トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

海賊に攻撃された貨物船の船員の中の3人が帰国

2021年01月31日 | 国際
1月31日 海賊の攻撃を受けた貨物船で生き延びた3人のトルコ人船員が、1月30日朝、トルコに帰ってきました。

 Hurriyet

第4キャプテンのフルカン・ヤレンさん、主任技師のイルハン・シュハ・タトゥルギュルさん、エンジン・ルームの機関員バハドゥル・イエシルアランさんの3人はイスタンブル空港に到着し、悲惨な体験を語りました。

ヤレンさんは攻撃を受けたとき、脚にけがをしたと話し、エルドアン大統領、メヴリュト・チャウシュオール外相、アディル・カライスマイル運輸インフラ相が、彼らを案じてくれたことに感謝しました。

「他の仲間たちができるだけ早く家族の下へ帰れることを願います」とヤレンさんは言いました。「私たちは安全扉を閉ざして助けを待ちました。彼らは私たちを分けました。海賊が何人いたかはわかりません。彼らは仲間たちを連れ去りました。私たちは船を安全な場所に移動させました。私たちは当局に必要な情報を話しました。家族に会えて、とても幸せですが、1人の仲間を失ったのは、とても悲しいことです」

タトゥルギュルさんは「攻撃中、私たちは操舵室に閉じこもりました。海賊たちはホラー映画のように、ドアを射撃しました」と語りました。「彼らは大きなハンマーで何時間も扉をたたきました。6,7時間もたたきつづけていました。アゼルバイジャン人の友人はその時、亡くなったのです」

「私は高いところから落ちて、軽いけがをしました。彼らは仲間たちを連れてゆきました。私は隠れていて、見つかりませんでした。その後、彼らは負傷した2人を残して、逃げていきました」とタトゥルギュルさん。

「運悪く、15人の仲間が捕まりました。会話はほとんどありませんでした。私たちはこれ以上話して、仲間の家族を動揺させたり心配させたくありません」と、イエシルアランさんは言いました。

先週の海賊の攻撃で、貨物船モザート号の19人のクルーの中の15人が誘拐され、アゼルバイジャン国籍の1人が殺害されました。攻撃後の日曜、モザート号はポール・ジャンティル近くに錨を降ろしましたが、船上にいた船員は3人だけでした。水曜この船の技術管理をしているイスタンブルのボーデン社が、15人の船員は元気で無傷だと発表しました。

船会社のボーデン社は、1月23日、シージャックされたコンテナ船モザート号の船員たちと連絡が取れたと言いました。


ロックダウンでイスタンブルの大気汚染レベルが低下


昨年のイスタンブルの大気汚染率は、2019年に比して10%減少したと、専門家は言っています。コロナ感染拡大で多くの人がステイホームしたため、大気の質が改善されたというのです。

 Hurriyet

環境・都市化省とイスタンブル市によると、主要な大気汚染の原因である二酸化窒素放出が、イスタンブルで10%減少しました。大気汚染の増加は健康リスクの大きな原因になると、イスタンブル工科大学気象工学部のフセイン・トロス教授は言っています。つ

世界中で大気汚染を減少させるための研究と努力が行われているにもかかわらず、「私たちは大気を汚染しづけています」と、とロス教授は言いました。

パンデミックによる大気の質の向上
コロナ・パンデミックで、トルコを含む世界中の国々が、感染を阻止するための対策を行っています。「そのため、人びとの活動は劇的に低下しました。ウイルス対策を強化した昨年の4月5月と11月、イスタンブルの大気汚染は25%減少しました」と、トロス教授は言いました。

「週末で見ると、2020年の大気汚染は、2019年に比して全体で7%減少しています。対策が行われた週末は29%減少し、対策が行われなかった週末は7%の減少でした」と教授は付言しています。

トルコは、昨年、コロナ感染拡大防止のために、週日夜と週末の外出禁止を導入しました。外出禁止は大気の質の向上にもなったのです。「私たちは化石燃料の使用を減らし、環境に優しい再生可能エネルギーの利用を増やさなければなりません。私たちはできるだけ職場の近くに住むべきです。みんなで廃棄物を減らし、資源を有効利用しましょう。対コロナ対策によって、大気汚染を抑制できるのです」とトロス教授は、コロナ対策の厳守を促しています。


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トルコ系ドイツ人の学者がドイツ名門大学の学長に選出

2021年01月29日 | 国際
1月30日 トルコ・オリジンのドイツ人物理学者メティン・トラン氏が、世界有数の大学ゲッティンゲン大学の学長に選ばれました。

 Hurriyet

ゲッティンゲン大学の発表によると、大学の理事会は全員一致で トラン氏 を学長に選び、大学の評議委員会がこの決定を承認しました。

「私を信頼し、選んでいただいて、たいへん嬉しい。コロナ・ウイルスで厳しい条件下で、これを実現してくださった方々に感謝します。一流大学の学長に選ばれることは大きな名誉です」とトラン氏は言いました。

1965年、トルコ系ドイツ人の家庭に生まれたトラン氏は、キール大学で物理学と数学を学び、1993年、博士号を取得。博士課程修了後、アメリカで数年、研究を重ね、1998年、実験物理学で大学教員の資格を取得しました。

2001年、トラン氏はドルトムント工科大学で実験物理学の教授の職を得て、同大学で2004~2008年、物理学部の学部長を務めました。

トラン氏は多くの委員会や顧問団のメンバーですが、専門の出版物のほかに、これまでに4作の平易なノンフィクション科学本を出版しています。


バイデン政権下で活躍が期待されるトルコ系女性たち

3人のトルコ系アメリカ女性が、1月20日に就任したジョー・バイデン大統領政権下で働くことになりました。

 Hurriyet

ブルームバーグ社(世界的金融テクノロジー企業)の公共政策世界本部長だったディデム・ニシャンジュさんは、ジャネット・イエレン新財務長官の首席補佐官になりました。ニシャンジュさんはオバマ政権下で、4年間、米国証券取引委員会で首席補佐官として働いていました。

彼女はまた、2007~2009年の世界的財政危機の後、証券・保険・投資に関する銀行・住宅・都市問題小委員会の上院委員会主任を務めていました。

バイデン政権下で働く次なるトルコ系アメリカ女性は、オズゲ・ギュゼルスさんです。彼女は国防省の法律顧問補に指名されました。カリフォルニアで弁護士として働き、その後、上院軍事委員会に務めていたギュゼルスさんは、世界の名門大学ハーヴァード大とスタンフォード大を卒業しています。

ナズ・ドゥラクオールさんは、アメリカ国務省に任命された初のトルコ系アメリカ人です。彼女は国務省の議会関係の次官補に選出されました。ドゥラクオールさんはオバマ政権下の2015~2017年、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官補(欧州ユーラシア問題担当)の上級顧問を務めていました。


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トルコでワクチン接種を終えた人は150万人を超えた

2021年01月28日 | 国内
1月29日 トルコでコロナ・ワクチンの最初の接種を受けた人の数は、1月20日、150万人に達しました。

 Hurriyet

中国のワクチンによる2週間の集団ワクチン接種キャンペーンで、接種は円滑に行われていると、当局は言っています。保健省のデータによると、トルコでは現在、150万人の人々がワクチン接種を受けました。

トルコは1月14日に集団コロナ・ワクチン接種キャンペーンを始め、一般の人々のワクチンに対する信頼を高めるために、医療従事者や上級官僚が率先して接種を受け、その後、高齢者に接種が行われました。ウイルス感染拡大阻止のため、トルコは先月から、週日の夜と週末の外出禁止を実施してきました。


ナイジェリア沖で攻撃された貨物船の船員15人は全員元気

リベリア船籍のトルコの貨物船「モザート」号は、ガボンのポール・ジャンティルに停泊していますが、船会社「ボーデン社」によると、乗組員15人は全員元気で無傷だそうです(1月26日、28日の頁参照)。

Hurriyet

「2021年1月23日、サントメ沖でシージャックされたコンテナ船モザート号の乗組員と連絡が取れた」と、ボーデン社が発表しました。「ボーデン社とその提携会社は、乗組員の早急な解放を最優先に全力を尽くし、誘拐された船員たちの家族とも密接に連絡を取っている」と船会社は言っています。メヴリュト・チャウシュオール外相は、さらに3人の乗組員がトルコ航空機で帰国するだろうと、1月29日、言いました。

土曜の海賊の攻撃で、貨物船の19人の乗組員のうち15人が誘拐され、アゼルバイジャン人の船員1人が殺害されました。攻撃後、モザート号はポール・ジャンティル近くに錨を降ろしましたが、船上にいる船員は3人だけです。ガボンにいる3人のトルコ人乗組員は元気だと、ガボンの首都リーブルビルのトルコ大使館が言いました。

トルコ政府は誘拐された15人の船員を取り戻すためにあらゆることをしていますが、海賊たちから当局になんの連絡もないと、月曜、チャウシュオール外相は言いました。


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海賊に殺害された船員の遺体がアゼルバイジャンに着いた

2021年01月28日 | 国際
1月28日 ギニア湾で、貨物船上で海賊に殺害されたアゼルバイジャン人乗組員の遺体が、1月27日、アゼルバイジャンに着きました(1月26日の頁参照)。

 Hurriyet

ファルマン・イスマイロフさんの遺体は、ガボンの首都リーブルビルからイスタンブルに空輸され、その後、トルコ航空機でアゼルバイジャンの首都バクーに送られました。アゼルバイジャン外務省のレイラ・アブドゥライエヴァ報道官は、記者会見で、アゼルバイジャンに遺体を運んでくれたトルコに感謝しました。

土曜日に起こった海賊の攻撃では、貨物船の乗組員19人のうち15人が誘拐され、1人のアゼルバイジャン国籍の船員が殺害されました。攻撃後、リベリアの国旗を掲げたコンテナ船は、日曜、ガボンのポール・ジャンティル近くに錨を降ろしましたが、船上にいるのは、生存する乗組員のうちの3人だけです。

トルコは誘拐された15人のトルコ人船員を取り戻すために、できることはなんでもしていますが、海賊はトルコ政府になにも連絡してこないと、月曜、チャウシュオール外相は言いました。


「ウイルス感染はまだ警戒レベルで停滞している」保健相


最近の1日のコロナ感染者数は、5000~7000人で停滞しているが、まだ懸念される状態です」と、ファフレッティン・コジャ保健相は言いました。トルコではすでに140万人以上の人々がワクチン接種を受けています。

 Hurriyet

「私たちは対ウイルス規制のおかげで、感染を大きく減らすことができました。しかし、最近は、1日に5000から7000人の感染が報告され、心配されます」と、コジャ保健相はツイッターに書き、人びとに人ごみには行かず、マスク着用やソシアルディスタンスのような規則を厳守するよう促しました。

2020年12月初旬、トルコは3万人以上の感染を記録しました。感染数の急増に直面し、政府は週日夜の外出禁止や週末の完全ロックダウンなど、一連の規制を導入しました。対ウイルス対策の一環として、レストランやカフェはいまもデリバリーとテークアウトの営業しか許可されていません。

集団ワクチン接種と規制の併用で、何か月か後には、わが国に小康がもたらされるだろうと、専門家は言っています。トルコは1月14日、接種計画の実施を始めました。中国から届いたワクチンは、すでに医療最前線で働く人々と80歳以上の人を含む140万人に接種されました。

中国の製薬会社シノヴァク社が開発したワクチン650万回分が、1月25日届きました。政府は3月第1週までに、1200万人の人々にワクチン接種をすることを目標にしています。メディアによると、さらに1000万回分のワクチンが2週間以内にトルコに届くと期待されます。

接種の次のラウンドでは、65歳以上の人々と、教師、軍隊、警官が、3月初旬までに接種を受けるでしょう。接種の予約をする必要があります。ワクチンは28日おいて2度接種されます。

「トルコは非常に効率的な方法でワクチン接種計画を行っている」と、世界保健機構(WHO)のハディル・ベルディクリシェフ・トルコ代表が、デミルオレン・ニュースに語りました。トルコ当局は接種プログラムのための準備を迅速巧みに行ったと、彼は言い、ワクチン接種を受ける人はWHOの勧めに従って優先されると付言しました。


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EUとアメリカがトルコとギリシャの会談再開を歓迎

2021年01月26日 | 国際
1月27日 アメリカとEUは1月25日、ほぼ5年ぶりのギリシャとトルコの会談の再開を歓迎しました。会談は東地中海とエーゲ海のエネルギーと境界問題の解決を目的としています。

 Hurriyet
ドルマバフチェ宮殿で行われたトルコ・ギリシャの予備会談


「アメリカは、今日、イスタンブルでギリシャとトルコの予備会談が再開したことを歓迎する」と、アメリカ国務省のネド・プライス報道官がツイッターで言いました。「わが国は東地中海の緊張緩和のための努力を支持する」とプライス報道官は付言しています。

会談は1月25日、イスタンブルのドルマバフチェ宮殿で行われました。トルコの外交ソースは、会談では、前回の交渉で討議された問題、最近の進展状況、次のアテネで開かれる会談までにとるべきステップなどが討議されたと言っています。

EU外相らとの会談後の記者会見で、EUのジョセップ・ボレロ外務上級代表は、予備会談の再開を、対話と協力を進め、まとめるための重要なステップと呼びました。ボレロ代表はまた、昨年のEUとの緊張を鎮静させるための、トルコ政府の重要なメッセージと姿勢を賞賛しました。

「両国のリーダーは、問題を共有し、よき隣国関係のために協力する、よい方法を探求すると約束した」と、ボレロ代表は説明しました。「われわれは両サイドを合意に達せしめるために、この勢いをポジティブに利用しつづけることで合意した」

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官はツイッターで、地域の平和と安定の重要性を強調しました。『わが国の大統領の強いリーダーシップの下に、エーゲ海を含めて、すべての問題は解決可能である。われわれは強い意志を持っている。地域の平和と安定はすべての人を利する」と彼はツイッターに書きました。

トルコとギリシャは、2002年から2016年の間に、60ラウンドに及ぶ話し合いを行いましたが、ギリシャ政府の反対で中断されました。1月11日、トルコのチャウシュオール外相は、ギリシャを会談の再開に誘い、トルコは対話と協力と解決を願っていることを示しました。イスタンブル会談は外交的接触の中で、突然、実現しました。


歴史的モスクが3月、礼拝にオープンされる


北西部テキルダー県シャルキョイ地区にある、600年昔のギュゼルキョイ・モスクが、400日間の修復作業を終え、礼拝のためにオープンされると、当局が発表しました。

 Hurriyet

テキルダー市が行ったオスマン時代のモスクの修復には、約240万リラ(325,000ドル)が費やされました。県の文化観光局のアフメト・ハジオール局長は、「ギュゼルキョイ・モスクは、オスマン帝国がトラキア地方を征服した後、初めて建てられたモスクのひとつです」と言いました。

「このモスクは1400年代に建てられたと思われます。壁に記された碑文から、1708年に初の修復が行われたと推測されます」と、ハジオール局長は言いました。「モスクは長い歳月で傷んできましたが、市の支援で必要な修復は終わりました」

14世紀後半、オスマン帝国はトラキア地方を征服すると、アナトリアに住んでいたトルコ人をトラキアに移住させ、定住させる政策を行いました。このモスクはシャルキョイのギュゼルキョイ界隈に定住したトルコ人たちのために建てられたのでしょう。

モスクは縦長の矩形をなし、屋根には木の隅棟があり、北東の角に、バルコニーがひとつだけの尖塔が立っています。モスクの東、南、西は、墓地に囲まれています。


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水不足と戦うトルコは雨水貯留に活路を

2021年01月26日 | 国内
1月26日 ここ数年、降雨量が季節平均以下のトルコは、水不足に見舞われています。その対策として、新築の家には雨連絡を取っています。水貯留システムが設けられることになるでしょう。

 Hurriyet

水不足問題を考慮し、建物の屋根に降る雨水を集めるための「雨水貯留システム」の設置が義務づけられることになるでしょう。建物の地下には、2000平米より広いタンクが設けられます。環境・都市化省がその規則を準備し、官報に発表します。

トルコの水不足問題は、雨水貯留と雑排水の中水処理との実施によって解決されるでしょう。この対策によって、水消費量の40%は節約できると、専門家は言っています。最近の何週間かの雨と雪によって、ダムの水占有率は32%に達しました。


トルコは誘拐された船員ら救出のため西アフリカ諸国と接触中

先週、海賊グループにさらわれた15人の船員たちの救出のために、トルコはナイジェリアの近隣国と折衝していると、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は言いました。攻撃者たちから、トルコにも、船会社にも、まだ身代金要求は来ていません。

 Hurriyet

「わが国はあの地域の諸国や関連組織と接触し、状況を緊密に追っています」と、チャウシュオール外相は1月25日、国会で記者団に語りました。海賊たちはギニア湾の西アフリカ海岸沖で、トルコの貨物船を襲い、アゼルバイジャン人の船員1人を殺害、トルコ国籍の船員15人を誘拐しました。

リベリア国旗を掲げたコンテナ船は、ナイジェリアのラゴス市から南アフリカのケープタウンへ航海中、攻撃を受けました。船はガボンへ向かい、リーブルビルのポール・ジャンティルの沖合に錨を降ろしました。在リーブルビル・トルコ大使は、ガボン当局者らと密接に連絡を取り、ガボン当局は船と船員のために必要な安全処置をとっていると、チャウシュオール外相は言っています。

アゼルバイジャン人の船員の遺体は、トルコ経由でアゼルバイジャンに運ばれるそうです。犠牲になったアゼルバイジャン人の技師ファルマン・イスマイロフさんは、唯一の外国人乗組員でした。チャウシュオール外相はまた、トルコが船員らの救出の協力を依頼している国々について語りました。

「海賊たちは、トルコ政府にも、船会社にも、乗組員の家族にも、連絡してきません」と、外相は言っています。エルドアン大統領とトルコ高官らは、事態を緊密に注視し、誘拐されたトルコ人船員救出のためにはなんでもすると言っています。

海賊たちは船のシステムの大部分を破壊し、残った船員たちが港へ帰れるように、航行システムだけ残しているという報道もあります。


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トルコとギリシャが予備会談の第1ラウンドを始める

2021年01月24日 | 国際
1月25日 5年間の中断の後、トルコとギリシャは1月25日、イスタンブルで、エーゲ海と東地中海に関する問題を話し合うための予備会談の第1ラウンドを始めることになりました。

 Hurriyet

1月11日、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、ギリシャに話し合いの再開を促し、トルコが対話と協力と解決を望んでいることを伝えました。1月20日、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は、ギリシャは“楽観と信頼”によって会談に参加すると応じました。

対談はまた、トルコとEUの関係に貢献する可能性も期待されます。シャルル・ミシェル欧州理事会議長は、1月22日、ブリュッセルでのチャウシュオール外相との会談後、この進展を歓迎すると言いました。あるEUの職員によると、EU理事会のメンバーたちは、「3月にはまたトルコとの関係を討議する。トルコとギリシャ間の予備的会談の再開が進行することを期待する」と言い、キプロス問題にも言及したそうです。

トルコとギリシャの予備会談は、2002年に始まったエーゲ海問題に、公平公正な決着をつけるのが目的です。2016年3月、会談の第60ラウンドの後、ギリシャは会談を中止しました。

今回の会談は海上境界と、この海域の掘削の権利などの争いが焦点になると思われます。東地中海で最も長い海岸線を持つトルコは、ギリシャとギリシャ・キプロスによる海上境界の主張を拒否し、このような過剰な主張はトルコとトルコ・キプロスの統治権を侵害するものだと力説しています。

トルコ政府は昨年、東地中海のエネルギー探査のために、数隻の掘削船を送り、この地域のトルコと北キプロス・トルコ共和国の権利を主張してきました。トルコのリーダーたちは、トルコは、この地域の未解決の問題を、国際法と、よき隣国関係、対話と交渉によって解決したいと願っていると、くり返し力説してきました。


学校の休暇中のコロナ感染拡大を、専門家が警告

3週間の学校の休暇中、都市間の往来が増えて、2020年夏のラマザン明けの休みの時のように、コロナ感染拡大が始まるかもしれないと、「コロナ・ウイルス科学的報告委員会」のテヴフィク・オズリュ氏が警告しました。スキー・リゾートや観光地のホテルは、ほとんど満杯になりかけています。

 Hurriyet

「家は安全です。学校の休暇中はステイホームしましょう」と、オズリュ氏は1月23日、デミルオレン・ニュースを通じて呼びかけました。ブルサの有名なウインター・スポーツ・センターのウルダーのホテル占有率は、学校の休みが始まる時点で90%まで増加しました。

ウルダーのビジネス・オーナーは、スキー場の混み具合について、「1月21日には約2500人の人々が同時にスキー場にいました」と語りました。東部エルズルム県のパランドケン・スキー・リゾートでは、ホテルは70%の占有率です。

「スキー場は人でいっぱいです」と、東部トゥンジェリ県のオヴァジュク・スキー・リゾートで休暇を過ごしている人も言いました。イスタンブル、イズミル、アンカラから近い観光地でも、同様な状況が見られています。

「コロナはもう、あきあき、うんざりです。でも、私たちはステイホームしてパンデミックを止めなければなりません」とオズリュ氏は言い、コロナ第2波のリスクを語りました。「ラマザン明けの休みの後のコロナ感染増加と同様に、私たちは新たなコロナウイルスの波に襲われるかもしれません」

アメリカ、ロシア、インド、ブラジル、ヨーロッパでのコロナ感染数は、対策やロックダウンにもかかわらず、増加していると、オズリュク氏は言いました。「トルコでは、よいペースで、よい方向に向かっていますが、まだじゅうぶんではありません。私たちは安全地点にいるわけではありません」


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魅力的なオスマンの町が“冬の家”として注目されている

2021年01月23日 | 国内
1月24日 木造家屋、モスク、旅籠など歴史的建物で知られるオスマンの村ジュマルクズクは、その美しい眺めで訪れる人を魅了していますが、都会の喧騒を逃れる場所としても注目されてきました。

 Hurriyet

ブルサの中心からたった10キロ、ウルダーの麓に位置するジュマルクズクは、1年中、多くのツーリストが訪れ、冬でもアマチュア写真家や自然大好き派がやってきます。人々は雪の中で小道を歩き、地元の珍味などの贅沢な朝食と一杯のチャイを楽しみます。

写真家やインスタグラム・マニアは、カメラを持って狭い小道を歩きまわります。イスタンブルやブルサなど大都市に住む 人びとには、ジュマルクズクはとくに人気で、彼らはホテルをとり、トルコで最も美しい場所のひとつで、平和と静けさをエンジョイします。

ジュマルクズクは、14世紀から15世紀初頭のオスマン帝国誕生時を反映している村として、2014年、ユネスコの世界遺産に登録されました。昔ながらの石畳の道や、木と日干し煉瓦で建てられた家々は、オスマンの生活様式の最高のサンプルです。

270軒の古い家々や小道が美しいこの村は、近年、テレビや映画でも人気を得て、博物館のほか、270軒の飲食店、150戸のお土産屋台もできました。地元の歴史教師のギュヴェン・シャヒンさんは、ジュマルクズクは冬場、訪れるべきだと言っています。

・・・私も行きました。ジュマルクズク大好き>


公共交通機関の規制が高齢者と非公式労働者に打撃


65歳以上と20歳以下の市内公共交通機関を利用することを禁じる対コロナ規制が、非公式な労働者と、あまり裕福でない人々に打撃を与えています。

 Hurriyet

イスタンブルほか数県がコロナ感染拡大を抑制するために導入した規制は、高齢者と年少者の公共交通機関のパス・カードを無効にしています。しかし、この処置は、病院に行くのに他に交通手段のない人々や、家事手伝いのような非公式の仕事をしている人々を困惑させています。

この規制はまた、子供を連れて移動しなければならない親たちや、身障者に付き添う親族にも影響を与えています。「私たち年寄りは頻繁に医師を訪ねます。私も夫も、健康上のいろんな問題を抱えています。病院へ行きたいのに、規則のために行かれません」と、70歳のゼフラ・カラさんはミリエット紙に語りました。

子供のいる人々も、この規制には苦情を言っています。「この規制は法律違反ですよ。人々の移動する権利を侵害しています」とエスラ・ユルマズさんは言いました。「私たちは小さな子供とバスに乗ります。マイカーの人はいいけれど、車のない人はどうすればいいの?」

2人の子供の母親セダ・カレムさんも同じ悩みです。「入院している母親を見まいに行かなければならないけど、小さな子供を家に置いていくわけにはゆきません」

イスタンブルには、家事手伝い、つまり他家の掃除を仕事にしている女性がたくさんいますが、彼女らもこの規制に困っています。「こういう女性たちは、他の仕事はできません。働きたくても、働けないのです」と家事労働者組合のギュルハン・ベンリ会長は言いました。

「これらの人々は、病人や子供の世話をしたり、家事を手伝っていますが、合法的に働いているわけではないので、就労証明を得られず、従って、公共交通機関を利用できません」とベンリさんは言いました。

イスタンブル知事室は「65歳以上または20歳以下で、合法的に働いている人は、雇用主から雇用証明書をもらえば、公共交通機関を利用できます」と言っています。また、知事室は、規制によって経済的に困窮している人は、ALO VEFA ヘルプラインに電話すれば、必要な調査を行い、交通手段を提供すると言っています。


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レストランのオーナーたちが営業再開のために提案

2021年01月23日 | 国内
1月23日 対コロナ・ウイルス規制で、営業不振に悩むレストランやカフェのオーナーたちが、ビジネス再開のための提案をリストにして、当局に提出しました。

 Hurriyet

コロナ感染拡大抑制のため、政府が導入した対策の一環として、レストランやカフェはテークアウトとデリバリーのみの営業が許可されることになりました。政府の財政支援はあっても、200万世帯の生活を支えている外食産業を営む会社のオーナーたちは、ビジネスを維持するために奮闘しています。デリバリーだけではじゅうぶんな営業ができないレストランは、収入の激減で、賃貸料も払えません。

感染拡大の中、この差し迫った状況に直面しているレストランやカフェのオーナーたちは、ビジネス再開のための提案をしています。“非常に厳しいルール”を設けて、即刻、営業を再開し、ルールに違反した店は営業停止にするという提案もあります。顧客はコロナ・ウイルス感染を追跡するアプリでゲットした「HES」コードを持って、レストランに行きます。

感染リスクを減らすために、外食産業の従業員のワクチン接種を優先させるという提案もあります。レストランのオーナーたちはまた、「衛生ルールを非常に厳しくし、テーブルはソシアル・ディスタンスの規則に従って離し、このルールに違反した者は罰金を科す」ことにしようと、提案しています。


「ワクチン反対派が疑念をひろめているが、科学を信じよう」専門家

保健・医療専門家たちは、ワクチンは、コロナとの戦いでの大きな業績のひとつだと歓迎しています。しかし、ワクチンはウイルス拡大をまちがいなく阻止できるにもかかわらず、ワクチン接種を拒否する人たちが増えてきています。

 Hurriyet

科学に不信感を持つワクチン反対派は、「mRNAワクチンによって、人間の脳にデータやメッセージが送り込まれるかもしれない。ワクチンが遺伝情報を送り込み、ウイルス蛋白質を生産する細胞に作用するかもしれない」と主張しています。

有名なイスラミストの寄稿家アブドゥルラフマン・ディリパク氏は、ワクチンは健康に害があるかもしれないと考える1人で、科学者たちの発見を疑問視し、確証のない主張をしています。トルコは全国的なコロナ予防接種を始めた最初の週に、100万人以上の人々にワクチン接種を行いました。

「もしわれわれが、ワクチンにはリスクがあると査定すれば、最も危険なのはmRNAとシノヴァク社です。査定がひろく行われたら、ワクチンは命の危険があるものとされたかもしれない」と、ディリパク氏は言い、まずコロナがインフルエンザ・タイプのウイルスか、研究室で作られた“生物学的因子”かを確かめることが必要だと付言しました。「mRNAはワクチンではないと彼は言っています。

もちろん、保健省の科学委員会のメンバーたちは、これら根拠のない主張は陰謀くさい論理だと指摘し、さまざまな動機や理由をベースにしたワクチン反対運動が、トルコを含め、世界中にひろがっているが、科学を信じるよう、市民に求めています。

「もしどんなメッセージでも、mRNAによって細胞に送れるのなら、たいていのガンは治って、もうガンは根絶しているでしょう」と委員会のメンバーの1人、メフメト・ジェイハン氏は言い、ワクチン反対運動には科学的根拠がないと力説しました。

「mRNAワクチンは、細胞核ではなく、細胞質に入ることができます。細胞核に入れないのですから、人間の遺伝子に入るなど、問題外です」と、委員会のもう一人のメンバー、セラプ・シムセク・ヤウズ氏は言いました。「反対派の論理を無邪気に信じる人たちは、専門家の声もよく聞いてください」
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もう1人の委員会のメンバー、ヤシム・ヤショヴァ氏は、陰謀的な反対論をすべて否定して見せ、「危害をばらまくようなワクチンは、科学文献には載っていません」と言いました。今年初め、調査会社イプソスが行った調査では、人びとのほぼ45%はワクチン接種を考えていると言い、反対派は24%でした。


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トルコ保健相が駐土ロシア大使と会談

2021年01月20日 | 国際
1月21日 コロナ・パンデミックを考慮し、トルコとロシアが保健分野での協力について話し合ったと、1月19日、トルコのファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet
エルホフ駐土ロシア大使(左)とコジャ・トルコ保健相


「アレクセイ・エルホフ駐土ロシア大使と会談し、保健分野での協力、とくにスプトニクVワクチンについて話し合った」と、コジャ保健相はツイッターで言いました。コジャ保健相は相互協力の受け入れに対してロシアに感謝しました。

保健相はまた、リュウ・シャオビン駐土・中国大使とも、保健省で会談しました。保健相は、トルコのワクチン計画への中国の支援と友情にも感謝しました。「われわれは人類の公益のために協力を続けていくでしょう」と保健相は付言しています。


5グラムのミニ西瓜が商品化

ミニサイズのフルーツや野菜を育てているアンタリヤ県の農業会社エリュスト・タルン社が、重さ5グラムのベビー西瓜を売り出しました。

 Hurriyet

「ベビー西瓜は、見た目は西瓜のようですが、味はキュウリに似ています」と、同社の営業部長ブラク・アクブルトさんは言っています。同社は、アンタリヤ県とブルドゥル県の温室で、特殊な農産物を育てています。ベビー西瓜は1年間の試験生産後、オンラインで売り出されました。

100~150グラム入りのパックが15~20リラ(2~2.7ドル)です。「ベビー西瓜はとても食べやすいので、顧客が増えるだろうと思います」とアクブルトさんは言っています。「青いプラムのように、あとを引いて食べてしまいます。キュウリのような味なので、サラダにも使えるし、ヨーグルトに刻み込んでジャジーキにもなりますね」

べビー西瓜を育てるのは、ふつうサイズの西瓜を育てるより難しいと、彼は強調しました。「わが社は農薬を使いませんし、遺伝子修正もしません」

ベビー西瓜は温室で1年中、生産しているそうです。


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