トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの農地で使われはじめた無人トラクター

2012年09月30日 | 国内
9月29日 トルコの農業というと、モンペのオバサンが畑を這いまわっているようなイメージがありましたが、いまやハイテクの高価なトラクターを買う農業会社がふえてきているんですって。農地は拡大し、土地の開墾が加速しているそうです。

 Hurriyet

9月27日にブルサ県で始まった大きな農業フェアでは、新しく開発されたトラクターに人気が集まりました。
人気の的はアメリカのジョン・ディア社が発表したサテライト管理で無人で操縦できるトラクター。310~360馬力の種類があります。
トルコの「テュルク・トラクタール」が開発したモデルは、“フェラーリの中古車”くらいの値段だそうです。

「トルコで使われているトラクターの平均馬力は増加しています。これは農業用地が拡大している証拠です」と、ジョン・ディア社のマーケティング・ディレクター、メテ・ハシュさんは言っています。
サテライト車の管理はセキュリティのための操縦者しか必要としません。

トルコの農産物輸出も増えています。2011年の農産物輸出額は153億ドルに達しました。2002年に比して282%の増加です。


   地雷を埋めていたテロリストが暴発で死亡

バカですねえ、自業自得,因果応報でしょ、と言いたくなりますね。

 Hurriyet

東南部ハッカリ県ユクセコワ地区で、PKKのメンバーと思われるテロリストたちが、爆発物を仕掛けている最中に爆発物が暴発し、テロリストたち自身が死んだと、ユクセコワ地区のヤシン・トゥクダー区長が言いました。

テロリストの遺体は身元不明。現場は目下、検証中。天誅というべきでしょう。


   トルコは迫撃砲爆撃に対してシリアに外交ノートを送った

9月28日 トルコ東南部アクチャカレ県に、シリアの迫撃砲の爆弾が飛んで来ました。トルコはシリアと戦争してるわけでもないのに、ジョーダンじゃないですよね。

 Hurriyet

これについてトルコはシリアに外交ノートを送ったと、ダウトオール外相はニューヨークの記者会見で語りました。
シリアの内戦はトルコ国境に非常に接近してきています。
トルコには十分な防衛能力があるとダウトオール外相は強調。
「トルコはシリアの平和へのプロセスにはなんの邪魔だてもしない。わが国はトルコの安全のために必要な警戒を怠ることはない。わが国はまた、この地域とは極めて緊密にことに当たっている」

・・・内輪ゲンカはお隣の迷惑にならないようにしましょうね。
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マケドニアでオスマン時代の城砦が博物館になる

2012年09月29日 | 観光
9月28日 マケドニアの首都スコプリエに残るオスマン時代の城砦が博物館になり、当時の美術品などが展示されるそうです。

 Hurriyet

スコプリエの当局によると、このプロジェクトは今月、すでにスタートし、来年完成の予定ということです。
「この城砦はバルカンでも最も重要なもののひとつです。オスマンがマケドニアを去って100年になりますが、このプロジェクトでオスマン時代の雰囲気を取りもどします」と、マケドニアの文化遺産保護局のパスコ・クズマン局長は言っています。

このプロジェクトはトルコの文化観光省とトルコの国際協力局も協力しているそうです。
・・・バルカンにはオスマンが残した建造物がいくつも残っています。文化遺産として大切にしていくのはすばらしいことだと思います。


   ダウトオール外相、アメリカでクリントン長官と語る

国連総会に出席したトルコのダウトオール外相は、アメリカのクリントン国務長官とイランのアフマディネジャド大統領に、それぞれ個別に会いました。

 Hurriyet
国連総会でのダウトオール外相(左)とクリントン長官


ダウトオール外相とクリントン長官はシリア問題、NATO,イラク、トルコとイスラエルの関係、反イスラム映画などについて討論しました。
2人はシリアの反政府派を強化するための方法について意見を交換しました。
ダウトオール外相はトルコに逃げ込み,住みついているシリア人の実情について、クリントン長官に話し、彼らに関して国際社会はもっと積極的になるべきだという点で合意しました。
クリントン長官はトルコとイスラエルの国交正常化に関するアメリカの意見をくり返し語りました。

ダウトオール外相はイランのアフマディネジャド大統領とも会見し、シリアの危機を終らせるために、イランはその影響力を利用して、アルアサドにプレッシャーをかけるよう促しました。


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好調なトルコ経済はトルコ・キプロスにも影響

2012年09月27日 | 経済
9月27日 トルコ・キプロスのイレセン・キュチュク首相が、2013~2015年の「2年経済プログラム」の一環として、投資を増やす計画を語りました。

 Hurriyet
キュチュク・トルコ・キプロス首相。右がトルコ・キプロスの国旗


キュチュク首相は昨日、「トルコ政府と相談後、新しい投資プログラムが最終的に決まるだろう、トルコ・キプロスの全投資プランの90%は完了した」と話しました。

「トルコ・キプロスの経済は、2010年以来、確実に成長してきた。トルコ・キプロスの国家計画評議会は2012年は3%の経済成長を予測している。トルコ経済の好転がトルコ・キプロスの経済の肯定的インパクトになった」

キュチュク首相はまた「経済プログラムにはインフラの投資も含まれている」と強調。「2014年から、水と電気をトルコから供給されるようになれば、トルコ・キプロスの経済はさらに大きく前進するだろう」とも言いました。

・・・インフラ整備が進めば観光産業も発展すると思います。美しい南国の島ですもの。


イラク内戦がトルコの鉄道輸出にも影響

シリアの内戦のために、トルコの鉄道はもう6ヵ月半以上、シリアに入ることができず、シリア経由で行く諸外国への輸出に影響が出ています。

 Hurriyet
トルコ国鉄は周辺地域のここまで貨物を運んでいます


今週で開設156年になるトルコ国鉄(TCDD)は、中東地域へ大きな構想を持っていますが、シリアの内戦で南へ行かれなくなってしまいました。
とくにトルコの大きな輸出先であるイラクへ貨物列車が入れなくなったのは輸出業者にとっては痛手です。

シリア国鉄(CFS)は今年初め、トルコ国鉄に、鉄道の多くの部分が破壊されたと通告してきましたが、2012年3月5日以来、トルコの貨車はシリアに入れない状態です。
「イラクへの輸出ルートの81キロはシリアを通っている。シリア問題での打撃は大きい」と、トルコ国鉄は言っています。

現在、イラクへの輸出は、トルコ南東部の国境の町ヌサイビンまで鉄道で運び、トラックに積み替えているそうです。トルコとシリアの貿易は、内戦と両国の政治的状況で半分になっています。
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イスラム侮辱映画へのアクセスをトルコ当局が禁止

2012年09月27日 | 国内
9月26日 あのイスラム侮辱映画に対して、トルコ人はイスラム諸国のような過剰反応はしていませんが、それでも敬虔な信者は不愉快でしょう。だったら、見なければいいってことでしょうか。

 Hurriyet
9月14日、イスタンブールのベヤジット広場で行なわれたデモ。「アメリカは地獄へ。“イスラム嫌悪”はノー」と書いたプラカードを掲げて、反米スローガンを叫ぶ熱い信者たち。


ビナル・ユルドゥルム運輸・海事・コミュニケーション相は今日、反イスラム映画へのアクセスの禁止が裁定されたと発表しました。
You Tube も含めて、例の映画を見せるウエブページはいっさい禁止されます。

ユルドゥルム大臣は昨日、反イスラム映画をインタネットから除くよう指示を与えたと、自身のウエブサイトで語りました。

・・・ヘンな映画は見られなくなっても、べつにいいんじゃないのと思います。好奇心旺盛な人はもう見ちゃったでしょうし。


またもPKKのテロ、大爆発で治安部隊7人が死亡

毎日のようにPKKのテロの話で、もううんざりという方もおいででしょうが、PKKのテロは毎日のように起こっているのです。
一般トルコ国民とトルコ政府にとっては、うんざりどころじゃありません。

 Hurriyet
25日午後6時頃、トゥンジェリの町の中心近くで、PKKによると思われる大爆発が起こり、治安部隊の7人が死亡しました。
軍用車がアタチュルク地区のメーンストリートを走行中、大爆発が起こり、爆発音が市内に轟きました。炎上する黒煙は市内のどこからでも見えたそうです。
治安部隊が駆けつけてテロリストと衝突、テロリスト1人も死亡。
救急車が大勢の怪我人をトゥンジェリ国立病院に運び、消防隊が鎮火しました。

最近、PKKの人質になり、2日後に解放された最大野党CHPのトゥンジェリ選出議員ヒュセイン・アイギュン氏は、PKKはトゥンジェリの住民たちを彼らのルールに従わせようと圧力をかけていると言っています。


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ギリシア政府、イズミルの領事館ビルを売りに出した

2012年09月24日 | 国際
9月24日 経済危機にあえぐギリシア政府がついに海外の不動産を売り出しはじめました。
トルコではイズミル市アタチュルク通りにある歴史的な領事館のビルを売ることに決めたそうです。

 Hurriyet
ギリシア国旗がたなびくアテネの国会議事堂


ギリシア当局は、イズミルの領事館のほか、およそ30件の海外の不動産を売り出しました。
英国とブリュッセルの領事館ビル、ベルリンの前大使館ビル、その他、ギリシアがパリとギリシア・キプロスに持っている不動産がセール・リストに含まれています。

マルタやルクセンブルグのような小国を含むEU諸国の代表部も、財政上の理由で閉鎖するそうです。

・・・ギリシア政府の方、不動産よりエーゲ海の島をトルコに買ってもらえば? エーゲ海には無人島も含めて3000ものギリシア領の島があるはず。ミコノスやサントリーニとは言いません。とりあえず、トルコに近いサモス、ヒオス、コス、レスボスを売れば、財政立てなおしできそう。


   イスタンブールでもイスラム侮辱映画に怒りのデモ

アメリカのイスラム侮辱映画でイスラム諸国では暴動騒ぎですね。「トルコは冷静で、さすが首相の指導力・・・」と、先日、アメリカのオバマ大統領がエルドアン首相を電話で賞賛しましたが、イスタンブールでも昨日、500人ほどのデモがあったということです。

 Hurriyet

ムスリムたちはタクシム広場に集まって、アメリカやイスラエルの国旗を燃やしたり、「アメリカに死を」「フランスに死を」「アッラー、アクバル!」(アッラーは偉大なり)と叫んだりしましたが、中東や北アフリカの暴動にくらべたら、おとなしいものだったようです。

イスタンブールは人口1300万余、その90%以上がムスリムなのですから、まあ、これくらいのデモは遅きに過ぎたくらいでしょう。
ムスリムたちはアメリカのフィルムだけでなく、フランスのイスラム侮辱マンガにも怒っているようですね。
言論の自由とはいえ、他人の信仰を侮辱するのはよくないと思います。
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PKKのテロで兵1人警官1人死亡、教師2人拉致

2012年09月23日 | 国内
9月23日 今度もまた、PKK(クルド労働者党)による同時多発テロです。
昨夜、霧雨の降る9時頃、東部トゥンジェリ県のシェヒト・メフメットとギョクチュクの憲兵隊の前哨基地がテロリストに襲撃され、兵士1人が死亡、基地の司令官の中尉を含む7人が負傷しました。
重傷の1人の兵士はヘリでエラズー国立病院に運ばれました。

 Hurriyet
霧雨降る闇の中のテロリストの急襲でした


東部ヴァン県では、地域研究調査病院の急患室の警備に当たっていたトゥンジャイ・アクユズ警官が、夜10時頃、背後から忍び寄ったテロリストに頭部を直撃され、医師たちの努力もむなしく死亡。アクユズさんには生後3ヶ月の赤ちゃんがいます。
先週、トゥンジェリ県で、同様の手口で、検事ムラト・ウズンさんが殺されています。
この攻撃に関する容疑者2人が今日、マラティヤの裁判所に送られました。

   先生を拉致してどうするんだ!
昨日、東部ムシュ県とディヤルバクル県の間の道路を車で走っていた2人の教師が、テロリストに車を止められ、拉致されました。
 一方、21日の警官殺害後に始まった作戦で、ムシュで4人のテロリストを捕らえました。

PKKはトルコもアメリカもEUもテロリスト集団と認定しています。


   フェティエのテルメッソス古代劇場の修復が始まった

エーゲ海岸フェティエのテルメッソスの古代劇場の修復が、9月20日、着工式とともに始まりました。

 Hurriyet

テルメッソスの古代劇場はヘレニズム時代に、4500平米のエリアに建てられました。

修復が終ったら、古代劇場はコンサートが行なえるようになるということです。
「トルコでは各地で古代遺跡の修復が進んでいますが、テルメッソスは無視されてきました」と、エルトゥルル・ギュナイ文化観光相は20日の着工式で語りました。
この工事をできるだけ早く完成させるために、ムーラ県は500万リラ(約2億2500万円)を当てました。

「文化美術品博物館」のムラト・シュスリュ館長によると、この遺跡は1991年から1994年の発掘で、最初に劇場が出土したそうです。
「オリジナルの劇場は3500人収容できましたが、残念なことに、1960年代に港の修復のために劇場の石を運びだして使ったので、いまの劇場の収容人数は2500人くらいです。修復では港から石を戻す作業もします」


   ボスフォラス海峡にクルーザーのための浮き桟橋ができた

388隻の船を係留できる浮き桟橋が、イスタンブール・ボスフォラス海峡のヨーロッパ側タラブヤとイスティニエに明日おめみえします。
 Hurriyet

浮き桟橋のプロジェクトは、駐車場の運営と建設を行なっているイスタンブール市直属のISPARK のコンセプトによるもので、1000万リラ(4億5000万円)かけて完成しました。
船のオーナーは週、月、年単位で借りられ、水、電気、シャワー施設、治安等のサービスを受けられます。

・・・イスタンブールにはクルーザーなんか持ってるお金持ちが多いんですね。


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「仲間を返せ」とジャーナリストたちがアサドに訴え

2012年09月21日 | 国際
9月21日 トルコのテレビ17チャンネルが、今日午前8時半、同時に「シリア軍に捕らわれている2人のジャーナリストを返せ」と、シリアのアルアサドに訴える番組を流しました。

 Hurriyet

トルコ人ジャーナリスト、ジュネイト・ユナルさんと、ヨルダンのジャーナリスト、バシャル・ファフミさんがシリア政府に捕まって33日になります。
トルコのテレビ局は、「彼らは単なるジャーナリストだ」という訴えとともに、2人のジャーナリストの写真を発表し、2人を解放するよう呼びかけました。

今日、1人のジャーナリストが、捕まっているトルコ人カメラマン、ユナルさんの写真のプラカードを掲げて、イスタンブールのシリア領事館近くを“1人デモ”しました。

・・・シリア政府はユナルさんたちを「反政府派に加担している」と因縁をつけて解放しません。真実を報道するジャーナリストはアサドの敵なのです。


   中央アナトリアの発掘で1万年前の日常生活が明らかに

中央アナトリアのアシュクルホユクの発掘作業は23年前からつづいていますが、ついに最深層に達し、1万年前の人々の暮らしが明らかになってきました。

 Hurriyet
1万年前の80体の人骨が出土


アシュクルホユク遺跡発掘の指導者ミフリバン・オズバシャラン教授は「このエリアは中央アジアで最も古い集落があったところです」と言っています。
「この出土品によって、世界最初の農耕作業や最初の脳外科手術など、世界の歴史に光を当てることができます」

出土した80体の人骨から、当時の寿命は25年から30年だったそうです。
1万年前の人類も動物を屠り、皮をなめしていたそうです。

・・・ロマンですねえ。わくわくしてくる話です。


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PKKの爆発で死んだ兵士を5日後、川底で発見

2012年09月21日 | 国内
9月20日 PKKの地雷テロで無惨になくなった兵士の遺体を故郷に返してあげようと、みんな懸命の努力をしたようです。
9月16日にの爆発から5日目の今日、現場から1キロ離れた小川で、ようやくメフメット・チフトゥチ特務軍曹の遺体が発見されました。

 Hurriyet
懸命に川底をさらった人々


南東部ハッカリ県チュクルジャ地区で9月16日、PKKが仕掛けた地雷で軍用車が爆破され、兵士3人が死亡、5人が負傷しましたが、チフトゥチ軍曹は行方不明のままでした。
憲兵隊総司令部と救助部隊、村の警備員、ハッカリ災害対策チームの協力で、大捜索が行なわれ、ザップ川で軍用車の破片を発見、憲兵隊はさらに20人を投入して捜索した結果、ようやく発見に至ったそうです。

せめて遺体を故郷に返してあげたいというみんなの願いが神に通じたのでしょう。


   アタチュルクの短銃がオークションに

トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルクの短銃が7万2000リラ(約324万円)で市場に出たと、NTVテレビが報じました。

 Hurriyet

ブローニングの短銃には金文字で、ムスタファ・ケマル将軍と記されているそうです。
実はこの短銃、当時のアルゼンチン大統領マルセロ・トルクアト・デ・アルベアルがアタチュルクにプレゼントしようと特注したものですが、本人に届いたかどうかは不明というもの。

・・・な~んだ、ムスタファ・ケマルと書いてあっても、アタチュルクが手にしたかどうかはわからないんですね。だったら、324万円くらいが妥当でしょうか?
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またもPKKのテロで、兵士10人死亡、71人負傷

2012年09月20日 | 国内
9月19日 一昨日、エルドアン首相は、テロリストが武器を置けば、軍は作戦を終らせると、PKKテロリストへの呼びかけを行ないましたが、彼らは聞く耳を持たないようです。軍の輸送車をねらった大規模なテロが起こってしまいました。

 Hurriyet
画面右上で黒煙を上げているのが、兵隊さんがたくさん乗っていた軍の輸送車です


トルコ東部ビンギョル県で、軍のバス5台が部隊に帰る200人の兵士を輸送中、PKKのメンバーと思われるテロリストたちがバスにロケット弾を撃ち込んだ後、襲撃をかけてきました。
それぞれの部署から部隊に帰る途中だった兵士たちは、武装していませんでした。「みんな私服姿でしたよ」と、ビンギョル県のムスタファ・ハカン・ギュヴェンチェル知事もショックを受けています。

「テロリストたちは自分らが武器を置けば、軍は作戦をやめることを知って欲しい。だが、武器を置かなければ、作戦は絶対に終らない」とエルドアン首相がテロリストに呼びかけを行なった翌日、このテロが起こったのです。

・・・トルコ男性には兵役の義務があります。兵士と言ったって、フツーのトルコの青年たちです。もちろん、クルド系の青年だって兵役に行きます。前途ある若者たちをいたずらに死傷させているPKKは罪深いと思います。


  オバマ大統領エ首相に電話、イスラム侮辱映画に冷静なトルコを賞賛

アメリカのオバマ大統領が昨日、エルドアン首相に電話し、中東と世界の問題を論じ合ったとホワイトハウスが発表しました。
オバマ大統領はアメリカのイスラム侮辱映画に関して、トルコ国内は冷静であることでエルドアン首相の指導力を賞賛しました。

 Hurriyet

2人は40分話しましたが、その間、オバマ大統領は、昨日のトルコの非武装兵士10人の死と70人の負傷者に哀悼の意を表し、これに対しエルドアン首相は、ベンガジでのクリス・スティーブンス大使の死に哀悼のことばを述べました。

エルドアン首相は、信仰する宗教を侮辱されたからといって暴力攻撃は許されないと言い、過激な抗議活動を批判しましたが、問題の映画を酷評し、預言者ムハンマドを侮辱することは言論の自由の範囲には入らないと言いました。


   アランヤでローマ時代の巨大なモザイク出土

南部アンタリヤ県アランヤ地区で、複雑な幾何学模様が特徴的な巨大なモザイクが出土しました。
モザイクはかつて浴場の床を飾っていたようで、長さ7メートルのプールに隣接しています。

 Hurriyet

発掘のリーダーでネブラスカ大学の歴史学者マイケル・ホフ氏は、「モザイクは3世紀か4世紀のもの。正直言って、こんな大きいとは思わなかった」と「ライヴサイエンス」誌に語っています。モザイクは149平米あります。

「南トルコはローマ帝国の周辺地域と考えられていたが、こんなみごとなモザイクの出土は、アンティオキアが考えられていた以上にローマの影響を受けていたことを示している」とホフ氏は言っています。

・・・いまさらながら、ローマ帝国の巨大な力に驚かされますね。


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世界最古の洞窟教会の大修復が始まった

2012年09月18日 | 文化
9月18日 トルコ通の方、この写真見たら、どこの、なんという教会かわかりますよね? そう、東部ハタイ県の聖ペテロ教会、世界最古の洞窟教会です

 Hurriyet

もちろん、私も見てきましたよ。この教会の修復作業が来年までかけて大々的に始まりました。もちろんオリジナルの形は慎重に維持するそうです。

西暦30年頃、迫害を受けたキリスト教徒たちが、聖ペテロの導きでこの地に逃れ、この教会を築いたと言われます。聖ペテロってキリストの十二使徒のあのペテロが、ここに住んでいたことがあるんです。トルコの歴史って、すごいですね。

初期キリスト教世界に興味のある方は必見の教会。いま、修復工事に入ったところですから、来年、完成したら、まだ見ていない方はぜひ訪ねてみてください。


   PKKに近いBDP(平和民主党)議員が禁固8年の判決

BDP(平和民主党)はプロ・クルディッシュ政党と言われ、テロリスト集団PKK(クルド労働者党)と近いといわれてきましたが、このほどBDPのセバハット・トゥンジェル議員が禁固8年9か月の判決を受けました。

 Hurriyet
トゥンジェルさんはプロ・クルディッシュ議員として有名女性です


今回の判決は彼女が「PKKのメンバーである」ということなんですね。PKKはトルコはもちろん、アメリカもEUも認定している非合法テロリスト集団です。国政にかかわる議員がテロリストでは困りますが、BDPという政党の実態はよくわかりません。

トゥンジェル議員は2007年も逮捕され、議員に選出されて釈放されましたが、この裁判はまだ決着していません。
彼女はPKKの強い支持を受けているヒトです。最高裁判所が判決を認めれば、トゥンジェルさんは議員職を剥奪されます。


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