トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ最後の遊牧民が冬の移住を始めた

2023年11月28日 | 国内
11月30日 トルコにわずかに残る遊牧民サルケチェリ・ヨリュクが、中央アナトリア・コンヤ県の「夏の牧草地」で6か月を過ごした後、冬の居住地へ向かって、ラクダとともに旅を始めました。

 HUrriyet

中央アジアで何百年も遊牧生活を送ってきたトルコ族ですが、19世紀以降、遊牧民は次第に減ってきています。トルコの遊牧民たちは、年の半分を中央アナトリアで過ごし、冬は故郷の南部諸県に移住するという生活スタイルを何百年も続けてきました。

ほぼ250人いるサンケチェリ・ヨリュクたちは、時代の流れに抗い、苦労しながら、彼らの生活様式を守りつづけています。遊牧民たちは、コンヤのバドゥム地区の夏の牧草地で6か月を過ごした後、11月初めに、200頭のヤギとラクダとともに冬の牧草地へ旅立ちました。

旅に出る前に、遊牧民たちはテントをたたみ、旅行中に食べる食物を用意します。飼っているヤギの乳でチーズをつくり、ストーブで平たいパンを焼き、身のまわりの品をラクダの背に積みます。旅の間、彼らは雨のためにキャンプ地に長く滞在することもあります。彼らは温暖な気候のメルシン県のアイドゥンジュク地区の村で冬を過ごします。

アリ・ウチャルさん(66)は、妻のハティジェさん、婿のムスタファ・ディレクメンさん、2歳半の孫息子アリ・ディレクメンちゃんと、昔ながらの旅をつづけています。天気や道路事情にもよりますが、彼らは1日5キロから10キロ歩くと言いました。

「私たちは20日前、コンヤのハドゥム地区のアラダーラルを発ちました。これからアイドゥンジュクとボズヤズに泊まります。私たちは天気や場所の状況によって毎日の予定を決めます」とウチャルさんは言いました。「祖先からのしきたりを受け継いでいるのは嬉しいことです。遊牧は祖先から受け継いだ私たちの職業なのです」

「次の世代は、おそらく遊牧をつづけることはできないでしょうね。私たちは先人から遊牧の方法を教わったのですから。私たちはラクダを使って旅をしていますが、ラクダは減ってきて、いま持っているのは私だけです」

遊牧民のすべてがウチャル一家のようにラクダを使って旅をしているわけではありません。サルケチェリ・ヨリュクのムスタファ・バジャクさんは、彼の家族たちはラクダの代わりに車を使って現状に対処していると言いました。「30年前との唯一の違いはラクダのがわりにトラクターを使っていることです。ほかに違いはありません」

彼らの子供たちはテントで生まれ、テントで育っていると、バジャクさんは言いました。「ヨリュクにとって、問題は増えてきています。この生活スタイルをつづけるのは、年々、むつかしくなってきていますね」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

われわれはパレスチナに対する歴史的不公正をやめなければならない」外相

2023年11月24日 | 国内
11月25日 トルコのハカン・フィダン外相は、イスラエルのガザ攻撃がつづく中、本物の平和プロジェクトによって、パレスチナに対する歴史的不公正を止め、現行のイスラエル=パレスチナ問題を永続的に解決することの必要を力説しました。

 Hurriyet

「われわれはこの歴史的不公正を終わりにしなければなりません。わが国トルコは、パレスチナとともにあることを止めません」と、フィダン外相は、11月24日イスタンブルで、報道局が開催した協議会でのスピーチで語りました。

フィダン外相は協議会で長いスピーチを行い、ハイブリッド戦の新しい要素である偽情報との戦いの重要性を強調しました。外相はまた、現在の地政学的問題と、トルコ自国の位置づけにも触れました。

フィダン外相はまた、ガザで13000人の市民を殺害したイスラエルの残忍性を、地域と世界に対する大きな脅威として、中東で続く危機を強調し、流血を終わらせ、平和への新しいプロセスを開始するための、有力なイスラム諸国による外交努力について語りました。

「われわれは新しい方法と言辞によって、永続的解決に持ち込まなければなりません」とフィダン外相は言い、イスラエルとパレスチナを平和のためにバックアップする保証国機構の設立を提案しました。「われわれの提案が受け入れられていくことを期待します」

フィダン外相はまた、彼と、有力なイスラム国の外相6人が、イギリスやフランスなどヨーロッパ諸国を歴訪し、停戦と、ガザへの人道支援物資の輸送を推進することを提案しました。


トルコの科学者が「最も影響力ある女性100人」に選ばれた

ジャナン・ダーデヴィレン博士が、身につけられる「電子ブラ」の画期的な創作によって、権威ある「BBC2023年100人の女性」のリストに入りました。電子ブラは超音波技術によって、乳がんの早期発見のためにデザインされたものです。

 Hurriyet

アメリカのマサチューセッツ工科大学の研究者であるダーデヴィレン教授は、最近、「電子ブラ」として知られる、身につけられる装置を開発しました。電子ブラは乳がんの早期発見のために、超音波技術を利用しています。

ダーデヴィレン博士は、ガンの定期検診を受けていたにもかかわらず、6か月前に進行性がんと診断されて、49歳で亡くなった叔母からインスピレーションを得ました。

超音波の受信機を装備した電子ブラは、乳がんに関係するがん組織を検出することができます。ブラジャーでスキャンを行うことによって、定期的なスキャンを行うことが可能になります。この方法によって、通常のスクリーニングでは検出されない症状の発見もできるようになると考えられます。

電子ブラの着用によって、さまざまな角度から乳房の組織の検査がしやすくなり、リアルタイムなデータを得ることができます。


  「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CHPの新リーダーがIYI党との同盟交渉を推進

2023年11月09日 | 国内
11月9日 最大野党・共和人民党の新リーダーに選ばれたオズギュル・オゼル氏が、IYI(善良)党との関係を再燃させる意向を示しました。

 Hurriyet

オゼル氏はさまざまな政党との同盟の可能性の意志があることを発表し、CHPの開放的な政策と、相互の利益を基盤に協力する用意があることを強調しました。

「われわれはメラル・アクシェネル氏(IYI党のリーダー)と会うだろう。われわれはすべての政党と会うだろう。われわれの扉は開かれ、計画は開放されている。われわれは握手する用意がある」とオゼル氏は、11月7日、記者団に語りました。

IYI党は最近、近づく市長選には独自で参加することにしたと発表しました。2019年の地方選挙では、IYI党はCHPの候補を支持しましたが、今回は変わってきています。前回、IYI党はイスタンブル、アンカラ、イズミルのような重要な戦場でCHPを支持しました。しかし、今回は、トルコ第3の都市イズミル市長候補として、エコノミストのウミト・オズラレ氏を指名しています。

オゼル氏がCHPのリーダーになったことで、アクシェネル氏はCHPとの同盟を再検討するかもしれません。アクシェネル氏はCHPの前リーダー、ケマル・クルチダルオール氏を批判していました。

「われわれは(現政権・公正発展党)AKPを利するような態勢はとらない」とオゼル氏は言いました。オゼル氏はアクシェネル氏からのX(前ツイッター)での祝辞に返礼しています。


エルドアン大統領が西側の「ガザへの無対応」を非難した

エルドアン大統領が、イスラエルとハマス間の暴力に対する西側のリーダーたちの対応の欠如を非難し、ムスリムたちにガザの人々の味方であるよう要請しました。

 Hurriyet
経済協力機構のサミット。左から5人目がエルドアン大統領


「今こそ、われわれはムスリムとして声を上げるべきときではないか」と、エルドアン大統領は、11月9日、ウズベキスタンの首都タシケントで行われた「経済協力機構(OEC)」のサミットで発言しました。

「西側は停戦の呼びかけに無力すぎる」とエルドアン大統領は言い、西側諸国の行動力の欠如に失望したと語りました。大統領は学校やモスク、教会、病院、大学へのイスラエルの爆撃を非難し、このような行為は人道主義の核心を侵害するものだと力説しました。

エルドアン大統領はまた、11月15日に、ガザ支持の国際会議をイスタンブルで開催する計画を発表しました。この会議は中東の現在の危機に対応するのが目的で、国家首脳の配偶者たちも参加するということです。

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領が主催したタシケントのサミットには、イランのイブラヒム・レイシ大統領、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、パキスタン暫定政府のアンヴァルル・ハク・カダル首相ら、7人の首脳が出席しました。

エルドアン大統領は人道的停戦を確保し、紛争のエスカレートを阻止するためのトルコの外交努力を強調しました。大統領はまた、トルコは230トンの人道支援物資をガザに配布するために、エジプトのエル・アリシ空港に送ったと発表しました。


    「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボスフォラス海峡でブルーフィッシュが大漁

2023年11月01日 | 国内
11月2日 漁期が2か月目に入って、イスタンブルのボスフォラス海峡では、いま、「ボスフォラスの王子」と呼ばれる人気の魚、ブルーフィッシュが大漁です。

 Hurriyet

漁師たちはボスフォラスの黒海側でブルーフィッシュを獲っていると言い、魚のサイズも大きくなって、豊漁だと喜んでいます。小さいブルーフィッシュでも300グラムくらいあり、大きいのは600グラムもあります。

「ブルーフィッシュの値段は200リラからです」と、漁師たちはミリエット紙に語りました。「ブルーフィッシュは大漁だが、値が下がったから、もっと獲らなくちゃね」と、漁師のヤシャル・チャイさんは言いました。

イスタンブルの魚市場のマネジャー、ハムディ・アルパさんは、魚の大きさは気温に影響されるが、値段にも影響すると言いました。「ブルーフィッシュは成長すると、価格も上がります。もっと手頃な価格にするためには、もっと獲らなければなりませんが、天候までは予想できません」

「トルコのブルーフィッシュの年間漁獲量は約5000トンです」とアルパさんは言いました。「先月は1キロ360リラでしたが、10月には370リラになりました」

ブルーフィッシュは価格だけでなく、需要と消費も天候に影響されると、アルパさんは指摘し、10月末まで高温だと、需要は減ると答えました。

魚の卵を守り、持続可能な養殖を保護するために、毎年、4月15日から9月1日まで漁は禁止されています。当局は最近、世界の養殖市場に乗り出すために、トルコはカキの養殖を導入末う試みを始めました。


外国人観光客はアヤソフィアで入場料を払うことになる

観光目的でアヤソフィアを訪れる外国人は、1月15日から入場料を支払うことになると、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が発表しました。

 Hurriyet

エルソイ観光相は、世界中の多くの礼拝所が観光客に入場料を請求していることに触れ、ユネスコの勧告に従って、アヤソフィアでも来訪者管理計画を実施すると発表しました。

「来訪者管理政策の実施によって、見学の質と安全性が向上するでしょう。通常の礼拝目的でモスクを訪れる人々はいままでどおりです。変更されるのは、観光や文化的目的で訪れる外国人の 入場に関してのみです」と、エルソイ観光相は、10月31日、記者会見で発表しました。

エルソイ観光相はまた、礼拝目的でアヤソフィアを訪れる市民は、いままでどおり入場料は無料だと明言し、外国人訪問者に対する入場料金はまだ決めていないと付言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスタンブルでパレスチナ支援の大デモが行われた

2023年10月28日 | 国内
10月29日 現政権・公正発展党(AKP)が、10月28日、アタテュルク空港で、パレスチナとの連帯を示す大集会を組織しました。

 Hurriyet

このデモは、主催者の言う「イスラエルの残虐行為」に人々の注意を向けさせるのが目的でした。エルドアン大統領も、この集会に出席しました。

また、愛国者運動党(MHP)のリーダー、デヴレト・バフチェリ氏、大連合党(BBP)のリーダー、ムスタファ・デスティジ氏、新福祉党(YRP)のリーダー、ファティフ・エルバカン氏、自由大義党(HUOR PAR)のリーダー、ゼケリヤ・ヤプジュオール氏、民主左派党(DSP)のリーダー、オンデル・アクサカル氏ら与党「国民同盟」のリーダーたちも、この集会に参加しました。

この集会は、5月に行われた選挙以来、「国民同盟」の初の集会になりました。


アタテュルクの想い出いっぱいの家

年金暮らしのチュラクさんの家の時計はいまも、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクが1938年に亡くなった時間を指しています。

 Hurriyet

この家では、カレンダーも、小物類もすべて、100年前、オスマン帝国の廃墟から新しい国家を築いた男に捧げられています。10月29日、トルコは100周年を迎えましたが、この家ほどその祝祭にふさわしい家はないでしょう。チュラクさんはエディルネの2階建ての自分の家を「トルコ人の父」に捧げられた博物館にしてしまいました。

「彼は私たちに共和国をプレゼントしてくれたのです」と、85歳の彼女は、リビングのアームチェアにすわっているアタテュルクの像を指して言いました。

2児の母である彼女は、ドイツで懸命に働いた後、1985年、帰国しました。夫の死後、彼女はアタテュルク関連の物品を集め始めました。チュラクさんは、銀行や軍が発行した、アタテュルクを特集したカレンダーやノートブックなどの品物を、ある物には代金を払い、長年かけて収集しました。

彼女の家はいまや、アタテュルクへの生きた贈物になっています。壁も、ファサードも、庭も、アタテュルクの肖像画や写真で飾られています。ガレージは、もう掛けきれない写真の収納庫になっています。彼女は定期的に埃を払っているそうです。

彼女のアタテュルクへの情熱は、彼女の曽祖父から来ています。曽祖父の家族は、ギリシアのテッサロニキで生まれたムスタファ・ケマルの家族と親しかったそうです。彼女の家族は、トルコの未来のヒーローが、まだオスマン軍の将校だった頃から会っていました。

チュラクさんはアタテュルクの記念日を忘れることなく、機会あれば学校を訪れ、若い世代とアタテュルクに関して話しています。彼女はまた、死後は、このコレクションを博物館に献上しいと思っています。


    「ときどきダイアリー」ヘ






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橋と高速道路の通行料が値上げされる

2023年10月26日 | 国内
10月27日 高速道路と橋の通行料が値上げされると、高速道路総局が発表しました。

 Hurriyet

10月25日から実施される新しい料金表によると、イスタンブルのボスフォラス海峡に架かる「7月15日殉教者橋」と「ファティフ・スルタン・メフメト橋}の乗用車片道通行料は、76.5%上がって、8.5リラから15リラ(0.53ドル)になりました。

7月に付加価値税が18%から20%に上がったため、2つの橋の通行料は8.25リラから8.5リラに上がりました。オスマン・ガジ橋の通行料は、190リラから290リラに上がり、チャナッカレ橋は47.5%上がって295リラになります。

国会の計画・予算委員会は、明日、政府の2024年予算の討議を始めます。2024年の予算では、トルコは4%の成長を期待しています。年末の消費者物価指数は33%になり、輸出は2670億ドルに達し、輸入は3728億ドルに達するでしょう。


トルコが北イラクのPKKの新たなターゲットを空爆

トルコ国防省は、トルコ軍が北イラクのPKKの拠点19か所を空爆したことを確認しました。

 Hurriyet

10月25日に行われた作戦では、メディナ、ガラ、アヴァシン、ハクルク、カンディルなどを目標とし、PKKの上級メンバーが使っている洞窟、シェルター、倉庫など多くのターゲットを破壊したと、国防省が発表しました。この作戦の目的は、北イラクからのトルコ治安部隊に対する攻撃を指揮しているテロリストを「無力化し」、国境の治安を強化することにあると、声明は言っています。トルコ軍およびトルコ当局は、テロリストを降伏、殺害、捕虜にすることを「無力化する」と言っています。

「わが高貴なる国から生まれたトルコ軍は、1人のテロリストもいなくなるまで、決然とテロと戦いつづけ、わが国と国家の生存と安全を守る」と声明は言っています。

この空爆は、10月1日のアンカラでの自爆テロに応えて、トルコが始めた一連の軍事行動につづくものです。PKKは内務省前の攻撃について犯行宣言をしています。この攻撃では、攻撃者1人が自爆し、もう1人は警官との銃撃戦で死亡しました。この事件で警官2人が軽傷を負いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

独立戦争時の塹壕がデニズリのトリポリスで出土した

2023年10月22日 | 国内
10月24日 研究者たちが、南西部デニズリ県の古代都市トリポリスで発掘調査中、長さ200メートルの塹壕を発見しました。塹壕はトルコ独立戦争当時、ギリシア兵が掘ったものと判定されました。

 Hurriyet

古代都市トリポリスの丘の頂上で見つかったジグザグ型の塹壕は、幅は1~1.5メートルあり、長さ104メートルの部分が調査のため公開されました。

この塹壕は、7月5日、マニサのアラシェヒル地区から進行してきたギリシア軍が、デニズリのブルダン地区の村々を占領するために使ったと、研究者たちは推測しています。その後、ギリシア軍はトルコ軍の「大攻撃」を受け、この地域から撤退し、トルコは勝利を収めました。

塹壕を詳細に調べると、弾丸ケースや、ライフル銃の破片、ポルトガルとウルガイから輸入されたサケやビーフの缶詰など、一連の遺物が見つかりました。塹壕の中央で、研究者たちは、約21平米の石造りの兵舎を掘り出しました。この建物は塹壕に配備されていた兵たちのためのシェルターとして使われていたと思われます。シェルターは8人から10人の人々を収容でき、塹壕の防衛ラインの後ろに巧みに配置されていました。

「トルコ独立戦争を調査するうえで、この塹壕は最高に重要な意味があると、私たちは考えます。塹壕の中にあった、かなり大きな兵舎の建物は、この塹壕にいた兵士たちの生活状況を垣間見せてくれます」と発掘チームの長、ブハドゥル・ドゥマンさんは言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

トルコ建国100周年記念に向け準備進行中

10月29日のトルコ共和国100周年が近づいて、トルコは祝祭のための準備に盛り上がっています。

 Hurriyet

政府情報局は声明で、一連のイベントが行われると発表しました。国内外で行われるイベントは、トルコ建国以来の革命的な躍進に光が当てられるでしょう。イスタンブルでは、ドローンや花火によるビジュアルなショウガ見られ、市内の要所では、光のショウとともに、「100周年行進曲」が演奏されるでしょう。

タクシム広場のアタテュルク文化センターでは特別の展示が行われ、市民はインタラクティブな対話もできます。また、ウオター・スクリーン、ウオター・ショウ、立体放映も楽しめます。

イスティクラル広場の入口には、トルコ100周年のロゴの入った、大きなスクリーンが設置され、100周年に関する映像が流されます。イスタンブルのバクルキョイ共和国広場、首都アンカラのクズライ広場、イズミルのコナック広場では、デジタルのスクリーンに100周年を祝う映像が披露されます。国営シンフォニー・オーケストラが「100周年行進曲」を演奏します。

1923年10月29日、ムスタファ・ケマル・アタテュルクは公的に国名を発表し、共和国としてのトルコを宣言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首都アンカラが100周年を祝った

2023年10月14日 | 国内
10月15日 トルコの首都アンカラが、首都宣言100周年を祝いました。

Hurriyet

100周年式典は、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟「アヌトゥカビル」と、ウルス地区にある昔の国会議事堂の2ヵ所で行われました。

式典にはヴァシプ・シャヒン・アンカラ知事とマンスル・ヤワシュ・アンカラ市長もも出席し、アタテュルクを敬愛する市民たちも霊廟に集まりました。アヌトゥカビルの式典では、まず花輪が捧げられ、シャヒン知事がアヌトゥカビルの記名帳に署名しました。

その後、出席した高官たちも、市民たちも、アヌトゥカビルから、100年前首都宣言が行われた昔の国会議事堂に向かいました。「アンカラは独立戦争の本拠地でした」とシャヒン知事は言いました。「首都アンカラは、トルコ共和国とその国民の運命に、極めて重要な役割を果たしてきました」


トルコのフィダン外相がエジプト大統領とカイロで会談した

トルコのハカン・フィダン外相が、9月14日、エジプトのアブデル・ファタフ・アルシシ大統領に招かれ、ガザの現状について話し合いました。

 Hurriyet
カイロで会談するトルコのフィダン外相(左)とエジプトのアルシシ大統領


フィダン外相は土曜、エジプトのサメフ・ショークリー外相の招待で、エジプトを2日間、公式訪問しました。フィダン外相はショークリー外相とも会談しました。フィダン外相とエジプトの高官たちは、両国の関係と地域の現状、国際的問題について会談しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルドアン大統領が近代トルコ初の新しい教会をオープンした

2023年10月09日 | 国内
10月9日 エルドアン大統領がトルコ共和国100年の歴史の中で初の教会をオープンしました。

 Hurriyet

「モル・エフレム・シリア正教会」の基礎の石は、2019年、アッシリア・キリスト教団のイベントで、エルドアン大統領が据えました。「トルコ共和国創設以来、初めて新たに建てられた教会がオープンしました」と、イスタンブルのシリアック・カディム協会のサイト・スラン会長がAFPに語りました。

1世紀から始まったアッシリア・キリスト教は、古来、トルコ南東部、シリア、イラクで信仰されていました。アッシリア教壇のメーンの教会は1932年、東トルコのマルディンからダマスカスに移りました。

イスタンブルに建てられた「モル・エフレム・シリア正教会」の建設は、トルコの土地に根ざした古い信仰の復活のシンボルといえます。イスタンブル・バクルキョイのイエシルキョイ地区にオープンした新しい教会には、750人が礼拝できるスペースがあります。

10月15日、教会初のミサが行われる予定です。教会は5階建てで、ひとつの階は文化センターとして予定されています。このスペースは洗礼や、慰霊祭、結婚式、会合、会議など、さまざまなイベントに使われます。教会の1階はミサのためのエリアのほか、ゲストルームや駐車スペースになっています。


EUの地中海担当閣僚が移民の本国送還を要請

地中海を渡ってくる移民らの影響を最も受けているEU5か国、キプロス、ギリシア、イタリア、マルタ、スペインの移民相と内務相が、移民に関するEUの新しい協定を歓迎し、資金の必要を訴えました。

 Hurriyet

地中海5か国の閣僚らは、10月6日7日、ギリシアのテッサロニキで会談し、不法にEU圏に入ってくる移民を出身国に帰国させることを強く主張し、ヨーロッパがこの問題に決然と取り組まなかったら、もっとひどいことになるだろうと宣言しました。

第6回地中海5か国会議を主催したギリシアのドミトリス・カイリディス移民保護相と、マルガリティス・シナス欧州委員会副会長がは、合意に至るためにできることはすべてしたとして、EUのスペインの管理を賞賛しました。

地中海5か国は、移民らに対して強硬に取り組むことで合意し、移民の出身国との協力も力説しました。チュニジア、エジプト、その他西アフリカ諸国との合意は進んでいると、シナス副会長は言い、EUはまた、2016年のトルコとの協定についても考える必要があると付言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

産業技術相が地震被災地を工業地帯にすると発表した

2023年10月06日 | 国内
10月6日 メフメト・ファティフ・カジュル産業技術相が、2月の2度の地震の被災地4県に、新たな工業地帯を設立すると発表しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はこの決議に署名し、アドゥヤマン、マラティヤ、カフラマンマラシュ、シャンルウルファに総計2826ヘクタールに及ぶ工業地帯を設立することに賛同しました。

「新設される工業地帯は、この地方だけでなく、トルコ全国の発展に大きく貢献し、多くの市民に就業のチャンスを提供するだろう」と、カジュル産業技術相は、10月3日、以前のツイッターであるXに書きました。

提案されている工業地帯の詳細は、アドゥヤマン県には49ヘクタールの工業地帯が設立され、カフラマンマラシュのドゥルカディルオール地区には、900ヘクタールの5つの工業地帯が設立されます。また、同市のパザルジュ地区には、11ヘクタールの工業地帯ができます。

地震の被災地のひとつマラティヤ県は300ヘクタールの土地が、2つの工業団地のために使われます。同じく被災地のシャンルウルファは295ヘクタールが工業地帯になります。


イスタンブル・ベイオールの歴史的映画館が再オープン

イスタンブルのイスティクラル通りにある歴史的映画館が総合的な修復を終え、10月3日、再開されることになりました。

 Hurriyet

ベイオール地区のイスティクラル通りに通じるハレプ小路にあるベイオール・シネマは、映画よりデジタルの時代になったため、2017年には厳しい状況になってきました。2022年までは映画愛好者たちの支援でなんとか運営されてきましたが、オーナーたちはもう閉鎖せざるを得ないと宣言しました。

この宣言を受けて、イスタンブル市は歴史的映画館が営業をつづけられるように、ビジネスを引き継ぎました。市内の多くの歴史的建造物の修復を行ってきた市の文化遺産チームが、オリジナルの設計を尊重し、広範な修復プロジェクトを開始しました。その結果、ベイオール・シネマはいま、近代的な映画館の基本設備を備え、映画ホールやカフェ、さまざまなイベントを行えるロビーを持った、文化的なハブによみがえろうとしています。

ベイオール・シネマは1989年、シャヒン・カイグンの映画「ドルナイ」で、映画ファンたちに門戸を開きました。1990年以来、ベイオール・シネマは映画祭を開催してきました。1994年には、EU傘下の「ユーリマージュ欧州映画」のメンバーとして受け入れられました。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする