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首相が憲法の小修正に関して、野党党首と会談する

2016年10月09日 | 国内
10月10日 ビナリ・ユルドゥルム首相は、何週間もかかっている、憲法の小規模修正作業を終わらせるために、来週、2野党党首とべつべつに会談すると言いました。

Hurriyet
左からMHPのバフチェリ党首、CHPのクルチュダルオール党首、AKPのユルドゥルム党首・首相


「小規模な憲法修正のための作業は終わっている。今後の仕事は野党党首に任せる。これから、私は、最大野党の共和人民党(CHP)と愛国者運動党(MHP)の党首たちと会談し、問題を話し合う」と、10月7日、ユルドゥルム首相は記者団に語りました。会談の日にちはこれから決めるそうです。

7月15日の未遂クーデター後、親クルド政党の人民民主党(HDP)を除く3党 ー 政権与党・公正発展党(AKP),共和人民党(CHP),愛国者運動党(MHP)は、法制度に焦点を絞った憲法条文の一部変更を導入することで合意しています。合意の動機は司法組織からギュレニストを一掃することにあります。ギュレニストたちは過去30年間にわたって、法組織に浸透していたと思われます。

3党は7か条に関して合意していますが、判事・検事の解雇と昇進を扱う重要な法組織「判事・検事上級委員会」(HSYK)に関する立案を終えていません。

7月15日のクーデターの余波で、3456人の判事と検事が、未遂クーデターに関わったとして解雇されています。


トルコ軍、シリアでIS戦闘員38人殺害。反体制派軍前進。

この24時間で、北シリアでイスラム国(IS)の戦闘員38人が殺害されたと、10月9日、トルコ軍が発表しました。トルコが支援している反体制派軍とジハーディストとの戦いはエスカレートしているそうです。

 Hurriyet

トルコの戦車と空軍に支援された反体制派軍は、8月下旬に始まった作戦で、ISの本拠地タビクに迫っています。トルコの「ユーフラテスの盾」作戦はタビクを重要な標的にしています。イスラム国の戦闘員14人が、タビクの東3キロの、反体制派軍が支配している村々に入ろうとして殺害されたと、トルコ軍が発表しました。

また、アメリカ主導の連合軍の戦闘機による空爆で、ISの戦闘員17人が同じ場所で殺害されました。軍の発表によると、日曜の朝、トルコの戦闘機が北シリアのISの拠点を標的にした空爆を開始し、7人の戦闘員を殺害、彼らが使っていた建物5つを破壊しました。軍はまた、最近のISとの戦いで、反体制派軍2人が死亡、19人が負傷したと言っています。

トルコの作戦は、トルコ国境沿いにいるクルドの戦闘員も標的にしています。


無人航空機が東部で墜落

10月9日、トルコの無人航空機が、緊急着陸中に問題を起こし、東部エラズー県で墜落したと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

ANKAとして知られる無人航空機は、朝7時半頃、第8軍司令部の管理下にある、エラズーの古い空港から5キロのユンリュジェ村に墜落しました。地元民は爆発音の後、トウモロコシ畑から黒煙が上がるのを見たと言っています。彼らはすぐに治安部隊に通報しました。治安部隊は現場に非常線を張り、立ち入り禁止にしました。

墜落した飛行機は調査のため、第8軍司令部に運ばれました。トルコの航空宇宙産業(TAI)は、航空機はエンジン・トラブルのために着陸したと言っています。


珍しい鳥がトルコ南部オスマニエで発見された

10月7日、南部オスマニエ県の道路わきで、珍種の鳥が発見されたとドーアンニュースが報じました。

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元教師ジェンギス・ギュルチュルさんは、休暇で南東部シャンルウルファからオスマニエに帰る途中、肉垂(にくすい)の赤いタゲリを見つけました。タゲリは翼を散弾で傷つけられていました。ギュルチュルさんは傷ついた鳥を、治療のため、近くの「自然保護・自然公園局」のリハビリ・センターに連れて行きました。

リハビリ・センターの獣医たちは鳥を検査・診断した後、手当てしました。オスマニエの「自然野生生活保護・研究協会」のビュンヤミン・アクン会長は、鳥は治療後は野生に返してやりたいと言っています。「ここで治療してよくならなかったら、私たちはガジアンテプの動物園に連れていきます」

肉垂の赤いタゲリはトルコ南東部シャンルウルファ、ディヤルバクル、バトマン、マルディン、シュルナク諸県で、ときどき見られる珍しい鳥です。


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