心を呼び起こすことを願います」と、トルコのユダヤ人のチーフ・ラビ、ウサク・ハレヴァ師は語りました。

北西部チャナッカレ県のゲリボル地区では、ユダヤ人たちは20年ぶりに、シナゴーグでキャンドルに火を灯し、ハヌカを祝いました。チャナッカレのユダヤ人社会のリーダー、サミ・クムルさんは、NGOの代表であり、政治的団体の長でもあります。

「去年は20~25のシナゴーグでハヌカのキャンドルが灯されましたが、今年は40以上のシナゴーグで灯火されるでしょう。私たちはゲリボルのシナゴーグでも灯火して欲しかったのです」とクムルさんは、儀式の前のスピーチで言いました。

「奉納する」というヘブライ語ハヌカは、8日間つづくユダヤの祝日で、古代イスラエル人がギリシア人との戦いに勝利したことを祝う祭です。勝利したイスラエル人はBC165年、エルサレムの神殿を奪還し、九枝の燭台を取り戻しました。ハヌカの祭りでは、これを記念して、祭りの前夜から九枝の燭台に、毎夜1本ずつキャンドルを加えます。


新たなウイルスの出現で、専門家たちが警戒を勧告

コロナのリスクの高まる冬に向かって、トルコの 医療専門家たちは人々に、注意を怠らず、新しいコロナ、オミクロン株への脅威に対して警戒をつづけるよう勧告しています。

 Hurriyet

「ワクチン接種をしている人は、オミクロンと接触しても、重症化することはないと、まず最初に言っておきます。しかし、トルコのワクチン接種率は、まだ望ましいレベルに達していません。私たちはまだ、人々にワクチン接種の重要性を説得している状態です」と、メリフ・ウス教授は言いました。

いま、人口の80%が接種するまで接種運動が盛り上がれば、少なくとも2か月で目標を達成できると、教授は言いました。「まもなく冬です。私たちはもう1度、マスクの着用とソシアルディスタンスを推進する必要があります」

ウス教授は、接種を受けていない人は、オフィスに行ったり、レストランで食事することを不許可とするような、ある種の規制を提案しています。「ワクチン接種をしていない人は、ショッピングセンターへ行くべきではない。こうした対策をとれば、ウイルスの感染拡大は50%まで減少できます」

現在までに、5000万人以上の人々、すなわち18歳以上の人口の81%が、2度のワクチン接種をすませています。また、5600万人が少なくとも1回の接種を受け、1200万人が3度目の接種を受けています。

ムスタファ・ネジミ・イルハン教授は、ワクチンは新しい変種にも強力な武器であり、基本的な対ウイルス対策だと言っています。「コロナ感染者の大半は、明らかにウイルス接種を受けていませんでいた。ウイルスの拡大のしかたは変わっていないのですから、拡大を阻止するためには同じルールを適用すべきです。マスクとソシアルディスタンスと消毒です」


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暴風が人命を奪い、ボスフォラスを閉鎖させた

2021年11月30日 | 国内
11月30日 29日、激しい嵐がトルコの数県、とくにエーゲ地方とマルマラ地方を襲い、イスタンブルでは少なくとも4人が死亡、北部ゾングルダク地方では1人が死亡し、日常生活と海上交通が乱れました。

 Hurriyet

時速130キロの突風が吹いたイスタンブルでは、外国籍者を含む4人が死亡、19人が負傷したと、知事室が発表しました。

市内チャタルジャ地区では、突風が時計塔を倒し、イスタンブル空港とサビナ・ギョクチェン空港では、着陸できない飛行機も出ました。ペンディク地区では漁船が沈み、ボスフォラス海峡も悪天候のため、船舶の交通が止められました。

黒海岸のゾングルダク県では、壁が崩壊し、建設作業員1人が死亡しました。エーゲ海岸のイズミル県カルシュカヤ地区では、時速110キロの強風で大波が起こり、海岸沿いの道路と市電の線路を沈め、フェリーも欠航を余儀なくされました。

Hurriyet

強風はその他の県も 襲い、木々を倒し、建物の屋根を吹き飛ばし、物質的ダメージを与えました。バルケシル県アイワルク地区では、4隻の漁船が転覆し、北西部テキルダー県では、高さ4メートルの波が海岸に打ち寄せました。

西部チャナッカレ県でも、嵐のため、フェリーは欠航になりました。気象庁は52県に、悪天候に対する警報を発しました。


ディヤルバクルの歴史的洞窟を観光ポイントに

トルコ南東部ディヤルバクル県リジェの歴史的な「ビルクレイン洞窟」が、観光スポットとして注目されています。

 Hurriyet

地元行政も、8000年の歴史を持つ洞窟に、人々の注目を集めるための具体策に着手しはじめました。ディヤルバクル県のミュニル・カラオール知事は地元職員と洞窟を訪れ、この洞窟は考古学的遺跡であり、世界的に重要な存在だと宣言しました。

洞窟内には鍾乳石と石筍のほか、アッシリア人が残した楔(くさび)型文字も見られます。登山が好きな人にも、洞窟探検に興味がある人にも、洞窟は魅力的でしょう。

「サルマナサルⅢ世はこの地に来て、自身の領地であることを示すために、洞窟に刻印を押しています」と知事は言い、この地の歴史的重要性を力説しました。知事はまた、テロリストや不法発掘者に洞窟を荒らされないよう、皆で力を合わせて洞窟を守ろうと言っています。


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トルコはシリア難民のためにイドリブに新しい都市を建設中

2021年11月29日 | 国際
11月29日 トルコはシリア難民を収容するために、シリア北西部のイドリブに新しい住宅地を建設しています。シリアでは2011年以来,内戦がつづいています。

 Hurriyet

トルコ国境から約5キロのメシェド・ルヒン村に5万戸のレンガの家を建てることが計画され、そのうちの3万戸の建設が終わり、18万人のシリア人がイドリブの「新しい都市」に住みはじめています。

国連UNHCR協会によると、シリア国内には、250万人の子供を含む620万人の国内難民がいます。これは世界で最も多い国内難民数です。かつてイドリブの人口は110万人でしたが、イドリブは国境に近いため、難民の避難場所になり、人口が急激に増えて、最近は500万人が住んでいます。

トルコは、シリア人の新たな流出を阻止するために、昨年来、イドリブの新しい都市づくりに本腰を入れています。トルコはすでに360万人以上のシリア人を受け入れています。

トルコの「災害緊急管理局」(AFAD)と「赤半月社」(イスラム圏の赤十字)の非常な努力によって、3万戸のレンガの家と、学校、病院、子供のための公園、小さなショッピングモール、女性センターなどが、短期間で建てられました。

テントに暮らしていた約18万の人々が、イドリブの新しい都市に住みはじめました。近い将来、さらに2万戸のレンガの家が建設されると当局は言っています。「トルコはシリアで大きな作戦を行ってきたが、世界はそれを見て見ないふりをしている」


「トルコのパンデミック状況は安定して見える」保健相

「トルコのパンデミック状況は大きく変わっていない。コロナを抑制するのは難しくないように見える」と保健相は言いました。1日のコロナ感染者数は、4月には増加していましたが、10月中旬から3万以下にとどまっています。

 Hurriyet

「ウイルス対策を厳しく守れば、感染者数にももっとよい結果が出るでしょう。ワクチン接種がいちばん大切です。期限内に接種を受けてください」と、ファフレッティン・コジャ保健相は11月28日、ツイートしました。

世界で新種のコロナウイルス「オミクロン」の懸念が高まってきた中で、コジャ保健相はこのコメントをツイートしました。週末、コジャ保健相は「オミクロンの感染はトルコでは見つかっていません。トルコではデルタ変異種が主流です」と言いました。

しかし、トルコも用心のため、すぐに11月26日、ボツワナ、南アフリカ、モザンビーク、ナムビア、ジムバブエのアフリカ5か国への旅行を禁じました。専門家たちは、今夏頃から遅延気味になっているワクチン接種のスピードアップを強く呼びかけています。

[6か月前にワクチン接種した人は効力が落ちてきています。ワクチン接種はまだ望ましいレベルに達していません」と、カラデニス工科大学医学部のファルク・アイドゥン教授は言っています。


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イラン人がブラック・フライデイの買物にヴァンへ押し寄せている

2021年11月28日 | 国際
大勢のイラン人が、11月26日に始まったブラックフライデイに、おトクな買物をしようと、国境を接するトルコのヴァン県に押し寄せました。

 Hurriyet

ヴァン県サライ地区のカプキョイ税関ゲートは、ブラック・フライデイのために大混雑、多くのイラン人たちがヴァン市のショッピングセンターや商店に溢れました。

市当局によると、11月25日だけで、3500人のイラン人が車で国境を越えたそうです。通常の1日の出入国は800人くらいです。

あるイラン人ツーリストはトルコのメディアに「ヴァンに来ると、わくわくする」と語りました。「私はヴァンに2日います。ディスカウントで、よい買物をしています」

地元当局によると、ヴァン県のホテルはイラン人で満杯だそうです。「ホテルの使用率はほとんど100%です」という当局の話です。ヴァンの商店主たちはイラン人ツーリストの大波に大喜びです。「イラン人がホテルが見つからなかったら、ウチに泊めてもいいですよ」と笑う人も。

2016年、ヴァンを訪れたイラン人は22万人でした。2017年には44万人と倍増しましたが、2018年には23万人に減少しました。2020年3月24日には、コロナウイルスのため、カプキョイ税関ゲートが閉鎖されたため、2020年にヴァンに来たイラン人は73000人のみでした。

トルコは2021年5月に税関ゲートをオープンしましたが、イランのコロナ感染増加のため、カプキョイ・ゲートは閉鎖されていました。10月9日にカプキョイ・ゲートがオープンされ、イラン人ツーリストの来訪が始まりました。

「ゲートが開いたとたんに、16000人のイラン人がヴァンにやってきた」と当局は言っています。現在、国境ではブラック・フライデイ・ラッシュが起こっています。

「ヴァンにとって、イラン人ツーリストは非常に大切です」と、ヴァン・ホテル業者協会のユヌス・ユクセル会長は言いました。「イラン人を呼び込みましょう。私たちは彼らを待っています」

公式データによると、イラン人の98%は、最低1晩は市内に泊まるそうです。日帰りのイラン人は2%に過ぎません。2018年、イラン人がヴァンで消費した金額は、約2億3100万リラ(1900万ドル)で、1人が消費した額は1200リラ(99ドル)でした。

全国で少なくとも34人の不法移民が捕まった

トルコ諸県で行っている治安チェック作戦で、少なくとも34人の不法移民が逮捕されたと、治安ソースが発表しました。

 Hurriyet

北西部コジャエリ県ゲブセ地区の警察チームは、外国籍者の集団がミニバスで、トルコ西部の諸県へ向かっているという内報を得ました。移民を乗せたミニバスは、E-5ハイウエイで止められました。ドライバーは拘束され、その後、地元警察に逮捕され、ミニバスに乗っていた18人の不法移民は県の移民部へ送られました。

また、中央アナトリア・コンヤ県カラプナル地区の憲兵隊は、アダナからコンヤに向かっていたミニバスを止めました。シリア国籍のミニバスの運転手アフマド・アルマンスール(35)と、イラク国籍のハディ・ナジミ・サイド・イエティム(25)が逮捕されました。窓を蔽った、シートのない車の中には、シリア人とイラク人の不法移民12人がいました。

東部ヴァン県のムラディエ地区では、4人の不法移民と、移民密送者と思われる容疑者4人が逮捕されました。4人の移民密送者には法的手続きが取られ、不法移民たちは県の移民部に送られました。


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エルドアン大統領がECOサミット出席のためトルクメニスタンへ

2021年11月27日 | 国際
11月27日 エルドアン大統領は11月27日、トルクメニスタンのグルバングリ・ベルディムハメドフ大統領の招待で、「経済協力機構」(ECO)加盟国の第15回サミットのに出席するため、アシカバートを公式訪問しました。

  Hurriyet

「会談では、トルコ=トルクメニスタン関係の全局面と、多くの分野で両国の協力を強化するための対策が話し合われ、地域問題に関して意見が交換されるだろう」と、大統領府は声明で言っています。

エルドアン大統領は公式訪問後、ベルディムハメドフ大統領が主催する第15回ECOサミットに出席するでしょう。エルドアン大統領はまた、2日間の訪問中、サミットに参加する加盟国の首脳の何人かと会談することになるでしょう。

エルドアン大統領はECOの期間会長をベルディムハメドフ大統領に引き渡すでしょう。

・・・経済協力機構(ECO)は中東と中央アジア10か国からなる国際機構。ヨーロッパにおけるEECに相当する。


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パンデミックでキャラヴァン(トレーラーハウス)が大流行

2021年11月26日 | 国内
旅行ライターのメリフ・ウスルさんによると、コロナ・パンデミックの影響で、トルコではキャラヴァンと呼ばれるトレーラーハウスが30%も売り上げを伸ばし、現在、全国の道路を5000台のキャラヴァンが走っているそうです。キャラヴァンは自動車が引く小型移動住宅です。

 Hurriyet

「パンデミックはなんでも変えましたが、人々の旅行や休暇の考え方も変えました」と、「車で行くアナトリア」という本の著者ウスルさんはミリエット紙に語りました。ウスルさんによると、人々は自然に返り、トレーラーや車で静かな休暇を楽しむようになったのです。

最近、トレーラーの賃貸や購入の需要が高まっていますが、「トルコには1966年から、キャンピング&キャラヴァン協会があったと、ウスルさんは言っています。

ひと昔前は、キャラヴァンを買うことは年金生活者の夢でしたが、いま、キャラヴァンを買う層は25歳から40歳のホワイトカラー労働者に変わりました。

いま、5000台のキャラヴァンが全国を走ったり,駐車したりしています。やがてトルコはヨーロッパのキャラヴァンの中心地になるかもしれません。


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エルドアン大統領とアラブ首長国連邦皇太子が話し合った

2021年11月25日 | 国際
11月25日 エルドアン大統領は11月24日、アンカラで、アラブ首長国連邦のシェイク・モハムメド・ビン・ザイエド・アルナフヤン皇太子と会い、両国の関係について話し合いました。

 Hurriyet

「私たちは両国の関係を強化する方法を中心に、実りある話し合いをした」と、アルナフヤン皇太子はツイッターで言いました。「私は両国を利する新たな協力の機会を探り、両国の発展の目標が前進することを楽しみにしている」

1対Ⅰの対談と両国代表の会談の後、エルドアン大統領はアルナフヤン皇子を大統領官邸のディナーに招待しました。皇太子はアンカラのエセンボーア空港で、トルコのメフメト・ムシュ貿易相ほか要人らの出迎えを受け、エルドアン大統領は皇太子のために大統領官邸で歓迎式を催しました。

今回の皇太子の訪土は、2021年以来の公式訪問であり、アラブ首長国連邦とトルコの久々のトップレベルの会談となりました。アルナフヤン皇太子はアンカラ訪問後、エルドアン大統領にテレグラムを送り、温かい歓迎ともてなしに謝意を述べました。

メッセージの中で、皇太子は、今回の訪問は共通の利益のために努め、両国の関係を強化する方法を話し合うチャンスになったと言いました。8月31日にも、エルドアン大統領はアルナフヤン皇太子と電話で、両国の問題と地域の問題を話し合っていました。


国産コロナ・ワクチン「テュルコヴァク」の認可申請中

国内で開発されたコロナ・ワクチン「テュルコヴァク」の緊急認可申請が、「トルコ医療・医療機器局」に提出されたと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「市民のために良いニュースが得られるよう願っています。国産コロナ・ワクチン“テュルコヴァク”は、今日、緊急認可が申請されます」と、コジャ保健相は国会での会合で言いました。

保健相はまた、テュルコヴァクは細胞からワクチンまで、トルコで、トルコ人科学者によって開発されたと言い、今年末までに接種できるようになるよう望んでいると付言しました。

テュルコヴァクは科学者チームが、大統領府トルコ保健研究所とカイセリ・エルジエス大学の協力を得て開発し、6月には人体実験の第3段階が始まりました。

また、世界保健機構(WHO)のヨーロッパ地域部長ハンス・アンリ・P.クルーゲ博士は、ツイッターで、トルコはヨーロッパ諸国を支援するために、強力な保健制度と集中治療室によって、コロナ患者を引き取ると申し出ていると言い、クルーゲ博士はトルコの貢献に感謝しました。

コジャ保健相はクルーゲ博士のツイートに応えて、トルコはコロナ・ワクチン1000万回分をCOVAXを通じて寄贈すると言いました。

・・・COVAXは、低~中所得諸国に、ワクチンを公平に配布することを目的とした運動です。


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「ロックダウンは考えていない」保健相

2021年11月24日 | 国内
11月24日 トルコの1日のコロナ感染者数は25000人くらいで低迷し、この2,3週間の増加傾向は懸念されるが、当局は今後のロックダウンは計画していないと、コジャ保健相は言いました。

  Hurriyet

「保健省はロックダウンによってパンデミックを抑制することは考えていません」とファフレッティン・コジャ保健相は言い、一人一人の注意とワクチン接種がより重要だという持論をくり返しました。

大統領官邸の閣僚会議で、保健相はコロナに関する記者の質問に答え、政府は一人一人の対策、とくにワクチン接種に重要性を置いていると言いました。

ウイルスを防ぐのに、なぜ2回のワクチン接種では足りないのかと疑問に思う人もいると、コジャ保健相は言い、「ジフテリアや、百日咳や、破傷風のワクチンも、5回接種される。1回ではない」と説明しました。

コロナの治療薬について、コジャ保健相は、当局はいま、2つの薬「モルヌピラヴィル」とファイザーの薬に注目していると言いました。「モルヌピラヴィルは承認されました。オーダーした国もあります。トルコとしては、早い時期に、これらの薬をトルコ市民のために導入することを決めました」


「黒海の魚が減っている」専門家

2021年、漁獲量が全国的に減っています。専門家によると、海水の汚染と乱獲が黒海の魚の量を減らしているようです。

 Hurriyet

カラデニス工科大学のスルメネ海洋科学部のアフメト・シャヒン氏は、とくに乱獲を指摘し警告しています。「黒海の漁獲量は明らかに減少しています」

公式データによると、2021年、全国の漁獲量は昨年に比して23%減っています。シャヒン氏は漁獲量の減少はトルコだけの問題ではないと言っています。漁業を生業としている人は世界中に5億5000万人います。

「いま、世界の魚の80%が乱獲の脅威に曝されています」とシャヒン氏は言いました。彼は黒海を昔の状態に戻すために、汚染と乱獲に対して行動を起こすよう、当局に要請したそうです。

2020年に出された2年間の報告書によると、トルコは、「地中海総漁業委員会」(GFCM)加盟24か国中で、黒海と地中海の漁業をリードしている6か国のひとつです。「地中海と国会の漁業の現状」と題された報告書によると、トルコは、チュニジア、イタリア、ギリシア、エジプト、アルジェリアとともに、地中海と黒海の漁業を支配しています。

黒海と地中海には87,600隻の漁船が操業していますが、そのうちの15,352隻がトルコの漁船です。また、GFCM地域で操業する漁師の17.5%がトルコの漁師です。


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ブルガリアとギリシアから買物客がエディルネにやってくる

2021年11月22日 | 国際
11月23日 ブルガリアとギリシアから大勢の人々が、トルコ北西部のエディルネにショッピングに押し寄せてきます。

 Hurriyet

「週末になると、ブルガリアとギリシアから約12,000人の人々がエディルネに来ます。週日でも6000人から7000人は来ますね」と、エディルネ商工会議所の会頭レジェプ・ズプクンクルトさんは言いました。

ブルガリアとギリシアからの買物客は平均500ユーロ消費します。「これは地元経済にも、トルコの経済にも、大きなメリットです」と彼は言いました。ブルガリアとギリシアの買物客のために、特別のバス・ツアーもできています。彼らの目的は交換レートによるおトクな買物です。

「彼らは必要な物はなんでも買います。建築資材まで買っていきますよ。ブルガリア人は、チーズや肉類のような食料品を買い、ギリシア人は主として衣料品などを買いますね」とズプクンクルトさんは言いました。

「地元の商人たちはこの状況を不当に利用してはいけません。トルコ人客にも、外国人客にも、同じ商品は同じ値段で売ってください。でなかったら、外国人客は他の県へ行ってしまいます」と彼は警告しました。

ズプクンクルトさんによると、エディルネに泊りがけで来る買物客もいるそうです。「週末にはホテルの空き室を見つけるのが難しいほどです。宿泊と買物で、ブルガリア人とギリシア人は平均500ユーロを使います」と彼は言いました。

ブルガリアから来たエルヴァン・アティラさんは、「エディルネでは、商品はブルガリアより安く、品質は上等です」と言いました。


東リビヤに拘束されていた7人のトルコ市民が帰国した

トルコ政府は、カタール情報局(QSS)とトルコの国家情報機構(MIT)の共同作業が原因で、東リビヤに約2年間、根拠もなく拘束されていた7人のトルコ市民を帰国させることができました。

 Hurriyet

外務省とMITはトルコ市民の解放のために、この2年間努力してきました。彼らの大半はリビヤのレストランやパン屋で働いていた人たちです。救出されたのはイルケル・サーフクさん、ドーアン・クッサさん、ヌレッティン・チャルクさん、ハリル・ギョゼルさん、アフメト・セルヴィさん、ヒダイエト・ヤプラクさん、アブデュル・シャメト・アクチャイさんと認定されました。

エルドアン大統領は救出された市民と電話で話し、ねぎらいの言葉をかけ、彼らは政府に謝意を述べました。大統領はまた、彼らの救出のために骨を折った人々に祝辞を贈りました。

2011年、大衆革命がムアンマル・アルカザフィーの体制を倒して以来、リビヤでは長い内戦が続き、
派閥と過激集団や外国勢力との争いが流血沙汰を起こしていましたが、ようやく最近、安定への推移の兆しが見えてきました。


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