トルコのトピックス

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「NATOはトルコの主導力を必要としている」オランダ首相

2024年04月28日 | 国際
4月27日 26日、オランダのマルク・ルッテ首相は、イスタンブルのヴァフデッティン館でのエルドアン大統領との会談で、NATO南翼におけるトルコと、トルコのリーダーシップの重要性を強調しました。

 Hurriyet
イスタンブルで会談したオランダのルッテ首相(左)とエルドアン大統領


「NATO南翼にはトルコが必要であり、トルコのリーダーシップを必要としている」とルッテ首相は、エルドアン大統領との共同記者会見で語り、トルコはNATOに必要な加盟国であると力説しました。

ルッテ首相はまた、この地域におけるトルコの立場の重要性を強調し、トルコは実質的な影響力と地政学的役割を果たしていると言いました。「トルコは紛争の解決に関して、中枢的役割を演じている。トルコはウクライナの戦争を終わらせ、ガザの人道的危機を緩和するために多大な努力をしている」

エルドアン大統領は、「NATOの新しい事務総長の選出は、戦略的見識と公正性の枠内で行われるだろう。戦略的見識と公正性の枠内で決定が下されることを疑うべきではない」と言いました。ルッテ首相は最近、次の選挙で、NATO事務総長に立候補すると発表しています。

エルドアン大統領とルッテ首相は、両国の共通の安全保障に関して、また、ガザとウクライナの現状について話し合い、ガザの恒久的休戦を確保し、ガザへの人道支援物資の配布をつづけるために、イスラエル政府にさらなる圧力をかけるべきだと語りました。


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エルドアン大統領がハマスの指導者とイスタンブルで会談

2024年04月21日 | 国際
4月 22日 エルドアン大統領は、土曜、中東の緊張が高まる中で、ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏をイスタンブルに迎えました。

 Hurriyet
ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏(左)とエルドアン大統領


ボスフォラス海峡沿いのドルマバフチェ宮殿での会談は、午後2時半に始まり、約2時間半つづきました。ハカン・フィダン外相、イブラヒム・カルン国家情報局長官、ファフレッティン・アルトゥン広報総局長、エルドアン大統領の首席外交政策顧問アキフ・チャーアタイ・クルチ氏も会議に出席しました。

会談では、休戦の設立と、ガザへの緊急人道支援物資の提供が話し合われました。「われわれは、われわれとハニーヤ氏の間の問題を話し合うだろう」と、エルドアン大統領は、金曜、記者団の質問に答えて言いました。

ハニーヤ氏はイスタンブル訪問前、トルコのハカン・フィダン外相とカタールで話し合っています。フィダン外相は、パレスチナ国家の設立後は、ハマスが政治体制として活動することを認めたと明かしました。


エルドアン大統領、13年ぶりにバグダードへ

エルドアン大統領が月曜、バグダードの国際空港に着いたと、国内メディアが報じました。エルドアン大統領のバグダード訪問は13年ぶりです。

 Hurriyet

ハカン・フィダン外相、アリ・イエルリカヤ内相、ヤシャル・ギュレル国防相、ファフレッティン・アルトゥン広報局長官、大統領の首席顧問アキフ・ジャーアタイ・クルチ氏も、大統領に同行しました。

この訪問は、テロとの戦いでの協力を強化し、両国の多面的な関係を増進する、きわめて重要なチャンスと言えます。大統領の旅程には、首都バグダードとエルビルでの重要な会議が予定されています。会談で最も重要な問題はPKKの脅威です。両国が協力してPKKに対処することは絶対に必要です。

今回のハイレベル会談では、エルドアン大統領と、イラクのアブドゥル・ラティフ・ラシド大統領、ムハムマド・シヤ・アルスダニ首相との対話が予定されています。国内メディアによると、安全保障、エネルギー、貿易、水管理、運輸、保健などに関して、戦略的枠内で合意がなされ、調印されると思われます。

ほぼ20件の問題が、両国閣僚によって合意署名されると思われ、今後の協力の基礎が固まるでしょう。これら合意事項を有効に実施するために、省庁間に執行委員会が設立されるでしょう。


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「ギリシア首相の訪土は両国の結束強化のため」エルドアン大統領

2024年04月20日 | 国際
4月20日 ギリシアのキリアコス・ミツォタキス首相の訪土は、トルコとギリシアの結束を強化するチャンスだと、エルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

「この訪問はトルコ=ギリシア関係の重要なステージになる」と、エルドアン大統領は、19日、イスタンブルで記者団に語りました。ギリシアのカティメリニ紙によれば、5月13日に予定されている会談は、両国関係を大きく改善するための戦略が中心に話し合われるだろうと、エルドアン大統領は言っています。

ギリシア首相のトルコ訪問は、昨12月のエルドアン大統領とギリシア首相の会談につづくものになります。昨年の会談で、両首脳は外交関係に「新しい頁」を開くことで合意しました。「高等協力会議」の際に行われた昨年の7年ぶりの会談は5時間に及びましたが、今回の会談は、両国の歴史的な緊張関係のターニングポイントになるかもしれません。

この会談で、エルドアン大統領とミツォタキス首相は、友好と良き隣国関係のための無拘束宣言に署名しました。この合意は「連帯の精神」を育もうという両国の意向の現われです。また、相互の法的立場への敬意を再確認し、平和を維持し、友好的協力を促進するための礎石として、国連憲章にも沿ったものとなりました。

エルドアン大統領はまた、記者団に、4月22日、ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領がトルコを訪れるが、これは彼の大統領としての初のトルコ訪問になると語りました。この訪問は両国の外交100年記念と一致しました。


イラン=イスラエルの緊張の高まる中、トルコは紛争の拡大を警告
Hurriyet

トルコ当局は、イラン=イスラエル間の緊張が、恒久的な紛争に拡大するかもしれないという懸念をくり返し語り、全関係国に紛争の激化を抑制するよう要請してきました。


「最初にイスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃したことから両国間の緊張が高まり、恒久的な紛争に転じる危険が見られる」と、トルコ外務省は4月19日の声明で言いました。イスラエルがイランをターゲットに攻撃をかけ、イランがその報復として、4月13日、ドローンとミサイルでイスラエルを攻撃しました。

敵対する両国間の緊張は、4月1日、イスラエルがダマスカスのイラン大使館を攻撃し、イラン軍の将校を殺害したことから始まりました。「われわれはこの事件を綿密にフォローしている。われわれはすべての関係国に、紛争の拡大につながる行動を抑制するよう要請する」とトルコ外務省は言っています。

トルコは2023年10月の中東危機の勃発以来、関係諸国、とくにイスラエルと、これを支援する欧州諸国に勧告してきました。早急に休戦にならなかったら、イスラエルとハマス間の紛争は、中東の他国に拡大するかもしれません。

トルコ外務省の声明はまた、すでに34000人のパレスチナ人が死亡しているイスラエル=ハマス間の騒動を解決することを最優先すべきだと言っています。


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起訴状がイスタンブルのISIL-Kのネットワークを明らかにした

2024年04月17日 | 国際
4月17日 最近、受領された起訴状が、イスタンブルのISIL-ホラサンによる一連のテロ活動を明らかにしました。彼らの活動計画には、国会議事堂や、市内の軍の宿舎の攻撃から、メンバーを募集するネットワークまで含まれていました。

 Hurriyet

イスタンブル検察は、バシャクシェヒルのテロリスト組織「ISIL-ホラサン(ISIL-K)」のメンバー訓練センターを運営していたとして、12人の容疑者(うち6人は逮捕された)の取り調べを始めました。

イラン、テュルクメニスタン、アフガニスタンの一部を含む地方の昔の呼称から名づけられたISIL-Kは、2014年後期にアフガニスタンに出現し、極端な残虐性でたちまち評判になりました。

ウズベク、キルギス、コーカサス出身の者たちが、バシャクシェヒルに不法の宗教センターを設立し、シリアとアフガニスタンのテロリスト組織と緊密な連絡を取っていたことを、起訴状が明らかにしました。

起訴状によると、訓練センターの教師の多くはアラブ国籍で、宗教教育を装って、学生たちにISILのプロパガンダを教え込んでいました。組織のリーダーたちは、洗脳された者たちをISIL-Kに参加させるために、トルコ経由でアフガニスタンに送る計画でした。

起訴状によると、センターの寄宿舎にはウズベキスタン、タジキスタン、コーカサス、イラク、エジプト出身のメンバーが住み、16~17歳の約70人の子供たちが寄宿教育を与えられていました。子供たちの何人かは、シリアでテロリスト組織のメンバーとして活動中に殺害されています。

ISILのテロリスト・メンバー9人は、2023年6月下旬、イスタンブルで会合を開き、国会や、軍の宿舎、イスタンブルの警察署などの攻撃について話し合っていました。

検察はテロリスト組織のメンバーであったことに7年半から15年、武器の無免許所有に対して半年から4年半を求刑しました。容疑者らは5月に、2回目の審問のため出廷します。


トルコ当局は気温の上昇に備えて対策をとっている

全国的に気温が例年を上まわり、30度を超える地方も出るだろうと予想されるため、当局は暑い季節に備えて対策をとっていると、メフメト・オズハセキ環境・都市化・気象変動相が発表しました。

 Hurriyet

オズハセキ環境相は、高齢者や持病のある人々はとくに注意するよう市民を促し、まもなくやってくる今夏の熱波を考慮して、トルコ国立気象庁のガイダンスに留意するよう勧告しました。

「気象庁の天気予報によれば、気温の上昇は全国的と予想されます。気温は例年より4度から10度高くなると予想され、地方によって30度を超えると思われます」と環境相はソシアルメディアで発表しました。

4月の気温は、南部アダナ県では記録的に上がり、39度に達しました。オズハセキ環境相は、健康を脅かす、焼けつくような暑さのほか、暑さによる森林火災を防ぐために、全市民が注意深く行動するよう警告しました。

トルコは毎年の夏の森林火災に備えて包括的な対策をとっています。EUの「コペルニクス地球観察計画」が昨年発表した地図によると、トルコの地中海地方と南エーゲ海地方は「きわめてリスクの高い地方」と認定されました。これら危険な地方では、消防隊が常に油断なく備え、出火に迅速に対応しています。

気温の上昇は水位の低下のサインでもあります。トルコの穀倉地帯として知られるトラキア地方では、地下水の水位が85%まで下がりました。イスタンブルでは、昨年、例年を超える気温がダムの水位を下げる原因になりました。


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トルコはイスラエル=イランの緊張とガザ危機の解決を模索

2024年04月16日 | 国際
4月16日 トルコは、アメリカの外相や情報機関とハイレベルの会議を行い、イスラエル=イランのエスカレートする緊張の解決の道を見出し、ガザ危機に対処する外交活動に努めています。

 Hurriyet

国家情報局(MIT)のイブラヒム・カルン局長は、CIAのウイリアム・バーンズ長官と、ガザの休戦交渉を中心に話し合いました。この会談は、イード・アルフィトル中の4月13日、イランのイスラエルへの攻撃の前に行われました。イランの報復によって、中東の緊張はさらにエスカレートする懸念が増しています。

アメリカのCIA長官との会談後、カルン局長は4月14日、ハマスの指導者イスマイル・ハニーヤ氏と話し合い、対話と緊張緩和の必要を力説しました。会談は、ガザの休戦交渉、人道支援物資の配布、人質交換の可能性が中心になったと、治安ソースは言っています。

また、トルコのハカン・フィダン外相は、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官にトルコの懸念を伝え、イスラエル=イランの緊張解決において、休戦が極めて重要であることを強調しました。フィダン外相はまた、危機のエスカレートに関するトルコの懸念を強調し、さらなる緊張状態になるのを阻止するために、明瞭なメッセージを送ることの重要性を力説しました。

フィダン外相は4月15日、国連のアントニオ・グテーレス事務局長とも電話で話し合いました。2人は中東の現状について討議し、ガザの現状の他、キプロス問題や、黒海の海上治安についても意見を交換したと、治安ソースは言っています。


「イスラム世界はイスラエルの残虐性に対して行動すべきだ」エルドアン大統領

トルコはイスラエルとハマスを休戦させるために、外交的圧力を強めているが、イスラム世界は、ガザのパレスチナ市民に対するイスラエルの残虐行為を止めさせるために努力すべきだと、エルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は4月15日、カタールの首長シェイク・タミム・ビンハマド・アルタニ氏と、電話で、中東の現状とガザの人道的悲劇について話し合いました。

広報局の声明によると、エルドアン大統領は、イスラム世界はイスラエルの残虐な攻撃を止めさせ、イスラエルに人道に対する犯罪の責任を取らせるために、力を合わせて努力するべきだと、力説しました。

大統領はまた、中東にひろがる緊張を阻止し、イスラエルを抑制し、常識を持って行動することが極めて重要だと語りました。この会談は、イスラエルに対しイランが報復攻撃をした後に行われました。イランの報復は、イスラエル=イラン間に戦争が起こるかもしれないとい恐怖をもたらしました。

トルコのハカン・フィダン外相は4月17日、日帰りでドーハを訪れるだろうと、4月16日、外務相が声明文で発表しました。
フィダン外相はカタールのシェイク・モハムメド・ビンアブドゥルラフマン・アルタニ首相兼外相と、ドーハで会うでしょう。会談では、両国の関係と、パレスチナと中東の状況について話し合うでしょう」と、声明文は言っています。

フィダン外相はドーハで、ハマスの高級官僚らとも会い、イスラエルとの交渉について話し合うでしょう。トルコは、ガザでこれ以上の死傷者を出し、中東に紛争がひろがるのを回避するために、全関係国が休戦へ向かって努力するよう勧告してきました。


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エルドアン大統領がイスラエルの戦争に反対する行動を国際社会に促した。

2024年04月15日 | 国際
4月15日 エルドアン大統領が、包囲されているガザの病院、学校、モスク、教会へのイスラエルの爆撃を非難し、国際社会に呼びかけました。

 Hurriyet

「人道によって、ガザのこれ以上の国際法違反を止めなければなりません」と、エルドアン大統領は、4月13日、フランシス・ローマ教皇への手紙で言い、市民は戦争のターゲットにされてはならない」と主張しました。

大統領の手紙は、13日、イランがイスラエルへの一連の報復を始める前に送られ、中東でエスカレートする緊張を訴えました。アブラハムを祖とするすべての宗教は、殺人を罪としていると、エルドアン大統領は力説し、「病院、学校、モスク、教会への意図的な爆撃に対して声を挙げなければならない」と、国際社会に勧告しました。

聖なる月ラマザン中も、ガザの市民たちは人道支援を妨害され、飢餓の恐怖に耐えてきたと、エルドアン大統領はガザの悲惨な状況を非難しました。「ガザでのイスラエルの無差別攻撃や、ウクライナ戦争の世界的影響など、われわれが直面している問題の解決には、国際社会の結束と協力が必要です」

中東の永続的な平和と安定の達成は、パレスチナとイスラエルの紛争の解決にかかっていると、エルドアン大統領はくりかえし言いました。


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エルドアン大統領とアッバス大統領がガザの現状を話し合った

2024年04月13日 | 国際
4月13日 エルドアン大統領がパレスチナのマフムード・アッバス大統領と、電話で、イスラエル軍による攻撃が続いているガザの状況について話し合い、ガザの即時休戦の必要をくり返し語りました。

 Hurriyet

広報局のファフレッティン・アルトゥン局長の声明によると、両大統領はガザの総合的な状況について話し合いました。ガザでは、10月以来、イスラエルによって34,000人のパレスチナ人が殺されています。

エルドアン大統領はアッバス大統領に、イスラエルは必ずこの残虐行為の代償を払うことになるだろうと言い、ガザ休戦のために、国連安保理の決議を含め、あらゆる対策を講じるべきだと述べました。エルドアン大統領はまた、トルコはイスラエルの残虐性に反対しつづけると強調しました。

トルコがパレスチナ人への人道支援として行っている物資の空中投下を、イスラエルは妨害し、これに対してトルコは、イスラエルへの54品目の輸出を禁じると発表しましたが、この一件後に、両大統領の電話会談は行われました。

報道によると、イスラエル軍はガザで難民キャンプを取材していたジャーナリスト・グループを攻撃目標にしました。TRTのアラブ人記者サミ・シャハダア氏はこの攻撃で重傷を負いました。


休暇が終わって、イスタンブルはUターン・ラッシュ対策

1600万都市イスタンブルは、9日間の休暇を終えて帰ってくる市民の交通事故を防ぐ対策に追われています。

 Hurriyet

イスタンブル警察本部は、4月5日から15日まで施行される一連の交通対策を発表しました。

交通渋滞を減らし、道路上の事故のリスクを緩和するために、トラックとコンクリート・ミキサーなど重量級の車両は、D-100、北マルマラ0-7,TEM高速道路など混雑する高速道路に入ることを禁じられます。

さらに、これら車両は4月14日の午前5時から4月15日の午前5時まで、イスタンブルに入ることを禁じられます。

エディルネのユヌス・セゼル知事は、連休中は国境検問所を通過する人が著しく増加し、その数は3倍になったと報告しています。セゼル知事はまた、連休中、治安と人々の健康を維持するための市の対策について語り、治安と保険のための要員を増加配備したと強調しました。

治安と交通対策を強化するために、1780人の要員と240台の車両チームが県内に配備されたと、知事は言い、交通事故は昨年より50%も減ったと胸を張りました。


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、エルトゥールル号を記念して、トルコのコルヴェット艦が日本へ

2024年04月08日 | 国際
4月9日 トルコのコルヴェット艦「TCGクナルアダ号」が、4月8日、極東への長旅に出発しました。同艦は、1890年、日本からの帰途に沈没した不運なフリゲート艦エルトゥールル号のルートをたどります。

 Hurriyet

この航海はトルコと日本の100年に及ぶ外交的結束の里標を示すものでもあります。TCGクナルアダ号は、4か月半の航海中、20か国、24都市に寄稿します。

4月8日、船はイズミルのフォチャを出発し、8月19日、航海を終えます。この旅は、134年昔、日本訪問後、嵐に会って沈没したエルトゥールル号に敬意を表するものになります。

TCGクナルアダ号は、日本に到着する前に、ジブチ、ソマリア、モルジブ、バングラデシュ、マレーシア、インドネシア、タイランド、中国、韓国を訪れ、また、フィリッピン、シンガポール、スリランカ、インド、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦、パキスタン、ヨルダンに寄港します。

TCGクナルアダ号はトルコ海軍の存在を知らしめ、訪問国との相互関係の育成を目標にしています。途上、寄港国の海軍と共同訓練も行うでしょう。アデン湾やソマリヤ東海岸沖での海賊の攻撃に対応して、2009年、連合軍が設立されました。

連合軍はEUのアタランタ作戦とNATOのオーシャン・シールド作戦と連帯して活動しています。TCGクナルアダ号の船長99メートル、幅14.4メートルで、20トンの武器を積むことができ、最高速度は29ノット出せます。

エルトゥールル号の航海は悲劇に終わり、69人の生存者を残して、540人の乗組員が命を落としました。この悲劇を目撃した日本の串本町は、亡くなった人々を記念して記念碑を建てました。串本では現在も追悼式が行われています。


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トルコはNATO全加盟国がテロとの戦いに協力することを期待

2024年04月06日 | 国際
4月6日 トルコのハカン・フィダン外相は、ブリュッセルで行われたNATOの2日間のサミットで、対テロ作戦において、NATOからの全面協力を期待すると、くり返し発言しました。

 Hurriyet

「われわれは、NATOの全加盟国が、テロとの戦いで、トルコを全面的に無条件で支持することを期待していると言った」と、フィダン外相は4月4日、記者団に語りました。

「われわれは、NATO諸国が、シリアで行われているように、一時的とは言え、テロ組織と協力すべきではないと主張しました」と、フィダン外相は言い、YPGと組んでいるアメリカに言及しました。「これはNATOの精神に反すると、われわれは主張しました」とフィダン外相は付言しました。

フィダン外相はまた、「ヨーロッパ諸国は自国にいるPKKの活動に対して敏感になってきました。これには満足しています。PKKに対する寛容さが失われてきていると思います。これは重要なことです」と言いました。

フィダン外相は、4月4日、NATOの会議と、NATOの75周年を記念する「NATO=ウクライナ委員会」に出席し、アメリカ、英国、ドイツ、オランダ、フィンランドの外相らと2者会談を行いました。

フィダン外相はまた、NATO会議で、武器販売の全規制を解除したいというトルコの期待を表明しました。「これらの規制はNATOの精神に合致しないと、われわれは明言しました」と、外相は強調しました。

ロシアのウクライナ占領について、フィダン外相は、戦争を終わらせ、両サイドの平和プロセスを開始する代替の方法を探す必要があると主張しました。


ローマ時代の石棺がディヤルバクルで発見された

古代の市壁でで知られるトルコ南東部の都市ディヤルバクルで、発掘作業中に、史上初、12,000年昔のローマ時代の石棺が出土しました。

 Hurriyet

石棺は市壁の第4セクションの75番の塔と聖ジョージ教会の間で発見されました。長さ2メートル、高さ82センチの石棺は、ひとつの石灰石でつくられ、2枚の蓋で蔽われているのが特徴的です。石棺にはマルタ十字(聖ヨハネ騎士団を象徴する十字)が記され、この棺が歴史的宗教的に重要な意味を持つことを示唆しています。

石棺は慎重に掘り出された後、博物館の庭に展示され、「ディヤルバクル修復保存地域研究所」の専門家らが詳細な調査を始めました。石棺があった遺構についてさらに知るために、現在、石棺を分析中です。骨の起源と遺体の性別に関する調査の結果が期待されます。


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ガザの戦争で、イスラエルとの貿易量減少

2024年03月30日 | 国際
3月30日 トルコ=イスラエル間の貿易量は、10月7日から3月30日までで33%減少したと、オメル・ボラト貿易相が言いました。

 Hurriyet
「トルコがイスラエルに武器を輸出するなどありえない」ボラト貿易相


「公的機関も、国有企業も、イスラエルと商取引はしていません」とボラト貿易相は民放24TYのインタビューに答えました。貿易相によると、イスラエルへの輸出は30%落ち込み、イスラエルからの輸入は前年同期に比して43%減少しました。

ボラト貿易相は、トルコがイスラエルに武器を売っているというソシアルメディアの噂について語り、これを否定しました。「このような噂は、地方選挙を前に、政府に不信感を抱かせようとするテロ集団のフェイク記事から出たものだと、貿易相は言いました。

今週初め、情報局は、トルコが火薬や武器や弾薬をイスラエルに輸出しているという主張は事実ではないと発表しました。「つねにパレスチナ人の側に立っているトルコが、パレスチナ人を傷つける行動をとるなど、ありえないことです」と同局は声明で言いました。

「トルコは軍需品の貿易、軍事訓練を含めて、イスラエルといかなる活動も行っていません」と声明は付言しています。


アメリカ連邦議会の代表団がアンカラで会談を行った

アメリカ下院の代表団が、3月29日、ヤシャル・ギュレル国防相やトルコの議員団とともに、アンカラで会談を行ったと、トルコ当局が発表しました。

 Hurriyet
 
アメリカ代表団は、防衛政策、軍事作戦、防衛産業の輸出、その他、防衛関係の事項に関して管轄権を持つ下院軍事委員会の4人のメンバーで構成されていました。

アメリカ代表団はアンカラで、ギュレル国防相に迎えられました。両国間で討議する問題には対テロ作戦も入っています。トルコはアメリカに、北シリアのYPGへの支援を止めるよう、粘り強く要請しています。、また、防衛産業の分野で両国間の対話を増やす必要を訴えています。

トルコとアメリカの関係は、トルコがスエーデンのNATO加盟を承認し、アメリカがNATOの同盟国であるトルコに、F16ジェット戦闘機40機を売ることを確認して以来、新しい時代に入りました。

最近の両国外相の会談では、両国は経済、貿易、投資、エネルギー等における関係をさらに前進させることで合意しました。トルコ当局によると、ギュレル国防相は両国の軍対軍の関係についても話し合うと思われます。


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