トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルの歴史的鉄道駅が文化センターに変身する

2024年11月03日 | 文化
11月3日 当局はイスタンブルの歴史的な鉄道駅、シルケジ駅とハイダルパシャ駅を、2026年までに改装を完了し、アートと文化の中心にする作業を進めていると、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が発表しました。

 Hurriyet
アジア側の海辺で威容を誇るハイダルパシャ駅


「ハイダルパシャ駅も、シルケジ駅も、庭園のある文化センターになりますが、鉄道駅としての活動も続けていきます。しかし、両駅にはショッピングモールやホテルは設けません」と、エルソイ文化相は、10月31日の会談で語りました。文化観光相は運輸インフラ相と協定を結び、2つの歴史的駅の修復を引き継ぎました。

エルソイ文化相はハイダルパシャ駅の修復期間について語り、駅舎は修復後も、昔日の栄光を維持しつづけると強調しました。「修復作業後には、展示スペース、パフォーミング・アート・センター、図書館、テーマ博物館、アルケオポート博物館、アート・デザイン・スタジオが設けられるでしょう」

食肉鮮魚用の建物はパフォーミング・アート・センターとなり、最上階は図書館と展示スペースになると、文化相は言いました。貯蔵スペースは展示スペースとテーマ博物館として使われると、文化相は付言し、近い将来、このプロジェクトの詳細を発表できるよう努めると語りました。

エルソイ文化相はまた、シルケジ駅はトルコ国民がヨーロッパへ移住を始めた拠点であるから、この駅には移民に関する博物館も設けることを計画していると言いました。シルケジ駅もまた、ギャラリーやテーマ博物館など、文化と創造のためのスペースになります。「このプロジェクトが完成すれば、イスタンブルのヨーロッパ側のこの地域の歴史を未来の世代に伝えられるでしょう」


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスタンブルの正教会神学校がまもなく再開しそう

2024年09月29日 | 文化
9月30日 イスタンブルの「皇子たちの島」にある歴史的な正教会の神学校が、まもなく教育活動を再開するだろうと、イスタンブルの「フェネル・ギリシア正教会」のバルトロメウ総主教が、ギリシアのメディアに語りました。

 Hurriyet

アテネ・ニュース局の報道によれば、バルトロメウ総主教はテッサロニキ訪問中、「ハルキ神学校」として知られるヘイベリアダの神学校再開の可能性について語り、早い再開に向けて努力していると強調しました。

「神学校再開のための活動は加速的に進んでいます。トルコのユスフ・テキン教育相が神学校を訪れ、修道院長と話し合いました。その後、修道院長は神学校の代表とともに、話し合いのためアンカラを訪れました」と総主教は語り、5月にテキン教育省が訪れたことに言及しました。教育相は神学校再開に関して、省内で準備が進んでいると語ったそうです。

バルトロメウ総主さらに、総主教座の実質的代表が、来週、アンカラを訪れ、この問題にかかわる技術的な詳細について話し合うと述べました。テキン教育相は、先週のテレビで、神学校の再開は大統領府と外務省の「政治的決定」によると、くり返しました。

この神学校な1844年、キリスト教正教会の聖職者を教育するために設立されましたが、1971年、トルコ憲法裁判所から、この神学校を含む私立高等教育機関を国立大学に併合するよう指示する判決が出されたため、神学校は活動を停止していました。


「イスラエルは公然と人間性を無視した」エルドアン大統領

イスラエルの暴力が加速する中、ヒズボラが、長く指導者の座にあったハサン・ナスララ師を含む多くの司令官の死を確認したのを受けて、エルドアン大統領は、イスラエルは「人間性を無視した」と非難しました。

 Hurriyet

「イスラエルの大量虐殺と占領と侵攻政策の新たな標的はレバノンとレバノン国民だ」と、エルドアン大統領は、9月28日、X に投稿しました。大統領はレバノンで子供たちを含む1000人余を殺害したイスラエルの最近の空爆を非難しました。

ヒズボラはまた、最近のポケベルやトランシーバーの攻撃の標的にもされました。この攻撃はイスラエルによるものと思われています。

「イスラエル政府が虐殺のための武器弾薬を、権力から提供されればそれだけ、イスラエルは無頓着になり、人間性と人道的価値観と国際法を無視することになる」とエルドアン大統領は言いました。ガザとレバノンのラマラフ、その他の国まで狂気の政策を拡大しようとするイスラエルの試みは止めなければならない」

エルドアン大統領はまた、世界の人権組織、とくに国連と、その安保理の介入を促しています。「われわれトルコは、この困難な時に、レバノン国民と政府にくみしつづけます」とエルドアン大統領はX に書きました。「私はもう一度、イスラエルのレバノンへの非人間的な攻撃を非難します」


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビンテペレル遺跡のネックレスがアナトリア文明博物館に展示された

2024年09月27日 | 文化
9月27日 西部マニサ県のビンテペレル遺跡で出土し、アメリカに不法に密輸された2700年昔のネックレスが、法的手続きを経て、トルコに返却され、いま、アンカラの「アナトリア文明博物館」に展示されました。

Hurriyet

「アナトリアから出土した美術品を不法に手に入れても、遅かれ早かれ、トルコの文化観光省の知るところとなり、法的手続きによって、取り戻されることになります」と、メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相は言いました。

エルソイ文化観光相は、「アンカラ文化ロード・フェスティバル」の一環として、文化財密輸に反対する「Kacis Yok (出口なし)」展と、アナトリア文明博物館で行われている「地球の夢:アナトリア」展を訪れました。

マニサのビンテペレル遺跡からアメリカに密輸され、ボストン美術館がトルコに返却した黄金のネックレスを前にして、エルソイ文化観光相は、このネックレスは、9月3日、ニューヨークのトルコ総領事館に届けられたと語りました。

「出口なし」展には、アメリカやスイスから返却された美術品が展示されています。「昨年、私たちはユネスコの協力を得て、初めてこの展覧会を行いました。

私たちはわが国の市民たちに意識を持ってもらうことをめざしています。密輸を防ぐ最も有効な手段は、市民の積極的な関与です。宝物泥棒を取り締まるには、買い手を取り締まることが必要です。

これら美術品は、1970年代にアメリカに密輸され、ボストン美術館に展示されていました。美術館職員が、これら美術品はアナトリアの出土品ではないかと疑念を持ち、わが国に問い合わせてきたのです」と、エルソイ文化観光相は語りました。


トルコとアメリカのトップ外交官がニューヨークで会談

トルコのハカン・フィダン外相とアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、ニューヨークで行われた国連総会で会談しました。

 Hurriyet
ニューヨークで会談するアメリカのブリンケン国務長官(左)とトルコのフィダン外相


会談の詳細は明らかにされていませんが、フィダン外相は9月27日、X に会談の寫眞をシェアしました。フィダン外相はまた、マルタ、ソマリア、エチオピアの外相 ― イアン・ボルグ氏、アフメド・ムアリム・フィキ氏、タイエ・アツケ・セラシェ氏 ー を、国連ビルの向かいの「ターキッシュ・ハウス」に招待しました。

フィダン外相は、その後、エジプトのバドル・アブデラッティ外相と、オランダのカスパー・フェルドカンプ外相を「ターキッシュ・ハウス」に招きました。

トルコ外相はまた、EUとノルウエイが主催した外相会議で、「イスラム協力機構(OIC)」と「アラブ連合」の仲間たちとも会いました。

「わが国の周辺は、ネタニヤフのせいで炎に包まれています」とフィダン外相は外相たちに言いました。「われわれはイスラエルが2国家解決を受け入れるまで待っていられません」

パレスチナの領土を占領することで、イスラエルに平和と安全がもたらされることは決してないと、フィダン外相は言いました。「2国家解決の実施が、恒久的安全保障を実現します」


   「ときどきダイアリー」ヘ





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1100年昔のビザンティンのアンフォラがイスタンブルで発見

2024年09月18日 | 文化
9月18日 ダイバー・チームがイスタンブルのトゥスラ地区沖で調査潜水中、1100年昔のビザンティンのアンフォラを発見しました。(アンフォラは古代ギリシア・ローマの両取手つきの壺)。

 Hurriyet

4人のダイバー・チームは長さ130メートルのマナストゥル防波堤近くで、アンフォラの頭部を発見しました。9世紀から11世紀のビザンティン時代のアンフォラは、40~50分の潜水後に見つかりました。

アンフォラは何百年も水中にあったにもかかわらず、2つの取手は無傷で、胴体部分は海洋生物に蔽われていました。トゥスラの「海洋・造船所コーディネーター」のギョクハン・カラカシュさんは、アンフォラはオリーブ油かワインが入っていたのだろうと言いました。

アンフォラは、フェニキアか、ギリシアのミコノス島kら来た船に積まれていたと思われます。水中研究者のムスタファ・アイデミル氏は、アンフォラは中世のワインの産地ガノスから送られたものではないかと推測しています。

アンフォラは新しい海洋博物館の最初の展示品となり、トゥスラの豊かな歴史遺産を伝えるものとなるでしょう。


ガザ危機に対して外相らがヨルダンで会議

ガザ戦争に対処するため、「イスラム協力機構(OIC)」と「アラブ連合」の共同企画で、9月18日、ヨルダンのアンマンで、ハイレベル会議が開催され、トルコのフィダン外相も出席しました。

urriyet

トルコ、パレスチナ、エジプト、カタール、サウジアラビア、ヨルダン、インドネシア、ナイジェリアの外相からなる代表団は「ガザ・コンタクト・グループ」と名づけられています。

外相たちは、ガザでのイスラエルによる大量虐殺を止めさせるための討論を行いました。停戦交渉と、ガザに人道支援物資を送る手段が、主要な議題になったと、トルコ外務省は声明で言いました。

外相たちはまた、イスラエルによる「西岸」占領の拡大と、エルサレムのアルアカ・モスクの歴史的な像への挑発行為についても話し合いました。

「いま行われているガザの大量虐殺と、パレスチナ人に対する移住者の暴力、イスラエル軍の西岸への攻撃は恐るべきものだ」と、声明は言っています。「国際社会はできるだけ早く、イスラエルの攻撃を止めさせ、緊張を和らげなければならない。彼らの攻撃はわれわれの地域の安定と国際秩序をも脅かすものだ」

コンタクト・グループは先週も、マドリードで会議を行い、フィダン外相はムスリム国やヨーロッパ諸国の外相たち、およびEUのジョセップ・ボレル外務政策上級代表とも会談しています。

この会談では、現在の紛争を2国家解決に推進することが討論の焦点になりました。



   「ときどきダアイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガジアンテプのシェフたちが2.5Kmの長いケバブで記録更新

2024年08月29日 | 文化
8月30日 「ガストロ=アンテプ文化ロード・フェスティバル」で、500人のシェフたちが力を合わせ、2.5キロメートルの長さのケバブをつくり、現在の2.47キロメートルの記録を破って、最長ケバブの新記録を打ち立てようとしています。

 Hurriyet

フェスティバルは「健康生活と美食経済」をテーマに、ガジアンテプ県で、9月14日から22日まで行われます。このフェスティバルは「トルコ文化ロード・フェスティバル」の一部で、文化観光省の文化と美術の総合的なプロジェクトのひとつです。

この文化イベントは、ガジアンテプの地元製品を世に知らしめ、地元の料理を国際的に宣伝することを目的としています。フェスティバルでは、何千年もの文化の故郷であるガジアンテプの郷土の美味が、受賞歴のある9人のシェフの協力によって、世界のステージに登場します。

参加者たちはシェフたちの研究によって、さまざまな創造的なアイディアと料理法を知るチャンスを得るでしょう。「ガストロ=アンテプ文化ロード・フェスティバル」では、コンサートや展覧会、演劇、映画、オペラ、バレーの上映も行われます。


トルコとギリシアの外相がブリュッセルで会談

トルコのハカン・フィダン外相とギリシアのヨルゴス・イエラペトリティス外相が、8月29日、ブリュッセルで行われたEUの非公式集会で、2国間会談を行いました。

Hurriyet
ギリシアのイエラペトリティス外相(右)とトルコのフィダン外相


フィダン外相は、EUのジョセフ・ボレル外交・安全保障政策上級代表の招待で、5年ぶりに会合に出席しました。外相と、加盟27か国の外相との会談では、トルコとEUの関係と、ロシアのウクライナ占領、イスラエル=ハマス戦争の現状が中心になりました。

トルコはEUの招待を、対話を再開するEUの姿勢と見て歓迎しました。トルコはこの会談が、トルコとEU間の関係、とくに安全保障、経済、貿易、外交政策に関するターニングポイントになるよう望んでいます。

フィダン外相は、関税同盟の近代化とトルコ国民のビザの自由化の交渉開始への期待を開陳すると思われます。フィダン外相はトルコ国民がシェンゲンビザを入手するときの面倒な問題を解決するよう要請するでしょう。

この会合で、フィダン外相は、ギリシアのイエラペトリティス外相を含むEU諸国の数人の外相と会談しました。トルコとギリシアの隣国同士の会談は、最近の相互の訪問と対話によって関係回復が進んでいる中で行われました。

「総じて、ギリシアはトルコのEUへの前進に好意的です」と、イエラペトリティス外相は言いました。「この会談は、キプロス問題を話し合う道をつくるでしょう」


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルディンの400年昔のバザールが昔日の栄光を取り戻した

2024年08月23日 | 文化
8月23日 東部マルディン県ダルゲチト地区に残る、400年昔のアッシリア人のバザールが、かつての姿に修復され、観光とビジネスの新しいセンターになろうとしています。

 Hurriyet

バザールの修復は文化観光省の計画によるもので、地元の工芸品を商っていた65戸の店舗が修復されました。マルディンの知事室の発案によるバザール修復プロジェクトには、通りに面した15戸の非登録の家屋の修復も含まれています。

かつては賑わっていたバザールですが、アッシリア人たちがこの地を去った後、店舗は打ち捨てられ、市場は閉鎖され、何年も荒廃したままの状態でした。長年放置されている間に、バザールだった建物は家畜の飼育所や、干し草の保管所 などに使われていました。

最近、トゥンジャイ・アクコユン知事とアイハン・ギョク県文化観光部長が、修復作業の完了を視察するために、現地を訪れました。店舗が再開すれば、地元の職人たちは伝統的な工芸品を販売するチャンスを得るでしょう。

「65戸の店舗の修復作業が終わりました。店舗は2週間以内くらいに、商人や市民たちに譲渡されるでしょう。バザールの再オープンは地元のビジネスや雇用に大きく貢献すると思います」と、アクコユン知事は語りました。「バザールがオープンすれば、この地への観光も活性化するでしょう」


EUはギムニヒ会議にトルコのフィダン外相を招待した

トルコはEUが、来週開催されるギムニヒ会議(非公式会議)にハカン・フィダン外相を招待したことを歓迎しています。トルコがこの会議に招かれたのは5年ぶりになります。

 Hurriyet

トルコ外務省のオンジュ・ケチェリ報道官は、アナドル通信に、フィダン外相はEUの招待を受けて、8月29日、ブリュッセルに赴き、ギムニヒ会議に出席するだろうと語りました。

ケチェリ報道官は、トルコはこの招待を、トルコとの対話を求めるEUのポジティブな試みと見ると強調しました。「われわれはこの一歩が、2019年7月15日、EU外交委員会が下した決定をくつがえす基盤になることを願っています」

EUは東地中海におけるトルコとギリシアの衝突のためにトルコに制裁を科し、トルコ政府との政治的対話を制限しました。最近、2019年の決議に起因する障害を乗り越える欧州委員会の試みがありましたが、ギリシア・キプロスの反対で進展しませんでした。

「この招待は、地域的・世界的チャレンジに際し、トルコとEUの関係を改善する必要があることをEUが理解したことを示すものです」とケチェリ報道官は言いました。

ギムニヒ会議には、EU27か国の外相と、安全保障と外交問題の代表が集まり、現在の地域的・国際的問題を非公式に討論します。トルコはEU候補国として、2019年までギムニヒ会議に招かれていました。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統のオイルレスリング大会がエディルネで始まった

2024年07月06日 | 文化
7月6日 第663回クルクプナル・オイルレスリング大会が、新たに決まった、歴史上初の予選制で始まりました。

 Hurriyet

ユネスコの無形文化遺産に登録されている歴史的オイルレスリング大会は、今年初めて、リーグ制で行われています。32人のチーフ・レスラーは40人の枠内に入ることが保証されていますが、残りの8人は、サライチ競技場で行われる予選の結果で決まります。

しかし、チーフ・レスラーたちは、新しい予選制に反対して共同声明を出し、修正を要求しています。「われわれは、チーフ・レスラーとして、トルコ伝統レスリング協会(TGGF)が、オイルレスリングの伝統を無視して決めた専断的な予選制に抗議し、伝統を守るために、レスリングをしない決断をしたことをお知らせする」という共同声明が読まれえました。

この問題について、当局は沈黙を守り、7月5日、アタテュルクの記念碑に花輪が捧げられた後、クルクプナル・アー・セイフェッティン・セリムの伝統的な歓迎式とともに、大会の主要なプログラムが始まろうとしています。

歴史的なレスリング競技会は、土曜(7月6日)、夕刻のコンサートの後、試合が始まります。7月7日の大会最終日には、最後の競技が行われ、チーフ・レスラーの最後の競技の後、表彰式が行われます。


トルコはイスラエルの「西岸」居留地拡大の動きを非難

トルコは「西岸」の居留地の合法的占領を承認するイスラエルの計画を非難しました。

 Hurriyet

「一部居留地を合法化し占領している「西岸」に、また新たに住宅建設を認めるというイスラエルの決定は、恥ずべき国際法違反である」と、トルコ外務省は、7月5日の声明で言いました。「イスラエルは平和を成就させる意志がなく、占領を永久的なものにしようとしている」

「われわれは、占領を正常化しようとするイスラエルの試みに対し、道徳的かつ強固な立場をとるべきだと国際社会に呼びかけた」と声明は付言しています。

トルコ外務省のこの声明は「西岸」のジェニン市への、イスラエルの空爆を含む軍事活動の後、出されたものです。「西岸」の居留地を合法化することを目的としたイスラエル財務相の提案を、イスラエル内閣が承認した後、ジェニンでの衝突が起こりました。

「ピース・ナウ」グループが明らかにした建設計画は、未來のパレスチナ国家樹立を阻止するために、「西岸」をイスラエルの支配で固める戦略の一部として、居留地を拡充するための、強硬なイスラエル政府の活動の一環です。


 「ときどきダイアリー」へ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トプカプ宮殿が、毎土曜,夜間も公開されている

2024年07月01日 | 文化
7月2日 国立宮殿局の管理下にあるイスタンブルのトプカプ宮殿が、6月3日から、土曜のみ、夜もオープンしています。

 Hurriyet

トプカプ宮殿は、毎土曜、9時から11時までオープンし、来訪者は2グループに分かれて宮殿を見学できることになりました。

ツアーに参加すれば、「御前会議室(Divan i Humayun)」「皇帝の中庭(kubbealti)」と、第2の庭に位置する時計塔を見学できます。ハレム部分では、「カラアーラルの礼拝室」「カラアーラルの中庭」「妾たちの廊下」「ヴァリド・スルタン(皇太后)の部屋」「スルタンの浴室」「ムラト三世の部屋」「お気に入りたちの部屋」「マベインの中庭」「黄金の道」と、最近公開された「クシュハネ(鳥小屋)の厨房」を見学できます。

トプカプ宮殿第3の中庭にある備品室、聖遺物室、ファティフの屋敷のほか、宝物部も、来訪者に公開されるでしょう。ツアーの参加者は、有名な「カシュクチュ・ダイアモンド(スプーン屋のダイアモンド)」も、「トプカプの短剣」「黄金の玉座」も見られます。

「パビリオンの庭」と呼ばれる宮殿の一番奥の中庭からの眺望は、夜の宮殿ツアーの目玉になっています。夜のツアーの入場料は昼間の入場料と異なります。夜の入場料は、トルコ市民は1000リラ、ツーリストは5000リラになります。


トルコは全国でカボタージ・デー(沿岸航行の日)を祝った

7月1日、トルコ国防省、地方行政、全国のトルコ市民が、トルコが海上支配権を獲得した98周年記念日「カボタージ・デー」を祝賀しました。

 urriyet

「われわれは海洋における、われわれの権利と業務、関心を守りつづけ、誇りをもって、わが輝ける月星の赤い旗を掲げる!」と国防省は声明文で言いました。国防省は、トルコの海上統治権と独立のシンボルとして、この祝日を迎えました。

声明文はまた、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクが言った「海を制し、必要な時、必要な場所へ、必要なものを運べる国に、勝利は来る」という言葉を引用しています。

歴史を見ると、オスマン帝国時代は、沿岸の海運業は、キャプチュレーション条約の下に外国企業が仕切っていました。(キャプチュレーション条約とは、欧州諸国とオスマン帝国の間で結ばれていた、外国居留人に特権を与える条約です。)

しかし、1923年に調印されたローザンヌ条約によって、この条約は廃止されました。その結果、1926年に締結された法によって、トルコの船舶のみがトルコ沿岸を航行できることになりました。トルコの海岸線はアナトリア半島とトラキア半島を横断して8300キロに及びます。

この法は1926年7月1日に有効になったため、それ以来、この日は「カボタージ・デー」として祝われてきました。2007年に、祝日の名は「海とカボタージの日」に変更されました。

フランス語のcabotage に由来する{カボタージ」は、沿岸を航行することを意味します。この日はトルコ全土で祝われ、さまざまなイベントが行われます。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ初のAI講師が行動科学を教える

2024年06月29日 | 文化
6月29日 大学の准教授が設計した人口頭脳人間(AIペルソナ)が、シワス県の大学で行動科学を教え始めました。

 Hurrriyet

シワス共和国大学の准教授セフェル・ダルジュ博士は、多くの進化したAIモデルを使っていますが、デルヤ・アスランと名づけられたAIペルソナを作り上げました。

ダルジュ博士は最もすばらしいAIペルソナの品質について説明し、AIペルソナはコースの内容に従い、発信源に基づいて講義を行うと言いました。

博士はAIペルソナは、将来、トルコの大学に終身在職するかもしれないと力説し、ペルソナが学術チームの一員になるよう学長に要請すると語りました。「しかし、もちろん、講義や、追加コース、その他のために、法的規制を行う必要もあります」と、博士は説明しました。

ダルジュ博士は、「デルヤ博士」の母国語がトルコ語であることの重要性を指摘しました。「人間の姿をしたAIと、トルコ語でコミュニケートできることが、学生たちにとって非常に重要なのです」

ダルジュ博士はまた、AI講師が、将来、教授の称号を持つ可能性もあると強調しました。


ディヤルバクルのアルメニア教会の修復作業が始まる

文化観光省が、南東部ディヤルバクル県の、500年昔の聖サルキス・アルメニア教会の修復作業を開始すると発表しました。

 Hurriyet

6月27日に出された声明で、このプロジェクトは文化観光省と県庁が行うと、ディヤルバクル県は言いました。

2023年2月6日の地震で被害を受けた教会の修復にあたって、会合が催され、トルコのアルメニア人社会のサハク・マシャリヤン総主教も歴史ある教会を視察しました。

昨年の地震によって、トルコ南部で53,000人以上が死亡し、歴史的建造物を含む多くの建物が破壊されました。「このような状態になった教会を見て、胸が痛みます」と、マシャリヤン総主教は、視察と礼拝を終えた後に語り、修復のための協力を地元行政に求めました。

「私たちはベストを尽くします。2,3年後にお会いするときには状況は変わっているでしょう。教会の修復は、この国とディヤルバクルにとって祝福となるでしょう」と総主教は語りました。

「ディヤルバクル記念物・博物館協会」のジェミル・コチ会長は、スピーチで、「私たちは協力する用意があります」と言いました。「私たちはこのプロジェクトのために、役割を果たすことを約束します」

聖ギゴラス・アルメニア教会財団の代表エルギュン・アユク氏は、「これから、私たちは、県と省庁および国内国際社会と篤志家の方々の財政支援によって、このプロジェクトを完成させます」と言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコの学生の留学先はアメリカよりヨーロッパが人気になってきた

2024年03月29日 | 文化
3月28日 トルコの学生たちにとって、以前はアメリカ留学が圧倒的に人気でしたが、最近は経費も手ごろなドイツ留学希望者が増えてきています。

 Hurriyet

最近、イスタンブルで、30か国、200の教育施設が参加して、「IEFT国際教育・キャリア・フェア」が開催されました。フェアには15,000人が訪れましたが、学生たちの選択には大きな変化が見られ、ヨーロッパ、とくにドイツが、アメリカより人気になっていました。

IEFTフェアのディレクター、セリメ・トクオールさんは、この傾向を強調して語りました。「英国とアメリカとカナダはつねに希望者がいますが、近年はヨーロッパ諸国が人気になってきました。これはヨーロッパのほうが授業料が手頃で、また、ヨーロッパの大学は世界的にランクが高いためでしょう。とくにドイツは、戦略的な位置と、授業料無料の公立大学があるために、関心が高まっています」

ヨーロッパ諸国留学を希望する学生の希望が多い分野は、工学、ビジネス、コンピュータ科学、医学です。このフェアには、中国、日本、韓国などのアジア諸国からの参加者も見られ、ヨーロッパの上質な教育と奨学金のチャンスに関心が高まっていることがうかがえました。


   カッパドキアで修復が始まった

トルコの代表的な観光地カッパドキアで、自然の不思議をさらに何千年も守っていくために、4つの「妖精の煙突」の修復作業が始まりました。

 Hurriyet

修復と保護活動は、ネヴシェヒル県ユネスコ世界遺産の「カッパドキア地帯局」の管理下で行われています。緊急に保護が必要なものとして、まず最初に、早急な処置が必要と思われる4つの「妖精の煙突」の修復から始まりました。専門家の委員会は、次の段階では、さらに9つの「煙突」の修復を決めています。

「カッパドキア地帯局」のビロル・インジェジキョズ局長は、科学的な方法を使って、これらの地形を安全に守る包括的なプロジェクト計画を語り、このプロジェクトは重要な文化遺産を守るためだけでなく、生命や資産のリスクを守るものでもあると付言しました。

「私たちは、この地域のユニークな資産価値を次なる世代に移譲し、その生命を延長させ、生命と資産の危険を阻止するために、科学的方法によって決められた保護対策を行います」と彼は言いました。

修復過程には、綿密な記録作業や、新しい岩山の認定、煙突内のスペースの分離のような構造上の問題への対処などがあります。インジェジキョズ氏は、「煙突」の寿命を確保するためには、綿密な科学的処置が必要だと強調しました。この作業によって、「妖精の煙突」の寿命は何千年も延びるだろうと、彼は言いました。

修復が完了したら、国内外のツーリストたちは安全な環境で、若返った「煙突」を探検できるだろうと、インジェジキョズ氏は言いました。「カッパドキア地帯局はこの地域の文化・自然遺産を保護し、次の世代へ移譲することを託されています」


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする