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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

高速列車が1億人以上の乗客を運んだ

2025年07月06日 | 国内
7月7日 アブドゥルカディル・ウラルオール運輸インフラ相によると、高速列車(YHT)は、2009年の創業以来、1億人以上の乗客を運びました。

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アンカラと西部エスキシェヒル県を結ぶ最初のYHTの路線は、2009年3月3日に運行が開始されました。その時から、トルコは、高速鉄道運行において、ヨーロッパで6位、世界で8位の国になったと、ウラルオール運輸相は声明で言いました。

高速鉄道網は現在、アンカラ―コンヤ、アンカラ―イスタンブル、コンヤ―カラマン、アンカラーシワスがあり、総計2,251キロをカバーしていると,運輸相は付言しました。

6月30日現在、YHTは9820万キロを走りましたが、これは地球2451周に相当すると、運輸相は言いました。

ウラルオール運輸相によると、乗客数はアンカラ―イスタンブル間が最も多く、3800万人に達し、次がアンカラ―コンヤ(2140万人)、アンカラーエスキシェヒルです。


PKKの武装放棄が待たれるとき、エルドアン大統領がDEM議員と会談

PKKが武器を置くのが待たれるとき、エルドアン大統領が、7月7日、「人民の平等と民主主義党}(DEM党)の代表と会談しました。

 Hurriyet
左から2人目がDEM党のペルヴィン・ブルダン議員


エルドアン大統領がアゼルバイジャンの帰途、記者団に、政府は「テロのないトルコ」という目標を達成するためにDEM党と話し合うと語った2日後に、この会談が行われました。

ぺルヴィン・ブルダン議員とミトハト・サンジャル議員からなるDEM党の代表は、7月6日、イスタンブル沖のイムラル島の刑務所で、PKKの党首アブドゥラ・オジャランと会談しました。ファイク・オズギュル・エロン弁護士も同行しました。

ブルダン議員は会談の前に、記者団に、これは歴史的な段階だと語りました。「私たちの仲間だったスルル・オンデル氏をもう一度思い出しましょう。彼は最初の会談で重要な役割を果たしました。これは私たちにとって、歴史的な会談です。これをプロセスとして、私たちは新しい段階に入ります。この段階で協議が必要だと、私たちは考えます。私たちは今日、大統領とすべてを話し合うでしょう。私たちはこの会談をきわめて重要なものとしています」と、彼女は語りました。

サンジャル議員もこの会談の重要性を強調しました。この稀な訪問は、これから行われると期待されるPKKの武装放棄式に先立つものと思われます。武装放棄式は報道陣も招かれて行われます。

「オジャランは、私たちとの会談で、このプロセスは新しい段階に入ると強調した」と、同党は声明で言いました。「オジャランは私たちみなに、新しい方法によって、このプロセスの要件に応じる責任があると言いました」


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野火がトルコ西部を襲い、イズミル県各地で消火活動がつづいている

2025年07月04日 | 国内
7月4日 イズミル県のチェシュメ地区とオデミシュ地区で、7月2日に発生した野火はまだ制御されず、多くの住宅地で避難せざるを得ず、市内の道路は閉鎖されています。

 Hurriyet

チェシュメではイルドゥル地区で始まった火災が、強風によってひろがりました。イズミルのシュレイマン・エルバン知事は,火は送電線から出たようだと言っています。

炎が拡大したため、チェシュメのウルジャ地区とゲルミヤン地区、ウルラに近いノフタラン地区では、人々はリスクを避けて避難しました。イズミル=チェシュメ間のハイウエイも、炎が道路わきに達したため、通行止めになりました。

空からの消火活動は、日没後は一時停止されて地上活動のみ行われ、夜明けとともに再開しました。森林総局は火災の状況について「イズミルでは、火との戦いだけでなく、時速60キロの強風との戦いでもある」と言っています。

イズミルのジェミル・トゥガイ市長は、チェシュメの火災は強風にあおられて大火事になり、住宅地への脅威になっている」と言いました。

チェシュメのラズ・デニズリ町長は、消火活動には、森林総局、イズミルとアンカラの消防署、チェシュメ地区のチーム、イズミルの上下水道局、地元の憲兵隊、ボランティアの救援隊が参加して、野火と戦っていると語りました。


60歳以上の高齢者たちが画期的プログラムで大学に復帰

先進的な教育プログラムによって、トルコの17都市で、60歳以上の多くの退職者たちが大学の教室に戻り、哲学から日本語まで、さまざまな学業に励み、学習と人間的成長には年齢の制限はないことを実証しています。

 Hurriyet


多くの人々にとって、退職は家で休む時と考えられています。しかし、このユニークな「リニューアル・ユニヴァシティ」プログラムの参加者たちは、学習と創造性と社会性に積極的に取り組むことを選択し、挑戦しています。

トルコの著名な老年学の専門家イスマイル・トゥファン教授が、2016年に設立したこのプログラムは、高齢者に知的、社会的、文化的に生きるチャンスを提供しています。

現在、全国に17の支部があり、6300人以上の学生たちが学んでいます。このプログラムによって、初めて大学で学ぶ人も、何年も前に学んだテーマに再び取り組む人もいます。

72歳のヌライ・テュルケルさんは「この大学プログラムによって、私は退職後の生活に新しい意味を見出しました。学生としての4年後に、大学院で2年間学び、私は、法律、考古学、農業、高齢者の健康教育などの知識を得ました」と語りました。

エンジニアだった78歳のエルダル・テュルケルさんは「この大学プログラムに参加して、私は第2の青春を得ました」と言いました。「私たちはアートや歴史から、技術や保健まで学び、単位の心配なく、学習を楽しんでいます。社会的な活動が、新しい趣味や友情とともに、私たちの生活を豊かにしてくれます」


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野火がトルコ全土に。消火活動に何百人もが動員された

2025年06月29日 | 国内
6月30日 トルコの数県で森林火災が起こり、全国で陸空の消火活動がつづいています。サカリヤ県とビレジク県の県境の大火は、2日を超えて燃えつづけています。

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北西部サカリヤ県で起こった火事は、強風にあおられて、たちまちビレジク市へひろがり、16の村の住民が避難しました。700人以上の職員、200台の車両、11機のヘリコプター、何十台もの消火器が、消火活動に使われたと当局は言っています。

イブラヒム・ユマクル農林相は、土曜、火災はおそらく35キロ平米にひろがっていると言いました。「出火からわずか7分で、急速にひろがった」と、農林相はビレジクで語りました。

農林相はまた、この2日間で、全国で150件の野火が発生し、うち83件は土曜日に起こったと言いました。「サカリヤ、ビレジク、マニサのアクヒサル地区、ボルのギョイニュクの火災はとりわけ深刻でした」

消火活動には他の地域から応援が送られました。バルケシル、アンタリヤ、カフラマンマラシュ、ガジアンテプの4県の火災は、空陸からの消火活動によって、部分的に抑制されたと報じられました。

1000人以上の職員と、何十機もの航空機が消火活動に参加しました。


英国外相が両国間の会談のため、初のトルコ訪問

英国のデビッド・ラミー外相が、6月30日、初めてトルコを訪れ、トルコのハカン・フィダン外相と会談すると、トルコ外務省ソースが国内メディアに語りました。

 Hurriyet
初めてトルコを訪れた英国のラミー外相(右)とトルコのフィダン外相


会談で、フィダン外相は、NATOの同盟国である戦略的パートナー英国に、トルコの関与を強調し、両国の前向きな軌道に満足の意を表明し、全分野におけるさらなる協力の強化を目標にしていると語るでしょう。

会談ではまた、安全保障とテロ対策での両国の密接な協力を実現することの重要性が強調され、また、経済、貿易、財政、防衛産業、観光なども、両国間の結束の原動力として認識されるでしょう。

また、トルコと英国間の経済関係を加速させ、貿易を拡大させるためには、自由貿易協定のための交渉の重要性が強調されると予想されます。

EUに加盟していない同盟国であるトルコと英国は、ヨーロッパの防衛と安全保障のための構築の一部といえます。また、変化する世界の安全保障環境の中で、防衛産業で両国が協力する必要も論じられるでしょう。

英国に住むトルコ・オリジンの市民約50万人が両国関係に貢献していることも、この会談で承認されるでしょう。


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「トルコは防空システムを全国的に拡大する」防衛当局

2025年06月27日 | 国内
6月27日 トルコは国家防衛への投資の一環として、全国的に防空システムを拡大する計画だと、6月26日、防衛当局が言いました。

 Hurriyet

「われわれは防衛への投資によって、全国的な防衛システムの拡大を計画している」と、国防省ソースが週例の記者会見で発表しました。

トルコは、極超音速兵器、弾道・巡航ミサイル・システム、航空機、船舶、戦車、無人陸・海・空車輛、次世代航空母艦、フリゲート艦などへの継続的な投資によって、総合的な軍事力を高めつつあると、当局は言っています。記者会見は、防衛費の改定が合意されたNATOサミット後に行われました。

トルコの防衛費はすでに、NATOの現在の目標であるGDPの2%を超えています。「トルコはNATOの作戦と任務に貢献しているトップ5の国に入り、NATO第2の軍隊を持っています。さらに、トルコは防衛予算と、防衛産業と研究開発への投資を増額しつづけています」


トラブゾンのアタテュルク館を訪れた人は今年だけで11万2000人に

北西部トラブゾン県のアタテュルク館は、私立博物館として指定され、市が運営していますが、今年は6月までに112,831人が訪れています。

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市の声明文によると、見学者数は、昨年同期に比して47%増えました。黒海を見下ろす丘の上に立つ館は、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクがこの町を訪れたとき、住居として使用していました。

アタテュルク館は2022年から1年かけて細部まで修復された後、トルコ共和国100周年の2023年に、一般公開されました。昨年は内外の見学者が315,000人訪れています。

トラブゾンのアフメト・メティン・ゲンチ市長は、この歴史的建物を保護し、文化的観光を促進するために、市は努力していると語りました。この博物館以外の観光名所を訪れる人も増えてきたそうです。

今年は6月までに、9119人が「女子修道院」を、37200人が「チャル洞窟」を、9969人がトラブゾン市立博物館を訪れています。


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全国的に気温上昇、危険な熱波がイスタンブルにひろがった

2025年06月25日 | 国内
6月26日 焼けるような暑さがイスタンブルと全国大部分にひろがりはじめ、当局は健康上のリスクと山火事の可能性について警告を発しました。

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南部と南東部から熱風によって送られてくる熱波が、マルマラ地方に影響を及ぼし始めたため、イスタンブル市の災害管理センター(AKOM)は、6月24日、警告を発しました。

イスタンブルの気温は34~37度まで上昇し、6月27日は暑さが激化すると予想されます。高温、低湿度、強い北風があいまって、森林火災発生の条件がそろうと、AKOMは警告しています。

AKOMは住民に、熱中症のリスクが高くなる午前11時から午後4時の間は、屋外での活動は避けるように呼びかけています。気象学者たちは全国的な同様の暑さを報告しています。

NTV放送の気象学者ディレク・チャルシュカン氏によると、最も暑い日は6月26日、27日で、多くの地域で猛暑警告が出されています。

「例年より7度から10度気温が上がっています。エーゲ海地方と地中海地方では40度を超すでしょう」とチャルシュカン氏は言っています。

「南東アナトリアでは、42~43度に達するだろうと、私たちは予想しています。アンカラを含む中央アナトリアは35~36度に向かっています」

医療関係者は、熱い時は水分をとり、軽い食事をとるよう勧告しています。高齢者、子供、妊婦、喘息や心臓疾患のある人は、涼しい日陰にいるようにし、直射日光は避けてください。


ドイツのメルツ首相がウクライナ和平のためのトルコの役割を賞賛

ハーグでのNATOサミットで、ドイツのフリードリッヒ・メルツ首相とエルドアン大統領は会談しましたが、メルツ首相は、ウクライナ戦争終結のための仲介者としてのトルコの努力を賞賛し、ウクライナとロシア間の対話を取り持つ重要な役割を演じるトルコの力を指摘しました。

 Hurriyet

メルツ首相は、将来の交渉の場として、イスタンブルかアンカラを提供したエルドアン大統領に感謝の意を表明しました。メルツ首相はまた、ロシアへの影響力を持つトルコが、プーチン大統領を交渉のテーブルに就けさせるよう促しました。

「3年半の恐ろしく、血なまぐさいウクライナの戦争を終わらせるために、私は、ロシアにものを言えるトルコが、プーチン大統領を交渉のテーブルにつけさせるよう、エルドアン大統領に要請した」と、メルツ首相は言いました。

トルコ大統領府広報局の声明によると、エルドアン大統領とメルツ首相は、この会談で、両国間の関係と、地域と世界の現状についても話し合いました。

エルドアン大統領は、トルコとドイツは密接な協力関係にあると言い、両国は新しい時代にもその関係を進展させていくだろうと強調しました。

大統領はまた、トルコとドイツは同盟国、友好国として、貿易、防衛、投資、エネルギーの分野で大きな可能性を有していると語りました。


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アンタリヤの「カーペット畑」に世界が注目

2025年06月20日 | 国内
6月21日 アンタリヤ県ドシェメアルト地区、日差しの強い畑に、何千枚もの手織りのトルコ・カーペットやキリムが敷かれています。これは敷物の強い色を和らげるためのテクニックなのです。

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収穫を終えた畑にひろげられた敷物は、夏の太陽に曝され、国際的バイヤーが好むパステル調に変色します。アナトリア各地から集められた敷物が、この地方に送られてきます。

カーペットは洗浄され、修繕された後、殺菌用の水に漬けられ、その後、日の当たる畑にひろげられます。伝統的な手織りのカーペットやラグは、熱を適当に吸収させるために、太陽の下で、定期的に裏返されます。

陽光が強く、乾燥したドシェメアルトの気候は、カーペットの色を和らげるには理想的です。この気候がカーペットの世界市場での美的魅力と価値を高めているのです。

毎年、アンタリヤでは、15,000枚以上の手織りカーペットが、この処置を施されています。日光がカーペットの湿気と熱を吸収し、色彩を固着させます。

畑のオーナーたちは、3,000リラから400,000リラで、夜の盗難や雨からカーペットを守ります。赤や青、さまざまな色のパッチワークで蔽われた畑の眺めは、ツーリストたちを惹きつけています。

旅行者たちは足を止め、ひろがる「カーペット畑」の寫眞をとります。アーティストや映画製作者は、このカラフルな眺めを、ミュージック・ビデオや映画のシーンの背景に使っています。


アルメニア首相がトルコを「歴史的」訪問

アルメニアのニコル・パシニヤン首相が珍しくトルコを訪れ、金曜、イスタンブルに着きました。アルメニアはこの訪問を、地域の平和への「歴史的」ステップと言っています。

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「ニコル・パシニヤン首相は実務訪問のため、トルコに到着しました」と、首相の報道官ナゼリ・バーダサリヤン氏がFacebook で言いました。

この訪問はエルドアン首相の招待によるもので、パシニヤン首相はイスタンブルのドルマバフチェ宮殿で、エルドアン大統領と会談する予定だと、大統領のオフィスが言いました。

「アルメニア共和国首相のトルコ訪問は今回が最初ですから、これは歴史的訪問です。地域の全問題が話し合われるでしょう」と、アルメニア議会のアレン・シモニヤン議長は記者団に語りました。「(アゼルバイジャンとの)戦争のリスクは、現在、極めて少ない。われわれはそのリスクをなくすために努力しなければなりません。パシニヤン首相のトルコ訪問はその方向への一歩です」

アルメニア外務省のある官僚は、AFPに、両国は包括的な平和条約の署名と、イラン=イスラエル戦争の地域への影響について話し合うだろうと語りました。

木曜、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は、エルドアン大統領との会談のためにトルコを訪れ、トルコ=アゼルバイジャンの同盟は地域的だけでなく、世界的にも重要だと賞賛しました。


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2023年の地震の瓦礫を人工大理石に変えるプロジェクト

2025年06月17日 | 国内
6月17日 2年前、トルコ南部を襲った大地震の後、地震に見舞われたマラティヤ県のイノニュ大学の研究者グループが、崩壊した建物の瓦礫を人工大理石に変えるプロジェクトを開始しました。

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2023年2月6日、7.7マグニチュードと7.6マグニチュードの地震がトルコの11県を襲い、1400万人が被災し、50,000人余がなくなりました。

「トルコ科学技術研究協議会」の支援で始まったこのプロジェクトは、破壊された建物の瓦礫を多段階式のリサイクル処理によって、再利用可能な素材に変えることを目的としています。

このプロジェクトは環境汚染と資財不足の両方を解決するものと言えます。プロジェクトのコーディネーターであるイノニュ大学鉱業技術部のヒクメト・シス教授は、マラティヤに大きなダメージを与えた地震は、大量の建築廃棄物を残したと言いました。

「瓦礫は場所をとるだけでなく、自然に拡散してゆきます」と教授は言いました。「私たちはこの廃棄物に価値を与える科学的方法を開発しました」

研究者チームは瓦礫からシリカやアルミナを摘出します。瓦礫にはコンクリート、セメント、レンガ、漆喰、寄木張り、その他の建築資材が含まれています。

カルシウム・ベースの廃棄物は二酸化炭素によって処理され、人工大理石の主要な材料である炭酸カルシウムが生成されます。この方法は、廃棄物のリサイクルだけでなく、産業資源から二酸化炭素を取り込み、環境に優しい循環式解決となると、シス教授は指摘しています。


カッパドキアで初の電気自転車レース

熱気球の世界的中心として知られるカッパドキアで、トルコ初の電気自転車レースが行われ、6か国から集まった自転車愛好家たちが、歴史的な渓谷や「妖精の煙突」の間を走って、2日間のレースを競いました。

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レースには、トルコ、アゼルバイジャン、ベルギー、イラン、カザフスタン、ロシアからの総計131人のアスリートが出場しました。

グラヴェル(砂利道)、Eグラヴェル(電気自転車による砂利道)、MTB(マウンテンバイク)、EMTB(電気マウンテンバイク)など、多種目のレースは2日間つづき、6月15日に終わりました。

ユルギュップのアリ・エルトゥールル・ブル市長は、レースの開幕に、市はこのような持続可能な競技会を支援すると語りました。「この競技会が、より多くの国際的参加者を得て、今後も盛んになっていくことを期待します。ユルギュップ市は電気自転車を支援し、このようなレースを開催することは、より持続可能な未来に向かう私たちの使命と考えます」


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トルコは「健康長寿」プロジェクトを始めた

2025年06月09日 | 国内
6月11日 ケマル・メミシオール保健相が「健康長寿」プログラムの開始を発表しました。このプログラムは高齢者の生活の質を向上させ、加齢の過程において、最高の健康を維持する能力を促進することを目的としています。

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メミシオール保健相は、トルコ社会は高齢者に敬意を払い、高齢者の福祉をわがことより優先する人も少なくないと言いました。「従って、保健省は、歳をとっても健康を保つ方法と、健康な歳のとり方を人々に教えるプログラムを進めています」

このプロジェクトによって、高齢者は、加齢プロセスと、健康を維持する戦略の両方について教育を受けることになります。2023年、トルコの高齢者人口の割合は、10.2%を超え、トルコ史上、初めて2ケタになりました。

メミシオール保健相はまた、在宅健康管理サービス、とくに80歳以上の高齢者と、寝たきりの患者へのサービスの向上を強調しました。

「われわれは、外出が困難な市民や、病院に行かれない人々の負担を軽減し、医療報告を直接住居に届けます」と保健相は言いました。

「イスタンブルは地盤沈下しつつある都市のひとつ」という研究結果

イスタンブルは、気候変動のための海面上昇と地盤沈下の影響によって沈下している世界の48都市のひとつだと、シンガポールの南洋理工大学(NTU)の最近の研究によって認定されました。

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同大学が発表した報告によると、沈下しつつある都市は、アジア、ヨーロッパ、アメリカにひろがっています。地球温暖化による海面上昇と、地下水の過剰抽出が、これら都市の沈下を加速させています。

研究によると、2014年から2020年の間、イスタンブルのあちこちで、毎年、0.01センチから13.2センチの範囲で地盤沈下が起こっています。

とくに、市内の主要な空港があるアルナヴトキョイは、最も急速に沈下している地域のひとつです。NASAの最近の調査によると、2024年だけで、海面レベルはほぼ0.59センチ上昇しています。

NTUのデータセットは、イスタンブル工科大学とベルリン自由大学の研究によって綿密に捕捉されています。NTUの主任調査員チェリル・タイ氏は、地盤沈下は多くの都市環境で起こっていると言い、その大きな要因のひとつは地下水の過剰抽出だと説明しました。

日本の行政は東京の一部に起こっている地盤沈下を確認し、地下水抽出を標的にした厳しい規制措置をとりました。この決定的な措置によって、地盤沈下の進行は大きく抑制され、根本的な要因への対策が有効であることが示されました。


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政党間の訪問で犠牲祭の挨拶が交わされた

2025年06月09日 | 国内
6月9日 トルコの主要な政党が、週末、長年の伝統に従って、政党間で訪問し合って、エイド(犠牲祭)のあいさつを交わしました。

 Hurriyet
DEM代表団はMHP代表団と犠牲祭のあいさつを交わした


愛国者運動党(MHP)は6月7日、いくつかの政党の代表団を迎えました。ズルキュフ・ウチャル議員率いる「人民の平等と民主主義党」(DEM党)の代表団はMHPを訪問し、ズハル・トプジュ副議長ほか上級党員に迎えられました。

ケレム・アリ・スレクリ副議長率いる現政権・公正発展党(AKP)の代表団も、MHPの代表団と会談しました。民主左党(DSP),福祉党(SP),民主主義・進歩党(DEVA)、未来党、その他の政党も、MHP代表団と祝日のあいさつを交わしました。

AKPはアンカラの本部で犠牲祭のイベントを行いましたが、最大野党・共和人民党(CHP)、民主主義・進歩党(DEVA)、未来党は、あえて欠席しました。

CHPは、エクレム・イマムオール・イスタンブル市長を含む、市の職員の逮捕に抗議して、今年は犠牲祭のイベントは行わないと発表しました。


使われている電気自動車数が232,000台に達した

アブドゥルカディル・ウラルオール運輸・インフラ相によると、トルコで登録されている電気自動車の数は、2024年4月には106,736台でしたが、今年4月には231,474台に増加しました。

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電気自動車はトルコ市場で受け入れられ、自動車の総販売数の中で電気自動車の割合が増えていると、運輸相は声明で言いました。

最近の市場データでは、電気自動車の販売数は昨年より16,922台、113%増え、5月は自動車販売総数の20%になりました。

2025年1月から5月、国内EV(電気自動車)市場の販売数は、2024年の同期に比して92.6%増え、59,848台になりました。1月から5月の市場の割合は、前年の8.3%から15.2%になりました。

4月末の時点で、トルコは、EVへのインセンティブ、国産ブランドToggの登場、充電インフラの拡大などによって、電気自動車販売の世界のトップ10市場のひとつになりました。

「ニューオートモティヴ」のデータによると、トルコはEV販売に関して、世界7位にランクされました。ウラルオール運輸相はまた、電気自動車の需要と生産が増えてきたため、トルコ全国の充電インフラも急速に拡大していると言いました。


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犠牲祭のご馳走買い出しで、市場は大賑わい

2025年06月06日 | 国内
6月6日 トルコ中のバザールや市場は、犠牲祭の最後の準備で大賑わいです。6月6日から始まる4日間の犠牲祭の休暇に旅行に出る人も大勢います。

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「エイド・アルアドハ」は「犠牲祭」、預言者イブラヒムの信仰が試された記念日です。イブラヒムは神への服従の証として息子を犠牲にしようとしました。

犠牲祭にはムスリムは羊や牛を屠り、その肉を貧しい人々に配ります。6月2日から、トルコ中で、人々は家畜市場で、犠牲にする家畜を選び始めます。

地方では売り手と買い手の激しいやり取りも見られ、都市部のショッピングセンターは、訪れる家族や友人にご馳走する食品を買いに来る人々でにぎわいます。

祭日に食べるお菓子と言えばバクラバです。トルコの祭日には伝統的に食べられてきたお菓子です。今年はバクラバの需要が高まり、バクラバ・メーカーは、休日前からのオーダーに応じるために残業して働いています。

「私たちは、犠牲祭中は3倍売れると予想しています」と、「バクラバ・デザート製造協会」のメフメト・ユルドゥルム会長は言いました。「犠牲祭前夜を含めて、休日中は、1日の消費量はほぼ1750トンと見積もっています」


エフェススの遺跡でナイト・ミュージアム・ツアーが始まった

ユネスコの世界遺産になっている古代都市エフェススで夜間ミュージアムが始まり、ツーリストは、日没後、特殊な照明に映える遺跡を歩くことができるようになりました。

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西部イズミル県セルチュク地区に位置するエフェスス遺跡は新石器時代の遺跡で、ヘレニズム時代、ローマ時代、ビザンティン時代、セルジュク時代、オスマン時代の痕跡をとどめ、豊かなアナトリア史の断層を見ることができます。

エフェスス遺跡は、「ナイト・ミュージアム」プロジェクトの一環として、6月4日から、日没から深夜まで公開されます。このプロジェクトは、暑い日中はビーチで過ごすツーリストたちを惹きつけるのが目的で、ケルススの図書館、アゴラ広場、キュレテス通り、ドミティアン寺院、古代劇場、テラス・ハウスなど、主要な場所がぼんやりと照明されています。

エフェスス博物館のムラト・カレアースオール館長によると、このプロジェクトは初日から強い関心を呼んだそうです。夜間照明は10月1日まで続きます。

昨年、夜間に訪れた人々は約30万人になりましたが、今年はもっと多くなるだろうと、カレアースオール館長は言いました。「夜間、エフェススは独特の雰囲気が醸し出されます。見学者の方にこの文化遺産を夜間にも見ていただきたい」


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