トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

エクレム・イマムオール氏がイスタンブル市長になった

2019年06月29日 | 国内
6月29日 エクレム・イマムオール氏は、やりなおし選挙で楽勝し、27日、2度目の当選証書を手にしました。

 Hurriyet

3月31日の全国地方選挙でも、彼は当選証書をゲットしましたが、最高選挙委員会が、投票に不正があったとして選挙結果を取り消しました。6月23日、やりなおし選挙が行われ、共和人民党(CHP)のイマムオール候補が54.21%の票を獲得し、ライバルの公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム候補を下しました。

選挙委員会は6月26日、新たな選挙結果を承認しました。イマムオール氏は証書を受けて、160万都市イスタンブルの最高ポストに就任しました。イマムオール新市長は、イスタンブルはトルコとヨーロッパの最大の都市だと言い、トルコ国民の意志を明らかにした民主主義の兵士たちに感謝すると付言しました。

その後、イマムオール氏は、アリ・イエルリカヤ市長から市長のポストを引き継ぐために、ファティフ区にある市庁舎に向かいました。


「S-400の緊張はオバマのせいでトルコのせいではない」米大統領

トランプ大統領は6月29日、大阪のG20サミットの閉会スピーチで、世界の広範な問題に関して強いメッセージを発しました。

 Hurriyet


トランプ大統領は、スピーチの質疑応答のセッションで、アメリカとトルコ間のS400ーF35に関する緊張についての質問に答えて、自分はあらゆる案件でアメリカ・ファーストであるが、アメリカの前政権(オバマ)によるトルコに対する不公平な扱いに目を閉じてはいないと言い、アメリカの防衛システムを買いたいという要請に対するバラク・オバマ前大統領の対応に言及しました。

米土はNATOのメンバーとして、長く戦略的同盟関係にあるにもかかわらず、アメリカはトルコがロシア製のミサイル防衛システムの購入を決めたことに異議を唱え、アメリカはF-35ジェット機をトルコに売る契約を破棄すると脅しています。アメリカは、ロシアとの契約を破棄するようトルコに要求していますが、トルコ当局はロシアとの契約は「もう終わっている」と説明しています。

「トルコがパトリオットを買いたいと言ったとき、オバマ政権はノーと言ったので、トルコはS400を買うことにした」とトランプ大統領は言いました。「現在の両国間のS400-F35に関する緊張はオバマ政権のせいで、トルコやエルドアン大統領のせいではない」

「エルドアン大統領はタフな男だが、私は彼とやっていく」とトランプ大統領は言い、2016年のクーデターに関与したとして拘束されていたアメリカ人牧師アンドリュウ・ブランソンが釈放されたことに感謝しました。ブランソン牧師は10か月で釈放されました。

「トランプ大統領は、トルコがロシアのS400ミサイル防衛システムを買うかもしれないという懸念を表明し、また、トルコとは防衛面でともに協力し、NATO同盟を強化していくと語った」と、ホワイトハウスは言いました。
「トルコはNATOのメンバーでありながら公平に扱われてこなかった」と、以前、トランプ大統領はエルドアン大統領との共同記者会見で言いました。トランプ大統領はまた、今年、トルコを訪れると発言し、それは7月か?という質問には、日にちはまだ決まっていないと答えました。

「トルコとアメリカの戦略的協力関係は、さなざまな分野でさらに強化されるだろう」と、エルドアン大統領は、6月29日のトランプ大統領との会談後に言いました。「結局、両国は戦略的協力関係にあり、その関係はさまざまなな分野で促進されていく。今後もこの関係は同様につづいていくと信じる」


「米大統領はS-400に関して制裁は課さないと言った」エ大統領

「トランプ大統領が、ロシアのミサイル防衛システムの購入に関して、トルコに制裁を課すことはないだろう」と、エルドアン大統領は、6月29日、両首脳の会談後、言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は日本のG20サミットの記者会見で、トルコはS-400を購入することにしたが、アメリカからF-35ステルス・ジェット戦闘機が配送されることを期待していると言いました。大統領はまた、ロシアのシステムは7月前半に届くだろうと付言しました。

「われわれはトランプ大統領から個人的に、制裁はないだろうと聞いている」とエルドアン大統領は言いました。「わが国はアメリカと戦略的協力関係にある。戦略的パートナーとして、だれもトルコの主権者としての権利に干渉する権利はない。みながそれを知るべきだ」

「わが国は、これまでにアメリカに14億ドルを支払っている」とエルドアン大統領は言いました。「これまでにアメリカから4機のF35ジェット機がトルコに送られているが、わが国はまだ総計116機のジェット機を受け取るだろう」

カショギ氏殺害事件
エルドアン大統領はまた、国際社会に、惨殺されたサウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の加害者の告発を優先することを要請し、この問題を議題にしないことは容認できないと言いました。「カショギ氏殺害の犯人の告発は、国際社会の基本的な仕事だ」とエルドアン大統領はスピーチで言い、世界各国に、殺害されたジャーナリストの問題を世界的な議題にするよう要請しました。

カショギ氏は昨年10月2日、イスタンブルのサウジ領事館に入った後、サウジの実行グループによって殺害され、遺体はばらばらにされました。

難民危機
エルドアン大統領は各国首脳らに、シリア内戦が勃発し、トルコに何百万の難民の流入が始まった2011年以来、トルコが払ってきた“犠牲”について語りました。

「2011年以来、わが国は戦火を逃れてくる360万人のシリア人を含む400万人以上の難民に門戸を開いてきた」と、エルドアン大統領は言い、中東諸国のみが不法移民の責任を負わされていると訴えました。エルドアン大統領はまた、国連の計算によると、トルコは難民のために370億ドルを費やしているが、国連は20億ドルを分担したに過ぎないと言いました。

国連難民高等弁務官事務所はトルコにいる難民のために20億ドルを提供したにすぎません。人権について他国を教育しているつもりの西洋先進国は、シリア紛争の人道的問題がわかっていないと、エルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領はアメリカのドナルド・トランプ大統領、ロシアのウラジミル・プーチン大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イギリスのテレサ・メイ首相、フランスのエマニュエル・マクロン首相、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領、インドのナレンドラ・モディ首相、国連のアントニオ・グテーレス事務総長を含む多くの首脳と話し合いました。


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「トランプ大統領はトルコがS-400購入の理由を知っている」エ大統領

2019年06月28日 | 国際
6月28日 トランプ大統領は、トルコの安全保障への懸念と、なぜロシアのS-400対空防衛システムを必要とするかを知っていると、エルドアン大統領は日本のメディアのインタビューで語りました。

 Hurriyet
武庫川女子大学の名誉博士学位贈呈式でのエルドアン大統領


「S-400に関して、トランプ大統領はトルコの懸念と、なぜわが国がこのシステムを必要としているかを知っている」と、エルドアン大統領は6月27日、日本で日経新聞に語りました。大統領は日本でのサミット中に、トランプ大統領と会談する予定です。

トランプ大統領は7月、トルコを訪れるかもしれないと、エルドアン大統領は言いました。「7月のトランプ大統領の訪土では、この件が話し合われるだろう」

エルドアン大統領は、S-400はひとつの商品であり、サービスの購入だと説明しました。「効率的な対空防衛システムの購入にあたって、科学技術の導入と有利な価格の分析は、わが国にとって優先課題だ」と、大統領は日経新聞に言いました。「G20サミット中のトランプ大統領との会談は、両国の関係のデッドロックを解消し、両国の協力を強化するために重要だと思っている」


シリア体制側がトルコの監視所近くの地域を攻撃

 シリアの体制派軍が、6月27日、シリア北西部イドリブのトルコの監視所近くの地域を攻撃してきました。

 Hurriyet

バシャル・アルアサドの体制派軍は、ザウイヤ地方の第10監視所を、大砲と迫撃砲で攻撃してきました。物質的被害が報告され、攻撃で起こった火災はまだ見られます。トルコ陸軍(TSK)は6月26日、この地域に増援隊を送りました。

この地域は、この3か月間に数回も、アサドの軍の攻撃目標にされています。今回の監視所近くの攻撃は6回目で、これまで4月29日、5月4日、12日、31日、6月8日にも同様の攻撃を受けています。トルコとロシアは攻撃を止めさせることで合意し、イドリブを安全地帯にしましたが、シリア体制派軍は休戦協定を破り、しばしば安全地帯内への攻撃を仕掛けています。

トルコは第9回アスタナ平和会談後、イドリブの安全地帯に12の監視所を設置しました。ロシアはシリアの保証国として、アサド体制軍と、イランが支援する民兵グループによる攻撃を阻止する責任があります。アサド軍と民兵軍は昨年のトルコとロシアのソチ協定を何度も破っています。

2011年、アサド体制がデモ参加者を予想外の厳しさで弾圧したときから、シリアの破壊的な内戦はつづいています。


ボスフォラス橋の補修工事でラッシュアワーは大渋滞

ファティフ・スルタン・メフメト橋の補修プロジェクトの第1日、6月27日、イスタンブルのヨーロッパ側とアジア側で交通大渋滞が起こりました。

 Hurriyet

デジタル・マップによると、朝、東から西へ、アジアからヨーロッパへ向かう車の列は25キロに及び、ふつうなら2,3分で渡れる、長さ1キロの橋をわたるのに数時間かかりました。補修工事で8レーンのうちの4レーンが閉鎖されたためです。

橋のアスファルト・コーティングを塗りなおすプロジェクトは50日かかる予定です。ファティフ・スルタン・メフメト橋は、ボスフォラス海峡にかかる3つの橋のひとつです。この橋は30年前に造られた吊り橋で、イスタンブルのアジア側のベイコズ区とヨーロッパ側のサリエル区を結んでいます。

当局のデータによると、2018年には、毎日平均17万台の車がこの橋を渡っていました。昔から、イスタンブルのヨーロッパ側はビジネスや産業ゾーンなのに対して、アジア側は主として住宅地域であるため、多くの人々が毎日、ボスフォラスを渡って出勤しています。交通渋滞は、朝のラッシュ時はアジア側で、午後は夕方まで、ヨーロッパ側で起こっています。


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「トランプ大統領から制裁の印象は受けていない」エルドアン大統領

2019年06月26日 | 国際
6月27日 エルドアン大統領は、6月26日、「トルコとアメリカの関係は戦略的協力に基づいている。トランプ大統領から制裁を受ける印象は受けていない」と言いました。

 Hurriyet
G20出席のため、日本に到着したエルドアン大統領夫妻


大阪で行われるG20サミットに出発するまえの記者会見で、エルドアン大統領は、トルコとアメリカはNATOのメンバーだと強調しました。大統領は、ロシアのS-400対空システムの購入に関する質問に答えて、「NATO加盟国同士が制裁を課すのかどうか、私はわからない」と言いました。

アメリカ当局はトルコに、アメリカのパトリオット・ミサイルを買うよう促し、ロシアのシステムはNATOのシステムと相いれないと言っています。しかし、トルコは、S-400はNATOのシステムに統合されないからNATOの脅威にはならないと強調しています。トルコは、技術的問題を明らかにするための委員会の結成を促していますが、アメリカはこの提案に応えていません。


エルドアン大統領、日本到着

大統領が27日、G20出席のため日本に到着しました。大統領とエミネ夫人は日本の山田賢司外務大臣政務官とムラト・メルジャン駐日トルコ大使の歓迎を受けました。

 Sabah
女子大生の歓迎を受けるエルドアン大統領夫妻とアルバイラク財務相夫妻


メヴリュト・チャウシュオール外相、ベラト・アルバイラク財務相、ファフレッティン・アルトゥン大統領府広報官、イブラヒム・カルン大統領府報道官が、大統領に同行しました。エルドアン大統領は到着後すぐ、武庫川女子大学を訪れ、名誉博士号を贈られ、茶会に出席しました。

G20でエルドアン大統領はアメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領と相互関係や中東問題について話し合うでしょう。G20終了後は中国を訪れ、習近平主席と会い、相互関係強化のために意見を交換するでしょう。


「米土大統領の会談はS-400問題を進展させるだろう」NATO事務総長


日本で行われているG20でのトルコ=アメリカ大統領の会談は、トルコがロシアのS-400防衛システムを買う問題の解決に役立つだろうと、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、6月27日、言いました。

 Hurriyet
前列右端がストルテンベルグNATO事務総長


「トルコのエルドアン大統領とアメリカのトランプ大統領は、今週会談するが、うまく行けば、この問題に進展が見られるだろうと、事務総長は、ブリュッセルで行われた2日間のNATO防衛大臣会談に続いて、記者団に語りました。ストルテンベルグ事務総長は、S-400問題に関するトルコ=アメリカ間の対話を歓迎し、これはNATO会議の問題ではないが、サイドラインで話し合われるだろうと言いました。

アメリカとトルコ間の緊張は、最近、ロシアのS-400防衛システム購入に関してエスカレートしています。アメリカは、「これはF-35ジェット戦闘機におけるトルコの役割を危うくし、制裁の引き金になるかもしれない」と言いました。

トルコはアメリカから対空防衛システムを買おうと努めましたが成功せず、2017年、ロシアのS-400を購入することを決めました。


「イスタンブルの選挙は世界に民主主義のメッセージを送った」CHP

 23日の“やりなおし選挙”は世界にメッセージを送り、トルコの民主主義への信頼を復活させたと、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首が、6月25日、言いました。

 Hurriyet

「世界はトルコの民主主義に絶望していた。トルコには抑圧と暴力が存在すると言われていた。世界はトルコにはもう民主主義は存在しないと思っていた。その状況の中で、われわれは世界に民主主義のメッセージを送った。世界はわが国を驚きをもって見ている」と、クルチュダルオール党首は、アンカラで行われたCHP議員の集会で言いました。

「いま、全世界は、われわれの文化と民主主義への大志を見つめている。われわれは信念をもって、これを実行できる。われわれは信じ、実行し、それを事実にした」と、彼は言いました。「イスタンブルの選挙は、イスタンブル市長を選ぶ以上のものだった」

「勝利者は民主主義である。勝利者はトルコ共和国である。勝利者は民主的共和国を賞揚する8200万の市民である」と彼は言いました。

   ・・・民主主義、民主主義と言ってるだけでは、むなしい。もうちょっと具体的政策とか言ったらどうですか。イマムオールさんも、そうです。


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ネムルート山の荘厳な日没がツーリストをひきつけている

2019年06月26日 | 観光
6月26日 息をのむような荘厳な日の出と日没を見るために、ネムルート山を訪れるツーリストが増えています。

Hurriyet

南東部アドゥヤマン県のキャフタ地区に位置するこの山は、ユネスコの世界遺産に登録されています。800メートル、40分のトレッキングで、山の頂上に到達します。山頂にはギリシャやペルシャの神々の巨大な彫像が点在し、ライオンやタカの像が神々の像を守っています。

これらの彫像は、BC1世紀、後期ヘレニズム時代、コムマゲネ王朝の王、アンティオクス1世の命によって建てられました。伝承によれば、聖書のニムロデ王がここに埋葬されたといわれます。また、イスラムやユダヤの伝承によれば、預言者アブラハムがこの山頂で邪悪なニムロデ王と戦い、敗退せしめたということです。

昨年は10万人のツーリストがこの山を訪れましたが、昨今、人気が高まり、今年は3月までに、すでに3万5000人が訪れているそうです。

・・・私は夜中に起きて、山頂の日の出を見に行きましたけど、日没もよさそうですね。とにかく、1度は訪れてよい不思議な世界です。


トルコ国会が新兵役法を裁可した

トルコ国会が6月25日、兵役期間を半分にする新兵役法を裁可しました。

 HUrriyet

600議席のうちの335人の議員が、この法を承認し、17人の議員が反対票を投じ、2人が棄権しました。新兵役法は兵役期間を12か月から6か月に短縮し、また、支払い能力のある者には、有料終身兵役免除もあります。

新しい法律では、トルコ市民はみな1か月の軍事訓練を受けなければなりませんが、あとの5か月の兵役は、31,000リラ(5,371ドル)支払えば免除されます。


投票に来たイスタンブルっ子がリゾート地に帰っていった

6月23日のイスタンブル市長“やりなおし選挙”の投票を終えた大勢のイスタンブルっ子たちが、夏の休暇を過ごしていた故郷の町やサマーハウス、南のリゾート地へ戻って行きました。

 Sabah
投票のためにリゾート地からイスタンブルに来た人々。23日、イスタンブル空港


3月31日の最初の市長選は、現政権・公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム候補と最大野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマムオール候補の僅差の戦いだったので、やりなおし選挙は棄権するわけにはいかないと思った人が多かったのでしょう。大勢の人が投票のためにリゾート地からイスタンブルにやってきました。

23日の選挙の結果はイマムオール候補の楽勝でした。投票のために来てよかったと、満足してサマーハウスに戻った人も多かったのでしょう。


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「イスタンブル市長選の勝利者は民主主義だ」CHP党首

2019年06月25日 | 国内
6月25日 最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首が、同党の候補者の勝利は民主主義の勝利だと言いました。

 Hurriyet

「民主主義を信じる者はみな、今日の勝利を誇りに思っている。民主主義を信じる全世界はトルコを誇りに思っている。民主主義を信じる国民はみな、皆さんを誇りに思っている」と、彼は、同党の候補エクレム・イマムオール氏が勝利を手にした後、アンカラのCHP本部のバルコニーからのスピーチで言いました。「今日、民主主義が勝利したことを、皆さん、忘れないでください」

「勝利者はトルコ共和国です。ムスタファ・ケマル・アタテュルクとその友人たちの勝利です」とクルチュダルオール党首は付言しました。「CHPは国民の意志を信じ、それがあらゆる障害を克服すると信じていました」

「すべては“正義の行進”で始まりました。私たちはイスタンブルの選挙で力を合わせ、障害に乗り越えました。私たちは民主主義の武勇伝を書きました」と彼は言い、民主主義を支持する国民が抑圧に立ちあがったと付言しました。

「イマムオール氏はイスタンブルを世界の重要な都市にするでしょう。彼の前に、もう障害はありません。私たちはすべての市民を抱き、すべての人、すべての意見を尊重します。CHPはだれをも軽んじません。すべての宗教、民族、社会的存在を尊重します」とCHP党首は言いました。


日本のG20でエルドアン大統領がトランプ大統領と会談する

6月28~29日に開かれる日本の「G20大坂サミット」で、エルドアン大統領はアメリカのトランプ大統領と会談するでしょう。

 Hurriyet

トランプ大統領のサミットでの全プログラムを発表したホワイトハウスの上級官僚によると、会談では、ロシアのS-400ミサイル防衛システムと米土の関係について話し合われるでしょう。トランプ大統領は中国の習近平主席、ロシアのウラジミル・プーチン大統領、サウジアラビアのモハムメド・ビン・サルマン皇太子、日本の安部晋三首相、インドのナレンドラ・モディ首相、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、オーストラリアのスコット・モリソン首相と会談すると、彼は言いました。

アメリカ=トルコ間の緊張は、トルコがロシアのS-400地対空ミサイル防衛システムを受け入れはじめたため、最近、エスカレートしてきています。アメリカは、これはF-35プログラムでのトルコの役割を危うくし、制裁の引き金になるかもしれないと言っています。

トルコはアメリカから対空防衛システムを買おうと努めてきましたが、購入できなかったため、2017年、ロシアのS-400を買うことにしたのです。アメリカ当局は、ロシアのS-400よりアメリカのパトリオット・ミサイル・システムを買うようトルコに勧告し、ロシアのシステムはNATOのシステムと相いれないと言っています。

しかし、トルコは、S-400はNATOシステムと矛盾せず、同盟国に対する脅威にはならないと力説しています。トルコは技術上の問題を明らかにする委員会の結成を促していますが、アメリカはこの提案に応えていません。


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やりなおし市長選もCHPイマムオール氏が勝利

2019年06月23日 | 国内
6月24日 最大野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマムオール候補が、6月23日のイスタンブル市長のやりなおし選挙で、ほぼ80万票を得て楽勝が見えています。

 Hurriyet
やりなおし選挙でも勝利したCHPのエクレム・イマムオール候補


アナドル通信によれば、投票箱が99%開けられた時点で、イマムオール氏は54.03%の票を得て、45.09%の公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム候補をリードしています。

イマムオール氏は非公式な結果が発表された後、やりなおし選挙の勝利を明らかにし、仲間と全イスタンブル市民に感謝しました。「皆さんは、100年前からのわが国の民主主義の伝統を守りました。ありがとう、イスタンブルの市民の皆さん」と、イマムオール氏は記者会見で言いました。彼はまた、自分の家族、党首、議員たち、CHPの党員たちと、同盟党のIYI党にも感謝しました。

「エルドアン大統領閣下、私はあなたと仲よくやっていく用意があります。私はあなたとできるだけ早く会うことを、この場から要請します」と、イマムオール氏は付言しました。イマムオール氏はまた、投票所の職員たちに公式結果が発表されるまで投票箱を離れないよう勧告しました。

イマムオール氏はまた、この選挙でイスタンブルが新しく始まることを強調し、“無節制、傲慢、むだな浪費、無視”が終わることを誓いました。「この選挙は一党が勝ったのではなく、トルコが勝ったのです。皆さんはやがてそれを知るでしょう。私はだれも無視しません。私には職務が待っています。これは私の生涯で最も大切な、名誉ある、誇るべき職務です」

Hurriyet
投票するAKPのビナリ・ユルドゥルム候補


一法、ユルドゥルム氏は、CHP候補が圧倒的リードと言う非公式な結果が発表された後、ライバルに祝意を述べました。「私たちは彼がイスタンブル市民のために行うあらゆる仕事で、彼を支えます」とユルドゥルム氏は付言しました。

IYI党のメラル・アクシェネル党首は「この選挙の勝者は“国民の意志”です。皆さんは投票者の発したメッセージを読みとるべきです」と言いました。1000万以上の有権者が投票所に足を運び、市内39区におかれた3万1186個の投票箱に票を投じました。


エルドアン大統領が市長当選者に祝辞を贈った

エルドアン大統領は、6月23日、イスタンブルのやりなおし選挙の勝利者に祝辞を贈りました。「エクレム・イマムオール氏に祝辞を贈ります。発表された非公式な結果では、彼が勝利しました」と、大統領は昨日、ツイートしました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は投票日の朝、イスタンブルのウスキュダルで投票をすませた後、「イスタンブルの有権者はこの都市のために、最も的確な決定を下すだろう」と記者団に語っていました。

投票のために、遠くからイスタンブルに戻ってきた人も多くいました。最有力候補のビナリ・ユルドゥルム氏とエクレム・イマムオール氏は、6月23日、トルコで最も人口の多い都市イスタンブルの市長の座を争いました。イスタンブル・ヨーロッパ側のアヴジュラル区のレイラ・バイラム小学校は、選挙当日、最も混み合った投票所になりました。

最近、腰の手術をした77歳のファトゥマ・トゥンジャさんは、アジア側のサマンドラに住んでいますが、救急車で投票所に行きました。介護の必要な高齢者は、投票所の職員に付き添われて投票箱へ向かいました。


 
インド大使館主催のヨガ大会がアンカラで

 22日朝、アンカラの公園に100枚のヨガ・マットが敷かれました。

 Hurriyet

「国際ヨガの日」を記念して、インド大使館が主催したイベントに、さまざまな階層の人々が集まっていました。昔、ヒンズー教の僧侶たちが瞑想の技法として行っていたヨガは、いま、世界的なポップ・カルチャーになっています。

2015年、インドのナレンドラ・モディ首相の提案によって、国連は6月21日を「ヨガの日」としました。「トルコを含む177か国が、この運動の共同スポンサーになっています」と、サンジャイ・バッタチャリア駐トルコ・インド大使が、公園に集まった人々に言いました。ヨガ普及のためのモディ首相の録音メッセージも流されました。

イベント参加者の中には、国連の駐トルコ常駐調整官イレーナ・ヴォジャコワ・ソロラーノさんや、ラーレ・ベクタシュ市議会議員もいました。ヴォジャコワ・ソロラーノさんは「ヨガは私たちの身体の健康だけでなく、精神の健康のためにも大切です」と言っています。

「第2次大戦後、ヨガは精神と社会に平和をもたらすものと考えられてきました。私は規則的にヨガを実践しています」と、彼女は言いました。「このようなイベントは、ヨガの故郷であるインドとトルコの関係改善にもつながるでしょう」


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「トルコには新たな難民の流入を受け入れるスペースはない」トルコ当局

2019年06月22日 | 国際
6月21日 シリア北西部の状況をから見て、トルコは何百万のの難民を受け入れるキャパシティは限界に近いと、トルコ内務省移民管理部のアブドゥラ・アヤズ部長が言いました。

 Hurriyet

「トルコには、もう新しい難民の波を受け入れるスペースはないと言いたい。イドリブ紛争の政治的解決策を見つけることが重要だ」とアヤズ移民管理部長は、アンカラで行われた「地中海議会」会議中の6月19日、言いました。

トルコに住んでいる外国人の数は、2017年、420万人でしたが、2018年には480万に増加し、現在は490万人になるそうです。

シリア北西部の反体制派が支配するイドリブは、政府と反体制軍との血なまぐさい対決の最終シーンになるかもしれません。国連は人道的大惨事になるかもしれないと言っています。国連はイドリブには、100万の子供を含む300万人が住んでいると推測しています。

イドリブの市民の40%は、かつて反体制派が支配していた地域から逃げてきた人たちです。イドリブはまた、北でトルコと国境を接していますが、アレッポーも、ハマも、ダマスカスも、ラタキアも、都市はすべて政府の支配下にあります。


エルドアン大統領がイラク・クルド自治区政府の新大統領と会談

エルドアン大統領は、新たにイラク・クルド自治区政府(KRG)の大統領に選ばれたエチルヴァン・バルザニ氏と会談しました。


 Hurriyet
ドルマバフチェ宮殿で会談したKRGのバルザニ大統領(左)エルドアン大統領


エルドアン大統領はバルザニ大統領を、イスタンブルのボスフォラス海峡沿いのドルマバフチェ宮殿に迎えました。2人は密室で1時間半の会談を行いました。5月28日、バルザニ氏はイラク・クルド自治区政府の大統領に選ばれました。彼はこれまでに、首相を2期務めていました。6月21日、バルザニ大統領は初の外国訪問として、イスタンブルに到着しました。

新しい関係の1頁が、トルコ=イラク間に始まるだろうと、バルザニ大統領はアナドル通信に言いました。エルドアン大統領との密室会談に関して、バルザニ大統領は「トルコとクルド自治区とイラクの関係に、新しい1頁が始まると確信する。私の訪問が関係改善に貢献することを望む」と言いました。「アンカラとエルビルは歴史的に友情で結ばれている。トルコは困難な時期にも、わが国民を助けてくれた」

バルザニ大統領はまた、トルコ=イラク間の現在の貿易量は、約130億ドルに達していると言い、エルドアン大統領との会談では、貿易の拡大と、目標達成のための必要な対策を語り合ったと言いました。バルザニ大統領はまた、トルコ=イラク間の石油貿易におけるKRGの役割を強調し、今後、石油の輸出を増やすために、現在のパイプラインの容量を増大させることで意見の一致を見ました。


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エジプトのモルシ氏の死に無反応な西洋を、エルドアン大統領が非難

2019年06月19日 | 国際
6月20日 エルドアン大統領が、6月18日、前エジプト大統領モハメド・モルシ氏が刑務所内で、倒され拷問を受けたあげくに亡くなったことを傍観している“西洋世界と人間性”を非難しました。

 Hurriyet


エルドアン大統領はイスタンブルの「ハリーチ会議センター」のイベントで、モルシ氏の死について語り、トルコはモルシ氏の死を最も悼む国になったと言いました。「モルシ氏はエジプト国民に選ばれて大統領になったが、彼の閣僚だった“暴君”アブデル・ファッタフ・アルシシに転覆された」と、エルドアン大統領は言いました。

モルス氏は裁かれ、死刑判決を受け、法廷で息を引き取りました。彼の死はモルシ氏と国民への迫害を象徴しています。「迫害者が被害者の生命を脅かし、死に至らしめても、彼らは被害者の戦いの栄光を傷つけることはできない」とエルドアン大統領は言いました。「すべてのムスリムは、モルシ氏が最後の時まで名誉ある戦いをつづけたことを忘れないだろう。われわれにとって、モルシ氏は殉教者である。彼を獄に投じ、殉教者にした暴君たちを、歴史は記憶するだろう」

6月17日、エジプトで初めて民主的に選ばれた大統領だったモルシ氏は裁判中に亡くなりました。


新イスタンブル空港が自動入国審査システムをテスト中


トルコの治安総局とIGA(25年間、イスタンブル空港を管理するグループ)が、乗客がより速く税関を通過できるようにするために、まもなく新イスタンブル空港に自動パスポート・コントロール・システムを導入します。税関職員はもうこのシステムの試行を始めています。

 Hurriyet

このシステムは入国審査を早く行える、便利で簡単なセルフサービスです。旅行者は顔認識と指紋を利用する生物学的検査を受けます。新空港には、現在、30の自動パスポート・コントロール・カウンターがあって、18歳以上のトルコ市民はこのシステムを利用できます。

「この空港は乗客がセルフ・チェックインできるように設計されています。乗客は自分で自分の荷物を置き、入国審査を通過できます」と、IGAのCIOエルシン・イナンクル氏は言いました。「このシステムの使い方はとても簡単です。チップされたパスポートを持っている、18歳以上の乗客は、行列を待たずにこのシステムを利用できます」

「乗客はパスポートを持ってここへ来て、パスポートをスキャンします。そして、指と顔の生物学的データが、パスポート上のデータと一致すれば、パスポート・コントロールを通過できます。入国審査のために乗客が費やす時間は18~20秒です」とイナンクル氏は言いました。


トルコとロシアの国防大臣がシリアについて意見交換した


トルコとロシアの国防相が、6月17日、電話で、シリアの平和と安定と休戦を確かにするのに必要な対策について意見を交換しました。

 Hurriyet

トルコのフルシ・アカル国防相とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が、アスタナとソチの平和条約を確認したと、トルコ国防省が声明で言いました。両国防相はまた、中東の安全保障問題も話し合いました。

2018年9月、トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領はロシアのソチで会談し、イドリブを安全地帯にすることで合意しています。トルコとロシアは、攻撃的行為を禁じる安全地帯設立に合意する覚書に調印しました。

シリアのバシャル・アルアサド体制が、親民主主義の抗議デモを予想外の厳しさで弾圧した2011年以来、シリアは広範な内戦状態にあります。国連によると、何千人の人々が殺され、何万人の人々が負傷しています。


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「EUはキプロス問題についてフェアでない」トルコ・キプロス

2019年06月18日 | 国際
6月19日 トルコ・キプロス首相が、6月16日、EUサミットの宣言を非難し、「EUはキプロス問題に関して不公平で偏っている」と言ったと、地元メディアが報じました。

 Hurriyet

「EU諸国が行なったキプロス問題に関する決議は不公平で偏っている」と、トルコ・キプロスのエルシン・タタール首相は言いました。6月14日、マルタで行われた「第6回南EUサミット」のエーゲ海・東地中海・キプロス問題に関する共同宣言は国際法に反すると、6月16日、トルコ外相は言いました。南EUサミットにはフランス、イタリア、スペイン、マルタ、ポルトガル、ギリシャ、ギリシャ・キプロスが参加しています。

タタール首相は、EUのキプロスに関する宣言は、島の和解を望まないギリシャ人住民の側に立っていると言いました。2004年、ギリシャ・キプロスはEUに加盟していますが、「トルコ・キプロス人の権利を無視した決議はEUのためにならないだろう」と、タタール首相は言いました。

「国際法に反してトルコ・キプロスを脅かそうとしても、ギリシャに軸足を置いたアプローチでは、フェアで、永続性のある、現実に基づいた和解に達することはできない」と、タタール首相は警告しました。「トルコ・キプロス人もキプロス島で暮らし、隣人のギリシャ人と同じ権利を持っている。島の現実を無視して、キプロス問題の解決はあり得ない」

キプロス併合を目的とした1974年のギリシャによるクーデターの後、トルコは保障国としてキプロスに介入しました。1983年、北キプロス・トルコ共和国が建設されました。それ以来、何十年間、キプロス問題解決のために、数回の話し合いが持たれましたが、すべて成果はありませんでした。保障国のトルコ、ギリシャ、イギリスが参加した最後の話し合いは、2017年、スイスで行われました。


川に小舟を浮かべて古代都市の情景を復元するプロジェクト

ローマ時代、古代都市アイザノイを流れるペンカラス川には、小舟が浮かんでいました。キュタヒヤ県チャヴタルヒサルにあるアイザノイは“第2のエフェスス”と言われています。

 Hurriyet

いまはコジャ川と呼ばれているこの川に、小舟を浮かべ、古代ローマの情景を復元しようという「発掘と復興プロジェクト」が始まっています。2020年までに完成する予定です。

アイザノイの今年の発掘作業は最近始まりました。アイザノイにはアナトリアで最もよく保存されているゼウスの神殿があります。発掘隊長でもある、パムッカレ大学のエリフ・オゼル教授は、アイザノイの発掘は2011年から行われていると言いました。今年の作業は“アゴラ”と呼ばれるバザールを掘り出すことが中心になるそうです。

「2012年に始まったプロジェクトでは、川の水位を上げ、2つの橋の間に、ローマ時代のように小舟を浮かべます。橋の修復はほとんど終わっています。アイザノイで、私たちは、ローマ時代の加工された石や彫刻を,約1000点掘り出しました」とオゼル教授は言いました。「私たちの調査では、古代の情景を描き出すプロジェクトは他にありません。プロジェクトが完成すれば、大勢の人が見に来てくれると思います」


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G20でトルコは成長するトルコ経済への投資を促した

2019年06月17日 | 国際
6月18日 外国人投資家は拡大するトルコ経済に投資すべきだと、トルコのムラト・クルム環境・都市化大臣が、6月15日、日本でのG20で言いました。

 Hurriyet
G20でトルコヘ投資を促すクルム環境相(前列中央)


「われわれは外国人投資家に、成長するわが国の経済に投資をお勧めしたい。有利な投資のチャンスと申し上げたい」と、クルム環境相は、「2019年持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する閣僚会議」の長野でのセッションで言いました。

G20諸国のエネルギー環境担当の閣僚たちが、6月15日、史上初めて、日本で一堂に会しました。G20のメンバーは19か国プラスEUです。G20諸国の経済は世界総生産のほぼ90%、世界貿易の80%を占めています。


カッパドキアで第1回熱気球フェスティバル

妖精の煙突で知られる世界的観光スポット、カッパドキアで初めてバルーン・フェスティバルが行われます。

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7月3日~7日に行われる「カッパドキア国際熱気球フェスティバル」は、ネヴシェヒル県ユルギュップ区によって組織されます。イベント中、12か国からの、さまざまな形の20基のバルーンが参加し、150基のバルーンが空を舞います。

フェスティバル中の夜は、灯をともした1基のバルーンが、リズミカルな音楽とともに、夜空を彩ります。


イスタンブル市長選の候補者2人がテレビ討論

投票日1週間前の6月16日、1600万の巨大都市イスタンブル市長選の候補者2人が、テレビ番組で討論しました。

 Hurriyet
テレビ討論中のユルドゥルム氏(右端)とイマムオール氏(中央)。


国民同盟のビナリ・ユルドゥルム候補と国家同盟のエクレム・イマムオール候補の討論が、イスタンブルの「リュトフィ・クルダル会議センター」で、ジャーナリストでテレビ司会者のイスマイル・キュチュクカヤ氏の司会で行われました。

ユルドゥルム候補は、イスタンブル市長選がなぜやりなおしになったのかについて、公正発展党(AKP)は無効票の数えなおしを望み、やりなおしを要求しなかったが、野党が協力しなかったからだと力説しました。「私の票が、CHP(共和人民党)か他の候補の得票になったとしたら、それは盗みだ。弁明の余地はない」と、ユルドゥルム氏は付言しました。

ユルドゥルム候補はまた、CHPが票の数えなおしに反対しなかったら、選挙のやりなおしはなく、人々も混乱しなかったろうと言いました。

イマムオール候補は盗み容疑を否定し、3月31日の選挙をだれが盗んだのかと問いました。選挙管理局が選挙結果を違法として撤回するまえに、イマムオール氏は市長に任命されました。イマムオール候補は、イスタンブルの再選挙は民主主義のための戦いの一環であり、単なる地方選挙ではないと言いました。

ユルドゥルム候補は、イマムオール候補が市長職にあった短期間中、イスタンブル市のデータをコピーしようとしたと言いました。「データをコピーするのはFETOの戦法だ。FETOが昔からしていたことだ」と、ユルドゥルム候補は言い、2016年の未遂クーデタの背後にFETOがいたことにも言及しました。

イマムオール候補はこれに応え、「市長は市政に関して、どんな仕事も調査もできる。自分のしたことに治安上のリスクはない」と言いました。


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