トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

2人のサウジ人の電話はカショギ氏殺害の打ち合わせだった

2018年11月28日 | 国際
11月29日 「10月1日の2人のサウジ人の電話での会話は、ジャマル・カショギ氏の遺体の処理に関する話だった。1人は先月、イスタンブルのサウジ領事館内でカショギ氏を殺害したサウジの暗殺団のメンバーである」と、イスタンブルの検察が、11月26日、発表しました。(昨日の頁参照)

 Hurriyet
警察が捜索したヴィラの入口に、サウジのサルマン国王と息子の皇太子モハムメドの肖像画が。


「15人の暗殺チームの1人、マンスール・オスマン・M.アッバフッサインが、トルコ北西部ヤロヴァに住むサウジ人モハムメド・アフマド・A.アルファオザンと電話で話した」と、イスタンブル主任検察官オフィスが声明で言いました。

2人が電話で話したのは、カショギ氏が殺害された1日前の11月1日でした。アルファオザンはヤロヴァのサマンル村に住んでいました。トルコ警察は、カショギ氏殺害関連の調査として、11月26日、2つのヴィラのひとつを捜索しました。


アンタキアでローマ時代の墓19基が出土した

トルコ南部ハタイ県アルトゥンオズジュ地区で、ローマ時代の共同墓地が出土し、何千年もの昔の歴史がかいまみえました。

 Sabah

これまでに19基の岩窟墓が清掃され、調査されました。ハタイ県には、古代都市アンティオキアの廃墟があります。いくつかの墓には、「恥ずべきことなく生き死んだ」「魂を守れ」「安らかに眠れ」という碑文が見られます。

作業員と考古学者の30人のチームが、ハタイ考古学博物館の管理の下に働いています。ムスタファ・ケマル大学のハティジェ・パミル考古学部長は、このエリアの調査は2007年から行われてきたと言いました。「墓に書かれた碑文によって、ここに埋葬された人々と、その文化に関する情報が得られました」と、彼女は言いました。「この共同墓地は当時の文化や伝統に関する重要な資料を秘めています」

古代都市アンティオキアは、BC4世紀、アレクサンドロス大王の将軍の1人、セレウカス1世ニカトールによって建設されました。アンティオキアはイエスの信奉者たちが最初にキリスト教に帰依した場所です。


リゼの村人たちが伝統のスノウボードを復活させた

かつてペトラン村と呼ばれた、黒海岸のメシェキョイ村の人々が、今年、木板でつくる原始的なスノーボードを復活させました。

 Hurriyet

リゼ県メシェキョイの村人たちは、200年昔からスノーボードを使ってきましたが、私たちが知っているスノーボードとはちょっと違う代物です。“ペトランボーディング”は18世紀、この小さな村の文化的現象として誕生しました。村人たちが使ってきたスノーボードは木板を接ぎ合わせ、蒸気を当てて先端を曲げてつくります。

Hurriyet

「ペトランボードは私たちが200年前から使ってきた交通手段です。私たちにとっては、とても重要なものです」と、アフメト・トゥージュ村長がデミルオレン・ニュースに語りました。「私たちは大雪が降ったとき、町へ行くのに、このボードを使っていましたが、いま、ボーディングは私たちの楽しみになっています。2年前、プロのスケーターがこの村へ来ましたよ」と、トゥージュ村長は言いました。

2016年、2人のプロのスノーボーダー、アレクス・ヨーダーさんとニック・ラッセルさんが、スノーボードのルーツを求めてこの村を訪れ、15分のドキュメンタリーを撮ったそうです。

Hurriyet

「ペトランボードは未経験者なら時速30キロ、経験者なら時速100キロで滑ることができる」と地元のムハメト・カンさんは言いました。「私たちはペトランボードのフェスティバルをやって、このボードをもっと有名にしようと思っています。ケーブルカーがあったら、もっと大勢の人がこのボードを体験してくれるでしょうね」と、もうひとりの村人ハサン・クルトさんは言いました。


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カ氏殺害容疑者はヤロヴァに住むサウジ人と連絡していた

2018年11月27日 | 国際
11月28日 イスタンブルの主任検察官オフィスが、カショギ氏殺害者の1人が、トルコ北西部ヤロヴァに住むサウジアラビアのビジネスマンと連絡をとっていたという情報に基づいて、ヤロヴァのあるヴィラの手入れを行ないました。

 Hurriyet
“怪しい”サウジアラビア人のヴィラをトルコ警察が手入れ


「カショギ氏殺害犯の1人が、事件の1日前(10月1日)、ヤロヴァに住むあるサウジ人と連絡をとったことが確証された。その交信内容は、カショギ氏の遺体の処理/隠蔽の話だった考えられる」と、11月26日、検察官オフィスが声明で言いました。

検察官オフィスは、その暗殺団メンバーの1人はマンスール・オスマン・M.アバフッサインで、ヤロヴァの邸宅に住んでいるサウジ人はモハムメド・アフメド・A.アルファオザンだと名前を挙げています。警察犬とドローンを用意した捜査官らは、まず、ヤロヴァ県サマンル村のヴィラを立入禁止にし、その後、捜索をヴィラと隣接する地所にひろげました。

捜索の焦点は第1のヴィラの地所内にある井戸でした。捜査官が現場に持ち込んだ特殊な機械で、井戸の水が抜かれました。地元メディアは、捜査官は捜索をヤロヴァと、イスタンブル郊外の森にひろげたと言っています。

トルコ当局は、カショギ氏はリヤドから送られた暗殺段によって殺害されたと言っています。暗殺者はカショギ氏を絞殺し遺体をばらばらに切断してから運び出したということです。トルコ政府は、殺害命令はサウジ政府の最高レベルから出されたが、それはサルマン国王ではないと主張しています。


おじいちゃんと子猫に新しい家が建った

1月,この頁で、火事の中、危険を犯して愛する子猫を救ったおじいちゃんの話をシェアしました。

 Hurriyet

家を焼け出された、83歳、ひとり暮らしのアリ・メシェさんに残されたのは子猫だけ・・・

Hurriyet

焼跡にたたずむメシェさんと子猫の映像がインスタグラムとCNNインタナショナルで流され、国際的な反響を呼びました。心優しい人々から寄付が集まり、1年近くたったいま、メシェさんはいま、子猫といっしょに新しい家に住みはじめました。

・・・世の中、まだ捨てたものではありませんね。


トルコの赤新月社が北イラクの孤児たちに援助

トルコの赤新月社が11月26日、北イラクの難民キャンプに住む、少なくとも155人の孤児と家族に、冬季人道主義支援物資を送りました。

 Hurriyet

エルビルのトルコのハカン・カラチャイ領事は、トルコの赤新月社と、そのエルビル支部の協力のおかげで、バヒルカ・キャンプに住む155人の孤児と家族に、冬服と食糧を配布できたと語りました。カラチャイ領事は、トルコは人道主義支援に関しては世界で最も思いやりある国と誇ってよいと付言しました。

2014年にISILがイラクのモスルを占領して以来、エルビル県とドゥホク県の市民は隠れて暮らさなければなりませんでした。ISに占領された地域から逃げ出した難民たちは、ほぼ4年間、人道主義支援によって生きのびてきたのです。

先週、赤新月社は、冬が近づくボスニア・ヘルツェゴヴィナの難民たちの生活を改善するために、9台のトラックで支援物資を送りました。ギリシャ、マケドニア、セルビア、ハンガリーまたはクロアチアを通るバルカン・ルートが、2016年3月、閉鎖されてから、多くの移民たちは代替ルートとしてボスニア・ヘルツェゴヴィナに入国しようとしています。最近のデータによると、今年になってから、ほぼ2万人の亡命希望者が、ボスニアとヘルツェゴヴィナに入国しています。

・・・赤新月社はイスラム圏の赤十字です。


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トルコとギリシャの沿岸警備隊のトップが話し合った

2018年11月25日 | 国際
11月27日 トルコとギリシャの沿岸警備隊のトップが、11月23日、ギリシャの湾岸都市ピレウスで会談しました。

 Hurriyet
エーゲ海をゆくトルコの沿岸警備艇。不法移民の船が転覆するたびに、沿岸警備隊が救っています。


トルコのアフメト・ケンディル司令官とギリシャのスタマティス・ラプティス司令官の会談は、ピレウスの「ヘレニック沿岸警備隊本部」で行われたと、トルコの沿岸警備隊司令部が声明で発表しました。エーゲ海に押し寄せる不法移民に取り組む手段と、さまざまな分野での双務的協力の強化について話し合われたと、声明は行っています。

「両サイドは非常に建設的で、実りある結果に達したことを確認した」と声明文は言っています。2011年、シリアで内戦が始まってから、トルコは、ヨーロッパへ渡ろうとする不法移民たちの主要なルートになり、多くの不法移民たちがトルコからギリシャの島へ渡ろうとしています。


「女性国会議員数はまだじゅうぶんでない」エルドアン大統領

トルコ国会は600席あるが、女性議員の数は104人、議員総数の17,5%に過ぎない。この数は史上最多ではあるが、まだじゅうぶんではないと、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet

「女性議員はトルコ国会の17.5%。これは新記録ではあるが、まだじゅうぶんではない」と、エルドアン大統領は、「第3回女性と正義サミット」で語りました。

政治や学問、その他の分野におけるトルコ女性の役割について、大統領は、女性の労働力参加率は、2002年、公正発展党政権になって上昇していると言いました。「女性の労働力参加率は、AKP政権下で、28%から38%に増加しました。トルコの大学の研究者のほぼ半数 ー 少なくとも44%は女性です」

エルドアン大統領によると、建築家と弁護士の44%、裁判官と検事の31%、外交官の20%、教師の56%、銀行家の51%が女性だそうです。公務員の女性の率は38%だと大統領は言いました。

就労している912万人の女性が、わが国を強化しました。その成果を私たちは誇らしく思っています」と大統領は付言し、イスラムはいかなる性差別も認めていないと力説しました。


トルコは洪水被害のイラクを助ける用意がある

トルコは、最近の号で厳しい被害を受けたイラクを助ける用意があると、11月24日、トルコ外務省が声明を出しました。

 Hurriyet
イラクのニネヴェフ、バスラ、サラディン、マイサン県は死傷者が出て、多くの人々が避難しています。「洪水で亡くなられた方々にアッラーの恵みを願い、ご遺族に弔意を贈り、負傷した方々の早い回復を祈ります」と声明は言っています。「トルコは困難な状況にある同胞イラクの方々を助けるために、できることはなんでもする用意があります」

北イラクを襲った洪水は、女性や子供を含む少なくとも9人の命を奪い、何千もの家々が破壊されました。クエート、サウジアラビア、ヨルダンなど、近隣諸国も、最近の豪雨で大きな被害を受けています。


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トルコはシリアの抑留者の交換を歓迎する

2018年11月25日 | 国際
11月26日 24日、トルコ外務省はシリアの抑留者交換を歓迎し、相互同時の抑留者の釈放は、戦争で荒廃したシリアの両サイドの信頼を築くことになるだろうと言いました。

 Hurriyet

トルコ外務省は声明文で、反体制側と体制側に拘束されている数人が“相互同時に”釈放されたと発表しました。抑留者交換は、反体制派が支配しているアルバブの南のアブー・アルジンディーン地区で行われました。これは両サイド間の信頼を築くための、重要な第一歩となると、声明は言っています。

外務省によれば、抑留者/拉致被害者の釈放、遺体の引き渡し、行方不明者の身元確認のプロジェクトは、トルコ、ロシア、イラン国連が参加しているアスタナ・プロセスの一部として行なわれます。

シリアは2011年に始まった壊滅的な内戦から脱しはじめたところです。2011年、アサド政権がデモ参加者を信じられない荒っぽさで弾圧したことから内戦が始まりました。


アマシヤの高校生がシリアの子供たちに学用品を贈った


アマシヤ県の高校生たちが、11月24日の“教師の日”を記念して、学用品をシリア・アフリンの小学校に送りました。

 Sabah

このプロジェクトはアマシヤのマジト・ゼレン科学高校の先生たちの発案で始まり、戦争で荒廃したシリア・アフリン地区ラジョ町の小学校を対象に、生徒たちが必要なものを贈ることになりました。“教師の日”には学生たちが先生に贈物をする習慣がありましたが、「先生に贈物をするかわりに、シリアの子供たちに学用品を贈ったら」と先生たちが提案したのです。

トルコの教師と学生たちは、シリアの小学校の40人の生徒たちに必要な学用品を尋ねて、贈物を用意しました。学生の1人は、このプロジェクトについて「先生たちへの最高の贈物はシリアの子供たちを助けることです」と言いました。

トルコ軍が行なった「ユーフラテスの盾作戦」と「オリーブの枝作戦」によって、戦火がおさまってきた祖国へ帰るシリア人が増えてきています。16万人のシリア人が祖国へ帰って行きました。


アンカラのオーストリア大使館近くで発砲

11月25日、トルコの首都アンカラのオーストリア大使館近くで銃撃があったと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

アンカラのオーストリア大使館近くの、治安部隊が警備している路上で、白い車から弾丸が空中に発射されました。捜査員が多くの薬莢を見つけたと、同通信は報じています。ウラス・ニュースは「事件は深夜起こった。警察は白い車を探している」と報じています。

死傷者はありませんでした。大使館がターゲットだったのか否かはわかりません。11月25日の朝の現場は、なにごともなく平穏でした。8月には、アンカラのアメリカ大使館の門と、窓の防弾ガラスに、走る車から発射された3発の銃弾が当た事件がありました。負傷者はありませんでした。オーストリア大使館はアメリカ大使館と同じ大通りにあり、130メートルほど離れています。


オーストリア大使館近くで発砲した2人が拘束された

アンカラのオーストリア大使館近くで発砲した2人が、日曜、拘束されたと、アンカラの知事室が声明を出しました。

 Sabah

声明によると、2人の容疑者は、事件が起こった午前4時頃、酒に酔っていたそうです。発砲による損壊や負傷者の報告はありません。


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トランプ大統領はCIAの結論を“感覚”として斥けた

2018年11月24日 | 国際
11月25日 トランプ大統領は、木曜、サウジの皇太子モハムメド・ビン・サルマンがカショギ氏殺害の命令を下したというCIAの判断を“感覚”として斥けました。

 Hurriyet

[CIAは結論づけてはいない」と、トランプ大統領は、感謝祭の休暇を過ごしているフロリダのリゾートで記者団に言いました。「彼らは結論づけてはいない。彼らはある意味で感触を持っている。皇太子がやったと結論づけられる人がいのかどうかも、私にはわからない」

トランプ大統領は火曜にも、サルマン皇太子がカショギ氏殺害の命令を下したという結論について、論争を呼びそうな発言をくり返していました。「彼は命令したのかもしれないし、しなかったのかもしれない」


トルコとロシアの国防相がシリア北西部ついて電話会談した

トルコ当局ソースによると、11月24日、トルコとロシアの国防相が、シリア北西部のイドリブとタル・リファートの最近の状況について、電話で話しあいました。

 Hurriyet
24日、電話会談したトルコのアカル国防相(右)とロシアのショイグ国防相


トルコのフルシ・アカル国防相とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、ソチ合意の枠組み内での現地の治安問題について話し合ったと、ソースは言いました。電話会談では、現地でとられる技術的・戦術的対策が語られたそうです。

アカル国防相とショイグ国防相はまた、イドリブとタル・リファートでの平和と治安を維持するための共同作業について合意を確認しました。9月17日に行われたトルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領のソチ会談後、ロシアとトルコは非武装地帯を設けることで合意しています。この契約では、シリアのイドリブ県内での侵略行動は明確に禁じられています。

この契約の下に、イドリブにいる反体制派は、彼らがいまいる地域にとどまるでしょう。ロシアとトルコは戦闘が再開するのを防ぐために共同パトロールを行います。


サウジ皇太子がカショギ氏殺害後、初の国外旅行に出た

サウジアラビアの皇太子モハムメド・ビン・サルマンが、11月23日、カショギ氏殺害事件後、初の国外旅行に発ち、アラブ首長国連邦を訪れました。

 Hurriyet

皇太子は中東諸国を歴訪するため、22日、アブダビに到着しました。カショギ氏の惨殺事件で国際社会から憤激の声が上がっていますが、皇太子側に立っているアラブのリーダーたちは彼を暖かく迎えるでしょう。

皇太子は旅の最後に、サミットが行なわれるアルゼンチンを訪れる予定です。サミットでは皇太子は世界のリーダーたちと顔を合わすことになるでしょう。アメリカのトランプ大統領も、トルコのエルドアン大統領も出席します。エルドアン大統領はカショギ氏の殺害に関してサウジを追求し、国際的な圧力をかけています。

皇太子の国外旅行は、82歳の父親サルマン王の彼に対する強い信頼がいまもつづいていることを示しています。サウジの国内では彼の権力の維持を脅かすような動きは起こっていないようです。


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南トルコで前史時代の集合墓所が発見された

2018年11月23日 | 文化
11月24日 南部のリゾート地アランヤで、何千年も昔の集合墓所が発見され、前史時代の人々に関する新たな情報が期待されています。

 Hurriyet

1年前、スポーツ選手のグループがたまたま発見した洞窟の中で、前史時代の人骨がいっぱいの洞窟が発見されました。昨年洞窟を発見したスポーツ選手たちは写真を撮り、近くのスレイマン・デミレル大学の人類学者たちに通報しました。人類学者のナラン・ダムラ・ユルマズ・ウスタさんが、アランヤ考古学博物館のチームとともに洞窟の発掘を行い、洞窟内の地下400~800メートル地下で、5000年~7000年昔の人骨を発見しました。

彼女は博物館チームとともに、2017年10月に発掘を始め、人類の歴史に光をあてる新たな発見をしました。「これらの人骨は、銅器時代と初期青銅器時代の人々の生物学的・生物形態学的特徴を知ることができる重要なデータを秘めています。私たちはこれら人骨を研究して、アランヤの文化史を明らかにします」とウスタさんは言いました。


カショギ氏の遺体の処理。身の毛もよだつその詳細

サウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の遺体はどこにあるのか、いまだに不明ですが、解剖の専門家サラフ・ムハムマド・アルトゥバイギが、注水器を使って、ぞっとするような処置を行なったと、トルコのサバー紙は報じています。

 Hurriyet
サラフ・ムハムマド・アルトゥバイギ博士は法医学と解剖の専門家。


同紙によると、イスタンブルのサウジ領事館内でカショギ氏を殺害した暗殺団のメンバーの1人、トゥバイギは、遺体を切断する前に、スーツケースに入れてトルコに持ってきた注水器と解剖用メスを使ったということです。

「カショギ氏の遺体は衣服を脱がされた。トゥバイギは注水器を使って血管から血液を抜き取り、浴室のシンクに流した。遺体をばらしたのもトゥバイギだった」と報道されています。「トゥバイギはグラスゴー大学で法医学を学び、その後、オーストラリアのセミナーで、携帯用解剖器具に関する自身のプロジェクトを発表している」

カショギ氏の遺体は、サウジ領事館のモハムメド・アルオタイビ領事のオフィスで切断され、その床にはプラスティック・シートが敷かれていたことは、すでに報じられました。サウジの暗殺団は、遺体の切断中、血が流れるのを止めるために凝固剤を使ったと、先週、ヒュリエト紙のトイグン・アッティラ記者が報じました。

トゥバイギは2004年、グラスゴー大学で病理学を学びました。カショギ氏の殺害の瞬間を示す7分間の音声記録では、彼が遺体の残忍な処理を指示しているのが聞かれます。サウジの内務省にも属していたトゥバイギは、犠牲者をばらばらに切断する前に、暗殺団のメンバーたちにヘッドフォンをつけるように言ったと、匿名の情報源が証言しています。

「私はこの仕事をするときは音楽を聴くんだ」と、彼は切断中に言ったそうです。サウジ政府は犯罪への関与を何日間も否定しつづけた後、カショギ氏が領事館内で殺害されたことを認めましたが、イスタンブルのアルオタイビの住居の井戸水を汲みたいというトルコ警察の要請を拒否しつづけました。サウジはトルコ警察に、井戸の写真を撮ることは許可しましたが、水を汲み出すことは拒否しました。


「トルコ大統領がサウジ皇太子に会うことには障害はない」トルコ外相

トルコのエルドアン大統領は、本人が望めば、サウジの皇太子と会うことができると、11月23日、トルコのチャヴシュオール外相が言いました。

 Hurriyet
写真はカショギ氏殺害事件以前のものです。


先月、サウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が殺害された後、モハムマド・ビン・サルマン皇太子はエルドアン大統領と会いたいという意志を表明しました。チャヴシュオール外相によると、彼はまえにも電話で、トルコの大統領と話したいと言ったと、CNNトルコが報じました。サルマン皇太子は、11月30日、アルゼンチンで開かれるG20サミットに出席するでしょう。

「当然ながら、サルマンと合わない理由はない。当然ながら、それはわが大統領次第だ」と、チャヴシュオール外相は言いました。


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「サウジはカショギ氏にトランプ批判を禁じた」報道

2018年11月23日 | 国際
11月23日 アメリカ国防省によると、殺されたジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏は、2016年、トランプ大統領を批判した後、メディアに出ることを禁じられたそうです。

 Hurriyet

サウジの人権に関する最新の報道では、国防省は、カショギ氏は2017年9月、アメリカに亡命し、帰国したら逮捕されるかもしれない状況にあったと言っています。報道によれば、カショギ氏がサウジの新聞「アルハヤト」のために書いたコラムは、政治的圧力によって、キャンセルされました。

複数のメディアによると、カショギ氏が書いたトランプ大統領批判が翻訳されると、サウジ当局は彼に、テレビに出ること、寄稿すること、会議に出ることを禁じたということです。「7月、当局は彼に執筆禁止令を科した」と、報道は言っています。

2016年11月10日、カショギ氏が、シンクタンク「ザ・ワシントン・インスティテュート」の政治フォーラムに現われ、トランプ大統領の中東政策を批判し、トランプ大統領の“中東におけるスタンス”は矛盾していると評した後、この禁止令が出されました。


トルコ南西部の湖水地帯が地図から消えるかも

トルコの湖水地帯 ー ブルドゥル、ウスパルタ、アンタリヤ、アフィヨンカラヒサル、コンヤ県にある湖水群が危険な状態にあり、いくつかの湖はすでに干上がり、他の湖も消滅の危機に瀕していると、専門家が警告しています。

 Hurriyet

「地図上に湖水地帯が消えてなくなるでしょう。新しい地図上には、南西部のブルーの点々がなくなるでしょう」と、地球物理学技術者議会のアタカン・ユクリュ会長は言いました。

湖水地帯はベイシェヒル湖、エーイルディール湖、アクシェヒル湖、エベル湖、アジギョル湖、スーラ湖、ウルグン湖、ウシュクル湖、サルダ湖、コヴァダ湖など、さまざまな大きさの、いくつかの湖からなっています。

科学者たちはブルドゥル湖はほとんど消滅しました。当局は残る湖を救うための早急な行動を促されています。アクシェヒル湖も大きな部分が消え去りました。トルコ第2の淡水湖エーイルディール湖は、驚くほど小さくなってしまいました。白いビーチと澄んだ水でトルコのマルディヴと評判のサルダ湖は、深刻な汚染のリスクを受けています。現在のペースで汚染がつづけば、サルダ湖はこの特色を失ってしまいます。

「全国で不法掘削が行なわれています。不法掘削は止めなければならない。地球物理学の研究が必要です。危険な人工池は許可すべきではない。湖を救う道は、これしかない」と、ユクリュ氏は言っています。

この天候と、干ばつと、過度の農業灌漑によって、この40年間で、トルコの湿地の半分が干上がったと、イスタンブルの自然保護協会は、今年の初めに言いました。


トルコは世界の難民2500万の15%を受け入れている

公正発展党(AKP)が木曜、トルコは世界の難民の15%を受け入れていると指摘しました。

 Sabah

国会のトルコ=韓国友好グループのアブドゥラ・ギュレル会長が、ソウルで開かれた国際国会総会でスピーチし、シリア難民350万人を受け入れているトルコは、世界で最も多くの難民を受け入れている国であり、シリア以外の国々からも難民を受け入れていると言いました。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、現在、世界の難民数は2540万人いるが、故国から退去を強いられている人々の数は、6850万人になります。ギュレル会長はまた、トルコは、臨時保護計画の下に、シリア人に無料で教育と保健サービスを提供し、トルコに住むシリア人のために、これまでに330億ドル以上を費やしていると語りました。

シリアでは2100万人の人口のうちの630万人が、戦争のために難民になっています。国連や国際組織や政府は、シリア難民危機へのトルコの模範的な人道主義的対応を賞賛しています。


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警察がイスタンブルの詐欺タクシーを捜査

2018年11月22日 | 国内
1月22日 トルコ警察とイスタンブル市の治安職員が、ツーリストをだましたタクシー運転手120人を摘発しました。4社と契約している運転手や、無免許の運転手までいました。

 Hurriyet

悪質タクシーの手口は、つり銭に偽札を使うとか、外国人ツーリスト以外の客は乗車拒否するなどです。イスタンブルの地理に不案内な外国人ツーリストには、料金を吹っかけやすいからです。

スルタナメット、タクシム、エミノニュなど外国人ツーリストの多いエリアで、警察と市が行なった作戦の第1波で、何台かのタクシーが押収され、無登録運転手に罰金が科されました。

ヒュリエット紙のチームが外国人ツーリストに化けて、イスタンブルの街でタクシー運転手の無謀な態度を取材し、「イスタンブルでツーリストの苦情が増加している」というテーマで記事にしたことが、警察と市を動かしました。


トルコとEUが“建設的な”政治対話会談を行った

トルコとEUが、11月22日、“積極的、建設的、オープンで、有効なハイレベル政治対話”会談を行ったと、EUのフェデリカ・モゲリーニ外務政策上級代表が言いました。

Hurriyet
アンカラで会談を行なったハーンEU近隣国政策相(左端)、モゲリーニEU外務政策上級代表(中央)、トルコのチャヴシュオール外相(右端)


モゲリーニ代表は、EUとの関係を改善するトルコの努力を歓迎し、トルコを“候補国であり戦略的パートナー”と評しました。「トルコはEUの正式加盟国になることを期待している。政治的障害はない」と、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は、モゲリーニ代表と、EUのヨハネス・ハーン近隣国政策相との共同記者会見で言いました。

チャヴシュオール外相は、トルコを孤立させ、EUの候補国であることを否定する声明を出す必要はないと言いました。チャヴシュオール外相のこの発言は、最近のハーン政策相の声明への間接的な答えです。ハーン政策相は、この声明でトルコの加盟交渉の終結を要請しています。

EU当局者たちは「トルコ=EUハイレベル政治対話」会談のために、アンカラに来ました。会談で彼らは、トルコの長きにわたる加盟努力と、アメリカのイランへの制裁や、難民問題、シリアの状況などを含む、共通の利害に関する外国政策問題を話し合いました。


「米国はトルコ=シリア国境に監視所を設ける」マティス国防長官

アメリカは北シリアのトルコ国境沿いに監視所を設けると、11月21日、ジェームス・マティス国防長官が言いました。

 Hurriyet

「アメリカはトルコのシリアのテロへの懸念を正当と考え、トルコの懸念を無視しない」と、彼は国防省で記者団に語りました。「アメリカは北シリアのトルコ国境沿いの数か所にOPs(監視所)を設置する。米軍の管理下にあるエリアでなにか起こったら、われわれはすぐトルコに警告する」と、彼は付言しました。

アメリカはトルコ軍と国防相と密接に協議していると、国防長官は言いました。「米軍はトルコに脅威が侵入するのを見つけたら、追跡し捕らえる。つまり、米軍は国境越しにトルコと話し合っていくということだ」とマティス長官は言いました。

長官はまた、監視所設置のために、米軍を増やすことはないと言いました。アメリカ国防省は、シリアにいる軍はおよそ2000と言っています。

アメリカは、YPGを含むシリア民主軍(SDF)とトルコの緊張が、ISILとの戦いの進行を遅らせると苦情を言ってきました。トルコはYPGをテロリストPKKの分派と見ています。PKKはトルコ、アメリカ、EUがテロリスト集団と認定しています。


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アメリカの大学がモザイク「ジプシー娘」をトルコに返却する

2018年11月20日 | 文化
11月21日 50年前、不法発掘で横領された古代のモザイク12点が、11月26日、アメリカから返却されると、19日、ヌーリ・エルソイ文化観光相が言いました。

 Hurriyet

オハイオ・ボ-リング・グリーン州立大学(BGSU)に保管されているモザイク「ジプシー娘」12点が、今月末、ガジアンテップに帰ってくると、エルソイ文化相が発表しました。12点のモザイクは、現在、オハイオのBGSUに展示されています。BGSUは1965年、このモザイクをアンティ-ク商ピーター・マークスから3万5000ドルで購入しました。

モザイクは修復され、2012年にオープンした大学のウォルフ・アート・センターの床の、厚い強化ガラスの下に収められています。5月、BGSUはトルコ文化観光省と、古代モザイクを返却する契約に調印しました。

BGSUのロドニー・ロジャース学長は、調印式で、大学はこれを合法的に入手したが、倫理的観点からトルコに返却すると言いました。


ぞっとするようなカショギ氏殺害の音声記録が初めて発表された

トルコのニュース・ウエブサイトが、殺害されたジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の最期の瞬間の記録を発表しました。

 hURRIYET

ハベルテュルクのコラムニスト、チェティネル・チェティン氏は、トルコの治安ソースの話として、カショギ氏は、10月2日午後1時14分、イスタンブルのサウジ領事館に入ってすぐに、サウジの暗殺団に捕まったと言っています。

ビザ部がある領事館のA棟で、最初に記録されたカショギ氏の声は「腕を放せ! なにをするんだ」というものです。この記録では、カショギ氏と暗殺団のメンバー4人と争いが7分間聞かれます。その後、4人のサウジ人はカショギ氏を、領事館の管理部があるB棟へ連れて行きました。ここでの4分間の記録は、口論だけでなく、肉体的な戦いの音が聞かれ、その後、殴打と拷問の音が聞かれます。

ムトレブはカターニに19回電話した
4人の男のそばには、カショギ氏のほか、3人の人物がいました。報道によると、トルコの治安ソースは、「3人の中の1人は暗殺団のリーダーのマヘル・アブドゥルアジズ・ムトレブと結論づけられた。彼は王子の旅行にいつも同行していた。もう1人はサウジ領事モハムマド・アルオルタビで、他の1人は、まだだれかわかっていない」と言いました。

第2の記録では、カショギ氏が領事館のB棟に連れられて来るとすぐ、ムトレブが「裏切り者! 言い訳はさせない!」と言っています。トルコ当局は、この声はムトレブの声と結論づけたそうです。殺人の数時間前、イスタンブルのアタテュルク空港で、トルコの税関警察に記録されたムトレブの声のサンプルと、この声は一致しました。

領事のオフィスがあるC棟から19回電話をかけている声も、同じムトレブの声でした。カショギ氏が領事館に入ってから最初にかけられた13分の電話は、ムトレブが、サルマン皇太子の最高補佐官アルカターニにかけた電話でした。

記録は、殴打と拷問の音が11分つづいた後、1時間15分の沈黙になりました。沈黙は暗殺団が電波妨害を始めたためとトルコ当局は考えています。3人は、その後、急いで階段を降りました。彼らの1人がドアの鍵をかけ、防犯カメラのハードディスクを除去した後、映像を消しました。

この服を着るのは気色悪いな
記録は、その後、べつの声が沈黙を破りました。「20分前に殺された人の服を着るのは気色悪いな」という57歳のサウジのエンジニア、ムスタファ・アルモダイニの声が聞かれます。彼は暗殺団の指示で、カショギ氏の代役を演じる準備をしていました。

カショギ氏のダービイ・シューズは彼の足には小さすぎたので、暗殺団はアルモダイニに自分のスニーカーをはくことを許すことばが記録されています。アルモダーニはカショギ氏の服を着て、警察をごまかすために、殺害後すぐ、イスタンブルの観光地周辺の防犯カメラに撮られに行きました。

ハベルテュルクはまた、「トルコ当局は、カショギ氏の遺体が切断されたと思われる領事館のC棟の記録を持っている」と言っています。この棟の3室の壁は殺害後、塗り替えられていますが、床で化学薬品の跡が発見され、電気のコンセントには、法医学の専門家モハムマド・アルトゥバイキを含む容疑者らの指紋が残っていました。

トルコはサウジアラビアに、カショギ氏の遺体のありかと、暗殺団に助力したとして告発されている“地元の協力者”の身元を明らかにするよう要求しています。

トルコの国防相は盗聴を否定している
トルコのフルシ・アカル国防相は、トルコはサウジアラビア領事館を盗聴していないと言いました。「われわれは音声記録のソースを明らかにできないが、領事館は盗聴されていない」と、アカル国防相は11月19日、BBCに語りました。

トルコ当局はその記録を公開するかという質問には、アカル国防相は「現時点では、ノーだ。しかし、事態の進展により、状況によって、変わり得る」と答えました。


「トルコはアメリカに84人のFETOのメンバーのリストを渡した」外相

トルコはアメリカに送還を望む84人のFETOメンバーのリストを渡しました。11月20日、チャヴシュオール外相はワシントンのトルコ大使館で、トルコ記者団に、マイク・ポンペオ国務長官とホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安全保障顧問にリストを渡したと語りました。ポンペオ国務長官とボルトン顧問は会見後、約束はしなかったそうです。

Hurriyet

「だが、わが国はリストを渡すことは渡した。トランプ大統領はエルドアン大統領にリストを渡すよう言ったから、私はポンペオ長官とボルトン顧問の両方に渡した」とチャヴシュオール外相は言いました。

チャヴシュオール外相とポンペオ国務長官は国務省で45分の会談を行ない、両国間の問題や中東の問題のほか、ジャマル・カショギ氏殺害についても話し合いました。チャヴシュオール外相は、カショギ氏殺害については、不明な疑問があり、トルコは、だれがカショギ氏の殺害を命じたかを含めて、殺人に関する詳細を明らかにしていくと言いました。

カショギ氏殺害によって、サウジとの関係が悪化することを望まない国々が多いが、トルコはカショギ事件を政治的な問題と考えていないと、外相は言いました。


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「カショギ氏殺害のCIAの判断は“考えられる”」米大統領

2018年11月19日 | 国際
11月20日 アメリカのトランプ大統領は、17日、サウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害を、サウジのモハムメド・ビン・サルマン皇太子の責任とするCIAの判断は“早計”だと言い、20日に、このケースに関する完全な報告書を受け取ると言いました。

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カリフォルニア旅行中のトランプ大統領は、殺害は“起こってはならない事件だった”と言い、11月20日の報告書で、アメリカ政府はだれがカショギ氏を殺したのか、また、彼の殺害の影響はなにかを知るだろうと言いました。この報告書をだれが制作するのかは明らかではありません。

トランプ大統領はまた、CIAは、ビン・サルマン皇太子が殺害に責任があると“考えられる”と判断したと言いました。国務省のヘザー・ナウアート報道官は「アメリカ政府が最終的な結論を出したという報道は不正確だ」と声明で言いました。

ナウアート報道官は、国務省はまだ事実を追求している段階で、カショギ氏殺害に責任ある人々を捉えるために、外国とも協力していると言い、また“アメリカとサウジ間の重要な戦略的関係は維持していく”と言いました。

11月17日、カリフォルニアへ飛んだトランプ大統領は、CIAの判定について、CIAのジーナ・ハスペル長官とマイク・ポンペオ国務長官と電話で話しあったと、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー報道官が記者団に言いました。

CIAはこの判定について、議会で説明したと、金曜、情報源がロイターに語りました。アメリカの重要な同盟国サウジとの関係を維持したいトランプ大統領にとって、事態は複雑化してきました。


トヨタの新しいハイブリッド・カーがトルコで生産される

日本の自動車メーカー、トヨタが、新しいカローラ・ハイブリッドの生産をトルコで始めると、技術・産業相が発表しました。

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トヨタ・トルコを訪れたヴァランク技術・産業相(中央)


「この区分のハイブリッド・カーがトルコで生産されるのは初めてです」と、サカリヤ県のトヨタの工場を訪ねたムスタファ・ヴァランク技術・産業相は言いました。ハイブリッド・カーと電気自動車がわが国に普及すれば、対外貿易ギャップも減少するでしょう」とヴァランク産業相は言いました。「1台で50%の燃料消費が減る新しいモデルは、トルコから100か国に輸出されます」

トヨタ・トルコの声明によれば、ブランドのトレードマークの新カローラは、2019年の第1四半期に、トルコで売り出されます。「新しい国産カローラは、競争の激しい自動車市場で、わがブランドのパイオニアになるでしょう」と、トヨタ・トルコのCEOアリ・ハイダル・ボズクルト氏は言いました。

2019年、カローラ・サルーン・ハイブリッドは、1966年にデビューしたこのモデルの12代目になります。トヨタ・カローラはいまも世界のベスト・セラーで、デビュー以来、4600万台を売っていると、同社は言っています。2016年10月、トヨタ・トルコは、初のハイブリッド・カー、C-HR-スポーツ・ユーティリティ車を始めました。


カショギ氏は殺害前に息子にメッセージを書かされた

サウジのジャーナリスト、カショギ氏は殺される前に、サウジにいる息子にメッセージを書くよう強要されたと、ヒュリエット紙のコラムニスト、アブドゥルカディル・セルヴィ氏が、11月19日、同紙に書きました。これはトルコの最近の調査でわかったことだそうです。

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カショギ氏の長男サラフ・カショギさん(左)に弔意を述べるサルマン皇太子


サルマン皇太子の側近で構成されたチームは、カショギ氏に、息子にメッセージを書くよう強要し、書かなければ彼をサウジに送ると言いました。カショギ氏はこれを拒否して争いになり、ロープかポリ袋で絞殺されたと、セルヴィ氏は書いています。

サウジアラビアの検事は、11月15日、サウジ領事館内でカショギ氏を殺害したとして、サウジ公務員5人に死刑を求刑し、11人を告発しました。セルヴィ氏は、メッセージの内容は知らないが、暗殺団がカショギ氏に、彼の長男サラフさんにメッセージを送るよう強要したことはまちがいないと言っています。

アメリカとサウジの二重国籍を持つサラフ・カショギさんは、父親がワシントン・ポストのコラムで皇太子を批判しはじめてから、何か月もサウジを出ることを禁じられていました。カショギ氏殺害後、アメリカ国務省の圧力を受けて、サラフさんは国を出ることを許可されました。

「トルコに来た15人の暗殺団がサラフさんに接触したことはわかっている。彼らは、カショギ氏殺害後、罪を逃れるためのツールとして使うために、息子宛てにメッセージを書かせたと思われる。国際的捜査が始まれば、彼らがなぜこのメッセージを書かせたかわかる」と、セルヴィ氏は付言し、トルコ政府は、暗殺団の国際電話など、さらなる証拠を提出できると強調しました。


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