トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルの海岸に初の女性ライフガードが登場

2020年06月30日 | 国内
6月30日 イスタンブル市に雇用された初の女性ライフガードが仕事を始めたと、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長が発表しました。

 Hurriyet

「市のあらゆる職場で女性が働くようになる」と、イマムオール市長は自身のツイッターに書き、初の3人の女性ライフガードの成功を願うと言っています。ライフガードとして採用されたドーア・ヤージュさん、エキン・オズテュルクさん、キュブラ・チャクルさんは、イスタンブル黒海岸のリゾート地チャタルジャとリヴァの公共ビーチで警備に当たります。

ヤージュさんはライフガードとして働く機会を得て嬉しいと語りました。「トルコでは女性のライフガードはわずかしかいません。でも、仕事で女性男性の差別があってはいけないと思います。女性でもなんでもできます。私はこの仕事が大好き。私たちは人命を救うのです」


フランス郊外でトルコ出身者が市長に選出された

フランス郊外のヴァロントンで、6月28日、トルコ出身のメティン・ヤウズさんが市長に選ばれました。

 Hurriyet

ヴァロントンはパリの中心から南東へ15キロ、ヤウズさんは52.3%の票を獲得しました。ヤウズさんは無所属候補として、フランス共産党(PCF)のローラン・ペリション候補を破りました。地方選挙は本来、3月下旬に行われていましたが、コロナ・パンデミックのため延期されました。

ヤウズさんは、以前はヴァル・ド・マルヌ県の県会議員でした。2017年、元老院選挙で共和党がヤウズさんを候補に立てましたが、落選しました。

今度の選挙では、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の与党・共和国前進の候補たちは、パリやリヨンを含む大都市で惨敗しました。


エーゲ海で船が沈み、35人の移民が救助された

エーゲ海で船が沈み、トルコの沿岸警備隊が35人の亡命志願者を救助したと、6月29日、治安ソースが言いました。彼らはギリシャの沿岸警備隊によって、トルコ領海に押しもどされたのでした。

 Hurriyet

救助された亡命志願者によると、船はギリシャ軍によって破壊された後、押しもどされ、トルコ・バルケシル県アイワルク沖で沈んだということです。行方不明者4人の捜索がつづいています。

これとは別件で、トルコ沿岸警備隊はアイワルク沖で、ギリシャ軍によってトルコ領海に押しもどされた40人の亡命志願者も救助しました。女性や子供を含む彼らは、エーゲ海のチュプラク島からギリシャ領のレスボス島に向かっていました。

・・・不法移民の波はコロナも関係ないのですね。


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イマームに抗議してコーヒーハウスの前で集団礼拝

2020年06月29日 | 国内
6月29日 北西部サカリヤ県のミュエッジンレルの住民たちが、地元のモスクのイマームに抗議して、夜の集団礼拝をコーヒーハウスの前で行いました。(イマームは信徒を指導する導師です)

 Hurriyet

地元民はイマームの不作法で信者を侮辱する振る舞いを告発し、イマームを替えて欲しいと、県の村長事務所に要請しました。信者を代表して、村の長老サッフェト・カンスさんは、イマームが替わらない限り、信者たちはモスクに行かないと語りました。「私たちは、彼がいなくなるまで、コーヒーハウスの前で礼拝します」

地元民によると、イマームと住民間のトラブルは長くつづいているそうです。「ある日、彼は私に、“朝の礼拝中、あなたはなにをしていたか?”と尋ねました。“お祈りのほかになにをするんでしょうか?”と私は言いましたが、彼の反応は理不尽でした。私は彼が村にいて欲しくありません」とヌハル・アルタイさんは言いました。

村の年寄りのハリル・イブラヒム・ギュルさんも、イマームの行動に不満を訴えました。「金曜礼拝のとき、彼は私の隣の高齢の友人に対して、無作法な振る舞いをしました。私はあんなイマームの後ろで礼拝したくない」

地元民は県の村長事務所が、いまのイマームの退職を決めるのを待っています。


ドライブイン・コンサートがパンデミックの憂鬱を吹き飛ばした

コロナ・パンデミックの中、トルコは正常化に向かっていますが、トルコの娯楽産業も衛生と安全のルールを守りながら、イベントを催しはじめています。

 Hurriyet

6月26日、パンデミックで長いこと娯楽イベントに接しなかったイスタンブルの住民たちは、イエニカプ広場に車を止め、ポップスター、ケナン・ドーウルの最新コンサートを楽しみました。コンサートの2時間前には車が集まってきましたが、ソシアル・ディスタンスのルールに従って駐車させられました。

コンサートの前に、職員が体温チェック、マスクの配布、車の消毒を行いました。コロナ対策が終わると、ケナン・ドーウルがクラシック・カー、1961年モデルのキャデラックで現れ、ステージに上がりました。1400台の車が入る広場の駐車場はほとんど満杯になり、人々はソシアル・ディスタンスと衛生ルールに従って、安全な車内でショウを楽しみました。

ドーウルはデミルオレン・ニュースに、ステイホーム中は歌いたかったと、語りました。「このような時、このような環境で、このような歴史的コンサートができて、またべつの感動を覚えました」

ヒュリエット紙のサワシュ・オズベイ記者も、トルコ初のドライブイン・コンサートに参加し、トルコ音楽業界の“新しい正常”の第1夜の感想をリポートしました。チケットの値段は昨年の同じコンサートの3倍になったと、オズベイ記者は言っています。

7月4日には、「ユーロヴジョン歌謡コンテスト2013」で優勝した有名なポップスター、セルタプ・エレネルも、このコンサート・シリーズ内でコンサートを行います。主催者によると、今後も、歌手レヴェント・ユクセルを初めとするスターたちが出演するコンサートが開かれるということです。


「トルコは1000人中、たった8人が免疫」科学委員会医師

トルコでは1000人のうち8人が免疫になっているが、これは非常に低率だと、保健省科学委員会の医師セチル・オズカン教授は言い、当局が科している対策を守るよう警告しました。

 Hurriyet

「ウイルスに免疫になった人は1000人中、たった8人です。これはとても低率です。私たちがコロナにかかり得ることを意味しています」と、アンカラ・ガジ大学の教授でもあるオズカン医師は言いました。この免疫率は保健 省の抗体検査の結果として出た数字です。

「テストは15万3000人に行う計画です。11万8000人はすでにテストを受けています」と教授は付言しました。「これはまた、3月11日以来、私たちが対策をよく守ってきた結果でもあります」

「“コロナは終わった。もう大丈夫。みんな免疫になった”と言うためには、免疫率は60%にならなければなりません」とオズカン教授は言いました。「当局が科しているルールを厳しく守ることが必要です。ワクチンが発見されるまでは、多くの県でマスクを義務化し、物理的間隔をとるよう勧告します」

オズカン教授はまた、トルコでは高齢者は当局の要請をきちんと守っていると言い、若者たちも同様に行動するよう警告しました。


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受験生は外出禁止令も免除

2020年06月28日 | 国内
6月28日 6月27日は、限定的外出禁止令が全国に出されていましたが、大学入試は行われました。8年生の高校移行試験が行われた6月20日も、限定的外出禁止令が出されていました。

 Hurriyet

大学入学のための高等教育試験(YSK)の第1フェーズは6月27日に行われました。27日の外出禁止は午前9時半から午後6時半まででしたが、試験場へ公共交通機関を使っていく受験生も、親族に車で送ってもらう受験生も、外出禁止は免除されると、内務相が事前に声明で発表していました。ロックダウン中も、パン屋、市場、食料品店、肉屋は開いていると、声明は言っています。

「保健省の科学委員会は、試験のために必要なコンディションを整えておくよう勧告を出しました。エルドアン大統領は、試験時間中、街路が混雑するのを防ぐために、限定的外出禁止を命じ、その日は若者のためだけの日としました」と、ファフレッティン・コジャ保健相は、6月18日、ツイッターで言いました。

トルコの最初の外出禁止令は4月11日、12日に発令され、その後もつづきましたが、政府は最近、正常化計画の一部として、ロックダウンを終わらせました。


トルコはキプロスに関するEUの提案を非難した


「キプロス問題に関するEUの提案は“本気とは思えない”。提案は、キプロス島の天然資源に対するトルコ・キプロスの同等の権利について言及していない」と、トルコ外務省のハミ・アクソイ報道官が、6月27日、言いました。

 Hurriyet

アクソイ報道官は声明文で、EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表の提案に応えました。EUの提案はトルコとギリシャ・キプロスの話し合いを計画しています。「炭化水素資源に関するキプロス問題が解決されるまで、ギリシャ・キプロスの対話者はトルコ・キプロスである」とアクソイ報道官は言っています。

ギリシャ・キプロス政府外務省が話し合うべき相手は、トルコではなく、北キプロス・トルコ共和国(TRNC)のクドレト・オゼルサイ外相だと、アクソイ報道官は言いました。東地中海の問題の解決を望むなら、両国ができるだけ早く、炭化水素資源の探索作業のための協力体制を、利益の分配を含めて、確立するために話し合いをすべきだと、報道官は言っています。

キプロス島西部の海域の支配権の限定は、キプロス問題が解決されなければ不可能だと、報道官は付言しました。アクソイ報道官は、「トルコは、トルコ・キプロスを認めず、“キプロス共和国”のタイトルを奪ったギリシャ・キプロス政府と同じテーブルにつくことはない」と言いました。


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イスタンブルに待望の文化センターが年内にできる

2020年06月27日 | 文化
6月27日 トルコのアートと文化生活にとって画期的なステップとなるイスタンブルの「アタテュルク文化センター」の建設は今年末までに終わるだろうと、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が言いました。

 Hurriyet

「センターには大小のホールがあり、800人が収容できます・・・」と文化観光相はアナドル通信に語りました。「巨大なオペラハウスを含む文化センターの裏の長い通りには、カフェやレストラン、画廊などが並びます」

「私たちは今年末までにこの通りをオープンし、センターも完成させます」と大臣は付言しました。2017年11月6日、エルドアン大統領は「アタテュルク文化センター」の新しいプロジェクトを発表し、センターはイスタンブルを象徴する場所になると言いました。

新しい建物には、2000席ある世界クラスのオペラホールと、800席の劇場、楽屋、公共のエリアがあります。センターにはまた、特別会議室、管理事務所、レストランもあります。


「トルコのコロナの低死亡率はタイムリーな対策による」保健相

トルコが他国に比してコロナを初期段階で抑えていることと、死亡率の低さは、トルコが取っているタイムリーな対策によると、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

Hurriyet

保健相は、商工会議所、米土ビジネス委員会、トルコ会議所・商品取引所連合主催のビデオ会議に参加したと、保健省が声明で言いました。コジャ保健相は会議でのスピーチで、パンデミックとの戦いの成功は、その国が開発途上か否か、民主的か独裁的か、自由か統制的かといったカテゴリーでは説明できないと語りました。

トルコは人工呼吸器、薬品、テスト用キット、防護用品などの医療器材を送って、アメリカを含む135か国を支援しました。パンデミックは世界経済に大打撃を与えたと、コジャ保健相は言い、団結を促しました。「この脅威に対するわれわれの最強の武器は、全地域の団結です。ワクチンや薬品の共同研究は、この病気の治療法を見つけるために非常に重要です」

ビデオ会議には60人の役人とビジネスマンが出席しました。


コロナによる死者は5,065人になり、1日の感染者は1,396人まで増えた

トルコのコロナによる死者数はこの24時間で1,396人まで増え、19人が死亡し、死者総数は5065人になったと、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相がツイッターにシェアしたインフォグラフィックによると、トルコの確認された感染者は194,511人になりました。この24時間で1,492人の患者が快復したと、保健相は言いました。快復者の総数は167,198人になりました。

コジャ保健相はまた、昨日、51,198人がテストを受け、テストを受けた人の総数は3,186,622人になったと言いました。現在、963人の患者が集中治療室で治療を受け、382人が人工呼吸器を使っていると、保健相は付言しました。


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高齢者の観光旅行が許可される

2020年06月26日 | 国内
6月26日 65歳以上の高齢者の観光のための旅行が許可されるだろうと、内務省が発表しました。

 Hurriyet

内務省は、感染者の数が減少し、観光シーズンが始まってきたので、高齢者の旅行を許可するのが適当と思われるとし、全国81県の知事に回状を送ったと言いました。

免疫不全や腎不全の人、また過去3年間に臓器移植手術を受けた人を除き、65歳以上の人々は、“観光目的の旅行”を申請できると、内務省は言いました。高齢者は配偶者、きょうだい、近親者を含む6人までの旅行許可を申請できることになるでしょう。

トルコはコロナの第2波を経験していないが、まだ第1波の影響を受けていると、ファフレッティン・コジャ保健相は言い、政府は全国的な外出禁止令は考えていないと付言しました。保健相はまた、感染者数には変動があり、テストの結果が、リスクが高まるかもしれない警告のサインだと言いました。

「この夏は、私たちはコロナ予防のルールを守るしかありません」と、コジャ保健相は6月24日、保健省の科学委員会の会議後に語りました。保健相はまた、政府には全国的な外出禁止令を出す計画はないと強調しました。「この問題は委員会の会議でも議題になりませんでした。県または地区の特別なロックダウンはあるかもししれません」


メフメトⅡ世の肖像画がサザビーズの競売に

征服王メフメトとして知られるオスマンのスルタン・メフメトⅡ世を描いた油絵の肖像画3点の中のひとつが、7月8日、ロンドンのサザビーズでオークションにかけられるでしょう。

 Hurriyet

有名なヴェネツィアの画家ジェンティーレ・ベルリーニによる肖像画がオークションにかけられるのは初めてです。スルタン・メフメトの治世(1432~1481)に描かれたと思われるこの肖像画は、オークションのハイライトのひとつです。この肖像画はこの種の個人コレクションの最後のものであり、30万~50万ポンド(46万4000~77万4000ドル)の間の価格で売られるでしょう。

肖像画にはメフメトⅡ世のほかにもう1人の人物が描かれていますが、彼はメフメトⅡ世の息子のジェム・スルタンと推測されます。この肖像画は200年間、同じ家族に所有されていました。

スルタン・メフメトⅡ世は1453年、21歳のとき、イスタンブルを征服しました。彼はこの都市をオスマンの首都として繁栄させました。1479年、彼はベルリーニをイスタンブルに招き、肖像画を描かせました。


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「コロナ・ウイルスでイスタンブルは50億リラ費やした」知事

2020年06月25日 | 国内
6月25日 エクレム・イマムオール市長によると、コロナ・ウイルスの発生によって、トルコ最大の 都市イスタンブルは50億リラ(7億3000万ドル)以上を費やしました。

 Hurriyet

第2波が来たら、この数字は65億リラ(9億5000万ドル)になるだろうと、イマムオール市長は、6月23日、市長就任1年を記念する会合で言いました。

「コロナ発生は市の財政に、大きな悪しきインパクトを与えました。残念ながら、私たちは、他の諸都市・諸国と同様に、初の厳しい体験をしています」とイマムオール知事は言いました。知事が示したデータによると、市が運営している公共交通や文化的サービスからの収入は、パンデミック以前の10%に減少し、市の予算に大きな打撃を与えています。

イマムオール知事は、最高選挙委員会(YSK)が、昨年3月24日行われた最初の選挙に反則があったとしたため、6月24日に再度行われた選挙で再選されました。最大野党・共和人民党(CHP)から立候補したイマムオール氏は、現政権・公正発展党(AKP)の候補を制し、過半数の票を得て勝利しました。

「私が知事に就任したとき、市の金庫には職員に払う月給もなかった」と、彼は言い、いくつかの財団や協会への財政援助をカットし、市の財源として7億リラ(1億200万ドル)をつくったと付言しました。

イマムオール市長はまた、金角湾をクリーンに保つロードマップを進行させていると語りました。「ハリーチ(金角湾)の浄化作業は進行中です。市は毎日、300,000立方メートルの水を、ボスフォラス海峡から金角湾に送っています」と知事は言いました。金角湾の浄化問題は、長年にわたる政治論争の焦点になっていました。


トルコ人の3人に1人は循環器系疾患で死亡

トルコ統計局によると、2019年、トルコ人の3人に1人は循環器系の病気で死亡しています。

 Hurriyet

2019年の435941人の死亡者のうち、36.8%が循環器系疾患でなくなっています。次がガンで18.4%、呼吸器系疾患の12.9%。循環器系の死亡者のうち、39.1%は虚血性疾患、22.2%は脳血管性疾患でした。ガンの死亡者の多くは咽頭と気管、気管支または肺の悪性腫瘍でした。

2019年、循環器系疾患は75~84歳のグループに多く見られ、ガンは65~74歳のグループに多く見られました。循環器系疾患による死亡率が最も高いのは、エーゲ海地方のアイドゥン県で、全死亡者の47.2%がこの病気で亡くなりました。次がエーゲ海地方のデニズリ県で47.0%。

ガンによる死亡率では、イスタンブルがトップで、22.2%、次が北西部のテキルダー県で22.1%でした。


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警察の介入にも負けず、弁護士協会の行進が首都の到着

2020年06月24日 | 国内
6月24日 約60の弁護士協会が、彼らの発言を抑制する法改正に抗議する行進を始め、警察の介入にもめげず、首都アンカラに到着しました。

 Hurriyet

6月23日、弁護士たちはアンカラに入ろうとして警察に阻止されましたが、夜を徹した“すわりこみ”で抗議しました。内務省との討論後、弁護士たちは、トルコの建国者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟“アヌトゥカビル”に到着しました。各弁護士会の議長たちは、トルコ国会に彼らの 要請を届ける予定です。

トルコ弁護士協会のメティン・フェイジオール議長、IYI(善良)党のメラル・アクシェネル議長、マンスル・ヤウシュ・アンカラ市長が、すわり込み中の弁護士らを訪れました。最大野党・共和人民党(CHP)の弁護士たちも、すわり込み中の弁護士らを訪ね、団結を表明しました。

公正発展党(AKP)は、専門職協会、第一に弁護士協会の構成と規制を変更する草案を検討中です。アンカラ弁護士協会が、5月に、声明を出してから、法改正が表面化してきました。アンカラ弁護士協会は、この声明で、宗教局(Diyanet)のアリ・エルバシュ議長のホモセクシュアルに関する発言を批判しています。


モスクが礼拝者のために再オープンされた


トルコは6月23日、集団礼拝のためにモスクを再オープンしたと、宗教庁(ディヤネット)のアリ・エルバシュ長官が言いました。

 Hurriyet

エルバシュ長官は、礼拝者はマスク着用とソシアル・ディスタンスのルールを守らなければならないと、ツイートしています。モスクはすでに午後と金曜礼拝のためにオープンされていると、長官は言いました。

3月16日、宗教庁はコロナ発生のため、金曜礼拝を含む集団礼拝の全国的一時中止を発表しました。トルコは最近、正常化の時期に入り、規制を緩和しています。


イスタンブルの豪雨で1人が死亡


イスタンブルを襲った豪雨で1人が死亡したと、6月23日、イスタンブルのアリ・イエルリカヤ知事が言いました。

 Hurriyet

シリア国籍の30歳の男性が悪天候にため死亡したと、知事は、市内で最も雨の激しかったエセンユルト区で記者団に語りました。数人が地元の病院に運ばれましたが、みな快復しました。

6月23日朝、豪雨の中で水上竜巻が起こり、イスタンブルの一部で洪水が発生しました。市内のヨーロッパ側のビュユクチェクメジェ湖で水上竜巻が起こったと、地元の人は言っています。市内のヨーロッパ側も、アジア側も、各地で車や歩行者が立ち往生し、あられが降ったところもあります。

チャタルジャ区では水上竜巻によって、数軒の家が破壊されました。1軒の家は強風で屋根が飛ばされ、電信柱が倒れました。トルコでは竜巻は主として南部で起こっています。気象庁の記録によれば、1980年から2013年の間に、トルコ全土で59件の竜巻が起こっています。


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竜巻と豪雨とあられがイスタンブルを襲った

2020年06月23日 | 国内
6月23日 豪雨とあられが、人口160万の巨大都市イスタンブルを襲い、各地に鉄砲水を起こし、交通を麻痺させました。

 Hurriyet

強風は嵐に変わり、大波がイスタンブルのイエニカプとマルテペの海岸に押し寄せました。土砂降りの大雨がヨーロッパとアジアの両大陸にたたきつけ、多くの家が浸水し、あちこちで車が動けなくなりました。降雨のため、交通の要所は混みあい、混雑は53%に達しました。

歩行者は雨やあられを避けて、バス停や店の日よけの下に逃げ込みました。雨の中江、チャタルジャ地区で竜巻が起こりましたが、死傷者は報告されていません。ゼイティンブルヌでは大きな木が倒れたという報道がありました。ベシクタシュでは、風雨の中で生中継をしていたテレビの記者が負傷しました。豪雨は明日もつづくと思われます。


コロナによる死者は4,974人に、1日の感染者は1,212人になった

トルコの確認されたコロナ感染者は、この24時間で1212人増え、24人が死亡し、死者総数は4,974人になったと、ファフレッテイン・コジャ保健相が、6月22日、言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相がツイッターにシェアしたインスタグラフィックによると、トルコの感染者総数は188,897人になりました。この24時間で、1,293人の患者が快復したと保健相は言っています。快復した人の総数は161,533人になりました。

保健相はまた、昨日、41,413人がテストを受け、テストを受けた人の総数は2,986,653人になりました。現在、846人の患者が集中治療室で治療中で、345人が人工呼吸器を使っています。


コロナによるプラスチック廃棄物の増加を、学者が警告

「コロナ・パンデミックによって、マスクや手袋など防護用品の需要が急増し、人々はそれらを無頓着に捨てて、環境に大きな脅威を与えています。世界は史上最悪の健康危機に取り組んでいるのです」と学者が警告を発しています。

 Hurriyet

「街はいま、マスクや手袋や汚染されたごみでいっぱいです。私たちは大きな脅威に曝されています」と、テキルダー県のナムク・ケマル大学工学部のロクマン・ハカン・テジェル学部長は言いました。

6月1日、正常化計画が始まって、マスク着用は全国81県中49県で義務化されました。テジェル学部長は人々に、街路を清潔にするよう勧告し、衛生の重要性を力説しています。「衛生を単に消毒剤を使うことと思ってはいけません。街は汚染物がいっぱいです。通りごとに、これらを捨てる容器を設置する必要があります」

コロナ・パンデミックは人々の日常を変え、プラスチック・バッグの使用も増えています。カフェやレストランではプラスチックの皿やナイフ・フォークを使うようになりました。

テジェル学部長はまた、化学的汚染にも触れました。地元行政は科学的消毒剤を使い、街や公共の場を清潔にし、人々も家の中のウイルスを殺すために、漂白剤を使っています。「私たちが使っている化学物質は下水に流され、川や海を汚染します。行政は排水の浄化処理を慎重に行うべきです」

「とくに高齢者は、ウイルスと接触する可能性の高い都会の中心を離れて、リゾート地や村に移住したほうが良い」と彼は勧めています。「しかし、皆が田舎に移住したら、今度は田舎がソシアルディスタンスを取れなくなってしまいますね」と、テジェル学部長は付言しました。


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ステイホームでボスフォラス海峡の水質が向上した

2020年06月23日 | 国内
6月22日 コロナ・ウイルスによるロックダウン中、人々が家にいるようになり、都市間をフェリーで移動する人も減って、ヨーロッパ大陸とアジア大陸を隔てるイスタンブルのボスフォラス海峡の水質が、めざましく改善されました。

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ミリエット紙の記者たちが専門家とともに、水深18メートルまで海峡に潜水して、最近の海中の状況を調査しました。水の透明度は著しく向上していましたが、「乙女の塔」の周辺に、わずかながらマスクやプラスティックの手袋のような医療廃棄物が海中に捨てられていました。

しかし、乙女の塔の周辺の渚には、カニ、ヒトデ、ムール貝、ウミウシ、魚の小群が見られました。最初の観察によれば、水中の可視性は5~6メートルまで増し、プランクトンの濃度は減っていました。

ボスフォラスの水が澄んできた最大の理由は、コロナによって人々の暮らしのペースが緩慢になったためだと、潜水調査に参加した、イスタンブル大学の研究者メリチ・アルバイさんは言いました。ロックダウン中、船の通行が減り、魚釣りも禁じられたことが、水質をめざましく改善させました。

最近は、マルマラ海に投げ込まれる産業廃棄物が減ったと、アルバイさんは強調し、海の交通の減少も良い効果をもたらせたと言いました。「少なくとも1年間は、いまの状況がマルマラ海のエコシステムに良い影響を与え、生物の多様性と魚資源の保護に貢献するだろうと、私たちは考えています」と、アルバイさんは言い、人的圧力の減少が海水の質に建設的な影響を与えたと付言しました。

アルバイさんはまた、医療廃棄物が強い流れに乗って大海に流出する可能性について警告しました。トルコが正常化計画を始める前のロックダウン中、イスタンブルの海をイルカの群れが泳ぐのが何度も見られました。イルカが見られることは、海のエコシステムが健やかであることを示すものと考えられます。


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コロナ最前線の父親たちは、父の日も子供と離れ離れ

2020年06月22日 | 国内
6月21日 コロナ・パンデミックの中、家庭生活の調整にはだれしも苦労していますが、とりわけ医療関係者たちは自分の子供たちとの生活を犠牲にして、コロナ患者たちの命を救っています。

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トルコ南部メルシン県の父親たちも、父の日もウイルスとの戦いに専念していました。「メルシン市訓練・研究病院」で働く人々は、自分の子供たちと会うときも、ウイルス感染のリスクを避けるために、特別の注意を払わなければなりません。

メフメト・ムクさん(51)は、子供に父親としての気持ちを表すのがむずかしいと言っています。PCR研究室の責任者でもあるムクさんは、「妻も医療関係者なので、娘との濃厚接触は避けています」と言っています。

「私が家のドアを開けると、子供は走り寄ってきますが、妻が子供掴まえ、私は忍び足で家に入ります」とムクさんは言い、小さな娘を傷つけたり、戸惑わせないよう努めていると付言しました。「これはほんとうに難しいことです・・・父親であることは嬉しいことですが、 私たちの仕事は神聖です」

看護師のアリ・リザ・ギョチェンさん(30)は「私は家に入るとすぐ、自分の消毒をします。私たち医療従事者は厳しい時を過ごしています。自分の子供を抱けないなんて悲しいことですよ」と語りました。1年前に父親になったばかりの麻酔技術者のエルカン・ヤヌクさんも同様の気持ちを語り、父の日はお酒も飲まずに過ごしたと言いました。


トルコは2020年前半、96件のテロ攻撃を防いだ

トルコ治安部隊は今年前半、総計96件のテロ攻撃を阻止し、テロ容疑者54人を逮捕しました。

 Hurriyet

情報活動と法執行チームの努力によって、99件のテロ活動が阻止されました。99件のうち、93件はYPG/PKKによるもの、2件は左翼テロ集団、1件はISILによるものでした。治安ソースからの情報によると、作戦中、54人の容疑者が逮捕されましたが、そのうちの42人はYPG/PKKのメンバーで、10人はISIL,2人は左翼テロ組織でした。作戦中、警察は全国で何十個もの爆発物を押収しました。

2019年、トルコ治安部隊は、328件のテロ攻撃を阻止しましたが、そのうちの299件はYPG/PKK,18件はISIL,1件は左翼テロ組織によるものでした。トルコは2013年、ISILをテロ・グループと認定した最初の国の一つです。


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